ホールセール & 投資
アジア 4 極の M&A グローバル体制」を確立し、日本企業による クロスボーダー M&A を一層強力にサポートすることが可能となり
ました。当社グループは、世界へ飛躍する日本企業への貢献を 目指し、金融のスキル向上とグローバル体制の構築に全力で取 り組んでいます。
新グループ中計経営計画『 Passion for the Best 2 0 11 』では 、クロスボーダー M&A の積極的な推 進をホールセール部門の戦略として掲げ、 「日本・米国・欧州・アジア 4 極の M&A グローバル体制」の整備に 注力しています。 2009 年度は、大和証券グループにとって新中計スタートの年であるとともに、海外進出 50 周年に あたります。グループネットワークをさらに強化し、グローバルベースの経営を構築していきます。
Moving One Step Ahead
M&A グローバル体制
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『 “ Passion for the Best ” 2011 』の基本戦略
4つの戦略で目指す姿を追求大和証券S M BCでは、新中計のもとで目指す姿を追求すべく 4つの基本戦略を掲げています。
第一に、「顧客評価の向上」です。お客様重視の姿勢を徹底し、
国内機関投資家からの高評価維持と海外機関投資家からの評 価向上を目指し、執行インフラなどの強化・拡充を行います。
第二に、「ソリューション力の強化」です。役職員のプロフェッショ ナル化を一層推進し、ソリューション提案力を強化することにより、各 種リーグテーブルでの首位や各種アワードの獲得を目指します。
第三に、「グロー バル化」を掲げます。これまで推進してきた、グ ローバル・プロダクトラインおよびグローバル・サポートラインの体 制・運営を一層強化していきます。特にアジアビジネスの拡大には 引き続き注力し、アジアの成長を取り込んでいきたいと考えていま す。M&Aについては、お客様企業のグローバル化に対 応し、日 本・米 国・欧 州・アジア4極をカバーする、グローバル体制の 整備を進めています。
最後に、「収益構造の安定化」に取り組みます。特にデリバティ ブビジネスにおいて、グローバルでのポジション運営体制の確立とト レーディングオペレーションの精緻化によって、収益の安定性を高 めていきます。大和証券S M BCは、これらを基盤に大和証券グルー プや三井住友銀行との連携を最大限活用し、確固たる事業基盤 からの安定的な収益の拡大を図っていきます。
大和証券SMBCの新中期経営計画 3年後の姿
“ お客様からの信頼 ”を礎に“ 持続的な成長 ”を 遂げ る投資銀行
6002011年度 経常利益目標: 億円
基本戦略 顧客評価の 向上
ソリューション
力の強化 グロー バル化 収益構造の 安定化 大和証券SMBCが「金融証券研究所」を設置
〜大和証券SMBCのリサーチ機能強化〜
大和証券グループはリサーチ情報発信能力を強化すること を目的に、2009年8月、大和証券SMBC内に「 金融証券研究 所」を設 置しました 。同 時に 、アメリカ大 和 証 券 、大 和 証 券 SMBCヨーロッパ 、大和証券SMBC香港 、大和証券SMBCシ ンガポー ル(以下 、海外現地法人)にもリサーチ部門を設置し ました 。
大和証券SMBCの金融証券研究所および海外現地法人のリ サーチ部門に、大和総研および大和総研海外現地法人に所属し ていた国内外の企業調査アナリスト、ストラテジストなど約150 名を配置しました。
リサーチ部門と機関投資家営業部門の連携をこれまで以上 に強化することにより、機関投資家を始めとするお客様への情 報提供能力をさらに向上させていきます 。
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商品部門の戦略
商品部門の戦略については、まずエクイティ部門において、国 内機関投資家からの高評価維持と海外機関投資家からの評価 向上により、安定的な収益の拡大を図ります。そのために執行インフ ラの強化・拡充や、エクイティ・デリバティブ、株券レポ、株券貸借 取引などサービスの幅を拡充し、収益源の多様化を進めていきます。
計測指標としては、ブローカー評価のさらなる向上を目指します。金 融市場部門では、国債や公社債などの伝統的な債券分野におけ る収益基盤の拡充・安定化と、各国の中央銀行やソブリン・ウェル ス・ファンド(SWF)などの顧客層拡大を図っていきます。また、デリ バティブ分野においては、オペレーションプラットフォームをグローバ ルに展開し、デリバティブの評価モデルや基幹インフラの改善を行い ます。これによってポジションの運営とトレーディングオペレーションを 精緻化し、収益性の改善を目指します。さらに仕組債、クレジット、
仲介ビジネスといった分野においては、大和証券や三井住友銀行 の持つ幅広い顧客基盤を活用し、新規顧客層の開拓と既存顧客 とのリレーション維持を行なっていきます。
株式公募・売出し(含むCB) オリックス(国内CB 1,500億円)、中央三井トラストホールディングス(グローバル売出し 1,035億円)、T&Dホールディン グス(公募増資 610億円)、アサヒビール(海外CB 350億円)
