第 5 章 CPTOP2 を用いた照明環境評価実験
5.3 実験結果
5.3.2 主観評価
ねむけ感
0.0 1.0 2.0 3.0 4.0 5.0
朝 昼前 昼後 夕方
不安定感
0.0 1.0 2.0 3.0 4.0 5.0
朝 昼前 昼後 夕方
不快感
0.0 1.0 2.0 3.0 4.0 5.0
朝 昼前 昼後 夕方
だるさ感
0.0 1.0 2.0 3.0 4.0 5.0
朝 昼前 昼後 夕方
ぼやけ感
0.0 1.0 2.0 3.0 4.0 5.0
朝 昼前 昼後 夕方
標準Ⅰ
サーカディアン 標準Ⅱ
図 5.10: 自覚症しらべの結果(全被験者平均値)
ねむけ感
0.6 0.8 1.0 1.2 1.4 1.6
朝 昼前 昼後 夕方
不安定感
0.6 0.8 1.0 1.2 1.4 1.6
朝 昼前 昼後 夕方
不快感
0.6 0.8 1.0 1.2 1.4 1.6
朝 昼前 昼後 夕方
だるさ感
0.6 0.8 1.0 1.2 1.4 1.6
朝 昼前 昼後 夕方
ぼやけ感
0.6 0.8 1.0 1.2 1.4 1.6
朝 昼前 昼後 夕方
標準Ⅰ
サーカディアン 標準Ⅱ
図 5.11: 正規化後の自覚症しらべの結果(全被験者平均値)
NASA-TLX
NASA-TLXの結果について、全被験者の実験期間全日程における平均値をタスク
ごとにまとめたものを図5.12に示す。また、図5.13は、環境条件によって各タスクの
NASA-TLXの結果がどのように変化したかをまとめたものである。なお、各被験者の
NASA-TLXの結果の結果については付録B.2に記す。
NASA-TLXスコアからメンタルワークロードの大きいタスクは記憶、数列穴埋めで
あることが分かった。特に、記憶(9)は記憶(6)以外の全てのタスクに対して有意に高
く(p <0.05)、記憶(6)も数列穴埋め以外のタスクに対して有意に高かった。
記憶タスクは、図形の状態遷移を一度に6個または9個覚えなければならず、一度 回答に移ったら覚え直すために戻ることもできないことから心理的負担が非常に大き かったようである。被験者へのインタビューを通してもこの記憶タスクが最も難しかっ たという回答を大多数から得た。
また、数列穴埋めについては、標準条件Iに対して標準条件IIのスコアが有意に低 いという結果を得た(p<0.05)。これは、作業習熟にともない、計算作業中の心理的負 担が減少したためであろう。実際に、被験者にインタビューを行った所、計算作業を 負担に感じるという回答が得られた。また、実験前半では、穴埋め部分の計算をして からその答えに該当する選択肢を選んでいたが、実験後半では、まず最初に選択肢を 見て、桁数や下一桁から明らかにあてはまらないものを消去するという行動パターン を取る被験者が多いこともインタビューで分かった。こうした戦略の確立が心理的負 担の軽減にもつながったと考えられる。
ブロック組立については、標準条件Iに対してサーカディアン条件のスコアが有意に 低いという結果を得たが(p < 0.05)、これも先に述べた数列穴埋めと同様に作業習熟 に伴う心理的負担の軽減と考えられる。
0 10 20 30 40 50 60 70 80 90
語句並べ替え(5) 語句並べ替え(6) ブロック組立 数列穴埋め 記憶(6) 記憶(9) 伝票分類
NASA̲TLXポイント
* *
* : p < 0.05
*
*
図 5.12: NASA-TLXの環境条件ごとの結果(全被験者の平均値)
0 10 20 30 40 50 60 70 80 90
語句並べ替え(5) 語句並べ替え(6) ブロック組立 数列穴埋め 記憶(6) 記憶(9) 伝票分類
NASA̲TLXポイント
標準Ⅰ サーカディアン 標準Ⅱ
* * *
* : p < 0.05
図 5.13: NASA-TLXの結果(全被験者の平均値)