HVS-1000 シリーズでは、通常のスイッチャ機能に加えて、ユーザーが更に使いやすくなるようにオペレ
ーションパネルをカスタマイズするためのメニューが用意されています。
18-1. OU セットアップ
SETUP-OU MODE メニューでは、メニュー画面の明るさ、ブザー音、フェーダレバー、ジョイスティック、
スクリーンセーバー等の動作設定ができます。これらのメニューへアクセスするには、SETUP トップメニ ュー(下図参照)で、コントロールF1を使って、それぞれ関連するサブメニューを選択し、コントロールF1 またはDOWNボタンを押します。
18-1-1. メニュー画面の明るさ調整
SETUP-OU MODE(2/2)メニュー上段ページでコントロールF1を回して調整します。
パラメータ 説明 初期設定 設定範囲
BRIGHTNESS メニュー画面の明るさ調整 10 1-15
18-1-2. フェーダレバー調整
SETUP-OU MODE(1/2)メニュー上段ページでコントロールF4、F5を回して調整します。
SETUP(1/2)
RATE TYPE FRM GAIN
1.00 SHIFT
SELECT NORMAL
JOY STICK
NOR BUTTON
CTRL
LIVE OFFSET
1.00
SELECT ON
OU MODE
BUZZER VOLUME
31 MIN
5 TYPE
TYPE1 SCREEN SAVER
TYPE TIME
FADER
TONE NORMAL
SETUP
SELECT 5 1.SYSTEM 2.INPUT 3.OUTPUT 4.MU MODE 5.OU MODE
REBOOT OFF X-BUFF
OFF 6.DVE SETUP
7.BUS CONTROL 8.FREE ASSIGN 9.GPI/TALLY 10.EDITOR
11.RS-422 12.NETWORK 13.DATE/TIME
F1を回して選択。F1またはDOWNボタンを押してOU MODEメニューへ移動
SETUP(2/2)
OU INIT
OFF BRITHT
NESS 10
OU MODE
18-1-3. ブザー設定
SETUP-OU MODE(1/2)メニュー下段で F4 を回してブザーの種類を下記から選択します。F5 と F6 を使って、ブザーの音量とトーンが選択できます。
パラメータ行 パラメータ 設定 説明 初期設定 設定範囲
TYPE * F4 ブザー設定 TYPE1
TYPE1, TYPE2, TYPE3, TYPE4,
OFF VOLUME
(HVS-1000LOU S/N.9880046
以上で対応)
F5 ブザーの
音量設定 31 0-31
BUZZER
TONE (HVS-1000LOU
S/N.9880046 以上で対応)
F6 ブザートーン
設定 NORMAL
LOW, NORMAL,
HIGH
* 次の4種類のブザーが使用できます:
(1) エラー操作ブザー (ピピピッー) (2) ページオーバーフローブザー (ピピッー)
(3) システムのリブート、メニューの初期化、ファイルの保存/読み出し、イベント操作時等の設定確定のブ ザー (ピーッ)
(4) その他のメニュー設定時のブザー (ピッ) TYPE1: 4種類全てのブザーを有効にします。
TYPE2: 4種類全てのブザーを有効にしますが、すべてのブザー音にピッを使います。
TYPE3: (1)を除く3種類のブザーを有効にします。
TYPE4: (3)と(4)のみを有効にします。
OFF: ブザー音をOFFにします。
18-1-4. ジョイスティック設定
SETUP-OU MODE(1/2)メニュー上段ページでコントロールF3を回して調整します。
パラメータ 説明 初期設定 設定範囲
JOYSTICK ジョイスティックの感度調整 NOR LOW, NOR, HIGH
18-1-5. スクリーンセーバー
SETUP-OU MODE(1/2)メニュー下段ページでコントロールF1、F2、F3を回して設定します。
パラメータ 説明 初期設定 設定範囲
SELECT スクリーンセーバーの有効/無効 ON ON, OFF
TYPE スクリーンセーバーのタイプ TIME TIME,
