SCORM シーケンシング動作は,シーケンシングトラッキング状態モデル(セクション 4.2:トラッキングモデ ル参照)の値に基づいてシーケンシング動作を制御する.学習者のアクティビティへの各試行に対して,
そのアクティビティは対応するトラッキング状態データを持つ.学習者のコンテンツオブジェクトとのインタ ラクションは,コンテンツオブジェクトに対応するアクティビティのトラッキングデータに影響を与える.トラッ キングデータは様々なシーケンシングプロセスで使用され,その動作に影響を与える.
2.3.1. 通信型および非通信型コンテンツ
SCORM シーケンシングでは,通信型コンテンツと非通信型コンテンツが区別される.通信型コンテンツは,
学習者のコンテンツとのやりとりに関する情報を SCORM ランタイム API[4] (セクション 3: アプリケーショ ンプログラミングインターフェース)を通してやりとりする.一方,非通信型コンテンツは,SCORM ランタイ ム API を使用しない.SCORM シーケンシングは,両方のコンテンツをアクティビティ別にサポートする.
SCO は,SCORM ランタイム API および SCORM ランタイム環境データモデル[4] (セクション 4: SCORM ランタイム環境データモデル)によって学習者の進捗状況を通信しなければれならない.LMS は,学習者 の進捗状況に関して通信されない情報にはいかなる仮定もおかない.アセットの場合,LMS は定義され た既定値およびデフォルトの動作に基づき,自動的に学習者の進捗情報を設定する.
2.3.2. アクティビティの中断および再開
アクティビティへの試行は,中断され,後に再開されることがある.中断されたアクティビティを再開するこ とは,新しい試行とは数えない.アクティビティが中断されている間に他のアクティビティが試行されること がある.一つ以上の試行が同時に中断されることもある.
アクティビティツリーのルートアクティビティへの試行を中断すると,LMS は学習者が最後に学習したアク ティビティを記憶し,シーケンシングセッションを中断状態で終了する.学習者が後でアクティビティツリー のルートへ試行を再開すると,学習者が最後に経験したアクティビティも再開される.
2.3.3. データ保持
管理,トラッキング,状態情報を,少なくともアクティビティツリーのルートアクティビティへの現在の試行が 終わるまでは保持する必要がある.このような試行は複数のシーケンシングセッションにまたがる場合があ る.SCORM も IMS SS 仕様も,試行の間に保持すべきデータ(例:シーケンシング情報およびトラッキング
2.3.4. 学習目標
学習目標は学習アクティビティとは別のものである.SCORM はどのように学習目標が学習アクティビティ と関連するかについては制約しない.また,コンテンツオブジェクトがどのように学習目標を使用するかに ついても定義していない.SCORM シーケンシング動作は,学習目標をどのように解釈するか(例:それは,
コンピテンシーなのか,習得なのか,もしくは単に共有値なのか)についても仮定しない.トラッキングの観 点から,学習アクティビティと関連した各学習目標に,一連の学習目標ステイタス情報(学習目標習得値 および学習目標習得度)が設定されている.
アクティビティは,一つ以上の学習目標と関連することがある.しかし,SCORM SN モデルは,一つのアク ティビティに関連する複数の学習目標の意味については仮定してしない.アクティビティの学習目標とし て保持される学習目標ステイタス情報は,デフォルトではそのアクティビティに固有(local)のものである.
学習目標ステイタス情報を共有するために,一つのアクティビティは,複数の共有グローバル学習目標を 参照する場合がある.複数のアクティビティが,同じ共有グローバル学習目標を参照する,つまり,その学 習目標ステイタス情報を共有することができる.共有グローバル学習目標は,単体のアクティビティツリー 内で共有化されたり,LMS 内の複数のアクティビティツリーに渡って共有化されることもある.一つのアク ティビティが,共有グローバル学習目標をどのように参照するのかに関しては,二つの制約がある.
1. ローカル学習目標は,一つの共有グローバル学習目標からのみ学習目標ステイタスデータを 読み取ることができる.
2. ある特定のアクティビティに定義された一組のローカル学習目標では,二つのローカル学習目 標が,同一の共有グローバル学習目標に学習目標ステイタスデータを書き込むことはできない.
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セクション3
シーケンシング定義モデル
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