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レイアウトとフォーマット

ドキュメント内 Sibelius 6 Handbook (ページ 85-89)

プロジェクト 2  69

2.5  レイアウトとフォーマット

プロジェクト 2

2.5 レイアウトとフォーマット

プロジェクトのこのセクションから開始する場合、サンプルスコア[プロジェクト 2]を開き、[5 レイアウトとフォーマット] バージョンを[現在のバージョン]にする必要があります。これを行う には、[ファイル]

>

[バージョン]

>

[バージョンを編集]を選択し、このバージョンをリストから選 択してから[現在のバージョンにする]をクリックします。

スコアに音符を入力し、記号を記入できたら、楽譜が問題なく表示されるよう調整します。 Sibelius では、楽譜、楽器、テキスト、その他のオブジェクトが追加されるとスコアが自動調整されるため、

スコアがほぼ完成の状態になってから行うとよいでしょう。 さもないと、せっかくの調整をやり直す ことになります。

Sibeliusに搭載されている衝突防止および検出機能「マグネティックレイアウト」の効果については

少し説明しました。楽譜の作成と編集中にスコアを自動調整してくれる機能です。 Sibeliusには、楽 譜のフォーマットを調整することのできるさまざまなツールと機能が搭載されています。フォー マットとは、ページに楽譜をレイアウト する処理のことをいいます。

このセクションでは、ブレークを作成したり、ページの向き、譜表サイズ、譜表の間隔を変更した り、タイトルページを作成し、美しく洗練されたスコアを作成する方法について説明します。

マグネティックレイアウト

まず、音符の重なりや分かりにくさを解消するために、どのようにマグネティックレイアウトが機 能し、譜表上のオブジェクトの 位置が再計算されるのかを見てみましょう。 次の手順で行います。

*

[Violoncello]譜表の最初の完全小節の最後にあるF#の16分音符を選択します。

* 2

キーを使って音高を下げます。

*

音高を下げると、譜表下の強弱記号が下に移動し、音符との衝突が避けられます。

強弱記号全体がまとめて大譜表の下に移動し、水平方向の相対位置が維持されます。 強弱記号(ヘア ピンなど)のいずれかをクリックして選択すると、強弱記号がグループにまとめられていることを 示す薄い青色の点線が表示されます。これは、衝突を避けるため強弱記号のいずれかを移動させる 必要がある場合、強弱記号すべてがまとめて移動されることを示しています。 灰色のシャドー付の強 弱記号は、その強弱記号が通常置かれる位置に大譜表全体にわたって表示されます。

これは、すべてのテキストオブジェクト、記号、ライン、その他のオブジェクト(コード記号など)

でも同様です。

譜表上のオブジェクトをドラッグすると、オブジェクトが重なり合わないよう、使用可能な空きス ペースが利用されます。 この場合、重要なオブジェクト(音符、臨時記号、休符、アーティキュレー ションなど)は、あまり重要でないオブジェクト(テキスト、ライン、記号など)に優先して配置さ れます。重要なオブジェクトの位置が維持され、譜表により近い部分に表示されます。

また、オブジェクトごとにマグネティックレイアウトのオンとオフを切り換えることができるため、

レイアウトが完了したら、それ以降マグネティックレイアウトにより移動することがないようオブ ジェクトの位置をスコア内で固定することができます。 詳しくは、『リファレンス』の

b

8.2 マグネ ティックレイアウトを参照してください。

それではここで、Sibeliusで使用可能なフォーマットの操作について見ていきましょう。

ブレーク

作曲、アレンジ、楽譜の複写など、いずれの作業においても、すでに書き終えた楽譜に小節を付け 加えるなど、後から変更を加えたい場合があります。 Sibeliusでは、このような場合にも、楽譜が即 座に再フォーマットされます。

自動再フォーマットの利点は、大譜表やページを新たに追加する必要がないことです。変更に合わ せて、自動的に再フォーマットが行われます。

しかし、場合によっては、特定の位置で大譜表やページが終わるよう調整する必要があることもあ ります。たとえば、エルガーの弦楽四重奏の抜粋の小節7にあるA tempoは、そこに改行が追加さ れているため、新しい大譜表の先頭に記入されています。

改行を挿入するには、小節線を選択して[レイアウト]

>

[ブレーク]

>

[改行]を選択するか、ショー トカットの Return キー(メインキーボード)を押します。 ある大譜表が混み合っているように感じ られたら、このようにして間隔を空けます。逆に、前の大譜表に比べて間隔が空きすぎているよう に感じられたら、前の大譜表に改行を挿入して、前の大譜表 の小節の1つを次の大譜表に移動させ ます。スコアに改行を挿入してみてください。

Sibeliusでは改ページを挿入することもできます。通常、改ページは、セクションの最後(複数の楽

章を含む楽曲など)や、次のセクションの先頭に新しいタイトルがある場合にのみ使用されます。 改 ページについて、および、パッセージが再フォーマットされないよう「ロック」する方法について、

詳しくは『リファレンス』の

b

8.1 レイアウトとフォーマットを参照してください。 パート譜では、

改行や改ページを便利な位置に自動挿入させることもできます(『リファレンス』の

b

8.4 自動レイ アウトを参照)。

ドキュメントセットアップ

自動再フォーマットのもうひとつの利点は、すでに入力した楽譜に対して、用紙の変更などの大き な変更を加えることができることです。加えられた変更に合わせて、スコア全体のレイアウトが即 時に更新されます。

