1970・3。31 1971・3・31 1975。3・31 1976・3・31
1979・3・3で1980・4・1
1983・4・1 1984・4・1 1985・4・1
1988・4・1 1991・4・1
1993・4・1
天草島 熊本 天草島 熊本 平戸諸島 長崎 藍島 高知 香焼島 長崎 塩飽諸島 香川 熊毛諸島 山口 天草島 熊本 長島 鹿児島 周防大島諸島山山 平戸諸島 長崎 天草島 熊本 倉橋群島 広島 官能群島 広島 大根島 島根 天草諸島 熊本 能登島 石川 芸備諸島 広島 周防大島諸島山ロ 樺島 長崎 備後諸島 広島 玄海諸島 佐賀 生月島 長崎
出典:日本離島センター編(1997,pp55−58)より
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第4節 わが国における島嘆の地位と問題点
これまで、現在のわが国における島嘆をめぐる現状について、そめ概要を述べてきた。
本土都市域から距離を隔て、人口・産業・生活に関する数多くの特性において不利な状況 にあった島喚地域に対して、離島振興法はかなりの成果をあげてきたものと考えられる。
それでも今なお、多くの島喚に共通するキニワードは、「人口減少」・「高齢化進展」・「産 業基盤の脆弱性」と「生活環境の不十分」である。島のもつ就学機会と就業機会の不十分 性は、若年層を中心とした人口の島外流出を引き起こしている。
就学機会の不足に関しては、小学校・中学校が島内に存在しないこと、存在していたと しても休校・廃校となっている場合が数多く見受けられる。小・中・高等学校、とくに小 中学校の島内存在・開閉校は、学童期の子どもをもつ年齢層の島内居住・島外居住選択の 大きな要因となりうる。本木(1993,pp.209−215)は、学校のもつ役割を島における文化 センターであり活性化センターであると指摘し、鹿児島県三島村子宝(こだから)島で小 学校が再開されたことによる人口急増現象を報告している。
就業機会について、基本的に島田地域の経済は、漁業を中心とする第1次産業に依拠の 構造をもつ。しかし、わが国全体としての第1次産業不振と若年層の第1次産業離れは依然
として強い傾向にある。第2次産業は、工場用地確保・労働力確保・交通アクセスなどの 諸問題により本土側企業の島喚地域進出が期待できない状況にある。また、観光が中心と なる第3次産業は、交通アクセス・島嘆地域のもつ観光資源の問題から、どうしても季節 的偏りが発生し安定した産業とは呼べない状況にある。
こうした島喚地域の就業機会の不足によって、就学機会確保のため高等学校から島外へ 流出した若年層は、そのまま本土都市域に居住するようになる。この傾向は、さらに島町 地域の就学機会不足、次世代の児童数減少による休校・廃校を引き起こし、悪循環を発生
させることになる。
島嗅地域の生活環境に関しては、1953(昭和26)年離島振興法が制定・運用された結果、
大きく改善されつつある。しかし、本土と比較した場合、島嗅地域の生活環境は不十分と いわざるをえない。とくに本土都市域と比較して、島国地域のもつ地理的位置と居住人口 の絶対数の少なさから、島喚地域は不利な状況におかれていると思われる。香川県豊(て)
島における産業廃棄物不法投棄問題の発生や、岡山県鴻(こう)島の本土資本によるリゾ ート乱開発などを典型とする事例をみても、わが国において島嗅地域が依然として「取り 残された地域」であるという状況が明確に示されている。
少なくともハード面、すなわち生活環境と就学機会に関する部分については、行政によ る整備推進が急務である。しかし、そこから先にあたる部分、すなわち、自分の居住する 地域をどのように活性化させていくのかの企画・立案・実行については、島に居住する人
間の主体性と、それに伴う島喚地域の自律性に課せられる部分が大きい。その意味で、島 嗅地域に居住する人間が「現状維持」をもって満足することなく、幅広い視野で自らが居 住する地域を捉えていく視点をもつことが期待されるところである。
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第2章 わが国島喚の統計解析
本章では、統計的手法を用いて、島・島嗅の類型分類を参照しながら、その多様性と独 自性を明確にすることを目的とする。そのために必要となる島嘆データベースは、おもに 人口・産業・生活に関する諸特性を中心に構成する。島・島嘆の位置、行政パターン、離 島振興法で採用されている本土からの物理的距離と交通条件に基づいて分類された島嗅類 型、および架橋の有無、開通年、パターンを比較考察する。さらに、架橋の有無と、島・
呼号の社会経済的条件や生活環境の差異との相関関係を検証する。
第1節 島喰の類型分類とデータベースの作成
1994(平成6)年4月1日現在、住民基本台帳で人口が確認されている425の島は、それぞ れに島であるが故の共通性と、他の島には見られない独自性をもっている。人口動態・産 業構造・生活環境などのあらゆる面において、全く同じ島は存在しない。すなわち、425 の島が存在するという事は、そこに425の類型が存在することを意味する。
