第 5 章 トリガー・パラメーターの設定[TRIGGER]
第5章 [TRIGGER]
次の設定(ベーシック・ トリガー・パラメーター)は、トリ ガー・タイプ(P.44)を設定すると自動的に各パッドに適し た値に変更されるため、 通常設定する必要はありません。
より細かい設定をする場合や、 他社のパッドを使う場合は、
次のパラメーターを調節します。
画面右側のベロシティー・ モニターに、最後に叩いた分 から 16 打前までのベロシティーが表示されます。
1.
[TRIGGER]-[F2(BASIC)]を押します。[TRIGGER]が点灯し、「TRIGGER BASIC」画面が表示 されます。
fig.05-TrigBasic̲70
2.
[CURSOR(上下)]でパラメーターを選びます。3.
設定するパッドを叩きます。叩いたパッドの設定画面が表示されます。
[CURSOR(左右)]で選ぶこともできます。
4.
[+/-]、[VALUE]で値を設定します。5.
設定が終わったら[EXIT]を押して「DRUM KIT」画面に戻ります。
パッドの感度を調節し、叩く強さと音の大きさのバランスを 調節します。
Sensitivity:1 〜 32
値を大きくすると感度が高くなり、パッドを弱く叩いても大 きな音量で鳴ります。値を小さくすると感度が低くなり、
パッドを強く叩いても小さな音量で鳴ります。
ある一定以上の強さで叩いたときだけトリガー信号を読み込 むように設定します。これにより、パッドが周囲の振動を拾 うのを防ぐことができます。次の図で、B の信号は鳴ります が A と C は鳴りません。
fig.Threshold.j
Threshold:0 〜 31
大きな値に設定すると、弱く叩いたときに音が鳴らなくなり ます。
パッドを叩きながらスレッショルドの値を徐々に上げていき ます。パッドを弱めに叩いて、音が欠けるようであれば少し 値を下げます。これを繰り返してちょうどよい設定にします。
パッドやドラム・トリガーによっては、叩く強さと音量変化 の関係が不自然な場合があります。ここでは、パッドを叩く 強さに対する音量変化のしかたを設定します。
Curve:LINEAR
標準的な設定です。叩く強さと音量の変化が最も自然になり ます。
fig.VeloC-LINEAR.j
パッドの感度などを設定する
[F2(BASIC)]
パラメーター 設定値 説明
Trig Type P.44 参照
Sensitivity 1 〜 32 パッドの感度 Threshold 0 〜 31 パッドの最低感度 Curve LINEAR、EXP1、
EXP2、LOG1、
LOG2、SPLINE、
LOUD1、LOUD2
叩く強さに対する 音量変化のしかた
パッドの感度(センシティビティー)
パッドの最低感度(スレッショルド)
叩く強さに対する音量変化のしかた
(ベロシティー・カーブ)
スレッショルド
C B
A
音量
たたく強さ LINEAR
第 5 章 トリガー・パラメーターの設定[TRIGGER]
Curve:EXP1、EXP2
LINEAR に比べ、強めに叩くときの音量変化が大きくなりま す。
fig.VeloC-EXP.j
Curve:LOG1、LOG2
LINEAR に比べ、弱めに叩くときの音量変化が大きくなりま す。
fig.VeloC-LOG.j
Curve:SPLINE
叩く強さによる音量変化が極端に付きます。
fig.VeloC-SPLINE.j
Curve:LOUD1、LOUD2
叩く強さによる音量変化が少なく、 演奏しやすい音量が保て ます。ドラム・トリガーを利用するときなど、 安定した発音 が得られます。
fig.VeloC-LOUD.j
1.
[TRIGGER]-[F3(HI-HAT)]を押します。[TRIGGER]が点灯し、「TRIGGER HI-HAT」画面が表 示されます。
fig.05-TrigHH̲70
2.
[CURSOR(上下)]でパラメーターを選びます。3.
[+/-]、[VALUE]で値を設定します。4.
