││
第20図
西 岡
A遺
跡全体図 一
‑ 94 ‑一
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│
● 基本土層
│ ,
第 21図
西 岡
A遺
跡遺 構 配 置 図 一
‑ 95 ‑一
(1:40)
第 5章
西岡A遺跡
平成
6年
度 は4月21日か ら12月 9日まで上 越 自動車道分 の面積6,900ピ の調 査 が行 われ た。 その間妙高・野尻 バ イパ ス分 11,000」 も8月 9日よ り同時 に調査 が行 われ た。
平成 7年度 は4月 5日か ら10月20日 まで調 査面積 14,000」 の調査 が行 われ た。
(日誌 抄)
平成 7年 度
5月
9日①区V―
Q
Ⅳ層まで掘 り下げS H21検出4月 5日
重機による表土剥ぎ
作業開始
V― L
縄文〜旧石器上部の検出面を広げる 6日新日本航業基準点測量
Ⅲ層上面検出
11日 S H21022掘
り下げ周辺調査
10日
炭焼跡検出17日
V一 L縄文面での検出終11日
②区重機で トレンチを入れる23日
I― b区落 し穴の半割14日
①区Ⅲ層調査終了25日
I― b区落 し穴2ケ完掘24日
①区炭焼窯完掘②区表土剥ぎ
26日
正一b区落 し穴3ケ完掘SK03004005
27日
①区ブロックの掘 り下げ29日
重機によるⅢ層剥ぎⅣ層よリピット跡多数 5月
31日
正一a区 ピットの半割による調査19日
第3ブロックの検出I一b区
ピットの調査
8月 18日
表土剥ぎ 6月 8日 I―a区、V― L・ V一M区のⅣ層の調査終了31日
第2ブロック拡大13日
空撮空測
9月
4日グリッド設定終了
14日
陥穴遺構7日
グリッド発掘調査16日
野尻湖博物館中村由克さんより指導①落 し穴の
14日
星光山荘からの引越 し始まる 時期②遺物について
22日
国学院小林達雄教授来訪19日
陥穴の調査 (S K30031・2030405) 25日
第3ブロック完掘21日
S K10・ 12013017完掘27日 S H36037検
出22日 S K27028完
掘10月
6日第4・ 506ブロック完掘
23日 S K37038039を
新たに検出12日 S H38検
出27日 I区
の調査終了13日
空撮 7月17日
トレンチを設定 して発掘調査に入る第 1ブ ロッ
20日
作業終了クの調査
(3)調
査結 果 の概 要西 岡
A遺
跡 の出土 遺物 は大半 が 旧石器 時代 の遺物 で あ り、縄文 時代 の遺 物 は早 期無文 土器 が33点、縄 文 土器 1点、 石鏃7点
、特 殊 磨 石1点、 磨 石 1点、S K10か
ら特殊磨石 を礫器 に転 用 した石 器1点
が 出土して い る。
縄文 時代 以 降 の遺構 と して は、土坑 が17基 検 出 され た。1.5m以上 の深 さの あ る もの13基、 そ の他
lm
を超 え る もの
2基
等 陥 し穴 と思 われ る土坑 がV区
に北側 と南側 の低地 に並 んで検 出 され た。南側3基
は断 層 に よ り深 さlm前
後 の と ころで底 部 が西側 に40cmずれ る ことが確認 され た。(4)基
本 層序 (第 4図、 第2表)西 岡
A遺
跡 の層 序 は、貫 ノ木 遺跡 の台地 部 と同様 で あ る。I層 Hue10YR2/3
黒褐色土表土層
が斑に混入
Ⅱ 層 Hue10YRl.7/1黒色土
柏原黒色火山灰層
Ⅳ 層
Hue10YR7/6
黄褐色土粘り有 り
Ⅲ 層
Hue10YR2/2
黒褐色土 Hue10YR5/6黄褐色土Vatt Hue10YR6/6
暗褐色土 Hue10YR4/4褐色粒含 一‑ 96 ‑―
曜 c層
V V
有で堆積蜜
Hue10YR4/4 黒褐色±
lmm径
の粒多量Hue10YR4/6
明褐色土堅 く蜜に堆積
