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どのオブジェクトをジャーナル処理するべきかの計画

ドキュメント内 rzakipdf.ps (ページ 30-35)

どのオブジェクトをジャーナル処理するべきかを計画する場合は、以下について検討してください。

v どのタイプのオブジェクトをジャーナル処理することができるか。

v 何がオブジェクトをジャーナル処理の有力候補にするのか。

v ジャーナル処理に関するどの規則を該当のオブジェクトに適用するのか。

v システムがジャーナル処理しないオブジェクトに関してジャーナル項目を送信するかどうか。

ジャーナル処理の対象になるオブジェクトのタイプ

以下のオブジェクト・タイプをジャーナル処理することができます。

v ライブラリー

v データベース物理ファイル v アクセス・パス

v データ域

v データ待ち行列

v 統合ファイル・システム・オブジェクト (ストリーム・ファイル、ディレクトリー、およびシンボリッ ク・リンク)

オブジェクトをジャーナル処理の有力候補にする一般的な特性

v 異なる保管操作の間に大量のトランザクションが発生するオブジェクトは、おそらくジャーナル対象と すべき有力候補です。

v オブジェクトに加えられた変更を再構成することが困難なオブジェクト (例えば、物理文書なしで多くの 変更を受け取るオブジェクト)。例えば、電話受注の入力に使われるオブジェクトは、郵送による注文書 の受注に使われるオブジェクトに比べて再構成するのが困難です。

v 重要な情報を含んだオブジェクト。例えば、最後の保管操作までオブジェクトを復元する場合に、その オブジェクトに加えられた変更の再構成の遅延により操作に支障が出る場合は、そのオブジェクトはジ ャーナル処理の有力候補です。

v システム上の他のオブジェクトと関係があるオブジェクト。ある特定のオブジェクトの情報がたとえ頻 繁に変更されなくても、そのオブジェクトは、システム上のより動的な他のオブジェクトにとって重要 かもしれません。 例えば、多くのファイルが顧客マスター・ファイルに依存している場合があります。

受注を再構成する場合、顧客マスター・ファイルには、新しい顧客や信用限度額の変更が含まれていな ければなりません。

v オブジェクトに対する処置をすべて複製する必要があるオブジェクト。

v システムによる更新処理中にクラッシュによって損傷を受けた場合、操作に支障が出る可能性があるオ ブジェクト。

v 変更の監査証跡を保持したいオブジェクト。

データベース物理ファイルをジャーナル処理する場合の考慮事項

v 参照制約に関連したファイルをジャーナル処理する場合、関連するファイル全部をジャーナル処理する 必要があります。ジャーナルされた変更を適用または除去するときは参照制約は実施されませんが、そ れらの制約の参照保全は確認されます。

v 関連するすべてのファイルをジャーナル処理する場合、ジャーナルされた変更を適用および除去するプ ロセスでは、データベース・ファイル間の関係を有効なものとして保持します。 関連するすべてのファ イルをジャーナル処理するわけではない場合、参照制約では、ジャーナルされた変更を適用または除去 した後に検査保留の状況を表示することがあります。 いくつかのタイプの参照制約では、関連するすべ てのファイルをジャーナル処理するようシステムが要求します。

v ファイルにトリガー・プログラムがある場合、トリガー・プログラムが単にジャーナル処理および適用 の可能なオブジェクト・タイプを処理するだけの場合には、トリガー・プログラムによって処理される そのようなオブジェクトをすべてジャーナル処理する必要があります。回復中に再構成する必要のある 追加の作業をトリガー・プログラムが行う場合、ジャーナル項目を送信するために API サポートを使用 することを考慮してください。

v 通常は、データベース・ソース・ファイルをジャーナル処理しないでください。原始ステートメント入 力ユーティリティーの開始 (STRSEU) コマンドを使用してメンバーを更新した場合には、そのメンバー 内のすべてのレコードが変更されたと見なされ、すべてのレコードがジャーナルに記録されます。 ただ し、ソース・ファイルに対する変更が重要なものである場合には、データ・ファイルと同じ方法でこの ファイルをジャーナル処理することができます。

