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【8】 アメリカの大豆の生産量と輸出量の推移

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(FAO資料より作成)

開発した授業モデルの実際

  アメリカの農業について

 アメリカ太平洋岸のオレゴン州ポートランドから、シカゴに向けてジェット旅客機で飛ぶと、高度 1万メートルの眼下には、果てしなく続くアメリカの広大な穀倉地帯が広がってみえる。まず、オレ ゴン州の小麦地帯が碁盤の目のように展開する。ロッキー山脈を越えると、中西部の小麦、トウモロ コシ、大豆の畑が茶色、緑色、濃い緑色に色分けされ、さらに大きな正方形の区画で、整然と横たわ ってみえる。ジェット機で約4時問、飛行機の窓から見える景色は、地の果てまで無限につづく農場 である。この穀倉地帯を自動車で走ると、数目走っても同じ景色が続くという。

 アメリカで、農業は最も成長力の高い産業になっている。1950年以降、農業部門の農業従事者1時 間当たり産出量(生産性)が年率平均6%水準で伸びた。この間、非農業部門の伸び率は2。6%である。

 それを可能にしたのは、広大な沃野に恵まれたことはもちろん、新品種の導入、特定品目への地域 的特化k単作や連作といった集中的、連続的生産方法、肥料や農薬の大量投入、農業機械化と農耕地 の拡大・大規模化など、最新の農法と呼ばれているものの採用であった。特に、化学肥料と異品種交 配の種の登場で、コーンの収穫高は1増した。1エーカー当たりの産高は平均50ブッシェルだったの が、1960年代後半には100ブッシェル近くにまで伸びた。現在のアメリカ農業は、肥料・農薬・機 械をふんだんにっかうエネルギ歴集約型農業である。トラクターの燃料はもとより、肥料も農薬も石 油が原料である。さらに、機械化投資、生産技術・品種改良などの研究開発投資、農民の教育投資な ど、巨額の資金が農業部門へ投入されたことである。個のような農業生産への資本と技術の適用が高 度化し、生産工程が細分化することを農業の工業化という。

 種子における「ハイブリッド革命』と呼ばれる雑種一代目の優性を利用した品種改良、増収技術の 開発は最新の遺伝子工学(バイオテクノロジー)を利用している。この場合大事なことは、雑種強勢

(HybrU 脚r)の効果があるのは一代限りであり、生産者は高収量を維持しようとすると、種子 会社からつねにこの種を購入しつづけなければならない。

・ 石川博友『穀物メジャー』岩波新書、1981

・ 関下稔『日米貿易摩擦と食糧掃圃同文舘出版、1987

・ 吉田武彦『食糧問題ときみたち』岩波ジュ嵩ア新書、1982

・ ダン・モーガン『巨大穀物商社』日本放送出版脇会、1980

【9】

 アメリカの農産物販売戦略

 1950年代以降、商業的な食糧輸出を増力βすることが、アメリカの政策の目的であった。1973年の アメリカの経済誌の特集では、食糧援助を受けている国で1人当たり国民所得が1磯増えれば、そ の国のアメリカからの農産物輸入は2鮒申びると推定されている。

 アメリカの穀物輸出は、1950年の1500万トンから1981年には1億1900万トンと、実に8倍に 増大した。中でも大豆の輸出は60年代と70年代に3倍以上も増えた。アメリカ農業の国民経済に

占める地位は、国内総生産、就業人口に対していずれも3%に満たないが、アメリカの全輸出額に占 める農産物のシェアは、1979年に21飴に上っている。

 アメリカは同時に、数多くの国で重要な穀物供給国になっている。1975年、各国内消費量に占め るアメリカ小麦輸入量の比率}よ韓国94%、エクアドル蝋、ベネズエラ7鋤、イスラエル5窃に及 んでいる。

 アメリカが国際穀物市場において圧倒的な地位を占めたのは、広大な内陸の穀倉地帯から膨大な 数量の穀物を集荷し、貯蔵し、輸送し、港湾から船積みして輸出する、効率的で近代的な流通シス テムが存在するからである。

 穀物企業は、輸出増大を目指す。穀物企業は、売れない穀物をただ貯蔵していたのでは、生計が 立てられないからである。アメリカ合衆国は1970年代以降、GAITの交渉を通して、農産物の輸 出拡大をし続け、伝統的食生活のな脳こ小麦がない国の市場をも開拓して小麦の輸出を行っている。

 今日、農業・食糧市場のグローバル化は食肉、果実、野菜、加工品や半製品など高付加価値化し、

・ ダン・モーガン 喜多迅鷹・喜多元子訳『巨大穀物商社』日本放送出版協会、1980

・ 石川博友嶽物メジャー』岩波新書、1%1

【10】

第W章第2節

【概念探究過程Hの資料】

【11】 ブラジルの大豆生産量と輸出量の推移

 40000000  35000000  30000000  25000000  20000000  15000000  10000000

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(Mt)

ブラジル大豆生産と輸出 口大豆生産

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(FAO資料より作成)

【12】

       開発した授業モデルの実際

身のまわりの大豆製品

       畑油加工製品およびその生産ブロセスの闘産物

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