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サービス詳細および利用・設計の注意事項

本サービスの詳細および本サービスを利用したシステム設計における注意事項は、以下の通りです。

サービスの構成要素 4)

本サービスを利用するためには、別途以下の表に示すサービスの申し込みが必要です。

サービス名 機能概要

コンピュートリソース※1 SE RAC ノード稼働に必要な SE RAC リソースをご提供します。

コンピュートクラス:Guaranteed ストレージクラス:Premium

OS ライセンス SE RAC ノードの OS ライセンスとソフトウェアをご提供します。

Windows Server

Red Hat Enterprise Linux

ブロックストレージ Oracle SE RAC 構成のための共有ストレージをご提供します。

Premium++

※1 本サービスで利用する SE RAC リソースは、弊社が作成します。お客様がカスタマーポータルにて、SE RAC リソ ースを作成することはできません。

SE RAC ノードの構成、配置 5)

 1 つの Oracle Clusterware を構成する SE RAC ノード数は、2 です。SE RAC ノードの追加(スケールアウト)は行 えません。

 各 Oracle SE RAC ノードは、異なる 2 つの Oracle SE RAC リソース(Zone A、Zone B)に分散して配置されます。

1 つの Oracle Clusterware を構成するために、サーバーセグメント上に以下の①と②の IP アドレスが必要です。

③ SE RAC ノード 1 台ごとに代表仮想ネットワークアダプタ(以下、Primary vNIC)用 IP アドレスと、1 つの VIP 用 IP アドレスの計 2 つの IP アドレス。SE RAC サービスでは、SE RAC ノード数は、2 であるため、計 4 つの IP アドレス。

④ Oracle SCAN(Single Client Access Name)用の 3 つの IP アドレス(以下、SCAN VIP)。

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 Oracle Client が Oracle SCAN ホスト名を解決するためには、DNS サーバーが必要です。Grid Naming Service

(GNS)は使用しません。DNS サーバーは、SE RAC ノード上で起動した DNS サーバーを使用します。

 Oracle Client の DNS サーバー参照設定を各 RAC ノードで実施する必要があります。

 各 SE RAC ノードは、サーバーセグメントの他にインターコネクトに使用するネットワーク(以下、インターコネクト セグメント)および共有ストレージと接続するためのネットワーク(以下、ストレージセグメント)に接続します。これ ら接続は、Enterprise Cloud が標準でご提供するサーバーセグメントとは別に提供されます。

 インターコネクトセグメントは、1 つ存在します。各 SE RAC ノードは、それぞれこのセグメントに接続します。

 ストレージセグメントは、共有ストレージのコントローラ A に接続するストレージセグメント 1 とコントローラ B に接 続するストレージセグメント 2 が存在します。各SE RAC ノードは、それぞれこの 2 つのセグメントに接続します。

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 インターコネクトセグメント、ストレージセグメントに関わる IPアドレスは、以下に記載するIPアドレス帯から、弊社 が設定、割当てを行います。サーバーセグメントおよび SE RAC が到達可能なセグメントの IP アドレスブロック には、以下 IP アドレスブロックと重複するものは指定できません。

データセンター 「サーバーセグメント」で利用できない IP アドレス帯 横浜第 1 10.22.104.0/21

172.223.104.0/21 関西 1 10.22.108.0/21

172.24.108.0/21 10.117.0.0/19 10.217.0.0/19 埼玉第 1 10.216.0.0/16 10.116.0.0/16

 SE RAC ノードと共有ストレージの接続には、iSCSI プロトコルを使用します。

 Oracle RAC ノードの共有ストレージ接続設定は、弊社が実施します。お客様にて変更は行えません。

共有ストレージの性能を十分に発揮させるには、十分なリソース割当が必要です。SE RAC ノードに割り当てる CPU・メモリーの推奨構成は、以下の通りです。

コンピュートリソース 最低値 推奨値

CPU 4 コア 8 コア以上

メモリー 4GB 8GB 以上

SE RAC ノードのルートディスク(ローカルディスク)のサイズは、以下の通りです。

Windows Server, Red Hat Enterprise Linux

項目 サイズ

ルートディスク(ローカルディスク) 80GB

※ ルートディスクサイズは、変更できません。

SE RAC ノードの仮想メモリーサイズおよび swap サイズは、以下の通りです。

Windows Server 標準設定から変更なし。

Red Hat Enterprise Linux

項目 サイズ

swap 16GB

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お客様指定パラメータ 6)

