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一 ‑ 42 ‑一

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3章

 

星光 山荘B遺

Effiso

維含枷 M多Jこ

8表

 

星光 山荘B遺

 

縄文 時代土器属性表 (3)

分があ り、先細 り上 の部分 は内面 に施文 が されている。時期 は、北 陸地方 の縄文前期前葉 の表裏縄文土器 と併行す る時期 の土器 と思 われ る。 出土層 はⅢ層上面である。 出土地点 は調査区南東側 (Ⅲ

R15・ 20)

で、

S K03の

南西側 に多 くの遺物 は集 中す る。

4。 縄文 時代晩期 (図31‑197・ 図版12‑198〜201)

197の 13点は口縁部か ら底部 までの約1/3の口径が出土 している。 口縁部 には

8単

位 の瘤状 の小突起 があ り口縁部文様帯 に

4本

の太 い沈線 が巡 る。胴部 はほぼ縦方向の条痕 が底部 まで施文 されている深鉢土器で ある。縄文晩期氷 正式相 当の土器 である。

198〜201は 同一個体 の深鉢形土器 であ る。197と違 い、 日縁部文様帯 には文様 はない。 胴部 は縦 状 の条 痕文である。 口縁部 は波状 口縁で ある。縄文晩期氷 正式相 当の土器 である。

縄文晩期 の土器 は出土層位 が Ⅱ層 で、

S Q04(Ⅲ S13)・ S Q05(Ⅲ S17)か

ら出土 してい る。

(2)石

(図版32〜図版57、

9表

・第10表)

1.有

茎尖頭器 (丁 P)

本遺跡で は全31点出土 した。 出土層位 はⅢ層中か らである。器形 と大 きさによ り

3分

類 し、更 に小形 の ものは器形 によ り

6分

類 した。

第1類

 

小形化 した もので、石鏃形 に類似す るもの

(1〜

19)

小型 の菱形 で、茎状突起 の発達 しない もの (1・ 2)

返 し明確でな く、茎部が太 い もの (3・

4・

7)

有茎部 の作 り出 しが明確 にな るもの (5・ 6)

基部 に返 しを持 ち、茎部が太 く長 い もの (13・ 14・ 16)

‑ 43 ‑一

Ag An Ch GT Ob Qu Sa Sh SS ST Ts Tu 安 山

凝 砂 片 岩

不 明 器種 合計

AF 28

AH Ax Bo

Ch 233 43

Co Dr ES

Fl 202 27 35

12

68

100

49

GS

24

Ha Ha+Ps Pe Po

Ps

RF 20

Sc 60

TP

UF 38

Wh スタンプ 形石器

原 石

打製石斧 特殊磨石 礫石器

材質合計 64

107

102 48 173

157 32

1272

第9表

 

星光山荘B遺跡

 

材質別器種別石器数表

第3章

 

星光山荘B遺跡

返 しが明確で、細長 い茎部 が付 くもの

(8〜

12)

その他 (15・ 17〜19)

1‑6類

は未製品で はないか と思 われ る。茎部 の作 り出 しや両辺 の剥離 が未完成 の ま ま先端 部 が欠 損 している。

2類  

有茎部 を持つ細身 の もの (20〜22)

側辺 など丁寧 に剥離 され、形状が細身で整 っている。

20は茎状突起 が明確でな く、返 しも明確 でない。21は茎状突起が短 く、茎部 の作 り出 しが明確 である。

22は基部 と先端 の欠損品である。

3類  

大形 の もの (23025)

23は表裏 とも原礫面 を残 し、先端部欠損品である。茎部 の作 り出 しも明確で はあるが側縁の剥離 も粗 く、

未製品の可能性 があ る。

25は先端部欠損品で、側縁 が左右非対称 で、半月形尖頭器 に有茎部がつ く。茎部 の作 り出 しは明確で、

明確 な返 しはない。

石材 は無斑品質安 山岩製19点、黒曜石製

4点

、砂岩製1点、珪質凝灰岩製

6点

、凝灰質頁岩製1点であ る。

2。 槍先形尖頭器 (Po)(24・ 26〜54・ 56・ 57) 尖頭器 は全34点 出土 している。

第1類

 

細身 の もの (24・26〜28)

柳葉状 の槍先形尖頭器 である。24のみが完形 品で、26〜 28は欠損品であ る。24は基部 に膨 らみがある、

下膨 れの柳葉形 であ る。新潟県小瀬 が沢遺跡 の石器 に類似す る (中村孝二郎 1960、 小熊・ 前山 1993)。

26は小瀬 が沢洞窟遺跡 の植刃 に類似す る。尖頭器切断品中間部 の資料 に類似 し、欠損後再加工 されない

AI類

」C/1ヽ熊・ 前 山

 1993 p75)に

分類 され るもの と同類 と思 われ る。本遺跡 において は1点のみの 出土であ り、植刃 と し、報告せず、槍先形尖頭器 の胴部片 と して報告す る。

2類  

ほぼ中央部 に最大幅があ り、第1類よ り身 巾のあるもの (29〜33) 第3類

 

未製品あ るいは欠損品 (34〜54・ 56・ 57)

石材 は無斑晶質安 山岩14点、鉄石英

2点

、砂岩

3点

、珪質頁岩7点、凝灰質頁岩

3点

、珪質凝灰岩5点、 凝灰質頁岩3点出土 している。

3。 石鏃

(AH)(58)

