第一部 ライブラリを利用したファイル共有
1.7 その他ライブラリ
Wiki ページライブラリ
リッチテキストエディタによって投稿者が簡易的に Wiki ページファイルを作成し 知識の共有、アイデア 交換、チームでの共同設計、手順書の作成、知識データベースの構築などを行えるライブラリです。ま た、簡単にアクセスでき、編集可能なフォーマットに日々入手する情報を記録することもできます。
ページ表示画面 編集画面
フォームライブラリ
InfoPathにて作成されたXMLベースのデータファイルを格納するビジネスデータフォームを有したライブ
ラリです。報告書や注文書などの各種InfoPathフォームテンプレートを使用する事で各用途の応じた フォームを使用し、データを入力・表示・格納する事ができます。尚、データファイルは クライアントソフ
トのOffice InfoPathで起動することもできますが、SharePoint Server のFormsServices機能を
使用する事でブラウザ上で起動(クライアントはブラウザ以外不要)することが可能です。
Office InfoPathにて起動 ブラウザ上で起動
ライブラリのビュー画面
フォーム内のデータ を列のビューへ連携 可能です。
データ接続ライブラリ
外部へのデータ接続情報ファイル(.odc)を格納するライブラリです。外部接続情報をライブラリにて一 括ファイル管理することにより、セキュアな外部接続管理、接続先の一括変更、接続情報の共有化 などが行えるようになります。Excel などでこの接続ファイルを使用して外部(DBなど)よりデータを取得 し、ピボットテーブルなどで使用可能になります。
接続ファイルの内容確認
⇒
接続ファイルを使用してExcelファイルでグラフ作成
注意 データ接続ライブラリはSharePoint Online Standardではご利用になれません。
翻訳管理ライブラリ
複数の言語のドキュメントファイルを作成して翻訳タスクを管理できる管理ライブラリです。翻訳対象フ ァイルはドキュメントがバージョン管理され、言語による翻訳タスク割り当てを自動生成し、ワークフロー 回覧できるようになります。
ライブラリのビュー画面にて翻訳状態を確認
スライドライブラリ
Office PowerPoint のスライドを1枚ずつ管理するライブラリです。プレゼンテーション資料の共有化、
共同作業、再利用の効率化が可能となります。スライドを1枚ずつライブラリへ格納/編集でき、選 択したスライドの構成でクライアント側のPowerPoint文書を作成することができます。
スライドをライブラリへ発行
(1) ライブラリにて「スライドの発行」押下 (2) 発行対象のPPTファイルを選択
⇒ ⇒
(3) 発行するスライドを選択して「発行」 (4) ライブラリへ格納される
⇒
スライドライブラリからプレゼンテーション資料を作成
(1) 作成するスライドを選択 (2) 「スライドをプレゼン…」を押下
⇒ ⇒
(3) 作成条件を指定 (4) プレゼンテーション資料が完成
※新規PPT作成、開いているPPTへの追 加、スタイルの保持有無、ライブラリとの同 期が指定可能です。