4.8. シーケンシング動作
4.8.6. オーバーオールシーケンシングプロセス
このセクションの情報は,IMS SS 仕様のシーケンシング要求サブプロセスセクションを置き換えるのでは なく,補完するものである.詳細に関しては IMS SS 仕様を参照のこと.実装においては,IMS SS 仕様に 記述されている擬似コードではなく,シーケンシング動作擬似コード(付録C参照)で記述されている標準 動作を実現するように要求されている.
4.8.6.1 Start シーケンシング要求サブプロセス
Start シーケンシング要求サブプロセス(Start Sequencing Request Subprocess)は,シーケンシングセッシ ョンがまだ始まっていないことを要求する.Start シーケンシング要求サブプロセスは,アクティビティツリー のルートへフローすることにより新しいシーケンシングセッションを始めようとする.このプロセスはフローサ ブプロセス(Flow Subprocess)(セクション 4.8.5 参照)を使用する.
Sequencing Control Mode Flowが False のアクティビティに遭遇してフローサブプロセスが終了した場合,
配信するものは指定されずシーケンシングセッションは始まらない.このケースでは,シーケンシングセッ ションを開始するのに,学習者が望むアクティビティを指定するように,LMS が何らかのメカニズム(例えば,
選択ナビゲーションユーザインターフェース)を提供することが推奨されている.
アクティビティが一つだけのアクティビティツリーの場合,そのアクティビティは葉である.フローサブプロセ スは呼び出されず,アクティビティツリーのルートが配信対象に指定される.
4.8.6.2 Resume All シーケンシング要求サブプロセス
Resume All シーケンシング要求サブプロセス(Resume All Sequencing Request Subprocess)は,シーケン シングセッションがまだ始まっていないことを要求する.Resume All シーケンシング要求サブプロセスは,
最後のシーケンシングセッションがSuspend Allナビゲーション要求によって終了したかどうかを決定する ために,Suspended Activityのアクティビティ状態情報要素を確認する.Suspend Allナビゲーション要求 によって終了した場合,Suspended Activityは前回のシーケンシングセッションを再開するアクティビティ を指定する.
Suspended Activityが定義されていない場合,サブプロセスは終了し,シーケンシングセッションは始まら
ない.Suspended Activityが定義されていた場合,Suspended Activity が配信対象に指定される.
4.8.6.3 Retry シーケンシング要求サブプロセス
Retry シーケンシング要求サブプロセス(Retry Sequencing Request Subprocess)は,終了動作中に評価 されたポストコンディションシーケンシングルールによって呼び出される.サブプロセスは,シーケンシング セッションは既に始まっていること,そしてCurrent Activity がリトライの対象であることを前提としている.
Current Activityがクラスタの場合,retry プロセスは,学習者が次にどのアクティビティを学習すべきか決
定するために,フローサブプロセス(セクション 4.8.5 参照)を呼び出す.
ADL ノート: このシーケンシング要求の目的は,あるアクティビティとそのアクティビティの子孫に新しい試 行を始めることである.シーケンシング要求の処理中に,LMS は,アクティビティツリー探索中に遭遇した 全アクティビティの評価に対して,デフォルトトラッキング情報を適用しなければならない.
4.8.6.4 Exit シーケンシング要求サブプロセス
Exit シーケンシング要求サブプロセス(Exit Sequencing Request Subprocess)は,シーケンシングセッショ ンが既に始まっていること,そしてCurrent Activityが exit する対象であることを前提としている.このサ ブプロセスは配信するアクティビティを特定しない.Current Activityがアクティビティツリーのルートの場
合,Exit シーケンシング要求サブプロセスは,シーケンシングセッションを終了し,コントロールを LMS へ
返すことを示している.
4.8.6.6 Previous シーケンシング要求サブプロセス
Previousシーケンシング要求サブプロセス(Previous Sequencing Request Subprocess)は,既存のシーケ ンシングセッションが既に始まっていることを前提としている.Current Activityに対するSequencing Control Mode Flowが True の場合,フローサブプロセス(セクション 4.8.5 参照)がCurrent Activityから 後方へ呼び出される.フローサブプロセスがアクティビティを特定すると,そのアクティビティが配信対象と して特定される.
4.8.6.7 Choice シーケンシング要求サブプロセス
Choiseシーケンシング要求サブプロセス(Choice Sequencing Request Subprocess)は,学習者(もしくは システム)が配信対象に指定したアクティビティを指定する.シーケンシングセッションが既に始まっている 場合,Choice シーケンシング要求サブプロセスは,Current Activityから対象アクティビティへとアクティ ビティツリーを探索する.シーケンシングセッションが始まっていない場合,Choice シーケンシング要求サ ブプロセスは,ルートから対象アクティビティへとアクティビティツリーを探索する.Choice プロセスがアクテ ィビティを特定し,そのアクティビティが葉でない場合,フローサブプロセス(セクション 4.8.5 参照)がその アクティビティから前方へ起動される.Choice シーケンシング要求サブプロセスが葉アクティビティを特定 すると,そのアクティビティが配信対象に特定される.