900.
総則
900.1. この節は特定のカジュアル変種ルールにおいて用いられる追加の選択ルールについて述べる。これは
網羅的な物ではない。
900.2. カジュアル変種ルールは、定形のマジックのゲームでは用いられない追加の領域、ルール、カード、そ
の他ゲームの要素を用いる。
901. プレインチェイス戦
901.1. プレインチェイス戦 変種ルールにおいて、次元・カードと現象・カードはさらなる能力と無作為性をゲー
ムに導入する。プレインチェイス戦 変種ルールでは、マジックの通常のルールすべてを用いるのに加え、以下 の追加ルールを用いる。
901.2. プレインチェイス戦は2人戦でも多人数戦でも行なうことができる。多人数戦の場合、原則として、無差
別戦 変種ルールと「複数への攻撃」選択ルールを用い、「影響範囲限定」選択ルールは用いない。rule 806〔「無差別戦」変種ルール〕参照。
901.3. 通常のゲームの物品に加えて、各プレイヤーは10枚以上の次元・カードや現象・カードからなる次元
デッキを準備しなければならない。また、ゲームの進行には次元ダイスが1つ必要である。次元デッキには現 象・カードは2枚までしか入れることができない。次元デッキには同名のカードが2枚以上入っていてはならな い。(rule 309〔次元〕、rule 310〔現象〕参照)
901.3a 次元ダイスは6面体のサイコロである。1つの面にはプレインズウォーカー・シンボル{PW}が、他の1
つの面にはカオス・シンボル{CHAOS}が記されている。他の面は何も記されていない。
901.4. ゲームの開始時に、各プレイヤーは自分の次元デッキを切り直し、カードの順が無作為になるようにする。
それらのデッキはそれぞれオーナーのライブラリーの隣に裏向きで置かれる。ゲームの間を通して、次元・カード や現象・カードは次元デッキの中にあるときもオモテ向きであるときも統率 領域にあり続ける。
901.5. すべてのプレイヤーが最初の手札を確定させ、ゲームの開始時に開始時の手札から処理を行なえる
カードの能力を使った後、開始プレイヤーは自分の次元デッキの一番上のカードを取ってオモテ向きにする。も しそのカードが次元・カードならば、そのカードが開始時の次元となる。現象・カードならば、そのカードを自分の 次元デッキの一番下に置き、次元・カードがオモテ向きになるまでこの手順を繰り返す(rule 103.6 参照)。この
手順の間、オモテ向きになったカードの能力が誘発することはない。
901.6. 次元・カードや現象・カードのオーナーは、そのカードを自分の次元デッキに入れてゲームを始めたプレ
イヤーである。オモテ向きの次元・カードや現象・カードのコントローラーは、次元 コントローラーとして指定され たプレイヤーである。通常、次元はその時点でのアクティブ・プレイヤーによってコントロールされている。しかし、
現在の次元 コントローラーがゲームを離れる場合、ターン順で次になる、ゲームを離れないプレイヤーが次元 コントローラーとなり、その後で元の次元 コントローラーはゲームを離れる。新しい次元 コントローラーは、その プレイヤーがゲームを離れるか、あるいは他のプレイヤーがアクティブ・プレイヤーになるまでの間、指定された ままとなる。
901.7. 統率 領域にあるオモテ向きの次元・カードや現象・カードの能力は、その領域から機能する。そのカード
の常在型能力はゲームに影響を及ぼし、誘発型能力は誘発することができ、起動型能力は起動することができ る、
901.7a オモテ向きの次元・カードや現象・カードが裏向きになった場合、それは新しいオブジェクトになる。
プレインチェイス戦では、「あなたが{PW}を出したとき、プレインズウォークする。」という暗黙の能力が存在する。
これは「プレインズウォーク 能力」と呼ばれる。この能力には発生源は存在せず、誘発させた次元ダイスを振った プレイヤーがコントロールする。これは rule 112.8 の例外である。
901.8. プレインチェイス戦では、「プレインズウォーク 能力」と呼ばれる固有の誘発型能力が存在する。この能
力は「あなたが{PW}を出すたび、プレインズウォークする」というものである(rule 701.22〔プレインズウォークす る〕参照)。この能力には発生源は存在せず、コントローラーはこれを誘発させた次元ダイスを振ったプレイヤー である。これはrule 112.8 の例外である。
901.9. アクティブ・プレイヤーが優先権を持っていてスタックが空の場合、自分のメイン・フェイズの間なら、その
プレイヤーは次元ダイスを振ることが出来る。そのプレイヤーは、この処理を行なうためのコストとして、そのター ンにこの処理を既に行なった回数に等しいだけのマナを支払う。これは特別な処理であり、スタックを用いない。
そのターンの間に効果によって次元ダイスを振っていた場合、次元ダイスを振った回数と等しくならないことに注 意すること(rule 115.2g 参照)。
901.9a 次元ダイスの目が無地の場合、何も起こらない。アクティブ・プレイヤーは優先権を得る。
901.9b 次元ダイスの目がカオス・シンボル{CHAOS}の場合、オモテ向きの次元・カードの持つ「あなたが
{CHAOS}を出したとき/When you roll {CHAOS}」という能力が誘発し、スタックに積まれる。アクティブ・
プレイヤーは優先権を得る。
901.9c 次元ダイスの目がプレインズウォーカー・シンボル{PW}の場合、「プレインズウォーク 能力」が誘発し、
