7. サンプル間隔が 0.002 秒より長い場合、データは実験間に転送できます。最大 64 K のデータポ イントは各ステップで許容されます。サンプル間隔は自動的に最適範囲のデータポイントに調
4.14 クロノポテンショメトリーパラメータ
90
注
:
1.
負電流は還元、正電流は酸化に用います。還元の間、低電位リミットに到着した場合、電流極 性は自動的に正側に切り替ります。同様に酸化プロセスの間に高電位リミットに到達した場合、電流極性は自動的に負側に切り替ります。電流極性切替えの数はセグメント数に依存します。
設定セグメント数に到着した場合、実験は停止します。
2.
初期電流極性は初期極性パラメータにより決められます。3.
測定中のデータはデータ保存間隔と同じ速度で更新されます。4.
一般的には、データ保存間隔は実験の長さに応じて選択されます。測定が長くなりますと、デー タ保存間隔も大きくなります。データが最大ポイントを超えますと、データ保存間隔は自動的 に2
倍になります。故に、データポイントは期待しない長い計測を超えることはありません。5.
セグメント数を大きくすることは可能ですが、データは最初の400
セグメントのみが保存され ます。測定中に広範のセグメントが表示されますが、保存はされません。6.
電流極性は特定の電位または指定時間の一方で切り替ります。陰極または陽極時間設定は異な ります。他方、時間優先が選択されていても、リミット電位に到達した場合、電流極性は電極 を守るために逆転します。クロノポテンショメトリーによる充放電データ
4.14.1 電流ランプ‐ クロノポテンショメトリーパラメータ
電流ランプ − クロノポテンショメトリー パラメータダイアログボックスを示します。
注
:
1.
初期電流と最終電流は少なくとも1
×10
-9A
離します。2.
負電流は還元、正電流は酸化に用います。還元の間、高電位リミットまたは低電位リミットに 到着した場合、測定は停止します。3.
少なくとも10
ポイントは測定を行う上で必要です。さもなければ、電流スキャン速度を減少さ せるか、サンプリング間隔を減らします。4.
測定中、データはデータ保存間隔と同じ速度で更新されます。5.
一般的には、データ保存間隔は実験の長さに応じて選択されます。測定が長くなりますと、デー タ保存間隔も大きくなります。データが最大ポイントを超えますと、データ保存間隔は自動的 に2
倍になります。故に、データポイントは期待しない長い計測を超えることはありません。実験パラメータ、範囲、詳細は次の通り
パラメータ 範囲 内容
初期電流 (A) -2 〜 +2 初期電流 最終電流 (A) -2 〜 +2 最終電流
スキャン速度 (A/Sec) 1×10-10 〜 0.1 電流のスキャン速度 高電位リミット (V) -10 〜 +10 高電位リミット値 低電位リミット (V) -10 〜 +10 低電位リミット値 データ保存間隔 0.0001 〜 32 データ保存間隔
92
4.14.2 マルチ電流ステップパラメータ
マルチ電流ステップパラメータダイアログボックスを示します。
注
:
1.
ステップ時間が0.001
秒以下の場合、このステップは無視されます。2.
ステップ時間がサンプル間隔より短い場合、このステップは無視されます。3.
ステップ時間*(
サイクル/ サンプル間隔 )
が64 K
を超える場合、または実験後、データ転送す る場合、サンプル間隔は自動的に増えます。4.
サンプル間隔が0.002
秒以上の場合、データは転送され、リアルタイム表示されます。5.
電位が高電位リミット、低電位リミットに達しますと、測定は停止します。実験パラメータ、範囲、詳細は次の通り
パラメータ 範囲 内容
ステップ手順: 1−12:
ステップ電位 (A) -2 〜 +2 ステップ電位 ステップ時間 (Sec) 0 〜 10,000 ステップ期間*
高電位リミット (V) -10 〜 +10 高電位リミット値 低電位リミット (V) -10 〜 +10 低電位リミット値 サイクル数 1〜10,000 サイクル数 サンプル間隔 (Sec) 0.00005 〜 1 サンプリング間隔
ドキュメント内
pdfマニュアル
(ページ 95-99)