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リモートからのアクセスの制限

ドキュメント内 14情経第676号 (ページ 83-88)

3.3  FreeBSD

3.3.5  リモートからのアクセスの制限

 

この定義によるアクセス制限は次のようになります。 

 

localhost または IP アドレス 127.0.0.1 からすべての接続要求は許可 

ホスト名に.ipa‑sec.com を含むものまたはネットワーク 192.168.0.0/24 からす べての接続要求は許可 

 

ALL:localhost127.0.0.1:allow 

ALL:bsd.ipa‑sec.com192.168.0.0/255/255/255/0:allow   

ホスト名に.evil.cracker.example.com を含むものから sendmail への接続要求 は拒否。それ以外から sendmail への接続要求は許可 

 

sendmail:.evil.cracker.example.com:deny  sendmail:ALL:allow 

 

ネットワーク 192.168.0.0/16 から sshd への接続要求は許可   

sshd:192.168.0.0/255.255.0.0:allow   

上記にマッチしないすべての接続要求は拒否   

ALL:ALL:deny   

FreeBSD をインストールした直後の/etc/hosts.allow の最後に次の定義を見つ けることができます。 

この定義によるアクセス制限は次のようになります。 

 

すべてから fingerd への接続要求を拒否、そして fingerd へ接続要求を受けた ことをメールで root 宛に通知 

 

#Youneedtobecleverwithfinger;do̲not̲backfinger!!Youcaneasily 

#starta"fingerwar". 

fingerd:ALL¥ 

:spawn(echoFinger.│¥ 

/usr/bin/mail‑s"tcpd¥:%u@%h[%a]fingeredme!"root)&¥ 

:deny 

この定義単体では、 

すべてから接続要求を受けたとき、そのことを/var/log/auth.log へ記録、接続 要求した相手方へメッセージ Youarenotwelcometouse%dfrom%h. を表示し接 続を切断になります。 

 

この定義は hosts.allow の最後に記述することで、マッチしないすべての接続 要求に対してこの処理が行われるようにできます。 

 

#Therestofthedaemonsareprotected. 

ALL:ALL¥ 

:severityauth.info¥ 

:twist/bin/echo"Youarenotwelcometouse%dfrom%h." 

 

定義で使われている変数は、それぞれ次の値に置き換えられます。 

%a 相手方 IP アドレス 

%d 接続要求を受けたデーモンプロセスの名前 

%h 相手方ホスト名または IP アドレス 

%u 相手方ユーザ名または unknown   

 

(3)パケットフィルタリングによるアクセス制限   

パケットフィルタリングとは、ネットワークを流れるデータを選別し、そのデ ータを通過させるか(許可)、させないか(拒否)を指定することで、ネットワー クからの不要なデータを遮断したり、逆にネットワークへデータが漏洩するこ とを防ぐ仕組みです。 

 

FreeBSD4.7‑RELEASE では、カーネルを再構築することなく、パケットフィルタ リング IPFW または IPFilter を利用することができます。ここでは、IPFW によ るアクセス制限を紹介します。 

 

• IPFW

によるアクセス制限 

IPFW は、/etc/rc.conf へ firewall̲enable="YES"と追記するだけで、システム 起動時にカーネルモジュールとしてロードされ有効になります。 

IPFW に は、 は じめか ら いくつ か のフィ ル タルー ル が用意 さ れてい ま す 。 /etc/defautls/rc.conf を見るとわかりますが、デフォルトではタイプ UNKNOWN が選択されています。 

 

タイプ IPFW ルール 

open 全入力を許可します。(通常は選択しないこと)  simple 全ネットワークを保護しようとします。 

client このマシンのみを保護しようとします。 

closed lo0 以外の全 IP サービスを無効にします。 

UNKNOWN  デフォルトで指定されています。ファイアウォール規則の ロードを無効にします。 

filename 指定したファイル名の規則をロードします(フルパス指定 が必要)。 

 

ここでは、タイプ filename を利用するときの設定を紹介します。 

 

例えば、次のようにフィルタルール/etc/ipfw.rules を作成します。ここでは、

自ホストの IP アドレスが 192.0.2.1 とします。 

フィルタルールの書式については、 

http://www.freebsd.org/doc/ja̲JP.eucJP/books/handbook/firewalls.html ま たはオンラインマニュアル ipfw(8)を参照してください。 

 

#インタフェース lo0 を経由する通信は許可  addallowipfromanytoanyvialo0 

 

#127.0.0.0/8 との通信は拒否  adddenyipfromanyto127.0.0.0/8  adddenyipfrom127.0.0.0/8toany   

#自ホストと 192.0.2.0/24 との通信は許可  addallowipfrom192.0.2.1to192.0.2.0/24  addallowipfrom192.0.2.0/24to192.0.2.1   

#コネクション確立済みの TCP 通信は許可  addallowtcpfromanytoanyestablished   

#フラグメントパケットは許可  addallowipfromanytoanyfrag   

#自ホストのポート 25(SMTP)へコネクション確立要求の TCP 通信は許可  addallowtcpfromanyto192.0.2.125setup 

 

#自ホストからすべてへのコネクション確立要求の TCP 通信は許可  addallowtcpfrom192.0.2.1toanysetup 

 

#上記に該当しないコネクション確立要求の TCP 通信は拒否  adddenytcpfromanytoanysetup 

 

#自ホストから DNS への問合せとその応答を許可  addallowudpfrom192.0.2.1toany53keep‑state   

#自ホストから NTP への問合せとその応答を許可  addallowudpfrom192.0.2.1toany123keep‑state   

#上記に該当しない通信は拒否 

原則として、フィルタルールはルール番号を指定しないとき、上位行から順番 に評価され、最初にマッチしたルールに対して処理が行われます。 

 

フィルタルールを記述したファイルが作成できたならば、/etc/rc.conf へ次の 2 行を追記します。 

 

firewall̲enable="YES" 

firewall̲type="/etc/ipfw.rules" 

 

システムを再起動するとフィルタルール ipfw.rules が有効になります。 

 

3.3.6 ローカルリソースへのアクセス

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