3.4 MacOS X Server
3.4.4 ワークグループマネージャによ るアカウント管理
3.4.4 ワークグループマネージャによ
•
「基本」タブ
•
「基本」タブ内では、「名前」、「ユーザ
ID」、「パスワード」、「アクセス権」を変更できます。特に重要な設定は、管理者アカウントに設定可能な「アクセス権」です。
「アクセス権...」ボタンを押すことで、管理者のアクセス権を定義することが できます。複数の管理者で MacOS X Server を運用する際には、各管理者のアク セス権を細かく設定することで、権限委譲範囲を限定することが可能です。
「ユーザ」タブ内では、全ユーザの環境設定やアカウントを編集するか、限定 したユーザのみを編集するか、といった設定が可能です。
「グループ」タブ内では、「ユーザ」タブとほぼ同様に、グループの環境設定 やアカウント編集権限を定義することが可能です。
「コンピュータ」タブ内では、ディレクトリサービスや MacintoshManager など を利用して複数のコンピュータを連動させているネットワークでのコンピュー タごとの環境設定やアカウント編集権限を定義できます。
•
「詳細」タブ
「詳細」タブ内では、「ログインシェル」や「パスワードのタイプ」などの設 定が可能です。
管理者アカウントの設定では、「同時ログインを許可する」にチェックマーク を付けないようにします。
•
「グループ」タブ
「グループ」タブ内では、属するグループの変更や追加などが可能です。
•
「ホーム」タブ
「ホーム」タブ内では、各ユーザのホームディレクトリに関する設定が可能で す。
ホームディレクトリの必要ないユーザに対しては、「ホームはありません」を 選択します。
ホームディレクトリをネットワーク上の自動マウント可能な共有領域に設定し たり、ローカルマシン内での詳細な設定を施すことなども可能です。
また、「ディスク割り当て」を使用することで、各ユーザのホームディレクト リに容量制限(Quota)をかけることができます。
•
「メール」タブ
「メール」タブでは、各ユーザのメールに関する設定を行います。
「有効」を選択し諸設定を行うことで、ローカルの MacOS X Server 上で POP や IMAP を利用するアカウントとして設定できます。運用に応じて POP と IMAP の利 用、メール領域の制限などが可能です。
また、「なし」を選択すれば一切メールを利用しないアカウントになり、「転 送」を選択すれば転送メールしか利用しないアカウントとして設定されます。
•
「プリント」タブ
「プリント」タブでは、MacOS X Server でプリントサーバを稼働している際に、
プリントの制限などを施します。
(3)新規ユーザの作成
新規ユーザを作成するには、ワークグループマネージャの左側の「ユーザ」タ ブを選択した状態でツールバーの「新規レコード」ボタンを押します。
作成後は、上記の各タブを利用してアカウント設定を行います。
(4)新規グループの作成
新規ユーザを作成するには、ワークグループマネージャの左側の「グループ」
タブを選択した状態でツールバーの「新規レコード」ボタンを押します。
「メンバー」タブ内で、「名前」、「ユーザ名」、「グループ ID」などを決定 した後、「追加...」ボタンを押してユーザ一覧を表示させ、各ユーザをドラッ グ&ドロップしてグループに追加します。
「ボリューム」タブ内では、グループのディレクトリを設定します。
(5)新規コンピュータの作成
コンピュータをアカウントとして作成し、管理することができます。
コンピュータアカウントは、複数台のコンピュータに対し、まとめて同じ環境 やアクセス権を設定する場合に使われます。
(6)非常時のために管理者ユーザを追加する
インストール時に作成した管理者ユーザ一人だけで MacOS X Server を運用して いると、オペレーションミスなどの何かしらのトラブルによりシステムに損傷 を与えてしまった場合に対処ができなくなります。
そこで、非常時のために管理者ユーザをもう一人追加しておきます。
•
「ワークグループマネージャ」のツールバーで、「アカウント」ボタンを押します。
•
「ユーザ」タブ(人一人のアイコンのタブ)を選択します。
•
ツールバーの「新規レコード」ボタンを押して、新しいユーザを作成します。
•
「基本」タブ内で、「名前」、「ユーザ名」、「ユーザ
ID」、「パスワード」などを適切に設定します。
•
「サーバを管理する」にチェックマークを付けます。
•
「詳細」タブ内で、「同時ログインを許可する」のチェックマークを外します。
•
「グループ」、「ホーム」、「メール」、「プリント」タブ内の設定を運用ポリシーに従っ て施します。
「システム環境設定」の「アカウント」の「ユーザ」タブで、「自動ログイン の設定...」ボタンを押して「 ユーザ名 で自動的にログインする」のチェッ クマークを外しておきます。
(7)MacOS X Server におけるパスワードの有効文字数
MacOS X Server においてはパスワードは 8 文字までしか有効ではありません。
パスワードとして 9 文字以上を登録していても 9 文字目以降の文字列は無視さ れてしまいます。例えば、あるパスワードが「1234567890」だったとして
「12345678」まで入力すればログインできてしまいますし、各サービスに対し ても 8 文字まで入力すれば外部から接続できてしまいます。
パスワードを解析される場合を考慮すると 8 文字でも足りませんが、パスワー ドは必ず 8 文字とし、できるだけ複雑にします。もちろん無視はされますが 9 文字以降にして利用も可能です。
また、アップルのサイトにある
• MacOS X:安全性の高いパスワードを選択する方法
• http://til.infole.co.jp/cgi‑bin/artnum?id=106521 も参考になります。