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● 取得データ

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拡張静特性測定において,YVPは出力圧とその時の開度各1点を1組とした100組のデータ を取得します。これらデータの収集には,位置依存データ収集モードおよびサンプリング タイム依存データ収集モードという,2つのモードがあります。通常は,所定の測定点で のデータが収集されます(位置依存データ収集モード)が,弁が飽和状態になり測定点に到 達できない場合,収集モードがサンプリングタイム依存データ収集モードに切り替わりま す。

図14.11 自動制御弁の拡張静特性グラフ

● オフセット測定

YVPは,[Measure All](全特性設定)が選択されている場合を除き,拡張静特性の測定前に,

準備としてオフセット測定(オートチューニングにおけるオフセット測定と同じ手順)を実 施します。

● スプリング(バルブ動作圧力)レンジおよびバルブ摩擦の大きさ(ヒステリシス 幅の1/2)の測定

標準静特性測定の場合と同様にスプリングレンジ(バルブ動作圧力)およびバルブ摩擦の大 きさ(ヒステリシス幅の1/2)の測定結果を参照することができます。

14.3.3 自動制御弁の高精度静特性測定

高精度静特性測定[High Resolution]は,アクチュエータの特性を高精度で測定するための 機能であり,サンプリングタイム依存データ収集モード(決められたサンプリング時間毎 のデータ取得)で自動制御弁の入出力特性を測定します。サンプリングされる測定データ の総数は,スキャン時間/サンプリングレート×1000 [点]となります。

より多数のデータ収集が可能なため,高精度の測定が実施できますが,ポジショナ本体の メモリには限りがあるため,ValveNaviがデータをアップロードしながら測定を行います。

YVP110は,高精度静特性の測定前に,準備としてオフセット測定(オートチューニングに おけるオフセット測定と同じ手順)を実施します。

詳細は,14.3.2項「自動制御弁の拡張静特性測定」を参照ください。

14.3.4 ステップ応答測定

〔Step Response Test〕を選択すると,自動制御弁の系全体のステップ応答を測定します。ス テップ応答には,単一ステップ応答測定および連続ステップ応答測定の2種類の測定方法 がありますが,〔Measure All〕(全特性測定)が選択された場合には単一ステップ測定となり ます。

連続ステップ測定では,毎回設定値をStep Size (0 for Single Step)として設定されたステッ プ量ごとに増加させながら,指定された範囲にわたり連続して繰り返します。この間,個々 のステップ応答測定には,同じ設定されたステップ量が適用されますが,最後の回だけは 指定された最終位置までの残りの量が適用されます。

ステップ応答測定のパターンはNormal,Cyclical,ResolutionおよびCyclicalで行うDead

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● 測定パラメータ

ポジショナのセットポイントを設定開始開度から最終設定開度まで弁開度の変化を時系列 に測定します。弁開度はFINAL̲POSITION̲VALUE.Valueの値です。 

図14.12 ステップ応答特性条件設定(Normalパターン)

測定条件は,以下のパラメータにより決定されます。

Initial Set Point (-10 to 110%)

ステップ応答測定の開始設定開度。ここで指定された開度から,設定値がStep Size(0 for Single Step)として設定されたステップ量分変化します。

CyclicalとResolutionパターンのステップ応答測定およびDead Band Testの場合は50に固定 されています。

Dest. Set Point (-10 to 110%)

ステップ応答測定の最終設定開度。Resolutionパターンのステップ応答測定の場合は50よ り大きい値を設定してください。

ステップ変化量。連続ステップ応答測定でのみ使用されます。Normalパターンのステップ 応答特性でStep Size が0に設定されている場合にはInitial Set Point (-10 to 110%)で設定され た開度からDest. Set Point(-10 to 110%)で設定された開度への単一ステップ応答測定が実施 されます。Cyclicalパターンのステップ応答測定でStep Sizeが0に設定されている場合には,

Initial Set PointとDest. Set Pointとの差がStep Sizeになります。Resolutionパターンのステッ プ応答測定のStep Sizeは,最初のCycleのStep Sizeとなります。Resolutionパターンのステッ プ応答測定でStep Sizeが0に設定されている場合は5%がStep Sizeになります。Dead Band Testの有効設定範囲は0.1〜2.0%です。

Sampling Rate (20 to 1000ms)

各ステップのサンプリングレート。有効設定範囲は20〜1000ミリ秒です。

Num of Samples (20 to 600)

各ステップのサンプル点数。有効設定範囲は20〜600です。

Init Start Position Error Limit (0.1 to 3%)

Initial Set Pointに対する,測定開始前の実際の開度(FINAL̲POSITION̲VALUE.Value)の最 大許容差。Step Sizeが0.2を超える場合の最低設定値は0.1です。それ以下の場合の最低設 定値はステップ幅の1/2以上です。

Init Start Pos. Time Limit (10 to 600sec)

Init Start Position Error Limit内に整定するまでの最長許容時間(秒)。この時間内に整定しな いとステップ応答測定はスタートしません。

2-Way Selection (round trip)

往復測定の選択。Initial Set PointとDest. Set Pointに設定された値で弁軸の動作方向が決定 します。Dest, Set Pointの値よりInitial Set Pointの値が大きく,2-Way Selection (round trip) が選択されていた場合,弁開度は往路では段階的に減少し,復路では段階的に増加します。

Normalパターンでのみ使用します。

Cycle

Cyclicalステップ応答測定の周回回数を指定します。

Pause(s)

Sampling RateとNum of Sampling Rateの積の値です。

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● 取得データ

開始開度を決定するため,ステップ変化前の開度データが必要です。YVP110はステップ 入力の前に毎回10サンプルのデータを測定します。

図14.3 測定グラフ

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