ジャーナル処理に関して最も頻繁に実行する必要がある管理タスクは、ジャーナル・レシーバーのスワッピ ング、保管、および削除です。
ジャーナル・レシーバーのスワップ:
ジャーナル管理に関する重要なタスクは、ジャーナル・レシーバーをスワップすることです。通常は、ジャ ーナル・レシーバーがストレージしきい値に達したときに、そのジャーナル・レシーバーを交換します。
IBM Navigator for i またはジャーナルの変更 (CHGJRN) コマンドを使用して、ジャーナル・レシーバーを 交換できます。システムのジャーナル・レシーバー管理を使用する場合、システムはユーザーのためにジャ ーナル・レシーバーを変更します。
Navigator for i またはジャーナルの変更 (CHGJRN) コマンドを使用して、ジャーナルの属性を変更できま す。また、Navigator for i または CHGJRN コマンドを使用して、ジャーナルのレシーバーを変更し (現行 レシーバーを切り離し、新しいレシーバーを作成して接続する)、ジャーナル項目の順序番号をリセットす ることもできます。
ジャーナル・レシーバーを交換すると、古いジャーナル・レシーバーは切り離されます。ジャーナル・レシ ーバーを切り離すと、それをいずれのジャーナルにも再接続できません。切り離されたジャーナル・レシー バーを使用して次のことを行うことができます。
v ジャーナル・レシーバーの保管または復元。
v 項目の表示。
v 項目の検索。
v 項目の受信。
v ジャーナル・レシーバーを使用してジャーナルされた変更を適用または除去する。
v ジャーナル・レシーバーを使用してジャーナルされたイメージを比較する。
v ジャーナル・レシーバーの状況またはレシーバー・チェーンにおける位置を表示する。
v 切り離されたレシーバーを削除する。
v 遠隔ジャーナル機能を使ってジャーナル・レシーバーを複製する。
以下のジャーナル処理属性を変更するためには、ジャーナル・レシーバーを交換する必要があります。
v ジャーナルの手動管理またはシステム管理 (MNGRCV パラメーター) v レシーバー・サイズ・オプション (RCVSIZOPT パラメーター) v 最小化された項目固有のデータ (MINENTDTA パラメーター) v ジャーナル・レシーバーしきい値 (THRESHOLD パラメーター) v 固定長データ (FIXLENDTA パラメーター)
v ジャーナル・オブジェクトの限度 (JRNOBJLMT パラメーター) v ジャーナル順序番号のリセット (SEQOPT パラメーター)
Navigator for i を使用してジャーナル・レシーバーをスワップするには、以下のステップを実行します。
1. Navigator for i で、使用したいシステムに接続します。
2. 「ジャーナル管理」を展開します。
3. 「ジャーナル・タスクで使用するデータベース/ライブラリーの設定 (Set Database/Library to use with Journal Tasks)」を選択し、処理したいデータベースとライブラリーを指定します。
4. 「ジャーナル」を選択します。
5. 使用したいジャーナルを選択して、「レシーバーの変更 (Change Receivers) 」アクションを選択しま す。
6. オプションとして、必要な任意のオプションを変更できます。
7. 「OK」をクリックします。「レシーバーの変更 (Change Receivers) 」ダイアログがクローズします。
新規ジャーナル・レシーバーが自動的に作成され接続されます。
ジャーナルの変更 (CHGJRN) コマンドの JRNRCV(*GEN) を使用して、現在接続されているレシーバーと 同じ属性の新しいレシーバーを同じライブラリーに作成します。 これらの属性には、所有者、専用認可、
共通権限、オブジェクト監査、ASP ID、しきい値、およびテキストなどがあります。
ジャーナル・レシーバーを切り離すための出口点
注: ジャーナル・レシーバーをジャーナルから切り離すときは必ず、システムは
QIBM_QJO_CHG_JRNRCV の出口点に登録されたすべてのユーザー出口プログラムを呼び出します。詳細
については、ジャーナル・レシーバー出口プログラムの変更を参照してください。
注意:
オブジェクトがコミットメント境界に到達する前に活動時保管操作を使用してそれらのオブジェクトを保管 する場合は、ジャーナル・レシーバーを切り離す前にそれを保管します。ジャーナル・レシーバーを保管前 に削除すると、それらのオブジェクトに関する保留中のトランザクションを一切回復できなくなる可能性が あります。
関連概念:
46ページの『ジャーナル・レシーバーの手動管理とシステム管理』
System i ナビゲーターまたはジャーナルの作成 (CRTJRN) コマンドを使用してジャーナルを作成する場 合、システムによるジャーナル・レシーバー管理またはユーザーによるジャーナル・レシーバー管理のいず れかを選択できます。
41ページの『ジャーナル・レシーバーのしきい値 (ディスク・スペース)』
System i ナビゲーターまたはジャーナル・レシーバーの作成 (CRTJRNRCV) コマンドを使用してジャーナ ル・レシーバーを作成する場合には、システムに警告を出させる時、または処置を取らせる時を示すディス ク・スペースしきい値を指定します。
関連タスク:
サーバーの活動時保管
ジャーナル・レシーバー・チェーン:
1 つのジャーナルに関連するジャーナル・レシーバー (現在または以前そのジャーナルに接続された) は、
