4. StorCLI
4.4. StorCLI の使用方法
4.4.3. ロジカルドライブのコマンド
このセクションでは、ロジカルドライブのコマンドを説明しています。次の表は、よく使用されるコマンドです。
表 44: ロジカルドライブのコマンド
コマンド 値の範囲 説明
add 以降の項目を参照 ロジカルドライブを作成
delete
cc または cachecade: CacheCadeロジカルドライブを削 除
force: OS上で動作しているロジカルドライブを強制的
に削除
ロジカルドライブを削除
set 以降の項目を参照 ロジカルドライブのプロパティを設定
show all: すべてのプロパティを表示
cc: CacheCadeロジカルドライブのプロパティを表示 ロジカルドライブの情報を表示
4.4.3.1. ロジカルドライブ作成のコマンド
次のコマンドをサポートしています:
storcli /cx add vd raid[0|1|5|6|00|10|50|60][Size=<VD1_Sz>,<VD2_Sz>,..|all] [name=<VDNAME1>,..]
drives=e:s|e:s-x,y;e:s-x,y,z [PDperArray=x][SED] [pdcache=on|off|default][pi]
[DimmerSwitch(ds)=default|automatic(auto)|
none|maximum(max)|MaximumWithoutCaching(maxnocache)][wt|wb|awb] [nora|ra]
[direct|cached][cachevd] [Strip=<8|16|32|64|128|256|1024>] [AfterVd=X][EmulationType=0|1|2] [Spares
= [e:]s|[e:]s-x|[e:]s-x,y] [force][ExclusiveAccess]
storcli /cx add vd each raid0 [name=<VDNAME1>,..] [drives=e:s|e:s-x|e:s-x,y] [SED]
[pdcache=on|off|default][pi] [DimmerSwitch(ds)=default|automatic(auto)|
none|maximum(max)|MaximumWithoutCaching(maxnocache)] [wt|wb|awb] [nora|ra]
[direct|cached][EmulationType=0|1|2] [Strip=<8|16|32|64|128|256|1024>][ExclusiveAccess]
storcli /cx add VD cachecade|cc raid[0,1] drives = [e:]s|[e:]s-x|[e:]s-x,y [WT|WB|AWB] [assignvds = 0,1,2]
次のオプションを使用できます。
NOTE: * はデフォルト値の使用を示します。
コマンドの詳細は次のとおりです。
storcli /cx add vd raid[0|1|5|6|00|10|50|60][Size=<VD1_Sz>,<VD2_Sz>,..|*all] [name=<VDNAME1>,..]
drives=e:s|e:s-x|e:s-x,y;e:s-x,y,z [PDperArray=x][SED] [pdcache=on|off|*default][pi]
[DimmerSwitch(ds)=default|automatic(auto)|
*none|maximum(max)|MaximumWithoutCaching(maxnocache)][cachevd][ExclusiveAccess|SharedAccess*
]** [wt|*wb |awb] [nora|*ra] [*direct|cached] [EmulationType=0|1|2][Strip=<8|16|32|64|128|256|1024>]
[AfterVd=X] [Spares = [e:]s|[e:]s-x|[e:]s-x,y] [force]
表 45: ロジカルドライブ作成のオプション
オプション 値の範囲 説明
raid RAID[0|1|5|6|00|10|50|60]. RAIDレベルを設定
size 物理ドライブおよびRAIDレベルごとの最大値
ロジカルドライブのサイズを設定 デフォルトでは、最大サイズで作成さ れます。
name 15文字まで ロジカルドライブの名前を設定
drives 有効なエンクロージャおよびスロット番号
e:s|e:s-x|e:s-x,y:
e : エンクロージャIDを指定 s : スロット番号を指定
e:s-x- エンクロージャID e にあるス ロットs~xを範囲指定
pdperarray 1~16. アレイごとの物理ドライブ数を設定
デフォルトでは自動判別されます。
sed — SafeStore機能によるセキュリティの有
効化
pdcache on|off|default. 物理ドライブのキャッシュ有効・無効
pi — ドライブ保護情報の有効化
dimmerswitch
default: コントローラのデフォルトのポリシーを使用 automatic (auto): コントローラファームウェアにより自 動管理
none: 無効
maximum (max): 最大の節電機能を使用
MaximumWithoutCaching(maxnocache): 最 大 の 節 電 かつキャッシュの書き込みも無効化
Dimmer Switchのポリシーを設定 デフォルトはauto
direct|cached cached: Cached I/O.
direct: Direct I/O.