お客様指定パラメータで指定できるパラメータは、以下の通りです。

SE RAC リソース(コンピュートリソース)

中項目 小項目 必須

項目 備考

Zone A-コンピュート リソースプール

プール名 ○ Zone A に所属するコンピュートリソースプールに つける任意の名前。

CPU サイズ(GHz) ○ Zone A に所属するコンピュートリソースプールの CPU リソースサイズ。GHz 単位。

メモリーサイズ(GB) ○ Zone A に所属するコンピュートリソースプールの メモリーリソースサイズ。GB 単位。

ディスク(GB) ○ Zone A に所属するコンピュートリソースプールの ディスクリソースサイズ。

Zone B-コンピュート リソースプール

プール名 ○ Zone B に所属するコンピュートリソースプールにつ ける任意の名前。

CPU サイズ(GHz) ○ Zone B に所属するコンピュートリソースプールの CPU リソースサイズ。GHz 単位。

メモリーサイズ(GB) ○ Zone B に所属するコンピュートリソースプールの メモリーリソースサイズ。GB 単位。

ディスク(GB) ○ Zone B に所属するコンピュートリソースプールの ディスクリソースサイズ。

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サーバーセグメント

中項目 小項目 必須

項目 備考

サーバーセグメント 1 ネットワーク アドレス

○ サーバーセグメント 1 のネットワークアドレス。

※RAC ノードの Primary vNIC が接続する セグメント。

サブネットマスク ○ サーバーセグメント 1 のサブネットマスク。

サーバーセグメント 2 ネットワーク アドレス

サーバーセグメント 2 のネットワークアドレス。

サブネットマスク サーバーセグメント 2 のサブネットマスク。

サーバーセグメント 3 ネットワーク アドレス

サーバーセグメント 3 のネットワークアドレス。

サブネットマスク サーバーセグメント 3 のサブネットマスク。

サーバーセグメント 4 ネットワークアドレス サーバーセグメント 4 のネットワークアドレス。

サブネットマスク サーバーセグメント 4 のサブネットマスク。

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既存のネットワークセグメント

中項目 小項目 必須

項目 備考

既存のネットワーク セグメント 1

ネットワークアドレス 本システムが到達しうるネットワークセグメントの ネットワークアドレスの 1 つ目。

サブネットマスク 本システムが到達しうるネットワークセグメントの サブネットマスクの 1 つ目。

既存のネットワーク セグメント 2

ネットワークアドレス 本システムが到達しうるネットワークセグメントの ネットワークアドレスの 2 つ目。

サブネットマスク 本システムが到達しうるネットワークセグメントの サブネットマスクの 2 つ目。

既存のネットワーク セグメント 3

ネットワークアドレス 本システムが到達しうるネットワークセグメントの ネットワークアドレスの 3 つ目。

サブネットマスク 本システムが到達しうるネットワークセグメントの サブネットマスクの 3 つ目。

既存のネットワーク セグメント 4

ネットワークアドレス 本システムが到達しうるネットワークセグメントの ネットワークアドレスの 4 つ目。

サブネットマスク 本システムが到達しうるネットワークセグメントの サブネットマスクの 4 つ目。

既存のネットワークセ グメント 5

ネットワークアドレス 本システムが到達しうるネットワークセグメントの ネットワークアドレスの 5 つ目。

サブネットマスク 本システムが到達しうるネットワークセグメントの サブネットマスクの 5 つ目。

既存のネットワーク セグメント 6

ネットワークアドレス 本システムが到達しうるネットワークセグメントの ネットワークアドレスの 6 つ目。

サブネットマスク 本システムが到達しうるネットワークセグメントの サブネットマスクの 6 つ目。

既存のネットワーク セグメント 7

ネットワークアドレス 本システムが到達しうるネットワークセグメントの ネットワークアドレスの 7 つ目。