1 つまたはそれ以上のレシーバー・チェーンにつながっています。 各ジャーナル・レシーバーは、最初の ものを除き、現行レシーバーが接続された時に切り離された前のレシーバーへのリンクを持っています。ま た、各ジャーナル・レシーバーは、現在接続されているものを除き、次のレシーバーへのリンクも持ってい ます。
次の図は、ジャーナル・レシーバーのチェーンが作成されるプロセスを示しています。 前に接続されてい
この図には、ジャーナル JRNA について 4 つのジャーナル・レシーバーが示されています。ジャーナル・
レシーバー RCVA7、RCVA8、および RCVA9 はオンラインになっています。ジャーナル・レシーバー RCVA10 は現在、ジャーナル JRNA に接続されています。ジャーナル・レシーバー RCVA1 から RCVA6 はバックアップ・メディアに保管され、システムには保管されません。
前述の関係で連結されたジャーナル・レシーバーのチェーン内に、ある 1 つのレシーバーの完全なコピー が欠落していると、その結果はチェーンの切断になります。 レシーバー・チェーンの切断は避けてくださ い。レシーバー・チェーンの切断は、あるチェーンの最後のレシーバーの最後の項目と次のチェーンの最初 のレシーバーの最初の項目との間で行われた変更はシステムのいずれのジャーナル・レシーバーでも使用で きないことを示します。
注: オブジェクトがコミットメント境界に到達する前に活動時保管操作を使用してそれらのオブジェクトを 保管する場合は、ジャーナル・レシーバーのチェーンを記録しておくことが重要です。
オブジェクトがコミットメント境界に到達する前に活動時保管操作を使用してそれらのオブジェクトを保管 すると、部分的なトランザクションを持つメディアにオブジェクトが保管されることがあります。ジャーナ ル・レシーバーのチェーンを切断すると、部分的なトランザクションを持つそれらのオブジェクトを回復で きない場合があります。
1 つ以上のレシーバー・チェーン切断があるジャーナルの一連のレシーバーは、複数のレシーバー・チェー ンを持ちます。 レシーバー・チェーンの切断は次のことを行った時に起こります。
v 古いジャーナル・レシーバーを復元したが、それに続くレシーバーがシステムにない。
v ジャーナル・レシーバーの接続中にこれを保管し、部分的なレシーバーが復元されたが、レシーバーの 完全なコピーがシステムにないかまたは復元されていない。
v 保管操作によってストレージが解放されていないレシーバーが復元され、次のレシーバーが保管操作に よってそのストレージが解放された。
v そのジャーナルが復元された。そのジャーナルの以前のコピー (そのジャーナルが削除され、復元される 前の) と関連付けられたすべてのジャーナル・レシーバーは、現在接続されているジャーナル・レシーバ ーと同じレシーバー・チェーン内に存在しなくなります。
v ユーザーまたはシステムが、損傷を受けているか壊れているジャーナル・レシーバーを、チェーンの途 中で削除した。
v 別のシステムからジャーナル・レシーバーが復元される。保管元のシステムの関連するライブラリーお よびジャーナルが、復元先のシステムのライブラリーおよびジャーナルと同じライブラリー名およびジ ャーナル名を持っていた場合には、そのジャーナル・レシーバーは復元時にジャーナルに関連付けられ ます。
v レシーバー・ディレクトリー・チェーンのすべてのレシーバーの代わりに、特定のレシーバーを複製す ることを選択した。 これを行うのは、ジャーナル・レシーバーを保管元システムから復元先システムに 複製するときです。
以下のコマンドおよび API は、複数のレシーバー・チェーンにまたがって使用することはできません。
v ジャーナル処理済み変更の適用 (APYJRNCHG) コマンド v ジャーナル処理済み変更拡張の適用 (APYJRNCHGX) コマンド v ジャーナル処理済み変更の除去 (RMVJRNCHG) コマンド v ジャーナル項目の受信 (RCVJRNE) コマンド
v ジャーナルの表示 (DSPJRN) コマンド v ジャーナル項目の検索 (RTVJRNE) コマンド
v ジャーナル・イメージの比較 CMPJRNIMG コマンド v ジャーナル項目の検索 (QjoRetrieveJournalEntries) API
複数のレシーバー・チェーンが存在する場合、次のことを判別しなければなりません。
v 脱落しているジャーナル項目はないか。
v 2 つ以上のレシーバー・チェーンを使用する場合にデータが有効か。
先に進む場合、各レシーバー・チェーンごとに別々のコマンドを実行しなければなりません。
ジャーナル属性の処理 (WRKJRNA) コマンドを使用して、レシーバー・チェーン (F15) を表示してジャー ナル・レシーバーを処理することができます。
関連タスク:
95ページの『ジャーナル処理されたオブジェクト、ジャーナル、およびレシーバーに関する情報の表示』
IBM Navigator for i、制御言語コマンド、および API により、ジャーナル処理されたオブジェクト、ジャ ーナル、およびジャーナル・レシーバーに関する情報を複数の方法で表示することができます。
サーバーの活動時保管
146ページの『例: 部分的なトランザクションを持つオブジェクトの回復』
オブジェクトがコミットメント境界に到達する前、それを保管するように指定した活動時保管操作によって 保管されたオブジェクトを復元する場合は、オブジェクトは部分的なトランザクションを持つことができま す。部分的な状態のオブジェクトを回復するには、ジャーナル処理済み変更の適用または除去操作を実行す る必要があります。
ジャーナル項目の順序番号のリセット:
通常、ジャーナル・レシーバーを変更するときは、ジャーナル項目の順序番号を続けます。 順序番号が大