8.6 ブロックストレージ Premium++(2015 年 11 月以降にご利用開始の場合)
8.6.2 サービス詳細および利用・設計の注意事項
本サービスの詳細および本サービスを利用したシステム設計における注意事項は、以下の通りです。
サービスの構成要素 1)
本サービスを利用するためには、別途以下の表に示すサービスの申し込みが必要です。
サービス名 機能概要
コンピュートリソース※1 仮想サーバー稼働に必要なコンピュートリソースをご提供します。
コンピュートクラス:Guaranteed ストレージクラス:Premium
OS ライセンス 仮想サーバーの OS ライセンスとソフトウェアをご提供します。
Windows Server
Red Hat Enterprise Linux
※1 本サービスで利用するコンピュートリソース(ブロックストレージリソース)は、弊社が作成します。お客様がカスタマ ーポータルにて、コンピュートリソース(ブロックストレージリソース)を作成することはできません。
仮想サーバーの構成、配置 2)
お客様指定パラメータに基づき、仮想サーバーは、異なる 2 つのブロックストレージリソース(Zone A、Zone B)
に配置されます。仮想サーバーが 1 つの場合、いずれかのブロックストレージリソース上に配置されます。
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仮想サーバーは、1 つ以上のサーバーセグメントに接続します。また、サーバーセグメントに接続する vNIC 1 つに対して、1 つの IP アドレスが必要です。
仮想サーバーは、サーバーセグメントの他にハートビートに使用するネットワーク(以下、ハートビートセグメント)
およびブロックストレージと接続するためのネットワーク(以下、ストレージセグメント)に接続します。これら接続 は、Enterprise Cloud が標準でご提供するサーバーセグメントとは別に提供されます。
ハートビートセグメントは、「0(なし)」、「1」、「2」から選択可能です。仮想サーバーは、それぞれこれらのセグメ ントに接続します。
ストレージセグメントは、ブロックストレージのコントローラ A に接続するストレージセグメント 1 とコントローラ B に 接続するストレージセグメント 2 が存在します。仮想サーバーは、それぞれこの 2 つのセグメントに接続します。
ハートビートセグメント、ストレージセグメントに関わる IP アドレスは、以下に記載する IP アドレス帯から、弊社が 設定、割当てを行います。サーバーセグメントおよび仮想サーバーが到達可能なセグメントの IP アドレスブロッ クには、以下 IP アドレスブロックと重複するものは指定できません。
データセンター サーバーセグメントで利用できない IP アドレス帯 横浜第 1 10.22.104.0/21
172.223.104.0/21 関西 1 10.22.108.0/21
172.24.108.0/21 10.117.0.0/19 10.217.0.0/19 埼玉第 1 10.216.0.0/16 10.116.0.0/16
仮想サーバーと LU は、1 つのグループ(以下、仮想サーバーグループ)を構成します。
仮想サーバーは、仮想サーバーグループに所属する LU にのみ接続可能です。
同一仮想サーバーグループ内の仮想サーバーは、同一のストレージセグメント、ハートビートセグメントに接続 します。
同一のストレージセグメント、ハートビートセグメントに接続する仮想サーバー数の下限値、上限値、申込単位は、以下 の通りです。
下限値 上限値 申込単位
1 12 1
同一仮想サーバーグループ内の複数の仮想サーバーから、同グループに所属する特定の LU に対して接続 可能です。
仮想サーバーグループは、複数作成することができます。作成上限は、Enterprise Cloud サービスの仕様に準 じます。
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本サービスで利用可能な仮想サーバーOS は、以下の通りです。
OS 名およびバージョン Microsoft Windows Server 2012 R2 Standard x86_64 版 (64bit 版)
Microsoft Windows Server 2012 Standard x86_64 版 (64bit 版)
Microsoft Windows Server 2008 R2 Enterprise x86_64 版 (64bit 版)
Red Hat Enterprise Linux 6 x86_64 版 (64bit 版)
Red Hat Enterprise Linux 5 x86_64 版 (64bit 版)
仮想サーバーとブロックストレージの接続には、iSCSI プロトコルを使用します。iSCSI プロトコルでの接続には、以下の ソフトウェアを使用します。
OS 名 iSCSI 接続ソフトウェア名
Windows Server Microsoft iSCSI Initiator、Microsoft Multipath I/O(MPIO) Red Hat Enterprise Linux Open-iSCSI、DM-Multipath
仮想サーバーのブロックストレージ接続設定は、弊社が実施します。お客様にて変更は行えません。
お引渡し時は、ブロックストレージの LU が仮想サーバーOS から認識された状態です。LU のマウントは行われ ていません。複数の仮想サーバーから同一の LU をマウントするには、お客様にてクラスタリングソフトウェアの 導入および構成する必要があります。
お引渡し時のブロックストレージ領域は、RAW 形式(未フォーマット)です。仮想サーバーOS からブロックストレージ領 域を確認する方法は、以下の通りです。
OS 名 ブロックストレージ領域の確認方法例