BALL SCREEN
SAVER
MIN スクリーンセーバーが起動するまでの時間(分) 5 1~60
18-1-6. 日付/時刻設定
SETUPトップメニューでコントロールF1を回し、13. DATE/TIMEを選択します。F1またはDOWN ボタンを押して SETUP-DATEメニューを表示します。日付、時刻を変更した場合は、メニュー下段 ページでコントロールF1を押して変更を確定します。(HVS-1000HS S/N. 9870038以降対応)
パラメータ 説明
DATE YEAR, MONTH, DAY 年月日の設定 TIME HOUR, MIN, SEC 時分秒の設定
APPLY 変更の確定
SETUP DATE/TIME
DATE MONTH
01 YEAR
2004
APPLY 2004:08:01 12:00:00
SEC 00 DAY
15 HOUR
12
TIME MIN
00
SETUP
REF IN BB MODE
RATE ASPECT FORMAT 4:3
NTSC
SW TIMING
ANY INIT
CUR FINE
0.0
SYSTEM
REF OUT PHS H PHS
0 V PHS
0 REF IN
H PHS 0 COARSE
0
SC PHS
OUTBB
18-2. 信号処理の詳細設定
18-2-1. 同期信号設定
MU 背面には HDTV3値シンク信号、ブラックバースト信号の入力端子があり、それぞれスルー出
力端子が付いています。どちらの同期信号を使用するかはメニューのREF IN項目で選択します。
システムへの同期信号出力端子は 1 つです。出力する信号は REF OUT 項目で選択します。
ま た 、 ブ ラ ッ ク バ ー ス ト 信 号 に つ い て は 入 力 / 出 力 時 の 位 相 調 整 が 可 能 で す 。 これらの設定は SETUP-SYSTEMメニューで行います。SETUP トップメニューでコントロール F1 を 回 し 、1. SYSTEM を 選 択 し ま す 。F1 ま た は DOWN ボ タ ン を 押 す と 、 次 の よ う な SETUP-SYSTEMメニューが表示されます。
同期信号選択
SETUP-SYSTEMメニュー上段ページでF4を回して選択します。
パラメータ 説明 初期設定 設定範囲
1080/59.94i, 1080/50i,
720/59.54p BB BB, TRI S
720/50p BB
その他のHD信号 TRI S
REF IN 使用する同期信
号の選択
SD信号 BB
同期信号出力選択
SETUP-SYSTEMメニュー上段ページでF5を回して選択します。
パラメータ 説明 初期設定 設定範囲
1080/59.94i, 1080/50i,
720/59.54p BB BB, TRI S, SETUP
720/50p BB BB
その他のHD信号 TRI S TRI S
NTSC BB BB, SETUP
REF OUT 出力する同期信
号の選択
PAL BB
BB: ブラックバースト信号 SETUP: 7.5%BB信号 TRI S: 3値シンク信号
入力同期信号位相調整(BBのみ)
パラメータ 説明 初期設定 設定範囲
COARSE SC位相粗調整 0 -170~170
SC
PHS FINE SC位相微調整 0.0 -15.0~15.0
1080/50i -19~19
1080/59.54i, 720/59.94p,
720/50p -15~15
NTSC -15~15
REF
IN H PHS H位相調整
PAL
0
-19~19
出力同期信号位相調整
パラメータ 説明 初期設定 設定範囲
1080/50i -1314~1314
1080/60i, 1080/59.94i -1094~1094 1080/24p, 1080/23.98p,
1080/24sF, 1080/23.98sF -1369~1369 720/59.94p, 720/60p -819~819
720/50p -984~984
NTSC -852~852
H PHS H位相調整
PAL
0
-858~858 REF
OUT PHS
V PHS V位相調整 0 -100~100
