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作成されるガイドラインの内容

III. 自由回答

1. 作成されるガイドラインの内容

(1) ひな形

複数のケースに分けてひな形を提示いただき、総じて大学の権利維持負担が低減されるものが好ましいと 思われます。

成果の取り扱いについてどのような契約上の考え方があるかの解説、秘密情報の管理についての解説、独 禁法及び安全保障貿易管理を含めコンプライアンスについての解説。

(2) ガイドライン作成上の注意

大学の規模により考えが異なると予想される。

ガイドラインが提示されると良いとは思うが、大学側と企業側の双方が納得できるようなガイドラインの策定 は大変な困難さが伴うと思われます。特許法 73 条の改正も視野に入れて、大学の発明がより活かされる ようになるようなガイドラインを望みます。

これまでに生じたトラブルとその回避策に関する事例集は有効だが、ガイドラインで詳細な規定を設けた場 合、逆に交渉の自由度が低くなることが懸念される。

(3) 不実施補償の取り扱い

共有にかかる特許権は、それぞれ実施できるが、大学は企業が特許権を使用できるように支援する側面も ある。不実施補償の正当性を主張できるガイドラインがほしい。

不実施補償について。

(4) TLO の存在意義

産学連携はますます重要と考えるが、大学には産学官連携部門もあり、知財部門もある。そのような中で、

外部機関である TLO の役割が不透明である。企業から見ると使い勝手がよく、公的資金の獲得支援等大 学教育からも一定の評価を得ている TLO が存在意義を認めてもらえるような国の施策が必要と考える。

2. 自由意見

(1) ガイドライン作成上の注意

共同研究や共同出願契約については、大手の大学と中小の大学、大企業と中小企業、それぞれの場合 で様々な契約形態を取る必要があると考えている。一律にガイドラインを作ることに疑問を感じる。

大学における研究成果の公表を一方的に制限する案を提示されますと、研究活動に支障をきたす可能性 が高く、受入が困難となります。

許諾の対象分野を限定する点、企業との交渉が予想されます。

大学の規模により考えが異なると予想される。

(2) 不実施補償について

研究成果について、大学では特許の取り扱いに重きを置く傾向が強いが、ノウハウの取り扱い、特にノウハ ウ・ライセンスによる研究成果の活用を図る必要がある。

不実施補償に起因する問題に関しては、実際に企業と交渉する中で、時には激しい対立の要因になる非 常に複雑な問題と考えています。

実施料額の問題だけでなく、出願権利化費用の負担や企業が有する独占実施・非独占実施の選択権な

どいろいろな組み合わせがあり、それにより新たな対立軸が生まれるなど簡単には解決できそうにないと感 じています。

企業は特許法 73 条の文言どおりの適用を求めてくるが、それは理解できる反面、不実施機関である大学 は一方的に不利益を迫られる場合も多いと思われます。

「不実施補償=大学のエゴ」という認識が一人歩きしている面もありますが、共同研究の目的とは何なのか、

共同研究により企業と大学がそれぞれ何を提供し何を得られるのかを、原点に遡って不実施補償という概 念が生まれた背景まで考え直さなければ、真の WIN-WIN の産学連携は出来ないと考えております。

資料Ⅲ

アンケート調査(企業向け) 単純集計結果

企業向けアンケート結果

I. アンケート調査実施概要 1. 調査対象

JIPA 加盟企業:935 社

大学と共同して特許を出願している企業:476 社

産総研・理研ベンチャー:73 社

2. 配布回収・集計状況

配布・回収状況は以下のとおり。

回収/配布数(回収率):461 者/1,484 者(31%) うち、大学等との共同研究の実績がある者:380 者

3. 調査実施期間

平成 27 年 9 月 14 日(月)~30 日(水)

II. 回答者の属性

回答者の属性 回答数 回答率 大企業 334 88%

中小企業 46 12%

総数 380 100%

III. 単純集計結果