キャッシュポリシーを設定 デフォルトはDirect I/O
EmulationType
0: デフォルト(自動判別)。512e ドライブを検出した場
合、セクタ毎のバイト数は 512e(4k)として扱われます。
512eドライブが検出されなかった場合は、セクタ毎のバ イト数は512nとなります。
1: 無効。512eドライブの検出有無に関わらず、セクタ
毎のバイト数は512nとなります。
2: 強制。512eドライブが検出有無に関わらず、セクタ 毎のバイト数は512eとなります。
wt|wb|awb
wt: Write through.
wb: Write back.
awb:AlwaysWriteBack
ライトポリシーを設定 デフォルトはWrite back
nora|ra ra: Read ahead
nora: read aheadなし
リードポリシーを設定 デフォルトはRead Ahead
cachevd — CacheCadeとの関連付けを設定
strip 8, 16, 32, 64, 128, 256, 512, 1024. ストリップサイズを設定
aftervd 有効なロジカルドライブ番号 指定されたロジカルドライブ番号の後
に追加
spares ドライブの番号 専用ホットスペアに設定するドライブ
を設定
force — 自己暗号化ドライブをセキュリティを
有効にせず強制的に追加 入力例:
storcli /c0 add vd type=raid10 size=2gb,3gb,4gb names=tmp1,tmp2,tmp3 drives=252:2-3,5,7 pdperarray=2 storcli /cx add vd cc|cachecade type=[0,1,10] drives=[e:]s|[e:]s-x|[e:]s-x,y [[wt|*wb] ] [assignvds=0,1,2]
このコマンドで、CacheCadeロジカルドライブを作成し、また既存のロジカルドライブへ関連付けを行います。次の オプションを指定できます。
表 46: CacheCadeロジカルドライブ作成のオプション
オプション 値の範囲 説明
cachecade — CacheCadeロジカルドライブを作成
type 0, 1, 10 RAIDレベルを設定
drives 有効なエンクロージャおよびスロット番号 物理ドライブの番号を指定
wt|wb wt: write through.
wb: write back. ライトポリシーを設定
assignvds 有効なロジカルドライブの番号 関連付けるロジカルドライブのリストを設
定 入力例:
storcli /c0 add vd cc type=1 drives=252:2-3, 7
4.4.3.2. ロジカルドライブ削除のコマンド
次のコマンドをサポートしています:
storcli /cx/vx|vall del
storcli /cx/vx|vall del cachecade storcli /cx/vx|vall del force
storcli /cx/vx del [cachecade] [discardcache] [force]
NOTE: ロジカルドライブにユーザーデータがある場合、削除する際には force オプションを使用する必要があります。ロジ
カルドライブにMaster Boot Record (MBR)やパーティションテーブルがあると、ユーザーデータがあると判断されま す。
NOTE: 削除した後は、データにはアクセスできなくなります。
コマンドの詳細は次のとおりです。
storcli /cx/vx|vall del
このコマンドで、特定のロジカルドライブ、または
vall
が指定された場合はすべてのロジカルドライブを削除しま す。入力例:
storcli /c0/v2 del
storcli /cx/vx|vall del cachecade
このコマンドで、特定の
CacheCade
ロジカルドライブ、またはvall
が指定された場合はすべてのCacheCade
ロジカ ルドライブを削除します。入力例:
storcli /c0/vall del cachecade storcli /cx/vx|vall del force
このコマンドで、キャッシュデータの書き込み完了を待たずに、強制的にロジカルドライブを削除します。
入力例:
storcli /c0/v2 del force
storcli /cx/vx del [cachecade] [discardcache] [force]
discardCache
オプションにてこのコマンドを使用すると、キャッシュデータの書き込み完了を待たずに、強制的にロジカルドライブを削除します。
入力例:
storcli /c0/v2 del discardcache
4.4.3.3. ロジカルドライブの状態表示のコマンド
次のコマンドをサポートしています:
storcli /cx/vx show
storcli /cx/vx show all [logfile[=filename]]
コマンドの詳細は次のとおりです。
storcli /cx/vx show
このコマンドで、ロジカルドライブの概要を表示します。
入力例:
storcli /c0/v0 show
storcli /cx/vx show all [logfile=[filename]]
このコマンドで、ロジカルドライブのすべての情報を表示します。
logfile
オプションを指定した場合、実行結果は指定したファイルに出力されます。ファイル名を指定しなかった場合、実行結果は
storsas.log
に出力されます。logfile
オプションを指定しなかった場合、実行結果は画面上に表示さ れます。入力例:
storcli /c0/v0 show all
4.4.3.4. Preserved Cache のコマンド
ロジカルドライブが
Offline
になったり、物理ドライブ消失により削除された場合、コントローラにキャッシュデータ が残っている場合があります。次のコマンドをサポートしています:storcli /cx/vx delete preservedCache [force]
storcli /cx show preservedCache
コマンドの詳細は次のとおりです。storcli /cx/vx delete preservedcache
このコマンドで、特定のロジカルドライブの、
Preserved Cache
を削除します。ロジカルドライブがOffline
の場合は、force オプションを使用してください。
入力例:
storcli /c0/v1 delete preservedcache storcli /cx show preservedCache
このコマンドで、
Preserved Cache
の情報を表示します。入力例:
storcli /c0 show preservedCache
4.4.3.5. ロジカルドライブのプロパティ変更のコマンド
次のコマンドをサポートしています:
