「プロセプト的見方ができる(O)」生徒,「プロセプト的見方ができるともできないと も言えない(△)」生徒,「プロセプト的見方ができない(×)」生徒別に,計算問題(問題
□と問題回)と文章題(問題国)の正答数(正答率)を比較してみることにした。
表15は,その分析表である。なお,表中の※は,計算過程において「プロセプト的見方」
を行った生徒の割合を示し,*は,解答の中で3n+1をひとまとまりとして利用した生徒 の人数を表している。
この表15によると,「プロセプト的見方」ができる生徒は,計算問題の平均正答数は6 問中3.37問であるが,「プロセプト的見方」ができない生徒の平均正答数は2.27問しかな いことが分かる。
次に,計算過程において,「プロセプト的見方」を利用した解法を行った生徒の割合を
答である。()内のx+100をひとまとまりとして見ることによって,和と差の公式が利 用でき,計算が簡単に行われていることが分かる。
《x十100十2》(x十100−2》
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図18.「プロセプト的見方」を利用した解答
(x十100十2》(x十100−2)
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図19.rプロセプト的見方」を利用しない解答
図19は,同問題において,解法の中で「プロセプト的見方」を利用しなかった生徒の解 答である。括弧を外すために,一っずつ展開していることが分かる。この問題を間違えた 生徒の多くは,図19のような解法を利用しており,その複雑な計算過程の途中でのミス が目立った。計算過程の中で「プロセプト的見方」を行った生徒は,前者が11.3%である のに対して,後者は2.1%しかなく,「プロセプト的見方」ができる生徒の方ができない生 徒より解答の中で「プロセプト的見方」を利用した解法を使っていることが分かった。
次に澗題国(以下マッチ棒の問題と呼ぶ)の解答より,文章題とrプ・セプト的見
方」との関連を調べてみた。この問題の正答率を見ると,「プロセプト的見方jができるさて,生徒は実際にどのような解答を行っているのか,実際の解答を見てみる。(図20,
図21)
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図20,3n+1をひとまとまりとしてみた解答
一へ、\ノー一〜一一ノ
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2w嚇耀γ幟脇ご べ麟汽(毒)
ろ勲マ1左嬬・1嬉相緬ぞ(琴h相卸憶。
図2L新たなパターンを作って解いた解答
図20は,解答の中で,正方形n個のマッチ棒の本数3n+1(本)をひとまとまりとして利 用した生徒の解答である。図21は,正方形n個のマッチ棒の本数を求める方法を参考に
して,新たにパターンを作って解いた生徒の解答である。解答の中で,正方形n個のマッ チ棒の本数3n+1(本)をひとまとまりとして見て利用することができた生徒は,「プロセプ
以上澗題国において,rプ・セプト的見方」ができる生徒とrプ・セプト的見方」
ができない生徒では,計算問題と文章題において,どのような違いがあるかを分析してき たが,その結果をまとめると,次のようになる。
「プロセプト的見方」ができる生徒は,「プロセプト的見方」ができない生徒
よりも,
① 計算問題の正答率が高い。
② 文章題の正答率が高い。
③ 計算問題の計算過程において,式の一部分をひとまとまりとして処理する 割合が高い。
④ 問題解決場面で与えられた文字式を,次の問題解決に利用する割合が高い。