Ⅵ 層 Hue7.5YR5/6 黄褐色土
下部 に行 くに従 い
5mm
径の赤 スコリアを含有
Ⅶ 層 Hue7.5YR4/8 明褐色土
赤 スコ リアの岩
遺 構
第 2節 縄文 時代 の遺構 と遺物
土坑 (図版91〜94、 第21図・ 第22表)
(括弧 内土坑分類 は第16章第3節の分類番号)
土坑 は全体的 に遺構確認 が難 しか った。Ⅶ層以上下面 か ら確認 で きた もの もある。
土坑 は調査 区北側
V区
か ら17基の土坑 が検 出 されている。土坑 の位置 は南北 に2群
に分 かれ るもの と、単独 の ものがあ る。第1ブロ ックは、
V区
北側 (V―L〜
V一M区)に
S K10・38・12・ 13・37・ 36・17
が東西 に並 び、第2ブロ ックは、
V区
南側 (V―Q〜
V―R区 )に
S K05・27・ 03・ 04・ 02・ 29・28640・30・ 02・
31が
東西 に並 ぶ。 また、S K39と S K34が
若干列 か ら外 れ検 出された。本遺跡 には断層 があ り、土坑 がその断層 によって断ち切 られているものや、土坑 の形状が歪 んでいるも のが多 くあ った。断ち切 られているもの として は、S K04・
S K05で
ある。 また大 き く断面 が歪 んでい るものはS K02・ S K03で
、南西方 向 に集 中 している。 また若干歪んでいると推察 され る土坑 は、北東 方 向のS K13・ S K37・S K17で
あ る。本遺跡 の土坑 は形態差 などか ら
6種
類 に分類 され る。遺構 の
種 類 遺構番号 規 模
(m)
深さ(cm)方
向
確 認 面 覆 土の特徴 分類 備
考
SY 5。80×2。20 N― SK01か ら変更
SK 1。10× 0.68 N‑8°
―
E Ⅲ層下面SK
1.11×
0。88 201N‑21°
一
W Ⅲ層下面SK 4 0。96× 0.55 148
N‑21°
―
W Ⅲ層下面SK 1。04×0。80 187 N―O° Ⅲ層下面 Ⅱ層(本自原黒 色火 山灰層)
堆積が確認で きる
底部付近断層より 分断される。
SK 1。10× 0.80 158‑165
N‑14°
―
W Ⅲ層下面SK 1。05×0。90 170
N‑33°
―
E Ⅲ層下面SK 1。10×
1.10
175N‑28°
―
W Ⅲ層下面SK 0。88×0。75
N‑37°
―
E Ⅲ層下面SK 27 1。20×1。00
N‑14°
一
W Ⅲ層下面SK 28 1。16×不 明 170 N‑4°
一
E Ⅲ層下面 SK40と 切り合いSK 29 0.96×0。90 1。86‑
2。15
N‑50°
―
W Ⅲ層下面 SK 30 0。82×0。60 145N‑23°
―
E Ⅲ層下面SK 1。00×0。62 165
N‑20°
―
E Ⅲ層下面SK 34 1。05× 0.75 65‑81 N‑lυ
―
W Ⅲ層下面 SK 361.01×
0.80 180N‑22°
一
W Ⅲ層下面SK 37 0.76× 0.72 101 N‑0° Ⅲ層下面
SK 38 0.80×0。65 115‑135 N‑5°
―
W Va層 土坑上面不明SK 39 1。18×0。53 残 存 部 25
‑44 N‑41°
一
E Ⅶ 層 土坑 上 面不 明SK 40 1。45×不 明 92 N‑5°
―
W Ⅲ層下面 SK28と 切 り合い SK28より新 第22表西 岡A遺跡
土坑属性表
‑97‑
第5章
西岡A遺跡
第 1類 (土坑分類第 1類
)(図
版92)形状 は長方形 あ るいは隅丸長方形 で、深 さは1。
Om前
後 の土坑 であ る。底面 に逆茂木痕 の ピッ トが あ る。底面 が長方形 の ものは)と底面 が楕 円形 の もの6)とに分かれ る。
a類
はS K38と S K39(図
版92)で b類
は