storcli /cx/vx set accesspolicy=<rw|ro|blocked|rmvblkd>
storcli /cx/vx set iopolicy=<cached|direct>
storcli /cx/vx set name=<namestring>
storcli /cx/vx set pdcache=<on|off|default>
storcli /cx/vx set rdcache=<ra|nora>
storcli /cx/vx|vall set ssdcaching=<on|off>
storcli /cx/vx set wrcache=<wt|wb|awb>
storcli /cx/vx set emulationType=0|1|2
storcli /cx/vx set ds=Default|Auto|None|Max|MaxNoCache storcli /cx/vx set autobgi=On|Off
storcli /cx/vx set pi=Off
storcli /cx/vx set bootdrive=<On|Off>
storcli /cx/vx set hidden=On|Off
storcli /cx/vx set cbsize=0|1|2 cbmode=0|1|2|3|4|7
コマンドの詳細は次のとおりです。storcli /cx/vx set accesspolicy=<rw|ro|blocked|rmvblkd>
このコマンドで、ロジカルドライブのアクセスポリシーを設定します。
read write, read only,
またはblocked
から指 定してください。入力例:
storcli /c0/v0 set accesspolicy=rw storcli /cx/vx set iopolicy=<cached|direct>
このコマンドで、ロジカルドライブの
I/O
ポリシーを設定します。入力例: storcli /c0/v0 set iopolicy=cached
storcli /cx/vx set name=<namestring>
このコマンドで、ロジカルドライブの名前を設定します。最大
15
文字です。入力例:
storcli /c1/v0 set name=testdrive123 storcli /cx/vx set pdcache=<on|off|default>
このコマンドで、ロジカルドライブ配下のドライブのキャッシュポリシーを設定します。On, off, defaultから指定して ください。
入力例: storcli /c0/v0 set pdcache=on
storcli /cx/vx set rdcache=<ra|nora>
このコマンドで、ロジカルドライブのリードポリシーを設定します。
read ahead, no read ahead
から指定してくださ い。入力例: storcli /c0/v0 set rdcache=nora
storcli /cx/vx|vall set ssdcaching=<on|off>
このコマンドで、ロジカルドライブの
CacheCade
関連付け有無を設定します。入力例: storcli /c0/v0 set ssdcaching=on
storcli/cx/vx set wrcache=<wt|wb|awb>
このコマンドで、ロジカルドライブのライトポリシーを設定します。write back, write through, またはalways write
back
から指定してください。入力例: storcli /c0/v0 set wrcache=wt
storcli/cx/vx set hidden= <on|off>
このコマンドで、ロジカルドライブの可視・非可視を設定します。
hidden=on
とした場合、ロジカルドライブは非可 視化されます。入力例:
storcli /c0/v0 set hidden=on
storcli /cx/vx set cbsize=0|1|2 cbmode=0|1|2|3|4|7
このコマンドで、ロジカルドライブの
Cache bypass size
およびCache bypass mode
を設定します。cbsize
のオプショ ンは下記となります。
0 : 64k Cache bypass
1 : 128k Cache bypass
2 : 256k Cache bypass
cbmode
オプションは下記となります。
0 : intelligent Cache bypsss mode
を有効にします
1 : standard Cache bypsss mode
を有効にします
2 : custom Cache bypsss mode1
を有効にします
3 : custom Cache bypsss mode2
を有効にします
4 : custom Cache bypsss mode3
を有効にします
7 : Cache bypsss
を無効にしますNOTE: cbmodeを7に設定した場合、cbsizeで設定した値は無視されます 入力例:
storcli /c0/v0 set cbsize=1 cbmode=2
4.4.3.6. ロジカルドライブの初期化のコマンド
次のコマンドをサポートしています:
storcli /cx/vx show init
storcli /cx/vx start init [full][Force]
storcli /cx/vx stop init
NOTE: ロジカルドライブにユーザーデータがある場合、削除する際には force オプションを使用する必要があります。ロジ
カルドライブにMaster Boot Record (MBR)やパーティションテーブルがあると、ユーザーデータがあると判断されま す。
コマンドの詳細は次のとおりです。
storcli /cx/vx show init
このコマンドで、初期化の進捗をパーセンテージで表示します。
入力例: storcli /c0/v2 show init
storcli /cx/vx start init [full]
このコマンドで、初期化を開始します。
デフォルトは
fast
初期化が実行されます。full
オプションが指定されると、完全初期化をロジカルドライブ全体に対 して行います。入力例:
storcli /cx/vx start init [full]
storcli /cx/vx stop init
このコマンドで、初期化を停止します。
入力例:
storcli /c0/v0 stop init
4.4.3.7. ロジカルドライブのデータ消去のコマンド
次のコマンドをサポートしています:
storcli /cx/vx start erase storcli /cx/vx stop erase storcli /cx/vx show erase
コマンドの詳細は次のとおりです。storcli /cx/vx start erase
このコマンドで、ロジカルドライブのデータ消去を行います。