18-2-2. セーフティエリア
セーフティエリア、サイドカットエリア(HDのみ)が表示できます。表示設定は SETUP-OUTPUT メ ニューで行います。SETUPトップメニューでコントロールF1を回し、3. OUTPUTを選択します。F1 またはDOWNボタンを押すと、次のようなSETUP-OUTPUTメニューが表示されます。
パラメータ 説明 初期設定 設定範囲
OUT セーフティエリアを表示する信
号 PGM PGM, PREV,
AUX1~AUX4
ENABLE 有効/無効 OFF OFF, ON
MODE =
NORMAL OFF
OFF,
90%HOOK, 85%HOOK, 80% HOOK, 90%BOX, 85%BOX, 80%BOX, 85%B+80%H, 90%B+85%H, 90%B+80%H, 85%B+80%B, 90%B+85%B, 90%B+80%B TYPE タイプ
MODE =
RESIZE OFF OFF, HOOK, BOX, H+B, B+B
CROSS セーフティエリアの中心点表示 OFF OFF, ON
SIZE A (*1) 90 70-99
SIZE B (*1)
セーフティエリアのサイズを変
更します。 80 70-99
ASPECT A
(*1) HD 16:9 4:3, 14:9, 15:9, 16:9
ASPECT B (*1)
セーフティエリア のアスペクト比を
変更します。 SD 4:3 4:3 SAFETY
AREA
MODE (*1)
セーフティエリアのサイズやア スペクト比を変更するときに
RESIZEを選択します。 NORMAL NORMAL, RESIZE OUT サイドエリアカットを表示する信
号 PGM PGM, PREV,
AUX1~AUX4
ENABLE 有効/無効 OFF OFF, ON
TYPE タイプ LINE LINE, TRANSP
SIDE CUT (HDのみ)
TRANSP TYPE=TRANSP選択時の
透明度設定 50 0~100
(*1) MODE = NORMALのときは標準サイズのセーフティエリアが使用されます。
MODE = RESIZEのときは、SIZEA-B, ASPECT A-Bの各パラメータの値が有効になります。
この機能は、XPTハードウェアバージョン7以上で使用できます。
SETUP
ENABLE
OFF TYPE
OUT OFF PGM
16:9B
85B A
A 16:9 90
MODE NORMAL OUTPUT(1/2)
SAFETY AREA
CROSS OFF ASPECT
SIZE
SETUP
TRANSP 0 ENABLE
ON TYPE
TRANSP OUT
PGM
CLEAN OUT OFF OUTPUT(2/2)
DVE KEY PGM SIDE CUT
18-2-3. マットカラー調整
MATT CLIP設定は、マットカラーのガマットエラー対策に使用できます。
MATT CLIP(SETUP-MU MODEメニュー)では、MATTカラーの輝度/色信号の振幅範囲を設定 することができます。この設定は、BUS MATTだけでなく、メニュー内のすべてのMATTカラー設定 に適用されます。各値を増減させたときのイメージを波形モニタのアローヘッド表示を例に示します。
また、斜線部は有効範囲を示しています。ただし、(1)~(4)は BOTTOM 側を初期値とし、(5)~(8) はTOP側を初期値とした場合の範囲としています。なお、実際の波形モニタに斜線、太線は表示さ れません。
(1) TOP-ADJ1の値を増加させた場合 (2) TOP-ADJ1の値を減少させた場合
(3) TOP-ADJ2の値を増加させた場合 (4) TOP-ADJ2の値を減少させた場合
(5) BOTTOM-ADJ1の値を増加させた場合 (6) BOTTOM-ADJ1の値を減少させた場合
の値を増加させた場合 (8) の値を減少させた場合 SETUP
TRANS CTRLREG
AUTO PAUSE
MU MODE LINKOFF
KEYER MODE GAIN
TYPE1 SET INPUT TOP
ADJ1 0 ADJ1
