5. バージョンアップに伴う特別な設定
5.26. スマートコンパイラ
本項では、スマートコンパイラ特有の、バージョンアップに伴う特別な設定について説明します。
5.26.1. バージョンアップしたスクリプトへのPSPの適用
本項の手順は、「設定が必要なアップグレード元のバージョン」からのバージョンアップ時に一度行っていれば、
行う必要はありません。
• 設定が必要なアップグレード元のバージョン
◦ DataSpider Servista 3.0 以前
• 概要
スマートコンパイラは、スクリプトの内容を解析し、理論上データ容量の制限がない PSP が使用可能なカ所を自 動で検出して適用する機構です。PSP を適用することにより、スクリプトのパフォーマンスを最大限に発揮する ことができます。
PSP では、ブロック単位で分割したデータの読み取り・変換・書き込みといった一連の流れをマルチスレッドで 処理するため、大容量データを高速に処理することができます。ただし、PSP は機構の特性上すべての処理が対 応しているわけではありません。PSP に対応しているコンポーネントは主にデータモデルがテーブルモデル型の コンポーネントに限られます。
PSP に対応するコンポーネントについては、DataSpider Servista ヘルプの 「パラレルストリーミング処 理」ページを参照してください。
バージョンアップしたスクリプトは、自動では PSP が適用されません。PSP を適用したい場合は、明示的にデータフ ローを PSP データフローに変更する必要があります。
PSP の適用方法は、以下の通りです。
1). データフローから個別変更
スクリプトキャンバスでは、データフロー単位で PSP データフローに変更することができます。
1. デザイナで、対象のスクリプトを開きます。
2. データフローの右クリックメニュー [PSPデータフローを有効化/無効化] にチェックを入れます。
2). プロジェクトエクスプローラから一括変更
プロジェクトエクスプローラでは、「プロジェクト単位」「フォルダ単位」「スクリプト単位」でそれぞれデータフ ローをPSPデータフローに変更することができます。
1. デザイナで対象のプロジェクトを開きます。
2. プロジェクトエクスプローラで、プロジェクト / フォルダ / スクリプトの右クリックメニュー [PSPデータフロー の操作] から [一括で有効にする] を選択します。
3. 「PSPデータフローの操作」ダイアログの [OK] ボタンを押下します。
手順 2. で [一括で解除する] を選択すると、対象のスクリプトのPSPデータフローをすべて通常のデータフローに 変更することができます。
3). マイプロジェクトから一括変更
プロジェクト内のスクリプトのデータフローをすべて PSP データフローに変更します。
1. マイプロジェクトを開きます。
2. プロジェクトの一覧で、対象のプロジェクトの右クリックメニュー [PSPデータフローの操作] から [一括で有効 にする] を選択します。
3. 「PSPデータフローの操作」ダイアログの [OK] ボタンを押下します。
4. 「PSPデータフローの一括設定変更」ダイアログの [OK] ボタンを押下します。
手順 2. で [一括で解除する] を選択すると、プロジェクト内のスクリプトの PSP データフローをすべて通常の データフローに変更することができます。