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ホット・スペア保護

ドキュメント内 rzalypdf.ps (ページ 61-66)

ホット・スペア保護で、ディスク装置を保護します。

ホット・スペア保護の概念:

ホット・スペア・ディスク装置は、ディスク障害の発生時に障害のあるディスクを交換するためにシステム 上に格納された、スペア・ディスク装置です。

ホット・スペア・ディスク装置は、デバイス・パリティー保護されたディスク装置とミラー保護されたディ スク装置の両方の保護に使用できます。

ホット・スペア・ディスク装置は、未構成のディスクとしてシステム上に格納されています。ディスク障害 の発生時、システムはホット・スペア・ディスク装置を障害のあるディスク装置と交換します。

デバイス・パリティー保護されたディスク装置の場合、ホット・スペア・ディスク装置の容量は、障害のあ るディスク装置と同じであるか (SCSI IOA の場合)、または同じかそれ以上 (SAS IOA の場合) でなけれ ばなりません。また、交換が発生する場合に備えてホット・スペア・ディスク装置は、同じ IOA 下にある 必要があります。交換が行われた後、システムは新しいディスク装置にデータを再作成します。

ミラー保護されたディスク装置の場合、ホット・スペア・ディスク装置は交換が発生する場合に備えて障害 のあるディスク装置と同じ容量でなければなりません。ミラー保護されたサブユニットの、ホット・スペ ア・ディスク装置との交換は、ミラー保護が 5 分間中断状態となり、交換ディスクがフォーマットされる まで発生しません。交換が行われた後、システムは新しいディスク装置にデータを同期します。

既存のまたは将来の、ミラー保護されたディスク装置およびデバイス・パリティー保護された装置を保護す るために、ホット・スペア・ディスク装置は、システム上の未構成のディスク装置から手動で作成できま す。ホット・スペアにするディスク装置およびその数を選択できます。57ページの『ホット・スペア保護 を開始する』で、システムにホット・スペア・ディスク装置を追加する方法を説明します。このオプション を選択するときは、追加するホット・スペアの数が 1 つまたは複数かを判別し、さらにホット・スペアに なる使用可能な装置を判別する必要があります。この数は IOA に接続するディスク装置の総数とその容量 に基づきます。

デバイス・パリティー保護付きのホット・スペア保護を使用する場合、デバイス・パリティー保護を最初に 開始するときに、システムは自動的にホット・スペア・ディスク装置を選択し、構成することができます。

26ページの『ホット・スペア保護付きのデバイス・パリティー保護の開始』で、デバイス・パリティー保 護の開始時に、ホット・スペア・ディスク装置を組み込む方法を説明します。このオプションを選択する と、システムは、作成するホット・スペアが 1 つか 2 つかの判別、ならびに選択するディスク装置の判別 を、IOA に接続するディスク装置の合計数と容量に基づいて自動的に行います。同じ IOA に接続された 容量の異なるディスク装置などの複雑な構成に対処する場合、システムにホット・スペア・ディスク装置を 選択させる代わりに、前述したようにホット・スペアを手動で開始できます。

注: ホット・スペア・ディスク装置は、特定のパリティー・セットには指定されません。ホット・スペア・

ディスク装置は、パリティー保護を持ち、ホット・スペア・ディスク装置に対応した適切な容量を持つ、ホ ット・スペア・ディスク装置と同じ IOA 下にある、最初に障害を起こしたディスク装置を保護します。

ホット・スペア保護のコストと制限:

ホット・スペア保護を使用するときは、そのコストと制限を考慮する必要があります。

v ホット・スペア・ディスク装置が保護するのは、容量が同じディスク装置のパリティー・セットか

(SCSI IOA の場合)、容量が同じかそれ以下のディスク装置のパリティー・セット (SAS IOA の場合) の

みです。

v ホット・スペア・ディスク装置が保護するのは、ミラー保護された対にあるサブユニットを置き換える ときに必要な容量と同じホット・スペアの容量を持つ、ミラー保護された装置のみです。

v ホット・スペア・ディスク装置に新規 RAID 6 パリティー・セットを作成するには、最小 5 台のディ スク装置が必要です。少なくとも 5 台のディスク装置がない場合、システムでは、代替としてホット・

スペアに RAID 5 パリティー・セットを作成することが推奨されます。

SAS アダプターはすべてホット・スペアをサポートします。一部の SCSI アダプターはホット・スペアを サポートします。

1. ホット・スペアをサポートする SCSI アダプター SCSI アダプター (CCIN)

2782

1. ホット・スペアをサポートする SCSI アダプター (続き) SCSI アダプター (CCIN)

571E 571F 5709 573D

ホット・スペア保護を計画する:

ホット・スペア・ディスク装置の作成方法を正しく計画する

パリティー保護されたディスク装置にホット・スペアを使用するには、以下の要件が満たされている必要が あります。

v ディスク装置は、パリティー保護されている必要があります。

v ホット・スペア・ディスク装置は、保護されたディスク装置と同じ IOA 下にある必要があります。

v ホット・スペア・ディスク装置は、容量が障害のあるパリティー保護されたディスク装置と同じである

か (SCSI IOA の場合)、障害のあるパリティー保護されたディスク装置と同じか、それ以上 (SAS IOA

の場合) でなければなりません。

v IOA がロード・ソース・ディスク装置を制御する際、ホット・スペア・ディスク装置は、有効なロー ド・ソースの位置になければなりません。有効なロード・ソースの位置は、一般的には、格納装置内の 考えられるディスク装置位置のサブセットであるため、SCSI IOA を使用するときは、これに追加の計画 を必要とする場合があります。この要件が満たされない場合は、システムによる Start device parity protection with Hot Spare (ホット・スペアによるデバイス・パリティー保護の開始) は起こり得ませ ん。

v ホット・スペア・ディスク装置は、未構成で無保護のディスク装置でなければなりません。

ミラー保護されたディスク装置にホット・スペアを使用するには、以下の要件が満たされている必要があり ます。

v ディスク装置は、ミラー保護されている必要があります。

v ホット・スペア・ディスク装置は、ホット・スペアをサポートする任意の IOA の下にあります。

v ホット・スペア・ディスクの容量は、ミラー保護された対にあるサブユニットを置き換えるときと同じ 要件を満たす必要があります。ホット・スペアの容量は、中断状態のディスク装置と同じかそれよりわ ずかに大きくなければなりません。

v ホット・スペア・ディスク装置は、未構成で無保護のディスク装置でなければなりません。

ホット・スペア保護を開始する:

このトピックでは、ホット・スペア・ディスク装置のシステムへの組み込みについて説明します。

IBM Navigator for iを使用してホット・スペア保護を開始するには、以下のステップに従います。

1. IBM Navigator for iから「構成およびサービス」を選択します。

2. 「ディスク装置」を選択します。

3. 処理するディスク装置を右マウス・ボタン・クリックします。

4. 「ホット・スペアの開始」を選択します。

コマンド行を使用してホット・スペア保護を開始するには、以下のステップに従います。

1. システム保守ツール (STRSST) を開始し、ユーザー名とパスワードを指定します。

2. 「システム保守ツール (SST)」画面で、「ディスク装置の処理」を選択します。

3. 「ディスク装置の処理」画面で、「ディスク構成の処理」を選択します。

4. 「ディスク構成の処理」画面で、「ホット・スペアの開始」を選択します。

ホット・スペア保護を管理する:

このトピックでは、ホット・スペア保護の管理方法について説明します。

ホット・スペア保護を停止する:

このトピックでは、ディスク装置上でのホット・スペアの停止について説明します。

IBM Navigator for iを使用してホット・スペア保護を停止するには、以下のステップに従います。

1. IBM Navigator for iから「構成およびサービス」を選択します。

2. 「ディスク装置」を選択します。

3. 処理するディスク装置を右マウス・ボタン・クリックします。

4. 「ホット・スペアの停止」を選択します。

コマンド行を使用してホット・スペア保護を停止するには、以下のステップに従います。

1. システム保守ツール (STRSST) を開始し、ユーザー名とパスワードを指定します。

2. 「システム保守ツール (SST)」画面で、「ディスク装置の処理」を選択します。

3. 「ディスク装置の処理」画面で、「ディスク構成の処理」を選択します。

4. 「ディスク構成の処理」画面で、「ホット・スペアの停止」を選択します。

ホット・スペア保護されているパリティー・セットを判別する:

このトピックでは、ホット・スペア保護されているパリティー・セットの判別について説明します。

IBM Navigator for i を使用して、ホット・スペア保護されているパリティー・セットを判別するには、以

下のステップに従います。

1. IBM Navigator for i ウィンドウから「構成およびサービス」を選択します。

2. 「すべてのタスク」>「ディスク管理」を選択します。

3. 「パリティー・セット」を選択します。 「ホット・スペア保護」列に、ホット・スペア保護されている パリティー・セットが示されます。

コマンド行を使用して、ホット・スペア保護されているパリティー・セットを判別するには、以下のステッ プに従います。

1. システム保守ツール (STRSST) を開始し、ユーザー名とパスワードを指定します。

2. 「システム保守ツール (SST)」画面で、「ディスク装置の処理」を選択します。

3. 「ディスク装置の処理」画面で、「ディスク構成の処理」を選択します。

4. 「ディスク構成の処理」画面で、「デバイス・パリティー保護の処理」を選択します。

ドキュメント内 rzalypdf.ps (ページ 61-66)