島の現状を把握し、その上で島の今後を考えていこうとするとき、425の島喚を数種類 の類型に区分し、軍陣地域全体を把握した上で当該軍陣に着目する接近方法は必要不可欠 であると思われる。たとえば、離島振興法は1973(昭和48)年からの第3次計画において、
叫喚地域全体を6つの類型に区分し、それぞれの実状にあわせた方策を施すようにな?た。
この類型区分導入は、島喚地域全体としての多様性と、島喚それぞれの独自性を認識した 上での離島振興へのシフトであるといえ、大きな意味をもつ。このことは、島嗅の研究調 査においても同様であると考える。
わが国島喚の多様性と独自性を明確にするには、島・島嗅に関する包括的なデータベー スを作成し、それらの類型分類によって全体的に把握するとともに、統計解析を施すこと により詳細に検討する必要がある。島喚の類型分類については、離島振興法で採用されて いる本土からの物理的距離と交通条件に基づいて分類された亭号類型のほか、島喚の立地 する位置、島の自然地理的に画定されている陸地と社会的に制定されている行政領域との 包摂関係、架橋の存在する島については架橋の接続形態などによる類型分類が考えられる。
そこで、これらによる類型区分を含め、島に関して入手可能なデータを用いて、わが国の 島嗅データベースを作成し、統計解析を施す。
半年データベースの作成にあたって、その対象島嘆はわが曇勝有人島425島とする。し かし、一部のデータについては、各島と行政区分の不一致という実状のため、425島すべ てに関する数値データを収集整理することは困難を極める。
そこで、日本離島センターから毎年発行されている『離島統計年報』と、わが国島嗅の
ガイドブックとして同じく日本離島センターから発行されている『SHIMADAS 95』
に掲載されている数値を採用した。『離島統計年報』は、離島振興法・奄美群島振興開発 特別措置法・小笠原諸島振興開発特別措置法・沖縄振興開発特別措置法の対象となる島懊
に関する詳細なデータを集めたものである。一方、『SHIMADAS 95』は、わが国 有人島に関する詳細な旅行情報書である。『SHIMADAS 95』のデータを基本とし
て、『離島統計年報』のデータによって補足するという進め方でデータベースを作成した。なお、本研究で地域分析の対象とする田島・横島は1991(平成3)年、離島振興法対策 実施地域から解除されている。そこで『離島統計年報』に田島・横島のデータが掲載され ている最終年度、すなわち1991(平成3)年のものを採用することにした。
これらの入力変数は、おもに人口・産業・生活・行政・教育に関するデータとなってい る。それは各島に居住する人間生活の現状把握を目的としているためである。さらに本研 究の目的から考えたとき、架橋パターンと行政パターンを独自に付げ加えた。
架橋パターンの分類は、図2−1に示す。架橋による島と本土の接続形態、すなわち経由 島喚数と接続架橋数は、当該三嘆に居住する人間生活に強く影響をおよぼすものと考えら
れる。
行政パターンは、図2−2に示す。丁字それぞれを確認した結果、わが国島喚にあらわれ る行政パターンは14パターンとなった。地方公共団体として政策を施す場合、また当該行 政域に居住する人間として行政サービスを受ける場合、単一行政一島完結型が一番望まし いパターンであると考えられる。居住する人間の生活空間の構成は、近年行政サービスに 深く依存するようになってきた。したがって、行政パターンは社会経済的条件や生活環境 を表す他の変数と深く関連しているものと考えられる。
このようにして作成したデータベースの入力変数は表2−1に示したとおりである。まず、
わが国島喚の多様性と独自性、および田島・横島の地位を把握するため、島影の社会経済 的条件や生活環境のうち、スケール(規模)に関わる15の変数について、順位一規模のグ ラフを作成した。取り上げた変数は、表2−2に示すとおりである。
15のグラフに現れる順位一規模を示すカーブは、いずれも大きく横S字型を描き広い範 囲にのびている。まず、順位一規模グラフの基本となる面積(図2−3)および人口総数(図 2−4)をみると、綺麗な順位一規模カーブを描いている。
年齢別人口比率の3つのグラフは、それぞれ特徴をもった形状を示している。生産年齢 人口比率(図2−6)は、少数の例外的な島町を除いて60±10%付近に集中しており、島喚 だからといって特異な状況は見受けられない。それに対して、高齢人口比率(図2−7)は 数値の大きい島が増え、下弓地域に高齢化が進んでいることの一端を表している。幼年人 口比率(図2−5)は、より直線的な形状を示しており、他の二つの年齢別人口比率に比べ て、島喚による高低差が開いていることが伺われる。
就業者総数(図2−8)は、順位一規模の基本となる面積と人口総数のカーブによく一致し
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