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プログラムの構築と卒業生とのネットワーク形成の研究

A Study of an Internship Program and the Network Formation of Graduates: Effectiveness of Internships at Graduates’Workplaces

研究グループ代表者

手嶋 康則(TESHIMA YASUNORI)短期大学部キャリア開発学科・准教授

共同研究者

藤島 淑恵(FUJISHIMA TOSHIE)短期大学部キャリア開発学科・講師

研究協力者

梶田 鈴子(KAJITA SUZUKO)短期大学部キャリア開発学科・教授

大久保実咲(OKUBO MISAKI)短期大学部キャリア開発学科・非常勤助手

研究成果の概要

 平成 24 年度までのキャリア開発学科第 1 次インターンシップ改革に続く、第 2 次インターンシップ改革として取り 組んだ研究の具体的な成果は下記の通りである。

・卒業生が在職する企業を対象として実習受入先企業の新規開拓を行った。

・SNS(フェイスブック)を使用し卒業生の組織化を図った。

・インターンシップ・ガイドブックの改訂版を作成した。

・中村学園創立60周年記念事業としてインターンシップ・グランプリを開催した。

・本研究の成果を中村学園大学短期大学部研究紀要に投稿し受理された。

研究分野:キャリア教育

キーワード: インターンシップ、産学連携、社会人基礎力

1.研究開始当初の背景

 企業実習に参加した学生は、就労意欲が高く、就職活 動にも役立っていることがインターンシップのアンケー ト調査などから明らかになった。そこで、平成 25 年度 から、インターンシップを必修化することになり、新た な学生の受入先企業の確保と必修化体制に適応したイン ターンシップ・プログラムが必要となった。そのような ことで量的にも質的にも従来のインターンシップを見直 すことになった。

 この頃、SNSが急速に普及しはじめたことから、フェ イスブックを活用して卒業生の組織化を図ることで、卒 業生と実習生が連携する協働型インターンシップの研究 を始めることになった。

2.研究目的

⑴ インターンシップ必修化のための学内運営システム

の構築

① インターンシップ・プログラムの学習課題の発見 および改善

② 協働型インターンシップ受入先企業の開拓

③ 学生の就業意識、就労意欲の啓発

⑵ 卒業生と実習生、そして学科との関係強化

① インターンシップを通じての卒業生と実習生の実 態把握

② SNSを活用した卒業生の組織化

⑶ 産学連携の関係強化

① 受入先企業のインターンシップの内容に関する理 解促進

② 就職求人情報の収集および採用

3.研究実施計画・方法

⑴ インターンシップ受入先企業の開拓

① 新規受入交渉などの企業訪問期間(平成 25 年 5

プロジェクト研究 研究成果報告書 第4号

(3)中村学園創立 周年記念事業の取組み

①インターンシップ・グランプリ 「幸福になる働き方~仕事・女性・地域~」の開 催および企業・高校・保護者への公開。

②記念講演『女性大活躍が当たり前の社会へ』を開催。講師:納富昌子氏(5.% 毎日放 送株式会社 メディア事業局専門局長)

③インターンシップ生によるプレゼンテーション・コンテストを実施。

(4)協働型インターンシップの評価

①卒業生によれば実習生とのコミュニケーションは概ね良好であったが、実習生に対し ては、目的が曖昧で自主性、積極性がないという指摘を受けた。

②実習生の感想は、卒業生は忙しく、あまりコミュニケ―ションが取れなかったという 内容である。今回の研究だけでは事例が少なく不十分な成果であったが、継続する課題 であるため、今回の研究段階は基盤構築の 年間であり、これからの充実が望まれる。

(5)インターンシップの事前・事後研修関連

①インターンシップの事前・事後研修で使用する「インターンシップ・ガイドブック」

の改訂を行い、ビジネスマナーなどの指導における充実を図った。

②インターンターンシップの事前・事後研修で、学生の「インターンシップに伴うキャ リア意識」、「インターンシップ実習期間と就職内定状況によるキャリア意識」、「イン ターンシップに伴う進路選択の困難さ」、「インターンシップ実習期間と就職内定状況 による進路選択の困難さ」に関するアンケート調査を実施し研究成果としてまとめた。

③インターンシップの効果であるが、進路選択で学生が感じる困難さを軽減することが 分かった。また、学生の受け身の姿勢については改善が認められなかった。

④インターンシップの教育効果を高めるためには、目的意識の涵養に力を入れた事前研 修が必要である。なお、平成 年度より就職活動期間が短期化されるが、それに伴い、

学生は充分な適性を確認できないまま進路を決定する可能性が高くなる。せっかく就職 しても早期離職の一層の増加を招くことが懸念されることから、今後はインターンシッ プの成果を学生ひとり一人の進路選択に結びつけるとともに、ミスマッチ就職を防止す るインターンシップの改善に努めるものである。

名 名 名 名 名 名 名 名 名 名 名 名 平成 年度

月 月 月 月 月 月 月 月 月 月 月 月 名 名 名 名 名 名 名 名 名 名 名 名

~ 6 月、12 ~ 1 月、26 年 5 ~ 6 月、12 ~ 1 月を 中心として活動する)