Windows Server 「Management Console」の「ディスク管理」で確認する。
LU は、「未割り当て」領域として認識されます。
Red Hat Enterprise Linux 「multipath –ll」コマンドまたは「ls /dev/mapper/*」で確認する。LU は、
「mpath」というプレフィックスを持つファイルとして認識されます。※1
※1Multipath デバイスを構成するスペシャルデバイス(「/dev/sd」というプレフィックスを持つ)に直接書き込みを行 うとシステム故障・不具合の原因になります。お客様作業を起因とする不具合・故障の場合の弊社復旧作業は有償 となります。
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お客様指定パラメータ 3)
お客様指定パラメータで指定できるパラメータは、以下の通りです。
コンピュートリソース
中項目 小項目 必須
項目 備考
Zone A-コンピュート リソース
プール名 ○※1 Zone A に所属するコンピュートリソースプールにつ ける任意の名前。
CPU サイズ(GHz) ○※1 Zone A に所属するコンピュートリソースプールの CPU リソースサイズ。GHz 単位。
メモリーサイズ(GB) ○※1 Zone A に所属するコンピュートリソースプールの メモリーリソースサイズ。GB 単位。
ディスク(GB) ○※1 Zone A に所属するコンピュートリソースプールの ディスクリソースサイズ。
Zone B-コンピュート リソース
プール名 ○※1 Zone B に所属するコンピュートリソースプールに つける任意の名前。
CPU サイズ(GHz) ○※1 Zone B に所属するコンピュートリソースプールの CPU リソースサイズ。GHz 単位。
メモリーサイズ(GB) ○※1 Zone B に所属するコンピュートリソースプールの メモリーリソースサイズ。GB 単位。
ディスク(GB) ○※1 Zone B に所属するコンピュートリソースプールの ディスクリソースサイズ。
※1 仮想サーバーが 1 つの場合は、お客様の指定に関わらず Zone A、Zone B の何れかにコンピュートリソースが作 成されます。何れの Zone に割り当てられるかは、設備状況により弊社が決定します。
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サーバーセグメント
中項目 小項目 必須
項目 備考
サーバーセグメント 1 ネットワーク アドレス
○ サーバーセグメント 1 のネットワークアドレス。
サブネットマスク ○ サーバーセグメント 1 のサブネットマスク。
サーバーセグメント 2 ネットワーク アドレス
サーバーセグメント 2 のネットワークアドレス。
サブネットマスク サーバーセグメント 2 のサブネットマスク。
サーバーセグメント 3 ネットワーク アドレス
サーバーセグメント 3 のネットワークアドレス。
サブネットマスク サーバーセグメント 3 のサブネットマスク。
サーバーセグメント 4 ネットワークアドレス サーバーセグメント 4 のネットワークアドレス。
サブネットマスク サーバーセグメント 4 のサブネットマスク。
ハードビートセグメント数
項目 必須
項目 備考
ハートビートセグメント数 ○ ハートビートセグメントの数。
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既存のネットワークセグメント
中項目 小項目 必須
項目 備考
既存のネットワーク セグメント 1
ネットワークアドレス 仮想サーバーが到達しうるネットワークセグメントの ネットワークアドレスの 1 つ目。
サブネットマスク 仮想サーバーが到達しうるネットワークセグメントの サブネットマスクの 1 つ目。
既存のネットワーク セグメント 2
ネットワークアドレス 仮想サーバーが到達しうるネットワークセグメントの ネットワークアドレスの 2 つ目。
サブネットマスク 仮想サーバーが到達しうるネットワークセグメントの サブネットマスクの 2 つ目。
既存のネットワーク セグメント 3
ネットワークアドレス 仮想サーバーが到達しうるネットワークセグメントの ネットワークアドレスの 3 つ目。
サブネットマスク 仮想サーバーが到達しうるネットワークセグメントの サブネットマスクの 3 つ目。
既存のネットワーク セグメント 4
ネットワークアドレス 仮想サーバーが到達しうるネットワークセグメントの ネットワークアドレスの 4 つ目。
サブネットマスク 仮想サーバーが到達しうるネットワークセグメントの サブネットマスクの 4 つ目。
既存のネットワークセ グメント 5
ネットワークアドレス 仮想サーバーが到達しうるネットワークセグメントの ネットワークアドレスの 5 つ目。
サブネットマスク 仮想サーバーが到達しうるネットワークセグメントの サブネットマスクの 5 つ目。
既存のネットワーク セグメント 6
ネットワークアドレス 仮想サーバーが到達しうるネットワークセグメントの ネットワークアドレスの 6 つ目。
サブネットマスク 仮想サーバーが到達しうるネットワークセグメントの サブネットマスクの 6 つ目。
既存のネットワーク セグメント 7
ネットワークアドレス 仮想サーバーが到達しうるネットワークセグメントの ネットワークアドレスの 7 つ目。
サブネットマスク 仮想サーバーが到達しうるネットワークセグメントの サブネットマスクの 7 つ目。
既存のネットワーク セグメント 8
ネットワークアドレス 仮想サーバーが到達しうるネットワークセグメントの ネットワークアドレスの 8 つ目。
サブネットマスク 仮想サーバーが到達しうるネットワークセグメントの サブネットマスクの 8 つ目。