S K40(図
版92)で
あ る。S K40は S K28(図
版92)を
切 って土坑 が掘 られてお り、S K28よ
りも新 しい土坑 である。 したが っ て、b類
は (土坑分類7類 )よ
り時期 の新 しい土坑 と思 われ る。S K38は
断層 の影響 か形態が若干変形 しているが、北方 向 コーナーは方形 であ り、形状は長方形であっ た と思 われ る。S K39は
上面 で遺構 を明確す ることがで きず、Ⅶ層 (赤スコ リア層)に
な ってか ら褐色覆土 の遺構 を 確認 したため、上面 が欠落 している。 したが って、S K38の
土坑 同様 で、深 さlm以
上 の土坑 で あ った と思 われ る。第2類 (土坑分類第
3類 )(図
版94)平面 円形 あるいは隅丸方形 で断面筒型、深 さ0。5〜1。
Omの
浅 めのS K37と S K36(図
版94)が
これ に 類す る。S K37は
断層 の影響で、土坑底部が変形 し、表面 と底面 は隅丸方形 である。S K36は
2つの土 坑が断面か ら観察 され る。北西側 に偏 っている表面楕 円形 で、深 さ0。6mほ
どの不定形 な1つの土 坑 が、深 さのある もうひ とつ の第3類の
S K36を
撹乱 している。第
3類
(土坑分類第4類 )(図
版94)形状 は楕 円形、底面楕 円形 であ る。深 さは
lm以
下 の断面箱型 であるが少 々袋状 にな る部分 のあ る土 坑 である。 この類 はS K34(図
版94)で
底面 に若干 の段がある。第
4類
(土坑分類第5類 )(図
版93・図版94)形状が円形 で深 さ1。5〜
2mの
深 さがあ り、底面 もほぼ円形 の土坑 である。 貫 ノ木遺 跡 土坑第4類
(土坑分類第
7類 )と
の違 いは楕 円形 と円形 の表面形状 と底面 の形状 の差異である。断面筒状の ものa類
と底 面 に小 ピッ トを持つ ものb類
がある。前者 は (土坑分類第5a類 )は S K13(図
版94)で
あ り、 後 者 は (土坑分類第5d類 )は S K10(図
版94)で
ある。S K10は
底面 に小 ピッ トを2つ持つが逆茂木痕 に して は ピッ トが浅 いため、陥 し穴土 坑 の逆 茂 木痕 と は機能が違 うと思 われ る。土坑内に特殊磨石 を礫器へ転用 した石器 (図版95‑12)が覆土 内か ら出土 した。第5類 (土坑分類第
6類 )(図
版91)形状が表面 と底面隅丸長方形で、断面筒型 の土坑である。深 さは1。
5m前
後 と深 い。 第6類
(土坑分 類 第7類)と
の差 は底面 が狭長でないことである。 この類 の土坑 はS K30と S K04で
ある。S K04は
断 面底部が先細 りし、S K30は
断面底面が平 らである。第6類 (土坑分類第
7類 )(図
版91〜図版93)形状 は隅丸長方形 で深 さが約1。5〜
2mの
深 く底面が狭長 の ものが この類 にあた る。 この類 の土 坑 は断 面がY字
形 (漏斗型)と
な り、底面が平 らな ものと底面が先細 りす るものがある。前者a類
(土坑分類第 7c類)は S K02・ S K03・ S K31(図
版91)・S K28(図
版92)・SK120SK17・ S K27(図
版93) で後者b類
(土坑分類第7b類)は S K29と S K05(図
版92)で
あ る。S K05は
上部 か ら135cmの部 分 で断層 による横ずれが生 じてお り分断 されている。S K03は
調査 の最上部 よ り半割 しなが ら底 面 まで掘 り下 げたため、土層確認 が不十分 とな った。図上で は3層のみが記録で きたが、類似 の遺構を見 るとかな りの層 の堆積 があ った と推察 され る。土坑全体 の分布 は北側第1ブロックと南側第2ブロックに約