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第 3 章 Web カウンセリングシステムの構築 29

3.2. システム概要

本システムは,Web上でクライアントとカウンセラーが相互にメッセージを送信することに

第3章 Webカウンセリングシステムの構築 32

よりカウンセリングを行うものである.メールによる送信は,メールサーバ間のデータの暗号 化が難しく,セキュリティの面からも利用しないことにした.すべての作業をサーバ上に置か れたデータベースを利用してやりとりを行う.そのためクライアントはインターネットにアク セスできればいつでもどこからでもシステムを利用することが可能となる.また,クライアン トからメッセージが送られたら,メールサーバからカウンセラーの登録したメールアドレスへ 自動的に通知メールを送る.これにより,カウンセラーはクライアントからメッセージが届く 状況をフレッシュ的に把握することができる.しかし,実際にクライアントが入力したメッセ ージの内容はメールでは送られないようにしている.

図 5 通知メール

さらに,入力したメッセージが外部に漏れることのないように,すべてサーバの内部に貯蓄し て管理する.カウンセラー側のメッセージでも同様に扱われる,システム構成図を図 6示す.

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図 6 Webカウンセリングシステム構成図

本研究におけるWebカウンセリングシステムの開発は,オープンソースソフトウェアを基本 とする.具体的には,メールサーバ,データベースサーバ,アプリケーションサーバを各々構 築し,さらにそれらを連動させシステムの統合化をはかる.メールサーバにはPostfix,データ ベースサーバにはMySQL,アプリケーションサーバにはTomcat,WebサーバはApacheを採 用する.これらは,全てオープンソースソフトウェアである,これまでに様々なアプリケーシ ョン開発に関して産業界において利用されてきており,ソフトウェアの信頼性も高い.そして,

ソフトウェアコストが一切かからずにシステム構築ができる,および開発者が全てのソースコ ードを理解,把握しておりソフトウェアにブラックボックスの部分がない点も重要なポイント である[20].

本システムの開発環境はWindows XPである.Eclipesの上でJSP&サーブレットを用いて 開発した.

また,実際の運用に影響しないために,運用マシン以外に別に開発マシンを設置した.新た な機能開発は開発マシンで行い,実験で動作確認後,運用マシンに移した.運用マシンにはア プリケーションサーバとデータベースを設置した.開発マシンの構成は運用マシンと同じであ る.また,メールサーバも別のマシン(Mac OS)を設置した.

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