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21

法  量(cm)

形態 ・手法他

胎  土 色  調

番号 種類・器種

口径 底径 器高

1

土師質椀

*14.2 6.6 4.4 内面丁寧なナデ、口縁横ナデ2回、体部外面押圧浅い、1/3残存 細砂 淡灰白

2

土師質椀

*14.0 全体摩滅、口縁強い横ナデ2回、1/5残存 微砂 淡黄白

3

土師質椀

*13.4 内面丁寧なナデ、外面押圧、1/5残存 微砂 淡黄白

4

土師質椀

内面丁寧なナデ、外面押圧 細砂多 淡黄白

5

土師質椀

6.0 底部箆キリ後押圧、重ね焼き痕 微砂 淡黄白

6

土師質椀

6.3 底部外面亀裂、重ね焼き痕、全体摩滅 粗砂多 淡黄白

7

土師質椀

底部外面箆キリ後ナデ 微砂、粗砂少 淡黄白

8

土師質椀

6.9 全体摩滅、内外被熱痕 粗砂 淡褐

9

土師質椀

6.0 底部外面箆キリ後押圧 微砂 淡黄白

10

土師質杯

*14.3 *10.3 3.3 全体摩滅、1/4残存、口径不正確 微砂、粗砂少 淡黄褐

11 土師質i皿 *8.2 。6.0 1.2 底部箆キリ後板目痕、全体に粗い作り、1/5残存 微砂、粗砂少 淡黄白 12

土師質皿

*8.1 5.9 1.2 底部箆キリ、全体丁寧な横ナデ、ロクロ回転左、1/3残存 微砂、粗砂少 淡黄白

13 瓦器椀 内面:ミガキ・暗文、外面:横ナデ・押圧、口縁シャープ 微砂 灰黒

14

土師質鍋

*34、0 外径34.8cm、内面ハケ、外:粗いハケ後押圧・煤、口外:ナデ、1/4残 微砂、赤色粒 淡褐、淡茶褐

15

土師質鍋

*35.0 外面:ハケ後押圧少・煤、口縁外面横ナデ、1/6残存 微砂少 淡榿褐

16

土師質鍋

内面ハケ、外面:縦ハケ後押圧少・被熱、口縁端部横ナデ 微砂・赤色粒多 灰褐

17 土師質鍋脚 断面方形、全体押圧後下半縦ハケ、被熱 細砂多、赤粒少 明茶褐

18 土師質鍋脚 断面不整円形、全体押圧、内面ハケ、煤 細砂多、赤色粒 暗褐〜榿

19 土師質鍋脚 断面隅丸方形、ナデ 細砂多 淡黄灰

20 土師質鍋脚 断面方形、押圧・ナデ 細砂多 淡灰褐

21

土師質竈

炊き口、把手部押圧、全体ナデで一部に縦ハケ 粗砂・赤色粒多 榿

められないが、その中で、竃については形態的に注目される。出土数は1点のみであるが、器 壁は薄く作られ、焼成状態に硬質感を持つ。庇部分は高く、上部で緩やかなカーブを描く。把 手部分は甑に付くものと同様にしっかりしている。胎土は赤色粒を含む。本時期において出土 する一般的なタイフ゜の特徴である非常に厚い器壁、雲母を多量に含む胎土、上部のラインが方 形を示す庇部とは全く異なる。古い段階の混入物と考えるか、この段階にもこうしたタイフ゜の 存在を認めるかは決め難く、問題の指摘にとどめておきたい。

 本溝の時期は土師質椀などから13世紀初頭〜前半に求めたい。とすると、SDllとほぼ併行あ るいは合い前後し、SD15に続く溝となろう。

SD17(図77・80・81、写真24・25)

 調査区の西端付近、71ラインの西側に沿って南   a 54  2 1  3 aノ 北に走る溝である。検出面は〈5>層で、海抜      Z上ユ 1.1m前後のレベルである。規模は、幅1m前後、、

長さは調査区内では4.1mが認められ、南に延び た所で丸く閉じる。深さは約30cm程度で、底面は 海抜0.8m前後に位置する。掘り方ラインは緩や かなボール状を描く。

 埋土は灰黄色土を主体とし、各層間に際立った 差は認められない。

1.灰色粘質土 2.灰オリーブ色土 3〜5.灰黄色土 6.灰黄色土(Fe)

   0

7.灰黄色土 8.暗灰黄色土 9.暗灰黄色土(Mn)

10.灰黄色土        1m

図80 SD17断面図(縮尺1/30)

 出土遺物としては土師質の椀・杯・皿・鍋・竃、瓦器椀、須恵質甕・瓦などがあげられる が、全体の量としては少なく小片のものが大半を占める。その中で、底面の一ヶ所で椀(図 81−1・3・6)・杯(同一8)がまとまって出土した(写真25).この土器群は比較的残存度が

 写真24 SD17完掘状況

      (北から)

写真25 SD17遺物出土状況

      (北から)

1

2

    4

    5

6

       7

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      0      10cm

      一

法  量(cm)

