4.5 バックアップのレプリケーションおよび保持
4.5.6 使用例
ここでは、バックアップをコピーし、それらのバックアップの保持ルールを設定する方法について説 明します。
4.5.6.1 例 1: ネットワーク フォルダへのバックアップのレプリケート
次のようなシナリオについて考えてみます。
コンピュータの完全バックアップを手動で実行します。
コンピュータ上の Acronis セキュア ゾーン 『170ページ 』にバックアップを保存します。
ネットワーク フォルダにバックアップのコピーを保存します。
このシナリオでは、[手動による開始] スキームを使用したバックアップ計画を作成します。バック アップ計画の作成時に、[ロケーション] フィールドで Acronis セキュア ゾーン を指定し、[バック アップの種類] フィールドで [完全] を選択し、[新しく作成されたバックアップを別のロケーションに レプリケートする] チェック ボックスをオンにしてから、[2 番目のロケーション] フィールドで、ネット ワーク フォルダを指定します。
結果:
すぐに入手できるローカル バックアップからコンピュータのボリュームまたはファイルを復元で きます。このバックアップは、ハード ディスクの専用領域に保存されています。
コンピュータのハード ディスク ドライブに障害が発生した場合、ネットワーク フォルダからコン ピュータを復元できます。
4.5.6.2 例 2: 保存されたバックアップの期間および合計サイズを制限する
次のようなシナリオについて考えてみます。
コンピュータの完全バックアップを毎週実行します。
1 ヵ月未満のバックアップをすべて保持します。
1 ヵ月が過ぎたバックアップがあっても、すべてのバックアップの合計サイズが 200 GB を下 回っている場合には保存する。
このシナリオでは、カスタム スキームを使用したバックアップ計画を作成します。バックアップ計画 を作成する際、完全バックアップの週単位スケジュールを指定します。[アーカイブのクリーンアップ] で、[保持ルールの使用] を選択します。
[保持ルール] で、[次より古いバックアップ:] チェック ボックスおよび [次のサイズを超えるアーカ イブ サイズ:] チェック ボックスをオンにして、それぞれに [1 ヵ月] と [200 GB] を指定します。
[指定した条件が満たされている場合:] で、[最も古いバックアップを削除する].を選択します。
[OK] をクリックします。[保持ルールの適用] で、[バックアップ後] チェック ボックスをオンにしま
す。
結果:
合計サイズにかかわりなく、1 ヵ月未満のバックアップが保持されます。
1 ヵ月が過ぎたバックアップが保持されるのは、(経過期間を問わず)すべてのバックアップの 合計サイズが 200 GB を超えていない場合のみです。超えている場合、1 ヵ月が過ぎたバック アップの一部またはすべてが、最も古いものから削除されます。
4.5.6.3 例 3. オンライン ストレージへのバックアップのレプリケート
この例では、バックアップするコンピュータに対して、オンライン バックアップのサブスクリプションが 有効になっていることが前提です。
次のシナリオでは、バックアップするデータの量が比較的小さいサイズであることが前提です。 サ イズが大きいバックアップの場合は、このセクションの後半で「オンライン ストレージへの大量の データのレプリケート」を参照してください。
次のようなシナリオについて考えてみます。
時々、コンピュータをローカル フォルダにバックアップする場合。
作成されたアーカイブのコピーを Acronis Online Backup Storage にオフサイトで保管する場 合。
バックアップを開始する時間にかかわらず、インターネット接続への需要が少ない業務時間外 にレプリケーションを実行する場合。
このシナリオでは、適切なバックアップ スキームでバックアップ計画を作成します。 バックアップ計 画を作成する際、[ロケーション] フィールドで、ローカル フォルダを指定します。 [新しく作成された バックアップを別のロケーションにレプリケートする] チェック ボックスをオンにしてから、[2 番目の ロケーション] フィールドで、オンライン ストレージを指定します。
[バックアップ オプション] で、[レプリケーション/クリーンアップの無効期間] 『87ページ 』 を表示し、
業務時間を指定します(たとえば、月曜日から金曜日の 8:00~17:00 など)。
結果:
バックアップ計画が開始されると、データはローカル フォルダにバックアップされます。
バックアップが業務時間外に完了すると、レプリケーションがすぐに開始されます。 それ以外の 場合、業務時間が終わるまでレプリケーションは延期されます。
注意: オンライン ストレージでは、元のロケーションで保存されている種類にかかわらず、アーカイブの 2 回 目以降のバックアップは常に増分になります。 したがって、オンライン バックアップ サブスクリプションのた めに、記憶域スペースが効率的に使用されます。
オンライン ストレージへの大量のデータのレプリケート
100 GB 以上のデータをバックアップする予定の場合、最初のバックアップの作成の際、物理ハー
ド ドライブを使ってオンライン ストレージに送付することをお勧めします。 このオプションは、オンラ イン バックアップ サブスクリプションとは別に購入できる初期シード サービスで提供されます。
地域によっては初期シード サービスが使用できないことがあります。詳細については、こちらをク リックしてください。 他の管理ビュー([ダッシュボード]、[エージェントがインストールされているコン ピュータ]、[バックアップの計画およびタスク])で項目を選択している場合、問題の項目のログ エン トリが既に入力されている [ログ] ビューを開くことができます。したがって、ログ テーブルのフィル タを自分で設定する必要はありません。
表示 アクション
ダッシュボード [作業履歴] セクションで、縦棒グラフの特定の日を右クリックしてコンテキスト メニュー を表示して、選択した日の [ログ] ビューに移動することができます。指定した日付でフィ ルタ処理されたログ エントリが既に入力されている [ログ] ビューが表示されます。
エージェントがイン ストールされている コンピュータ
1 つのコンピュータまたはコンピュータのグループを選択して、[ログ] をクリックします。
[ログ] ビューに、選択したコンピュータまたはグループに関連するログ エントリの一覧 が表示されます。
バックアップの計画 およびタスク
バックアップ計画またはタスクを選択して、[ログ] をクリックします。[ログ] ビューに、選 択したバックアップ計画またはタスクに関連するログ エントリの一覧が表示されます。
それ以降のバックアップでは、元のデータへの変更のみがオンライン ストレージに送信され、ネット ワーク トラフィックには大きな影響が出ないようになります。
このシナリオでは、初期シード スキームを使用したバックアップ計画を作成します。 バックアップ計 画を作成する際、[ロケーション] フィールドで、ローカル フォルダを指定します。 この指定では、送 信するハード ドライブ上のフォルダを指定できます。 詳細については、「初期シードの実行方法」を 参照してください。
ハード ドライブを送信した後で、注文ステータスが [データ アップロードが完了しました] になった ら、バックアップ計画を編集します。 バックアップ スキーム、転送先、レプリケーションの設定を、こ のセクションで前述した設定に変更します。
アップデートされたバックアップ計画では、バックアップが作成され、業務時間外にオンライン スト レージにレプリケートされます。