② 企業情報収集のため定例異業種交流会への参加

③ SNSによる卒業生とのネットワーク組織の構築

⑵ インターンシップに関連するプログラムの取組み

① 中村学園創立 60 周年記念事業の計画および開催

(平成 25 年 10 月~平成 26 年 5 月)

② インターンシップ・ガイドブックの改訂作業(平 成 26 年 1 月~ 6 月)

2

①インターンシップを通じての卒業生と実習生の実態把握

②SNSを活用した卒業生の組織化

(3)産学連携の関係強化

①受入先企業のインターンシップの内容に関する理解促進

②就職求人情報の収集および採用

3.研究実施計画・方法

(1)インターンシップ受入先企業の開拓

①新規受入交渉などの企業訪問期間(平成月、~月、年月、

~月を中心として活動する)

②企業情報収集のため定例異業種交流会への参加

③SNSによる卒業生とのネットワーク組織の構築

(2)インターンシップに関連するプログラムの取組み

①中村学園創立周年記念事業の計画および開催(平成月~平成月)

②インターンシップ・ガイドブックの作成(平成月~月)

③インターンシップに関する学生のアンケート調査(企業実習の前後に回、年回実 施)

4.研究成果

(1)インターンシップ受入先企業の実績

①平成年~年の年間に新規受入先企業を社開拓でき、インターンシップ必修 化の基盤を構築できた。表1、表2参照

表1 インターンシップ実習生数と受入先企業数

②卒業生が働いている7社の企業とインターンシップ生受入れの交渉をおこなった結果、

株式会社マイマイ、株式会社東京スタイルの社が卒業生による実習生支援をしていた だけることになった。

(2)卒業生ネットワーク登録実績

名の卒業生の登録があった(目標比)。登録の対象とした卒業生は、筆者(研 究グループ代表)が本学科に在職してから卒業を迎えた平成年度から平成年度まで とした。

開始当初のか月間は順調に登録数が増加したものの、その後は卒業生同士の結びつき も減少し登録は低調なものとなった。表3

表3 卒業生のネットワーク登録人数

平成年度 平成年度

実習生数 受入先企業数 実習生数 受入先企業数

夏季

春季

平成年度

月 月 月

③ インターンシップに関する学生のアンケート調査

(企業実習の前後に 2 回、年 2 回実施)

4.研究成果

⑴ インターンシップ受入先企業の実績

① 平成 25 年~ 26 年の 2 年間に新規受入先企業を 16 社開拓でき、インターンシップ必修化の基盤を 構築できた(表1)。

② 卒業生が働いている7社の企業とインターンシッ プ生受入れの交渉をおこなった結果、株式会社マイ マイ、株式会社東京スタイルの 2 社が卒業生によ る実習生支援をしていただけることになった。

⑵ 卒業生ネットワーク登録実績

 183 名の卒業生の登録があった(目標比 61.0%)。

登録の対象とした卒業生は、筆者(研究グループ代表)

が本学科に在職してから卒業を迎えた平成 21 年度か ら平成 25 年度までとした。

 開始当初の 3 か月間は順調に登録数が増加したも のの、その後は卒業生同士の結びつきも減少し登録は 低調なものとなった(表2)。

⑶ 中村学園創立 60 周年記念事業の取組み

① インターンシップ・グランプリ 2014「幸福にな る働き方~仕事・女性・地域~」の開催および企業・

高校・保護者への公開。

② 記念講演『女性大活躍が当たり前の社会へ !』を

開催(写真1)。講師:納富昌子氏(RKB 毎日放送 株式会社 メディア事業局専門局長)

③ インターンシップ生によるプレゼンテーション・

コンテストを実施(写真2)。

写真1 記念講演 写真2 プレゼン・コンテスト

3

表2 卒業生のネットワーク登録人数

学生は充分な適性を確認できないまま進路を決定する可能性が高くなる。せっかく就職し ても早期離職の一層の増加を招くことが懸念されることから、今後はインターンシップ の成果を学生ひとり一人の進路選択に結びつけるとともに、ミスマッチ就職を防止する インターンシップの改善に努めるものである。

5.主な発表論文等

〔雑誌論文〕(計1件)

1) 手嶋康則、藤島淑恵、梶田鈴子、インターンシップ必修化の取組みについて~中村学 園短期大学部キャリア開発学科の事例~、中村学園大学・中村学園短期大学部研究紀 要、第 46 号、117‐130、2014、査読有

〔その他〕

中村学園大学・中村学園短期大学部のホームページ イベント開催報告 2014,5,19

6.予算配布額

(金額単位:円)

研究経費 機器備品 合 計

平成 25 年度 550,000 0 550,000 平成 26 年度 450,000 0 450,000 合 計 1,000,000 0 1,000,000

平成 25 年度

4 月 5 月 6 月 7 月 8 月 9 月 10 月 11 月 12 月 1 月 2 月 3 月 87 名 12 名 12 名 2 名 6 名 4 名 9 名 0 名 0 名 2 名 1 名 3 名

平成 26 年度

4 月 5 月 6 月 7 月 8 月 9 月 10 月 11 月 12 月 1 月 2 月 3 月 30 名 9 名 0 名 0 名 4 名 0 名 0 名 1 名 3 名 0 名 0 名 0 名

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