プロジェクト 2 45
2.2 スキャニング
プロジェクトのこのセクションから開始する場合、サンプルスコア[プロジェクト 2]を開き、
[2 スキャニング]バージョンを[現在のバージョン]にする必要があります。これを行うには、
[レビュー][バージョン][バージョンを編集]を選択し、このバージョンをリストから選択し てから[現在のバージョンにする]をクリックします。
Sibelius
にはPhotoScore Lite
という無償のスキャニングプログラムが付属しています。PhotoScore
Lite
を使えば、印刷された楽譜をスキャンし、Sibelius
に読み込むことができます。印刷され た楽譜やSibelius
に読み込ませ、独自に入 力したスコアと同じように編集、移調、再生、パート譜の作成、印刷などを行うことができます。このセクションでは、弦楽四重奏のパート譜を使って、新規スコアから指揮者用のフルスコアを 作成する方法について説明します。(このセクションでは
コンピュータに接続されているスキャナをお持ちでない場合も、このセクションを通してお 読みいただけます。)
PhotoScore Liteでのスキャニング
先へと進む前に、
Sibelius DVD-ROM
からPhotoScore Lite
がインストールされていることを確 認してください。PhotoScore
をインストールしたら、Sibelius
で[ファイル][新規]を選択して[クイックスタート]
を開きます。[インポート]タブへ切り替え、
PhotoScore
を起動します。PhotoScore
プログラムが起動したら、ツールバーの[Open PDF]ボタンをクリックします。[開く]ダイアログが表示されます。[サンプルスコア]フォルダの[プロジェクトファイル]フォ ルダで、[弦楽四重奏 - バイオリン I.pdf]ファイルを選択し、[開く]をクリックします。
PhotoScore
がdpi
単位で選択できます。解像度が高いほど詳細までスキャンすることができますが、処理にはより時間がかかります。解像度 のテキストフィールドに[600]を入力し、[OK]をクリックします。
PhotoScore
がファイルの処理を開始します。スキャンされたページは自動的に読み込まれ、音符とその他の記号が解読されます。
2.2 スキャニング
プロジェクト2
スキャンした楽譜の編集
PhotoScore
を使った楽譜の読み込みが完了すると、バイオリンパートの1
ページ目の読み込み結果がメインウィンドウに表示されます。
PhotoScore Lite
による読み取りに間違いがあれば、ここで修正することができます。
ウィンドウ上部(背景が淡黄色の部分)に、ページのスキャン画像が表示されます。全詳細表示 画面の上部右隅にマウスで選択したスキャン画像の一部分を拡大表示します。
ウィンドウ下部の大きな部分(背景がグレーの部分)には、
PhotoScore Lite
がこのスキャン 画像から読み取ったものが表示されます。すなわち、楽譜の最初のページに書いてあるもの が表示されます。そのため、この部分にはまだPhotoScore Lite
による読み取り間違いが含ま れている可能性があります。PhotoScore Lite
の右下隅にはテンキーがあり、Sibelius
のテンキーとほぼ同様に機能しますが、PhotoScore Lite
に必要でない機能が省かれています。ウィンドウ上部のスキャン画像と下部の読み取り結果を見比べて、間違いを修正していきま しょう。
パート譜の先頭のアウフタクト小節には、譜表の上と下に赤色の点線が付けられています。その 後には、小節線の上に青色の音符が並んでおり、足りない拍または多すぎる拍の数を示して います。これは、
PhotoScore Lite
は拍子記号を4/4
として読み込んでおり、この小節が16
分音 符分の長さしかないため、つじつまが合わないことを示しています。出力ウィンドウの拍子記号を選択し(選択すると薄い青色に変化します)、[Create][Time Signature](ショートカットはT)を選択して、別の拍子記号を選択します。[Other]をク リックし、ドロップダウンリストから[1/16]を選択します。[Invisible (for pick-up and irregular bars)]がオンであることを確認します。こうすると、拍子記号が
PhotoScore
に表示されません。2
残りの小節が赤色に変化し、小節線の上に青色の音符が表示されます。これを修正するには、
最初の完全小節の先頭に
2
つ目の拍子記号を追加します。 もう一度Tを押して拍子記号を作成し、[4/4]を選択して、[Invisible (for pick-up and irregular bars)]がオフになっていることを確認し、[OK]をクリックします。
マウスポインタが青色に変化し、オブジェクトを入力できる状態であることが示されます。
最初の完全小節の先頭をクリックして拍子記号を配置すると、赤色の点線が消えます。
音高などは
Sibelius
でも修正できますが、調号と拍子記号の修正は
PhotoScore Lite
で行う方 がはるかに簡単ですので、スコアをSibelius
に送信する前にここで修正しておくことをおすす めします。PhotoScore
??????????????????????????をご参照ください。
Sibeliusへの送信
スコアのすべてのページの編集が完了したら、スコアを
Sibelius
に送信します。[File][Send to][Sibelius](ショートカットはCtrl+DまたはD)を選択するか、出力ウィン ドウ上部の[Save score]ボタンの隣にある
Sibelius
アイコン( )をクリックします。[PhotoScore/AudioScoreファイルを開く]ダイアログが
Sibelius
に表示されます。ここではオ プションを操作しないで、[OK]をクリックしてファイルを開きます。バイオリンのパート譜が
Sibelius
の新規スコア内に表示されます。これを、このプロジェクトの先のセクションで準備したスコアに転送します。
PhotoScore Lite
からインポートしたバイオリンのパート譜の最初の小節をトリプルクリックし、この譜表のすべての音楽を選択します。
[ホーム]
[クリップボード]
[コピー](ショートカットはCtrl+CまたはC)を選択し、
楽譜をクリップボードにコピーします。
[表示]
[ウィンドウ]
[ウィンドウを切り替え]メニューから以前に用意したスコアを選択 します。
[
Violin I
]譜表のアウフタクト小節の16
分休符を選択します。[ホーム]
[クリップボード]
[貼り付け](ショートカットはCtrl+VまたはV)を選択し、
インポートされたスコアから準備したスコアへ楽譜を貼り付けます。
適切な臨時記号、スラー、タイをすべて含む楽譜がスコアに挿入されます。小節がスコアに 自動追加され、コピーした楽譜に埋められます。
PhotoScore
により音符の上のスラーが短縮 されていますが、これは後で修正しますので、今は気にしなくてもかまいません。2.2 スキャニング
プロジェクト2
残りの楽譜の追加
それでは、
PhotoScore Lite
を使って、残りの弦楽器パートをスキャンして読み込み、Sibelius
に送 信しましょう。[弦楽四重奏 - バイオリン II.pdf]、[弦楽四重奏 - ビオラ.pdf]、[弦楽四重奏 - チェロ.pdf] です。これらの[
Violin I
]譜表での操作と同じように、Sibelius
に送信したら、あらかじめ用意しておいたスコア内の適切な譜表にコピー&ペーストします。
バージョンの保存
ここで[レビュー]
[バージョン]
[新規バージョン]を選択してください。バージョン名を付 けるかどうか、また後で見分けやすいようコメントを追加するかどうかを尋ねるメッセージ が表示されます。このバージョンに[バージョン1 - スキャン済み入力]などの分かりやすい名前 を付けたら、[OK]をクリックします。
このバージョンは、後でスコアやバージョンをすばやく比較する方法を説明する際に使用し ます。
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