統合ファイル・システム・オブジェクトをジャーナル処理する場合の制約事項

v シンボリック・リンクをジャーナル処理しはじめると、リンク先はジャーナルされません。 したがっ て、実際のオブジェクトをジャーナル処理で保護したい場合には、実際のオブジェクトを別個にジャー ナル処理する必要があります。

v ジャーナル処理対象ディレクトリーの中に作成されるすべてのオブジェクトを自動的に保護したい場合 は、ジャーナル処理対象ディレクトリーに関連付けることができるジャーナル属性を継承することを考 慮するとともに、それが与える影響についても考慮してください。

v ディレクトリー・ツリー構造を保護するか、それとも、そのディレクトリー構造内のストリーム・ファ イルに保管されているデータのみを保護するか。 ストリーム・ファイルに保管されているデータのみを 保護する場合には、パフォーマンス上の理由から、ディレクトリー・ツリー内の各ディレクトリーの変 更をジャーナル処理するよりも、ストリーム・ファイル自体のみをジャーナル処理した方が最適の場合 があります。ジャーナル開始インターフェースでサブツリーおよびジャーナル属性の継承オプションを 使用する場合には、この点を考慮する必要があります。

v ユーザー定義ファイル・システム (UDFS) 独立ディスク・プール上にあるオブジェクトをジャーナル処 理することはできません。 UDFS 内のオブジェクトをジャーナル処理したい場合は、ライブラリー対応 独立ディスク・プールを使用する必要があります。ジャーナル処理および独立ディスク・プールの詳細 については、ジャーナル管理および独立ディスク・プールを参照してください。

システム・オブジェクト

IBM 提供のオブジェクトに対する変更をジャーナル処理することは推奨しません。場合によってはシステ ムが、これらのオブジェクトをユーザー作成のオブジェクトとは別に作成し管理します。すべての回復活動 が正しく行われても、システムはこれらのファイルの回復については保証しません。

システムがジャーナル処理しないオブジェクトのジャーナル項目

アプリケーションの中には、システムがジャーナル処理しないオブジェクトの情報に依存しているものもあ ります。 例えば、アプリケーション・プログラミング・インターフェース (API) は、ユーザー・スペース を使って 2 つのジョブ間のデータを渡すことがあります。

ジャーナル項目の送信 (SNDJRNE) コマンドまたはジャーナル項目の送信 (QJOSJRNE) API を使用して、

これらのリソース用のジャーナル項目を書き込むことができます。 回復を行う必要がある場合、これらの ジャーナル項目を検索するプログラムを使用して、これらのアプリケーション・オブジェクトをジャーナル 処理済みオブジェクトと同期化することができます。

コミットメント制御を使用している場合、API を使用して、これらのオブジェクトをコミット可能リソー スとして登録することができます。

変更前イメージとアクセス・パス

v アクセス・パスをジャーナル処理するかどうかの詳細については、アクセス・パスをジャーナル処理す る理由を参照してください。

v 変更前イメージをジャーナル処理する理由では、変更前イメージをジャーナル処理するかどうかについ て説明しています。

ジャーナル処理されるオブジェクトの限度

ジャーナル処理されるオブジェクトの限度は、1 つのジャーナルに対してジャーナル処理できるオブジェク トの最大数です。ジャーナル・オブジェクトの限度を 250 000 または 10 000 000 に設定することができ ます。ジャーナルの作成 (CRTJRN) または ジャーナルの変更 (CHGJRN) コマンドのジャーナル・オブジェ クトの限度 (JRNOBJLMT) パラメーターを使用して、ジャーナル処理されるオブジェクトの最大数を設定し ます。

ジャーナル回復カウント

CHGJRN コマンドでは、ジャーナル回復カウント (JRNRCYCNT) パラメーターを使用して、ジャーナル処

理されるオブジェクトに関して、最後に記録された項目と最も古い強制項目との間に存在できるジャーナル 項目の数を示すことができます。 10 000 から 2 000 000 000 までの値を指定できます。また、値

*SYSDFT を指定すると、ジャーナルの回復カウントをシステム・デフォルトのジャーナル回復カウントに

リセットできます。

関連概念:

36ページの『ジャーナル管理および独立ディスク・プール』

独立ディスク・プールは、ディスク・プール 33 から 255 です。独立ディスク・プールは、ユーザー定義 ファイル・システム (UDFS) 独立ディスク・プールでもライブラリー対応独立ディスク・プールでも構い ません。

100ページの『ジャーナル項目の送信』

ジャーナル項目の送信 (SNDJRNE) コマンドまたはジャーナル項目の送信 (QJOSJRNE) API を使用して、

ユーザー自身の項目をジャーナルに追加できます。 システムはこれらの項目を、システム作成のジャーナ ル項目とともにジャーナルが接続されたジャーナル・レシーバーに入れます。

コミットメント制御 関連資料:

トリガーおよび制約の処理

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