胎  土 色  調

番号 種類・器種

口径 底径 器高 形態・手法他

1

土師質椀

14.8 5.6 5.1 口縁内外煤付着、器高5.5〜4.7cm 微砂 淡黄白、淡灰白

2

土師質椀

15.2 6.0 5.2 体部下半押圧、内面工具ナデ、煤、1/2残存 微〜細砂 3

土師質椀

14.6 6.6 4.8 体部下半押圧、内面煤多、器高5.1〜4.5cm 微砂、粗砂少 白〜黒褐、白

4

土師質椀

6.2 底部押圧、底径6.3×6.1cm 微砂少 淡灰白

5

土師質椀

7.0 押圧 微砂多 淡黄〜榿白

6

土師質椀

*7.0 底部被熱、1/3残存 微砂 灰白

7 土師質高台 *8.0 底部箆キリ後ナデ、1/2残存 精良、赤色粒多 淡榿白

8

土師質杯

*14.2 10.5 3.1 底部:箆キリ・板目痕、口縁部2/3欠 精良 明榿褐

9

土師質皿

8.8 7.3 1.4 底部:箆キリ・板目痕、* 精良、赤色粒多 明榿褐

10

土師質皿

9.0 7.5 1.4 底部:箆キリ・板目痕、* 精良 淡榿褐

11

土師質皿

9.0 7.0

L2

底部:箆キリ・板目痕、器高1.5〜1cm、* 精良、赤色粒多 淡榿白 12

土師質皿

*9.0 *6.2 1.4 底部:箆キリ・板目痕、1/3残存、* 精良、赤色粒多 赤榿

13

土師質皿

*9.4 *8.0 1.2 底部箆キリ、1/4残存 細〜粗砂多 黄褐

14

土師質鍋

内面ハケ、外面:ハケ後押圧・煤、口縁端部横ナデ 微砂・角閃石多 暗茶褐、黒褐 15 須恵質平瓦 上面:布目、下面:縄目・深い、断面:粘土の流れ顕著 細〜粗砂少

図81 SD17出土遺物(縮尺1/4)

 い。皿では観察表で「*」を記した4点(図81−9〜12)は精良で赤色粒を含む胎土で形態的 にも共通性が高く、粗雑な胎土の皿(同一13)とは異なる。

 本溝の時期は、遺物から12世紀末前後と考えられ、SD10とほぼ一致する。

SD18(図77・82、写真26)

 調査区の西端部、SD17の西側に平行して南北に走る溝である。検出面は〈5>層中、海抜 1.05〜1.15mである。西側の肩部が調査区西端の側溝で一部破

壊されているため、本来の溝の幅は完存していない。残存部分 で0.8〜1.Omの幅が確認される。掘り方ラインは直線的で、底 部は30〜40cm程度の幅を有す平坦面が形成されている部分が多 い。検出面からの深さは30〜40cmで、底面の高さは海抜0.7m

前後を測る。

 埋土は、三層に大別される。上層(a断面:1層、b断面:

1・2層)は灰黄色土、中層(a断面:2〜7層)はやや暗い 黄褐色系の土、下層(a断面:8層、b断面:8〜12層)はや や暗い黄灰色あるいは灰黄色系の粘質土である。上層と中層と は比較的類似した土層であるが、下層に関しては粘性が強く、

上層の土層群とは区別される。

 遺物は僅少で、土師質皿の小片が確認される程度である。そ

のため構の時搬定は困難であるが・土層関係や他の遺構と写箕26SDi芸嶽況

の関係から、13世紀〜14世紀前葉の中で捉えられる。       (北から)

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意1−}  ㌘旦、.灰艶土卿

       2.暗灰黄色土

        7修

       3.暗灰黄色土(Mn)

       4.灰オリーブ色土

b

8

   1     bノ

ノL§  修迦

     1修

   11 12

0      1m

       図82

5.暗灰黄色土(Fe)

6.暗灰黄色土(Fe)

7.暗灰黄色土(Mn)

8.暗黄灰色粘質土(Mn)

1.灰オリーブ色土

2.灰黄(褐)色土(Fe、 Mn)

3.黄褐色土 4.黄褐色土(Mn)

5.黄褐色土 6.黄褐色土(Mn、Fe)

SD18断面図(縮尺1/30)

7.黄褐色土(Mn)

8.9.灰黄色粘質土(Mn)

10.暗灰黄色粘質土(Mn)

11.暗灰黄色粘質土

12.黄灰色粘土(Mn)

SD19(図83、写真27)

 調査区のほぼ中央部、69ラインの西側にお いて検出した。検出面は〈5>層、海抜1.1m 前後のレベルである。南北方向に走る溝と考 えられるが、底部がかろうじて確認される状 態で残りは非常に悪い。調査区南端部におい て1m程度が残存するのみであったため、全 体像の詳細は不明である。残存する溝の幅は 60cm前後である。

 ただ、幸いなことに調査区南壁にかかる本 溝の土層断面の状態から、掘削面は海抜1.5 mに位置し、幅は1.1m、深さ45cm程度の規 模を確認することができた。底面の高さは海  1.

       2.

抜1m前後に求められる。埋土は13層に細分  3.

       4.

しているが、基本的には黄灰色系の砂質土で  5.

       6.

ある。

 遺物は少なく、土師質の鍋・椀・皿の小破 片が出土した程度である。椀の高台片からは   8

:i∵∵1㌶1\!

ざっぱに14世紀代と考えたい。

SD20(図84、写真28)

      「  調査区東端部、67ラインの西側に沿って、

ほぼ南北に走る溝である。検出面は〈5>層 で、海抜1.3m前後である。残存状況が悪い ためか平面ラインは直線的ではなく、乱れが 大きい。調査区東側溝で多くが破壊され、存 在の確認は長さ約13mのみであった。掘り方 ラインは浅い皿状を呈し、深さは約15cm前後 で、底面は海抜約1.14mに位置する。

 出土遺物量は大袋1/3程度であるが、い

写真27 SD19断面(北から)

6

0      1m 1.5m

灰黄色砂質土     7.黄灰色砂質土 黄灰色砂質土     8.黄灰色砂質土(Fe)

淡黄灰色砂質土(Fe)  9〜11.黄灰色砂質土 黄灰色砂質土(Fe)  12.灰黄色砂質土(Mn)

灰オリーブ色砂質土  13.黄灰色砂質土 暗黄灰色砂質土(Fe)

図83 SD19断面図(縮尺1/30)

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