脚部 の一方 と基部 が欠損 している。1点のみの出土品であ り、黒曜石製である。

4。 楔状石器 (Pe)(59・ 60)

59は無斑 品質安山岩製、60は鉄石英製である。 ほかに黒曜石製1点、無斑品質安 山岩1点が出土 してい る。

5。 石錐

(Dr)(61〜

74)

両面加工 の尖頭器状 の石器 を利用 した もの と剥片石器 を利用 した ものに分類 され る。

第 1類

 

両面加工 あるいは尖頭器状 の石器 を利用 した もの (61〜 66)

2類  

剥片 を利用 した もの、他 の石器 の剥片 を利用 した もの (67〜74)

67は局部磨製石斧 の刃部剥片 の転用である。68は尖頭器 の剥片を転用 して石錐 と している。先端部が欠 損 している。74は先端部 が欠損 し、挟 り入 り削器 とし、再加工 された もの と思 われ る。

無斑 品質安 山岩

9点

、鉄石英製

4点

、砂岩

2点

、珪質頁岩製・ 珪質凝灰岩製・ 凝灰質頁岩製各 1点の合 計18点が出土 している。

‑ 44 ‑一

6.掻

(ES)(75〜

83・ 87・ 101・ 110〜112)

本遺跡で は円形 の もの はな く、先刃掻器 の ものが多 く見 られ る (75〜83・

110・

111・ 112)。 形 状 や大 き さは一定 しない。

75・ 76は掻器 としての刃部 とは反対 の部分 が石錐 として加工 されてい る。78・ 79・ 81は打面 を残 して い る。80打面部 を掻器 の刃部 として鈍角 に加工 している。82は形状が三角形 で、底面部分 が掻器刃部である。

83は片側縁 に扶 り入 り削器 の加工 を施 している。

総点数 で14点、石材 は鉄石英製

4点

、無斑品質安 山岩 と珪質頁岩製各2点、玉髄製 と珪質凝灰岩製各3 点である。

7。 削器 (Sc)(84〜86・ 88〜100・ 102〜109・ 113〜124・ 128) 削器全点で60点 であ る。刃部 とな った調整加工 によって

3分

類 され る。

第1類

 

直線的な側縁 に剥離 のあるもの (84・ 85・

86097〜

100・ 102〜106・

108・

113〜

120・ 122・

123) この中で更 に刃部角度でa刃 部 が鈍角 の もの、b刃部 が鋭角 な ものに

2分

類 され る。

刃部 が鈍角 の もの (84・ 85・ 87・97〜102・ 104〜

106・ 116・ 117・ 119・

123)

刃部鋭角 の もの (86・ 95・ 96・

103・ 108・

113〜

115・ 118・ 120・

122)に分かれ る。

84は掻器 (エ ン ドスク レイパ ー

)と

削器 (サイ ドスク レイパ ー

)の

機能 を両方兼 ね合わせたものである。

97〜100・ 102の刃部 は、部分的な扶 りがある。

2類  

扶 り入 り (湾曲状

)側

縁剥離 のあるもの (88〜94・124)

縄文時代草創期 に特徴 的な扶 り入 りの石器 である。刺突具 (有茎尖頭器等

)な

ど柄 の部分を削 る作業や、

骨 の加工 に使用 された と考 え られ る。124は折 れ面 を利用 して いる。

3類  

弧 をなす側縁剥離 のあるもの (95・ 96・

107・ 121・

128)

削器 は総点数60点 で、石材 は無斑品質安 山岩11点、玉髄製16点、珪質頁岩製7点、珪質凝灰岩製17点が 多 く利用 されてい る。

8。 微細な剥離のある剥片

(UF)(131・

133〜135)

総点数38点 で、無斑品質安山岩製 は11点、珪質凝灰岩製12点、黒曜石製

8点

、鉄石英製3点、凝灰質頁 岩製

2点

、珪質頁岩製

2点

である。

9。

2次

加工 のある剥片

(RF)(125〜

127・ 129・ 130)

両面加工石器 に

2次

加工 のあるもの (126・ 127・ 129・ 130)

総点数53点で、無斑晶質安山岩製 は20点、珪質凝灰岩製 は14点、凝灰岩質頁岩製

3点

、珪質頁岩製3点、 黒曜石製

6点

、鉄石英製

4点

、 チ ャー ト製 と砂岩製、頁岩製1点づつである。

10。 舟底形石核 (Bo)(55)

本遺跡で は珪質凝灰岩製 の1点のみである。 甲板部分 は96×29mm。 断面二等辺三角形 で、 甲板面 の両 側辺 と甲板面側か らと底面稜線側か ら調整剥離 が加 え られている。樋状剥離 の痕跡 はまった くな く、 いわ ゆ る舟底形石器 とは異 な る。

11.石

核 (Co)(136・ 137)

総点数

7点

で、石材 は玉髄製1点、安 山岩製

2点

、砂岩製1点、珪質凝灰岩製

3点

である。

凝灰岩製 の

2点

とも角 を持つ礫面 を残す分厚 い扁平 な剥片 を利用 している。本遺跡で は石核 は5点出土 している。

12.斧

形石器

(Ax)(138〜

153)

総点数18点で、石材 は砂岩5点、凝灰質砂岩

8点

、凝灰質砂岩5点である。

斧形石器 には1磨面 のあるもの (局部磨製)、 2磨面 のない ものに2分類 され る。

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