設定が終わったら[EXIT]を押して「DRUM KIT」画面に戻ります。
• HH Ctrl Type が「VH12」のとき
• HH Ctrl Type が「VH11/FD」のとき
*1: ハイハット・ペダルでピッチ・コントロールを行う場合
(P.38)、「HIGH」に設定すると、ピッチが滑らかに変 化します。
音量 音量
たたく強さ EXPONENTIAL 2
EXPONENTIAL 1
音量 音量
たたく強さ LOG2
LOG1
音量
たたく強さ SPLINE
音量 音量
たたく強さ LOUD2
LOUD1
ハイハットの設定をする
[F3(HI-HAT) ]
パラメーター 設定値 説明 Hi-Hat Ctrl
Type
VH12、
VH11/FD
使用するハイハットの種類 VH12:VH-12
VH11/FD:VH-11、FD-8
パラメーター 設定値 説明
Offset -100 〜 +100
(自動調整:
P.48)
ハイハットの開き具合 値を大きくするほど 開き気味になります。
自動調整後に、お好 みで微調整してくだ さい。
Foot Splash Sens
-10 〜 +10
(初期値:+5)
フット・スプラッシュ の鳴りやすさ Noise
Cancel
1 〜 3
(初期値:1)
フット・クローズ時に ハイハットのボウや エッジの音が鳴るのを 防ぐ強さ
値を大きくするほど フット以外の音が鳴 りにくくなります。
パラメーター 設定値 説明
Foot Splash Sens
-10 〜 +10
(初期値:+8)
フット・スプラッシュの 鳴りやすさ
CC Max 90、 127
(初期値:90)
ペダルを完全に踏み込ん だ状態で送信されるコン トロール・チェンジの値 CC
Resolution
NORMAL、
HIGH(初期 値:NORMAL)
ハイハット・ペダルから 送信されるデータの細か さ(*1)
第 5 章 トリガー・パラメーターの設定[TRIGGER]
第5章 [TRIGGER]
接続のしかた
fig.VH-Connect.j
ハイハットの設定をする
1.
VH-11がTD-12に正しく接続されていることを確認 します。2.
ハイハットが完全にモーション・センサー・ユニッ トから離れた状態で、TD-12 の電源を入れます。※ ハイハットがモーション・ センサー・ユニットに触れた 状態で電源を入れると、 正しく調整できません。
3.
クラッチ・スクリューをゆるめ、ハイハットを モーション・センサー・ユニットの上に自然に置 いた状態にします。4.
[TRIGGER]-[F1(BANK)]を押します。[TRIGGER]が点灯し、「TRIGGER BANK」画面が表示 されます。
5.
[CURSOR]を押して、カーソルをトリガー・イ ンプット 6 のトリガー・タイプに合わせます。6.
[+/-]または[VALUE]で「VH11」を選びます。fig.05-VH11-Offset1
7.
[F3(HI-HAT)]を押します。「TRIGGER HI-HAT」画面が表示されます。
fig.05-VH11-Offset2
8.
TD-12 の設定を確認します。9.
TD-12 の画面右側に表示されるメーターを見なが ら、VH-11 の VH オフセット調整ネジを回して調 整します。メーターに黒い が表示されるように調整します。
fig.05-VH11-Offset3
fig.VH-Offset.j
10.
必要に応じて、その他のパラメーターを調節しま す(P.46)。VH-11 の接続と TD-12 の設定
TRIGGER OUTPUT ジャック
TD-12の TRIGGER INPUT HI-HATジャックへ TD-12の
HH CTRL ジャックへ CONTROL
OUTPUT ジャック
パラメーター 設定値
Hi-Hat Type VH11/FD
CC Max 90
CC Resolution NORMAL
VHオフセット 調整ネジ
OPEN CLOSE
オフセット調整の目安
クローズド・ハイハットの音が鳴らしづらい場合は、VH オフセット調整ネジを「CLOSE」の方向へ回します。
オープン・ハイハットの音が鳴らしづらい場合は
「OPEN」の方向へ回します。
強打時に音が途切れるときは、VH オフセット調整 ネジを「OPEN」の方向へ回してください。
第 5 章 トリガー・パラメーターの設定[TRIGGER]
接続のしかた
fig.VH12-Connect.j
オフセットを調整する
1.
[TRIGGER]-[F1(BANK)]を押します。[TRIGGER]が点灯し、「TRIGGER BANK」画面が表示 されます。
2.
[CURSOR]を押して、カーソルをトリガー・イ ンプット 6 のトリガー・タイプに合わせます。3.
