8. ウェブアクセシビリティ方針の見直しと公開
運用ガイドラインに基づく取組内容及びウェブアクセシビリティの実現内容の確認結果 に基づき、対象範囲、適合レベル、期限の再設定を行います。見直し後のウェブアクセ シビリティ方針を各団体ホームページ等で公開します。
以下の取組は、「5.1.3. ウェブアクセシビリティ方針を策定し取組を実行する単位の設 定」で対象として定め、ウェブアクセシビリティ方針を策定し公開した単位ごとに実施 します。
取組の全体像([]内の番号は本書内の章・節・項の番号)と本章の内容
ウェブアクセシビリティ方針の策定と公開 [5] 取組対象の把握と設定 [5.1]
ウェブアクセシビリティ対応状況の確認 [5.2]
ウェブアクセシビリティ方針の策定と公開 [5.3]
取組の実行 [6] 団体内で使用するガイドラインの策定 [6.1]
ページ作成時の対応
[6.3.1]
公開前のチェック [6.3.2]
利用者の意見収集と対応
[6.3.3]
検証 [6.2.3]
ユーザー評価 [6.2.4]
ガイドラインの更新
[6.2.1]
日々の運用における取組
[6.3]
職員研修 [6.2.2]
外部発注等に おける取組
[6.4]
取組内容及び実現内容の確認と公開 [7]
ウェブアクセシビリティの実現内容の確認(試験)と公開 [7.2]
運用ガイドラインに基づいた取組内容の確認と公開 [7.1]
ウェブアクセシビリティ方針の見直しと公開 [8] 対象範囲の再設定 [8.1]
目標とする適合レベルと対応度、期限の再設定 [8.2]
見直し後のウェブアクセシビリティ方針の公開 [8.3]
1年に1回 実施
計画期間に 応じて実施 改善 [6.2.5]
年度ごとに計画し実行 する取組 [6.2]
外部サービス を活用した情 報発信におけ る取組 [6.5]
8.1. 対象範囲の再設定
必要に応じて対象範囲の見直しを行います。
(1)全体を対象に計画した場合
対象とするホームページ等の全体について対応する計画を策定している場合は、その計 画を継続することを基本とします。
(2)対象範囲を限定し計画した場合
ホームページ等の一部を対象としたり、特定のページを対象から除外したり等の場合は、
対象範囲を段階的に拡大することを検討します。
8.2. 目標とする適合レベルと対応度、期限の再設定
目標とする適合レベル(P.55 参照)と対応度(P.58 参照)、期限の見直しを行います。
(1)期限内に目標とするレベルを実現できた場合
期限内にレベルAA準拠を実現できた場合は、そのレベルを維持することを目標としま す。期限を1年後に再設定し、その段階でレベルAA準拠を再度実現していることを目 標とし取り組みます。
期限内に目標としたレベル(A 一部準拠、A 準拠、AA 一部準拠)を実現できた場合は、
レベルAA準拠が求められていることを踏まえ、目標とするレベルを高くすることがで きないか検討します。
より高いレベルを設定できる場合は、その実現を目指す期限を改めて設定します。
実現したレベルを維持することを目標とする場合は、期限を1年後に再設定し、そ の段階で目標とするレベルを再度実現していることを目標とし取り組みます。
今後1年間でレベルの向上を目指す箇所を明確化し目標とし取り組みます。
(2)期限内に目標とするレベルを実現できなかった場合
目標とするレベルと対応度、期限を改めて設定し取り組みます。なお、実現できなかっ た理由を明らかにしてその改善等を検討した上で、実現できなかった項目(部分)全体 の実現を原則としつつも段階的な取組が必要と判断できる場合は、優先順位とその実現 期限を検討しウェブアクセシビリティ方針に反映させます。
【例】
同じ適合レベルと対応度を維持し、目標とする期限を改めて設定する。
目標とする適合レベルと対応度を見直した上で、期限を改めて設定する。
【参照】
「5.ウェブアクセシビリティ方針の策定と公開」(P.44)
8.3. 見直し後のウェブアクセシビリティ方針の公開
見直しを行ったウェブアクセシビリティ方針を対象とするホームページ等で公開します。
【参照】
「5.ウェブアクセシビリティ方針の策定と公開」(P.44)
ウェブアクセシビリティ方針の改定の履歴を公開している例(兵庫県神戸市)