この種類の再フォーマットでしばしば行われる例として、スコアの用紙の向きを縦置きから横置き に変更してみましょう。[レイアウト]

>

[ドキュメントセットアップ](ショートカットは Ctrl+D ま たは

X

D)を選択します。

2.5 レイアウトとフォーマット

プロジェクト 2

用紙の向きを [ 縦置き ] から [ 横置き ] に変更し、ダイアログの右のスコアプレビューで変更内容を 確認してから [OK] をクリックします。 スコアはこのように表示されます。

[譜表サイズ]オプションを[4mm]に変更してみましょう。楽譜がより少ないページ数に収まるよ うになります。

ここで用紙サイズと余白を調整することもできます。 このダイアログについて、詳しくは『リファレ ンス』の

b

8.6 ドキュメントセットアップを参照してください。

譜表の間隔

スコアに音楽を追加していくと、ページが混み合ってきますので、音符やその他のオブジェクトが うまく配置されるよう、譜表の間隔を広げる必要があります。 譜表の間隔は、いろいろな方法で広げ ることができます。それではスコアで試してみましょう。

譜表や大譜表の間隔の標準設定は、[ハウススタイル]

>

[記譜ルール]ダイアログで設定できます。

このダイアログでは、スコアの外観に関するほとんどの要素を変更できます。 各ページに目を通し、

どのようなオプションが用意されているのかを大まかに把握しておきましょう。さまざまなオプ ションがありますが、必ずしも操作する必要があるものばかりではありません。 しかし、[譜表]ペー ジの譜表と大譜表の間隔オプションについては、スコアに直接個別の調整を行う前に、まずこのオ プションを調整するようにしましょう。

場合によっては、大譜表内の譜表の間隔を広げることで、高音と低音の音符の衝突を避けることが できます。[レイアウト]

>

[譜表の間隔を 最適化]を選択すると、設定されている間隔に合わせて、

譜表と大譜表の間隔が自動的に最適化されます。譜表上のオブジェクトが別の譜表のオブジェクト と衝突しない程度の最小間隔が計算され、譜表が移動されます。 それでは、スコアの最初のページで 試してみましょう。

*

[Violin I]譜表のアウフタクト小節をクリックして選択します。

*

最初のページの一番下の大譜表にある[Violoncello]譜表を Shift+クリックします。

*

[レイアウト]

>

[譜表の間隔を最適化]を選択します。

*

ある譜表のオブジェクトが他の譜表のオブジェクトと衝突しないよう、最良の方法が試みられま す。

最終手段として、大譜表内の譜表をドラッグして、大譜表内の衝突を手動で解決しなければならな い場合もあります。 次を試してみてください。 [Violin II]譜表の空白部分をクリックして小節を選択 してから上下にドラッグするか、Alt+

3

/

2

または

z3

/

2

のショートカットを使用します(大きなス テップで移動させるには Ctrl または

X

を押したまま操作します)。 譜表の動きに合わせて、楽譜が再 フォーマットされます。

この方法で行えば、スコア全体、ひとつの行(段)、あるいは選択されている複数行(段)に対して 譜表の間隔を変更することができます。 間違えた場合は、[レイアウト]

>

[譜表上部スペースをリ セット]/[譜表下部スペースをリセット]オプションを使えば標準設定の間隔にリセットできます。

譜表の間隔について、および、譜表の間隔を変更するためのその他のツールについて、詳しくは『リ ファレンス』の

b

8.10 譜表間隔を参照してください。

タイトルページの作成

[ファイル]

>

[新規]ダイアログの最後のページにある[タイトルページを作成]をオンにすると、

スコアを作成する際(このプロジェクトの最初の章で行ったように)にタイトルページを作成でき ます。

タイトルページはいつでも作成できます。それでは作成してみましょう。 [作成]

>

[タイトルペー ジ]を選択すると、ダイアログが表示されます。ダイアログでは、スコアの先頭に追加される空白 ページの数と、他の追加事項を選択できます。([ファイル]

>

[新規]ダイアログでタイトルと作曲 者名を追加しているため、これらの項目は[タイトルページ]ダイアログに自動的に挿入されます。)

[パート名を含める]オプションをオンにしてページの先頭に[フルスコア]と表示されるようにし てから[OK]をクリックすると、タイトル名と作曲者名が追加されたタイトルページ(1 ページ)

が作成されます。

タイトルページの削除

[作成]

>

[タイトルページ]を選択するか、[ファイル]

>

[新規]ダイアログから追加して

タイトルページを作成すると、スコアの先頭に特殊なレイアウト記号(左図)が表示されま

す。 表示されない場合は、[表示]

>

[レイアウト記号]がオンになっているかどうか確認し

てください。

作成したタイトルページを削除するには、レイアウト記号をクリックして選択してから Delete キー を押します。(この操作を行うと、スコアの先頭からすべての空白ページが削除されます。空白ペー ジを1ページだけ削除したい場合の操作については、『リファレンス』の

b

8.5 括弧を参照してくだ さい。)

Sibeliusの他の編集機能と同じく、タイトルページになされた変更はすべて元に戻すことができます。

[元に戻す]をクリックしてみましょう。たった今削除したタイトルページが復元されます。

ドキュメント内 Sibelius 6 Handbook (ページ 85-89)