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オフラインオートチューニング方法

ドキュメント内 Robot Driver RD Series User's Manual Japanese (ページ 88-91)

5 機  能5.9  制御ゲインの調整

5.10  オフラインオートチューニング機能

5.10.1  オフラインオートチューニング方法

(1) オフラインオートチューニングで使用するパラメータ定数 使用するパラメータ定数を以下に説明します。

(a) オートチューニング (FA-10)

     オートチューニングの実行を許可するためのパラメータ定数です。オフラインオー     トチューニングを実行する場合は、「oFL」に設定して下さい。

(b) 速度制御応答周波数 (Fd-01)

     速度制御ループの応答性を決めるパラメータ定数です。機械系が発振しない範囲で     設定して下さい。設定値を大きくすると応答性は向上します。

(2) オフラインオートチューニング動作

①  FOT、ROT 端子を ON し、SON 端子を ON すると、オートチューニングが開始し     ます。ロボットドライバの LED 表示が Auto となります。

②  ロボットはオートチューニング開始地点を中心に、正 / 逆両方向にチューニング回     転速度で、加減速します。これを 1 サイクルとして最大 10 サイクル繰り返します ( 下    図参照 )。チューニング回転速度は初期値 1000[min-1] です。

   RDP/RDX 専用ソフトウェア TOP で変更可能です。

③  負荷の状態により、加減速時間が変更される場合や、10 サイクルまで行わずに終     了する場合があります。

④  オートチューニングが終了すると、推定された慣性モーメント値が Fd-00 に書き     込まれます。正常終了時、ロボットドライバの LED 表示が End となります。

⑤  チューニング終了後、RS 端子を ON、OFF し、オートチューニングモードを抜け     ます。

第 5 章 機 能

5 機  能

0

負 速度

1

サイクル

最大10サイクル

時間

オフラインオートチューニング時の運転パターン

注 1) 本機能は、下記条件を満たさないと適用することができません。

  ・ 加減速トルクが定格トルクの 10[%] 以上であること。

  ・ ロボットとのカップリングも含めて、機械の剛性が高いこと。

  ・ ギアなどのバックラッシュが小さいこと。

  ・ 発振状態になっても、安全面に問題がなく、機械の損傷も生じない用途で    あること。

  ・ オートチューニングは、負荷の慣性モーメントが、ロボット単体の 20 倍未    満の機械にお使いになれます。20 倍以上の慣性モーメントの機械の場合は、

  マニュアルでゲイン調整して下さい。

  ( マニュアル調整については、第 5 章 5.9.1˜5.9.3 節をご参照下さい。)   ・ チューニング回転速度の設定が低い場合。機械が損傷しない程度までチュー

  ニング回転速度を大きくして下さい。

  ・ 正逆両方向に十分な駆動範囲を設けていること。チューニング時の駆動範   囲をつぎに示します。

オフラインオートチューニング実行時のモータ軸の回転量算出

オフラインオートチューニング実行時の モータ軸の回転量算出例 チューニング

回転速度 Va〔min-1

加速度時間

△ t〔s〕

ロボット出力軸 回転量 S〔回転〕

500 0.05 0.1

1.25 2.5 1000 0.05

0.1

2.5 5.0 1500 0.05

0.1

3.75 7.5 チューニング回転速度 Va〔min-1〕、加減速時

間△ t〔s〕とすると、ロボットの出力軸の回 転量 S〔回転〕は次式で計算できます。

60

$t

S= 3·Va ×

算出例を右表に示しますので、この値に対し て十分に余裕をとって駆動範囲を確保して下 さい。

チューニング回転速度、加減速時間はデジタ ルオペレータによる操作の場合と、RDP/RDX 専用ソフトウェア TOP を使用した場合とで異 なり、つぎのようになります。

5-30

第 5 章 機 能

機  能

5

オフラインオートチューニングの回転速度と加減速時間

チューニング回転速度 Va〔min-1〕 加減速時間△ t〔s〕

デジタルオペレータ 1000( 固定 ) 0.05( 固定 ) RDP/RDX 専用

ソフトウェア TOP 変更可 変更可

注 )  オフラインオートチューニングにおける加減速時間は「0 →チューニング回転速度」、「チューニング回転    速度→ 0」までの時間となります。

(3) オフラインオートチューニングモードの手順

①  オフラインオートチューニングを実行する場合、オートチューニング (FA-10) のオ    フラインチューニング (oFL) を選択し、書き込み後、「サーボ ON」して下さい。

オフラインチューニングを (oFL) 選択し、書き込む

(FA-10)

チューニング開始 (Auto)

チューニング終了 (End) エラー発生 (Err) 終了

     (a) オートチューニングが正常に終了した場合

        推定した慣性モーメント値が (Fd-00) に書き込まれます。

     (b) オートチューニングエラーが発生した場合

        下記状態がチューニング動作中に発生した場合、チューニングエラーとなります。

         ・ 異常発生があった場合

         ・ チューニング中に、SON 端子が OFF された場合

         ・ 共振などを起こして、うまくチューニングが実行されなかった場合

②  チューニング終了後、SON 端子を OFF して、RS 端子を ON、OFF し、オートチュー    ニングモードを抜けます。

注 1) 加減速トルクが定格トルクの 10[%] 未満であると、チューニング動作が正常 終了しない場合があります。その時は、RDP/RDX 専用ソフトウェア TOP を 使用して加減速時間の初期値 0.05[s] を小さく設定して下さい。

また、チューニングエラーが発生した場合、各ゲインは、チューニングを実 行する前の値に戻ります。また、異常発生を除き、トリップはしませんので、

とくに共振発生時の安全性については十分注意して下さい。

注 2) チューニング終了後、上記②の RS 端子を ON、OFF しなかった場合は、オー トチューニング (FA-10) を non に設定して下さい。

第 5 章 機 能

5 機  能

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