0 ADJ2
0 CLIP
ON ADJ2
0 MATT CLIP
BOTTOM FADER
MIX
Y振幅
C振幅
Y振幅
C振幅
Y振幅
C振幅
Y振幅
C振幅
Y振幅
C振幅
Y振幅
C振幅
18-2-4. アンシラリデータ(ME Version5.0 以上)
プログラム(クリーン)、プレビュー出力では映像信号に重畳されたアンシラリ(補助)データの通過、
非通過、差し換えが可能です。スイッチャはプログラム(クリーン)、プレビュー出力のアンシラリ領域 を一度ブランクにしてから挿入するデータを選択します。またAUX出力では、アンシラリデータの通 過/非通過が設定できます。SETUP - OUTPUT(2/2)メニューで設定します。工場出荷時設定に はアンシラリデータはすべての出力で非通過に設定されています。
PROGRAM (CLEAN)とREVIEW出力
SETUPトップメニューからOUTPUTを選択し、OUTPUT(2/2)サブメニューを表示します。
PGMCLNまたはPREV項目で、アンシラリデータの通過/非通過を選択します。OFFに設定 するとデータは非通過になります。アンシラリデータを出力するときは、挿入するデータが含ま れるバスを選択します(AUX1~AUX4、EFF BG)。
XPT LV項目では、トランジション時のアンシラリの切り換わりタイミングを設定できます。50に 設定すると、トランジションの中間地点で出力されるアンシラリデータが切り換わります。CLN出力のアンシラリデータ制御は、PGM出力の設定と同じになります。
PGMまたはPVW出力にアンシラリデータを挿入する場合は(AUX1~AUX4、EFF BGを選 択)、ANCILLARY DATA ENABLEの各項目がOFFの場合でも、挿入したアンシラリデータ
(AUX1~AUX4)はPGM(CLN) またはPVWから出力されます。
AUX1~4出力
SETUPトップメニューからOUTPUTを選択し、OUTPUT(2/2)サブメニューを表示します。メニ ュー下段へ移動し、F1~F4を回して、AUX出力のON / OFF(通過/非通過)を設定します。
アンシラリデータ処理チャート SETUP
XPT LV 50 PGMCLN
AUX1
AUX4 OFF AUX2OFF AUX3
AUX1 OFF ON
OUTPUT(2/2) ANCILLARY BUS SELECT
ANCILLARY DATA ENABLE PREV
OFF
データ 挿入
データ 挿入
データ出力 のON/OFF
データ出力 のON/OFF アンシラリ領域を
ブランクにする アンシラリ領域を
ブランクにする
データ 選択
データ 選択
データ出力の ON/OFF
データ出力の ON/OFF
PREV(PST)→
PGM→
AUX4→
AUX1→
PGM(CLN)→
PREV→
AUX1→
AUX4→
18-3. ユーザーデフォルト
ユーザーデフォルトとは、パラメータの初期値を工場出荷時のものからユーザーが設定した値に変更で きる機能です。ユーザーデフォルトを保存すると、パラメータやメニューを初期化したときに、保存したユ ーザーデフォルト値が初期値として使用されます。ユーザーデフォルト値の保存/読み込みは一括で行 います。
ユーザーデフォルトの保存
各パラメータの値を保存したい値に設定します。
SETUP ボタンを押しながら、ENTER ボタンを押します。一部を除くすべてのメニューの値が ユーザーデフォルトとして保存されます。下記のパラメータはユーザーデフォルトには保存されません。
WIPE MODIFYおよびDVE MODIFYメニューのパラメータ
SETUP-SYSTEMメニューのパラメータ
ユーザーデフォルトの読み込み
設定したユーザーデフォルト値を一括してすべて読み込みできます。
SETUPボタンを押しながら、RECALL ボタンを2回押します。保存したユーザーデフォルト値 が読み込まれます。 工場出荷値へ戻す
初期値を、ユーザーデフォルト値から工場出荷時の値へ戻すことができます。
システムの初期化操作を行うと初期値は工場出荷時の値に戻ります。
システムの初期化については「18-5-1 初期化」を参照してください。