[+/-]または[VALUE]で「VH12」を選びます。4.
[F3(HI-HAT)]を押します。「TRIGGER HI-HAT」画面が表示されます。
5.
Hi-Hat Type を「VH12」にします。6.
[F5(OFFSET)]を押します。「VH OFFSET ADJUSTMENT」画面が表示されます。
fig.05-VHOffset1̲70
7.
VH-12 のクラッチ・スクリューをゆるめ、ハイ ハットを閉じた状態にします。※ ハイハット本体やペダルには触らないでください。
8.
[F5(EXECUTE)]を押します。[TRIGGER]が点滅し、オフセットが自動的に調整され ます。
fig.05-VHOffset2̲70
終了すると[TRIGGER]が点滅から点灯に変わり、次 のような画面が表示されます。
fig.05-VHOffset3̲70
9.
必要に応じて、その他のパラメーターを調節しま す(P.46)。Hi-Hat Type が「VH12」のときは、[KIT]を押しなが ら[TRIGGER]を押すことでも、VH-12 のオフセット を自動で調整できます(P.20)。
ハイハットの設定をする
1.
[TRIGGER]-[F3(HI-HAT)]を押します。[TRIGGER]が点灯し、「TRIGGER HI-HAT」画面が表 示されます。
2.
Hi-Hat Type を「VH11/FD」にします。3.
必要に応じて、その他のパラメーターを調節しま す(P.46)。VH-12 の接続と TD-12 の設定
CONTROL OUTPUT ジャック TRIGGER
OUTPUT ジャック
TD-12の TRIGGER INPUT HI-HATジャックへ
TD-12の HH CTRL ジャックへ
クラッチ・
スクリュー
ハイハット・コントロール・ペダル
(FD シリーズ)の接続と設定
第 5 章 トリガー・パラメーターの設定[TRIGGER]
第5章 [TRIGGER]
同じスタンドに 2 つのパッドを取り付けている場合などに、
一方のパッドを叩いたときの振動で他方のパッドが誤って発 音してしまうことがあります(クロストーク)。このような現 象を防ぐための設定です。
取り付けられている 2 つのパッドの距離を離してセッ ティングすることにより、 クロストークを防ぐことがで きる場合もあります。
1.
[TRIGGER]-[F1(BANK)]-[F4(XTALK)]を押します。
2.
[F1]〜[F3]でパラメーターを選びます。3.
設定するパッドを叩きます。叩いたパッドのトリガー・ インプット・ナンバーにカー ソルが移動します。
[CURSOR]で選ぶこともできます。
4.
[+/-]、[VALUE]で値を設定します。5.
設定が終わったら[EXIT]を押して「DRUM KIT」画面に戻ります。
[ F1(XTALK)]:XTALK CANCEL クロストーク・キャンセル処理の強さ
fig.05-Xtalk1̲70
[ F2(MOUNT)]:MOUNT TYPE
各トリガー・インプットのパッドの取り付けかた SEPARATE:独立してセッティング
PAD:パッド・マウントに取り付け CYMBAL:シンバル・マウントに取り付け
fig.05-Xtalk2̲70
[ F3(GROUP)]:XTALK GROUP
同じグループ(番号)のパッドに対して、クロストー ク・キャンセル、マウント・タイプの処理を行います。
1 つのスタンドに取り付けられているパッドにはすべて、
同じ番号を設定してください。
fig.05-Xtalk3̲70
他のパッドの振動による誤発音を 防ぐ[F4(XTALK)]
設定例:スネアのパッドを叩いたときにタム 1 の音が鳴ってしまう
スネアとタム 1 を同じクロストーク・グループに設定し ます。スネアのパッドを叩きながら、タム 1 のパッドの クロストーク・キャンセルの値を徐々に上げていき、ス ネアのパッドを叩いてもタム 1 の音が鳴らなくなる値に します。値を上げるほど、タム 1 のパッドが同じグルー プの他のパッドからのクロストークを受けにくくなりま す。「OFF」にするとクロストークを防ぐ処理を行いませ ん。
※ 値を大きくし過ぎると、2 つのパッドを同時に叩い たときに弱く叩いたほうのパッドの音が鳴らなくな ります。クロストークが起こらない最小の値に設定 してください。