• 検索結果がありません。

中山間地域における柱となる所得の確保 2 中山間地域等における持続可能な農村づくり

ドキュメント内 熊本県食料・農業・農村計画(案) (ページ 79-83)

第1章 目指すべき姿の実現に向けた取組み各 論

① 中山間地域における柱となる所得の確保 2 中山間地域等における持続可能な農村づくり

- 74 -

業振興プロジェクトチームにより重点的に支援します。

・新たな産地を育成するため、農地の集約化や基盤整備、小規模でも収量の確保が可能 となるハウス等の施設整備、小ロット流通ルートの整備を進めます。

[目標]

指標名 基準年

(H26)

目標年 (H31)

参考年 (H37) 中山間地域農業振興プロジェクト

・地域における農業ビジョン策定地区数

(地区)

・販売額向上やコスト低減による所得向上 地区数(地区)

0 0

11 11

22 22

- 75 -

中山間地域では、傾斜地に農地が存在し、整備費が割高となり、将来への投資に踏み出 せない農家も多いため、基盤整備は平坦地に比べ遅れています。そのため、高齢化により 農地を貸したい人は増えているものの、農地集積も進んでいません。

このような中、生産性の効率化と農業所得の向上に向けて収入の柱となる作物の導入等 を進めるためには、基礎となる基盤整備が不可欠であり、地元農家のニーズに応じたきめ 細かで、かつ地域資源を生かした整備を進めていきます。

また、基盤整備を契機とした農地集積、農地中間管理事業の活用などを進めながら、樹 園地を含む中山間地域での農地集積の促進を図ります。

1 きめ細かな基盤整備の推進

・地域の特性に応じた営農が展開できるよう、また、地形条件に応じた区画形状、耕作 道の整備など整備水準の弾力化を図るとともに、農家のニーズに応じたきめ細かな基 盤整備を推進します。

・地域に適した作物への転換、施設園芸などの導入や、農地中間管理事業を活用した担 い手への農地集積、法人経営・地域営農などによる効率化・低コスト化に対応した基 盤整備を進めます。

・棚田など急傾斜の農地にあっては、農業者の自力施工も活用することで、農家負担を 軽減できる小規模な基盤整備や、生産性と自然環境、景観などの多面的機能の双方に 配慮した農業者の自由な発想による基盤整備を支援します。

2 樹園地を含めた中山間地域ならではの農地集積の推進・支援

・高齢化の進展により担い手が不足しているため、地域外からの担い手確保も見据えた 地域での話し合いや、農家負担を最大ゼロにまで軽減できる県独自の基盤整備事業等 の支援策を活用、また、農地中間管理事業等も活用しながら、農地集積と担い手の確 保・育成を一体的に推進します。

・特に、園地が分散している樹園地においては、小規模な基盤整備を実施しながら担い 手への園地集積と併せて地域全体の基盤整備へつながるように推進します。

・また、地域内にとどまらず隣接地域等を含めた栽培作物等に適した農地を確保できる よう、市町村、JA、農業委員会、農地中間管理機構等との連携を図り、認定農業者、

農業生産法人、集落営農組織、企業など地域の実情に応じた多様な担い手への農地集 積を推進します。

3 条件不利地の活用を図る肉用繁殖牛等放牧の推進

・阿蘇地域の草地放牧や、水田・畑地、未利用地等を活用した熊本型放牧による生産コ スト削減を図ります。そのため中山間地域などの耕作に不向きな条件不利地も含めた

取組方針(目指す姿)

具体的な方策

(1)中山間地域における収入の柱づくりと担い手づくり

②中山間地域における農地基盤整備と集積による基盤強化

2 中山間地域等における持続可能な農村づくり

- 76 -

肉用繁殖牛等の放牧利用を推進するための条件整備を進めます。

[目標]

※1 過疎、山村等の 5 法指定地域で主傾斜が 1/100 以上の農地で実施する事業

※2 農地集積加速化事業で市町村(集積促進地区)、県(樹園地地区)が指定する地区

(H28~)

指標名 基準年

(H26)

目標年 (H31)

参考年 (H37) 中山間地域総合整備事業等※1における圃場整備

の完了工区数(工区)

中山間地域における集積促進地区と樹園地地区 数(地区)※2

36 35

66 35

- 77 -

中山間地域の豊かな自然、祖先から受け継いだ生産基盤、社会経済などの諸条件を最大 限に活用し、農産物の販売収入に加え6次産業化、都市との交流、地域資源の活用などの 取組みや林業等を組み合わせた複合経営の育成により、農業・農村を支える担い手の確保 を図ります。

個々の担い手に加え、世代を超えて暮らし続けられる地域づくりも併せて行う地域営農 組織の育成を図ります。

また、JAを中山間地域の重要な担い手として位置付け農業参入を推進するとともに、

新規就農者、積極的に規模拡大を図る農業者や農業法人、農業参入企業など地域外からの 担い手の受け入れを推進します。

1 所得の確保を通じた担い手の確保

(1)農業所得の確保を通じた担い手の確保

・小面積でも収益性の高い施設園芸の導入を進め、これを基幹収入とした担い手を育成 します。

・地域の特性を生かした作物として、草地資源等を生かした畜産、地形や気候を活かし た果樹や茶、冷涼な気候や清らかな水を生かした特別栽培・有機栽培などにより、生 活の柱となる農業所得の確保を図る担い手を育成します。

(2)地域に存在する資源や可能性を所得につなげる取組みを通じた複合的収入を中心と した担い手の確保

・尐量でも特徴ある農産物の生産、直売施設からの小ロット販売、薬用作物、業務需要 向けの一次加工や直売所向けの農産加工品の開発・生産など生産した農産物の付加価 値向上に向けた取組みを食品関連産業との連携も視野に入れながら推進します。

・都市と農村の交流人口の拡大の中で、農産物直売所での販売拡大、農家民宿、農家レ ストラン、観光農園など、農村の豊かな環境や食文化、農業体験を通じた所得向上を 図ります。

・地域に豊富に存在する森林・林業への短期就業、特用林産物の生産、捕獲鳥獣の食肉 利用拡大に向けた環境整備、空き牛舎を活用した担い手育成など、地域に存在する様々 な可能性や資源を所得につなげる取組みを推進します。

・日本型直接支払制度を活用し、農業・農村の多面的機能の維持・発展のための地域の 共同活動や営農活動への支援に取り組みます。

取組方針(目指す姿)

具体的な方策

(1)中山間地域における収入の柱づくりと担い手づくり

③ 中山間地域における担い手確保対策

ドキュメント内 熊本県食料・農業・農村計画(案) (ページ 79-83)