普通社債 パナソニック(計4,000億円)、東京電力(計3,800億円)、三井住友銀行(劣後債計2,860億円)、三井住友銀行(1,600 億円)、KDDI(計1,200億円)、関西電力(計1,200億円)、三菱商事(1,000億円)
財投機関債 日本政策投資銀行(計1,830億円)、公営企業金融公庫(計1,100億円)、日本学生支援機構(計870億円)、 都市再生機 構(計600億円)、住宅金融支援機構(計478億円)
海外株式の公募・売出し China Taisan Technology Group Holdings Limited (シンガポール証券取引所IPO 43億円)
ストラクチャード・ファイナンス 貸付債権担保S種第9、11回住宅金融支援機構債券(発行計3,000億円、引受計960億円)、貸付債権担保第15、19、20
〜22回住宅金融支援機構債券(発行計2,969億円、引受計1,014億円)、SMBC第18、19回住宅ローン信託受益権及び 特定社債(発行計830億円、引受計830億円)、日本生命2008基金特定目的会社第1回特定社債(一般担保付)(発行 500億円、引受250億円)、第2回財政融資マスタートラスト特定目的会社第1回特定社債(一般担保付(発行) 500億円、
引受220億円)、リース料債権流動化特定金外信託受益権2008-12(発行300億円、引受300億円)
M&A パナソニックによる三洋電機の買収(三洋電機側アドバイザー)
明治乳業と明治製菓の経営統合(統合アドバイザー)
三井住友銀行等を引受先とする三井生命保険の第三者割当増資(三井住友銀行、三井住友海上火災保険、住友生命保 険、中央三井信託銀行側アドバイザー)
SGインベストメンツによるユー・エス・ジェイの公開買付け(ユー・エス・ジェイ側アドバイザー)
マツダ等によるフォードモーターカンパニーが保有するマツダ株式の取得(マツダ側アドバイザー)
テレパークとエム・エス・コミュニケーションズの合併(エム・エス・コミュニケーションズ側アドバイザー)
2008年度の主なディー ル実績
投資銀行部門の戦略
投資銀行部門の戦略については、国内市場におけるソリューショ ン力、オリジネーション力を一層強化するとともに、グローバルニー ズへの対応力の向上を図ります。そのために、国内では顧客の課題 分析と、その課題に対応した重点的な提案活動を行います。またグ ローバルでは、アジアを中心とした海外ビジネス拡大への取組みを 強化するとともに、M&Aについては、日本・米国・欧州・アジア4 極のグローバル体制の整備を行います。計測指標としては、エクイ ティ総合、デット総合、日本企業関連M&Aにおけるリーグテーブル No.1を目指し、日経ヴェリタスやトムソン・ロイター、I FRなどの各種 アワードの獲得を目指します。2008年度のリーグテーブル実績は、
エクイティ総合・デット総合ともに2位、M&Aに関しては金額ベース で4位 となりました。また、2008年12月 にI FRの「Yen Bond House of the Year 2008」を獲得しています。
北京 ソウル
上海
東京
ハノイ 香港 ムンバイ 台北
バンコク マニラ
シンガポール
メルボルン モスクワ
バーレーン ドバイ
サンフランシスコ
ニューヨーク
ロンドンフランクフルト
ミラノ ジュネーブ パリ
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大和証券グループの海外拠点
北京駐在員事務所
ソウル支店 海際大和証券
ハノイ駐在員事務所
香港現法 台湾現法
インド現法
フィリピン現法 バンコク駐在員事務所
シンガポール現法
オーストラリア現法 大和証券SMBC 大和証券SMBCヨーロッパリミテッド
モスクワ駐在員事務所
バーレーン支店
ドバイ支店
ロンドン現法本店
フランクフルト支店
ミラノ支店 ジュネーブ支店 パリ支店
大和証券グループ本社傘下 アメリカ大和証券 サンフランシスコ支店
グロー バル化の推進
大和証券S M BCでは、グループネットワークをさらに活用し、重 点地域を優先とした海外展開の強化・拡充を行い、特にアジアビ ジネス拡大に向けた取組みを強化します。新中計では、海外収益 比率30%、特にアジアの収益比率15%を目標として設定していま す。また、財務・リスク管理 、コンプライアンス、システム面において もグローバル・サポートラインの整備による経営管理体制の強化を
図っていきます。
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2008 年度の業績
市場環境の急速な悪化により投資資産の評価額が大きく毀損 2008年度は、世界的な景気下降に伴う企業業績の悪化が顕 著になると同時に、内外の株価が下落しました。また、上場企業の 倒産件数も2007年の6件に対し、2008年は33件、2009年の1
〜3月だけで14件と急増しました。不動産市況についても、米国サ ブプライムローン問題が顕在化して以降、これまで日本において有 力な資金の出し手であった外資系投資家や金融機関などが姿を 消し、投資マネーが急速に流出したことにより、日本の不動産市場 は急速な下落局面に陥りました。