サブネットマスク 本システムが到達しうるネットワークセグメントの サブネットマスクの 7 つ目。

既存のネットワーク セグメント 8

ネットワークアドレス 本システムが到達しうるネットワークセグメントの ネットワークアドレスの 8 つ目。

サブネットマスク 本システムが到達しうるネットワークセグメントの サブネットマスクの 8 つ目。

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共有ストレージ

中項目 小項目 必須

項目 備考

CRS 領域(CRS)

サイズ(GB)

サイズ(GB) ○ CRS 領域のサイズ。GB 単位。サイズ固定。

11g の場合 9GB、12c の場合 12GB。

DATA 領域(DATA)

サイズ(GB)

サイズ(GB) ○ DATA 領域(DATA)のサイズ。GB 単位。

REDO 領域(REDO1)

サイズ(GB)

サイズ(GB) ○ REDO 領域(REDO1)のサイズ。GB 単位。

REDO 領域(REDO2)

サイズ(GB)

サイズ(GB) ○ REDO 領域(REDO2)のサイズ。GB 単位。

Archive ログ領域

(ARCH1)サイズ(GB)

サイズ(GB) Archive ログ領域(ARCH1)のサイズ。GB 単位。

Archive ログ領域

(ARCH2)サイズ(GB)

サイズ(GB) Archive ログ領域(ARCH2)のサイズ。GB 単位。

バックアップ領域

(BACKUP)サイズ

(GB)

サイズ(GB) バックアップ領域(BACKUP)のサイズ。GB 単位。

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Oracle SE RAC

中項目 小項目 必須

項目 備考

Oracle Database エディション ○ インストールする Oracle Database のエディション。

Oracle Database メジャー・リリース番号 ○ インストールする Oracle Database のメジャー・リリー ス番号。

Oracle Database メンテナンス・リリース番号 ○ インストールする Oracle Database のメンテナンス・リ リース番号。

Oracle Single Client Access Name(SCAN)

IP アドレス 1 ○ Oracle Single Client Access Name (SCAN)の IP アドレスの 1 つ目。サーバーセグメント 1 のアドレ ス。

IP アドレス 2 ○ Oracle Single Client Access Name (SCAN)の IP アドレスの 2 つ目。サーバーセグメント 1 のアドレ ス。

IP アドレス 3 ○ Oracle Single Client Access Name (SCAN)の IP アドレスの 3 つ目。サーバーセグメント 1 のアドレ ス。

ポート番号 ○ Oracle Single Client Access Name (SCAN)のポート 番号。

Oracle Grid Infrastructure インストール言語

インストール言語 1

(固定)

○ Oracle Grid Infrastructure インストール言語の 1 つ 目。English で固定。

インストール言語 2

(固定)

○ Oracle Grid Infrastructure インストール言語の 2 つ 目。Japanese で固定。

インストール言語 3 Oracle Grid Infrastructure インストール言語の 3 つ 目。

インストール言語 4 Oracle Grid Infrastructure インストール言語の 4 つ 目。

インストール言語 5 Oracle Grid Infrastructure インストール言語の 5 つ 目。

インストール言語 6 Oracle Grid Infrastructure インストール言語の 6 つ 目。

インストール言語 7 Oracle Grid Infrastructure インストール言語の 7 つ 目。

インストール言語 8 Oracle Grid Infrastructure インストール言語の 8 つ 目。