8.4 格納域で実行可能な操作
8.4.4 アーカイブとバックアップの削除
[バックアップの削除] ウィンドウには、格納域ビューと同じタブが表示されますが、それぞれのアー カイブとバックアップに対するチェックボックスも表示されます。削除するように選択したアーカイブま たはバックアップのチェックボックスはオンになっています。削除するアーカイブまたはバックアップ を確認します。他のアーカイブとバックアップを削除する必要がある場合は、それぞれのチェック ボックスをオンにして、[選択項目を削除] をクリックし、削除を確定します。
増分バックアップまたは差分バックアップのベースとなっているバックアップを削除した場合 の動作
アーカイブの一貫性を保持するために、2 つのバックアップが統合されます。たとえば、完全バック アップを削除するが、次の増分バックアップは保持するとします。バックアップは 1 つの完全バック アップに結合され、そのバックアップに増分バックアップの日付が付けられます。チェーンの中間か ら増分または差分のバックアップを削除すると、結果として残されるバックアップの種類は増分にな ります。
統合は削除の 1 つの方法に過ぎず、削除に代わる手段ではないことに注意してください。統合し た後のバックアップには、削除されたバックアップ内には存在していて、保持された増分バックアップ や差分バックアップには存在していなかったデータは含まれません。
統合中に作成される一時ファイルのために使用される格納域には、十分な領域が必要です。統合 によって作成されるバックアップには、常に最大限の圧縮が適用されます。
9 ブータブル メディア
ブータブル メディア
ブータブル メディアは、物理メディア(CD、DVD、USB フラッシュ ドライブ、またはコンピュータの
BIOS によってブート デバイスとしてサポートされるその他のリムーバブル メディア)です。ブータ
ブル メディアを使用すると、オペレーティング システムを使用せずに、任意の PC 互換コンピュー タから Linux ベースの環境または Windows プレインストール環境(WinPE)を起動して、Acronis
Backup & Recovery 11.5 エージェントを実行できます。ブータブル メディアは次の状況で最も多く
使用されます。
起動できないオペレーティング システムの復元
破損したシステム内に残存するデータへのアクセスとバックアップ
ベア メタル状態のディスクへのオペレーティング システムの配置
ベア メタル状態のディスクへのベーシック ボリュームまたはダイナミック ボリュームの作成
サポートされていないファイル システムを使用しているディスクのセクタ単位のバックアップ
アクセス制限、アプリケーションの実行による連続的なロック、またはその他の原因のためにオ ンラインでバックアップできないデータのオフライン バックアップ
コンピュータは、物理メディアを使用するか、Acronis PXE サーバー、Windows 展開サービス
(WDS)、またはリモート インストール サービス(RIS)からネットワーク ブートを使用して、上記の 環境で起動することができます。アップロードされたブータブル コンポーネントを含むこれらのサー バーは、ブータブル メディアの一種と考えることもできます。同じウィザードを使用して、ブータブル メディアを作成したり、PXE サーバーまたは WDS/RIS を設定できます。
Linux ベースのブータブル メディア
Linux ベースのメディアには、Linux カーネルを基にした Acronis Backup & Recovery 11.5 ブー タブル エージェントが含まれています。このエージェントは、ベア メタル状態のディスクや、破損し ていたりサポートされていないファイル システムを使用しているコンピュータを含め、任意の PC 互換ハードウェアから起動でき、操作を実行することができます。この操作は、管理コンソールを使 用して、ローカルでまたはリモートから設定および制御できます。
PE ベースのブータブル メディア
PE ベースのブータブル メディアには、Windows プレインストール環境(WinPE)と呼ばれる最小 限の Windows システム、および Acronis Backup & Recovery 11.5 エージェントをプレインス トール環境で実行できるように変更された、WinPE 用 Acronis プラグインが含まれています。
WinPE は、異種のハードウェアが混在する大規模な環境では、最も便利なブータブル ソリュー
ションであることが証明されています。
利点:
Windows プレインストール環境で Acronis Backup & Recovery 11.5 を使用すると、Linux ベースのブータブル メディアを使用するときに比べ、より多くの機能を利用できます。PC 互換 ハードウェアを WinPE で起動すると、Acronis Backup & Recovery 11.5 エージェントだけで なく、PE コマンドと PE スクリプトおよび PE に追加したその他のプラグインも使用できます。
PE ベースのブータブル メディアを使用すると、特定の RAID コントローラのサポートや
RAID アレイの特定のレベルのみのサポートなど、一部の Linux 関連のブータブル メディア
の問題を解決できます。WinPE 2.x 以降をベースとしたメディアを使用すると、必要なデバイス ドライバを動的に読み込むことができます。
制限事項:
バージョン 4.0 より前の WinPE ベースのブータブル メディアは、Unified Extensible
Firmware Interface(UEFI)を使用するコンピュータでは起動しません。