スタックに積まれる。アクティブ・プレイヤーは優先権を得る。
901.10. プレイヤーがゲームを離れるとき、現象からの能力を除いて、そのプレイヤーがオーナーであるすべて
のオブジェクトはゲームを離れる(rule 800.4a 参照)。これにオモテ向きの次元・カードや現象・カードが含まれ る場合、次元 コントローラーは自分の次元デッキの一番上のカードをオモテ向きにする。これは状況起因処理 ではなく、プレイヤーがゲームを離れたら即座に発生する。
901.10a 次元が、それ自身を発生源とする「プレインズウォーク 能力」がスタックにある間にゲームを離れる場合、
その能力は消滅する。
901.10b 現象からの能力のオーナーであるプレイヤーがゲームを離れた場合、その能力は新しい次元 コント
ローラーのコントロール下でスタックに残る。
901.11. ゲームが開始した後、プレイヤーが自分の次元デッキの一番上のカードを取ってオモテ向きにした場
合、そのプレイヤーが『プレインズウォーク』したという。プレイヤーのプレインズウォークが終わるまで残る継続的 効果は終わる。プレイヤーがプレインズウォークしたときに誘発する能力は誘発する。rule 701.22 参照。
901.11a プレイヤーは「プレインズウォーク 能力」の結果として(rule 901.8 参照)、あるいはオモテ向きの次元・
カードや現象・カードのオーナーがゲームを離れたことによって(rule 901.10 参照)、あるいは現象・カードの誘 発型能力がスタックを離れたことによって(rule 704.5x 参照)プレインズウォークする。能力によってプレインズ ウォークすることもある。
901.11b オモテ向きになった次元・カードは、そのプレイヤーがプレインズウォークした次元である。裏向きに
なった、あるいはゲームを離れた次元・カードや現象・カードは、そのプレイヤーがプレインズウォークした元の次 元や現象である。
901.11c 複数の次元・カードがオモテ向きになっている時にプレイヤーがプレインズウォークした場合、そのプレ イヤーはそれら全ての次元からプレインズウォークする。
901.12. 双頭巨人戦プレインチェイス戦では、多人数戦 「双頭巨人戦」変種ルールのすべてのルールと、カ
ジュアル変種ルール プレインチェイス戦のすべてのルールに加え、以下のルールを用いる。
901.12a 各プレイヤーは自分の次元デッキを持つ。
901.12b 次元 コントローラーは通常、アクティブ・チームの第1プレイヤーである。しかし、現在の次元 コント
ローラーのチームがゲームを離れる場合、ターン順で次になる、ゲームを離れないチームの第1プレイヤーが
次元 コントローラーとなり、その後で元の次元 コントローラーのチームはゲームを離れる。新しい次元 コントロー ラーは、そのプレイヤーがゲームを離れるか、あるいは他のチームがアクティブ・チームになるまでの間、指定さ れたままとなる。
901.12c オモテ向きの次元・カードや現象・カードは1人のプレイヤーによってコントロールされるが、その次
元・カードや現象・カードの持つ能力で「あなた/you」を参照する物は次元 コントローラーのチームの両方のメ ンバーに適用される。
901.12d アクティブ・チームの各メンバーはアクティブ・プレイヤーであるので、それぞれが次元ダイスを振ること
ができる。各プレイヤーの次元ダイスを振るためのコストは、そのプレイヤー自身が何度次元ダイスを振ったかに よって定まる。
901.13. 大乱闘戦以外の多人数戦フォーマットにおいて、次元・カードや現象・カードは「影響範囲限定」選択
ルールの影響を受けない。その能力、および能力の効果は、適用できるすべてのオブジェクトやプレイヤーに影 響を及ぼす。(rule 801〔「影響範囲限定」選択ルール〕参照)
901.14. 大乱闘戦 プレインチェイス戦においては、複数の次元・カードや現象・カードが同時にオモテ向きにな
る。
901.14a ゲームの第1ターン開始前に、ターン・マーカーを持ってゲームを始めるプレイヤーはそれぞれ開始
時の次元を決める(rule 901.5 参照)。それらのプレイヤーが次元 コントローラーである。
901.14b プレイヤーがゲームを離れ、それによってゲームのターン・マーカーの数が減る場合、そのプレイヤー
がまず次元 コントローラーでなくなり(他のプレイヤーも次元 コントローラーにならない)、それからそのプレイ
ヤーがゲームを離れる。そのプレイヤーがコントロールしていたオモテ向きの次元・カードや現象・カードは、
オーナーの次元デッキの一番下に置かれる。プレインズウォークしたものとしては扱わない。
901.15. 「単一次元デッキ」選択ルール
901.15a 代替の選択ルールとして、プレインチェイス戦は全員で公共次元デッキを用いて行なうことができる。こ
の場合、次元デッキのカード枚数は最低でも40枚、あるいはゲームに参加している人ごとに10枚のいずれか 少ない方の枚数が必要となる。次元デッキにはプレイヤー数の2倍を超える現象・カードを入れることはできな い。次元デッキに同名のカードが入っていてはならない。
901.15b 「単一次元デッキ」選択ルールを用いたプレインチェイス戦において、次元 コントローラーは次元デッ
キ内の全てのカードのオーナーとして扱う。
901.15c ルールや能力によっていずれかのプレイヤーの次元デッキが参照される場合、公共次元デッキを用い
る。