すぐ
黷 卓越 .卓絶 絶倫 抜群 卓抜 優秀 ひい
ナる 出色 傑出 有数 鎌々 87 21 6 5 7 11 22 16 4 8 21 2
A
窪三格相当フ体露 30.7 39.6 23.1 25.0 20.0 40.7 15.4 33.3 16.7 22.9 24.7
57
79 12 7 4 7 5 62 1i 14 16 39 27 B 被修飾語
フ体欝 27.9 22.6 26.9 20.0 20.0 18.5 43.4 22.9 58.3 45.7 45.9 77.1
33 5 5 2 4 2 15 3 3 5 6 0
C
部分窪三体にgみ込み lL7 9.4 19.2 10.0 1L4 7.4 10.5 6.3 12.5 14.3 7.1 0.0
84 15 8 9 i7 9
44
18 3 6 19 6D
ハ{鰻間1妾約な29.7 28.3 30.8 45.0 48.6 33.3 30.8 37.5 12.5 η.1 22.4 17.1
283
53 2620
3527
14348 24
35 85 35 余 計100.0 99.9 100.0 100.0 100.0 99.9 玉00.1 100.0 100.0 100.0 100ユ 99.9
3.3 部分霊体の形式
次に,部分主体に相当する語句が表現された場合,どのような 位鷹にどのような.形式で現れているかを見ると,次の九つの類型 に分類できる。点線部が部分主体に相当する語句,実線部は全体 主体に相当する語旬である。
a主格相覇の体需
成績が優秀だと(1925年5号「維新志士を輩出せしめたる 萩の雰脱気」横山健堂P169C13)
b被修飾語の体欝
葺年笹竹の車載なる意見に接するは(1895年玉0号ゼ文学」
PO47AOI)
C与格相当の体醤
才盤に秀で墨倣技藍鑑卓越して居るけれどもG909年11母 「独逸文化の世界的影1勤湯原元一P120Ai2)
や φ 専 → ■ や ◇ ◎ ◇ ・ や ゆ φ φ φ ◇ や ◎ ◇ や 十
[策2部 活用]1語彙 }21
d主格相当の句
縞蛇煙戦を.忌む塁抜群で,(1917年14号「蛇に関する民俗 と伝説」爾無二楠P}91A18)
e被修飾語の鰐言
更に一層すぐれて雄太な日向灘が(1917年9号「購向の海岸」
田山花袋P124BO9)
f与格相当の句
出産峯:滅少を最も穫嬰的に判漸して、 そ一処を豫防滴盛一ざ謎
種.の論及設備壷立て蝿に於難著しく勝れてみる。
(1917年8号「独逸戦時の児童保護問題」笠原道夫P圭24BO4)
g主格幽門の体書と被修飾語の用言
盤氣候のすぐれて良租なるにもあらず(1895年4号
F京都は国美の直なるを論ず」久米邦武POIOBI2)h全体主体に組み込み
優秀なるエ業上の技術家と纏旧家であらねばならぬ。(}917 年2号「大学程度の工業教育」大河内正敏PO73411)
i問接的な位置
英吉利に於て國塞一を露盒じて最も卓越なる蓋を,(1909年13 号「我が立憲政体と大政党」上杉慎畜PO42BO6)
」なし
教育を盛にするとは優秀な教熊を多く教育界に引き入れる ことである。(1917年5号ギ教育時欝」忘水漁史貰56BO1>
上のように,部分主体として示される語句の位置や形式は,全 体主体の場合よりも,種類が豊富である。与格相当の位置や用言 や句の形式も見られ,部分主体を示す語は,多様な位置や形式に よって述語と関連ついている。また,∫のように,部分主体を示 す語句が存在しない場合もある。
これらのa〜」の各類型が,12語それぞれを述語とする文に おいて,どれだけの頻度と比率で用いられているかを調査した結 果が,表2である。
表2によれば,3.2で全体主体の形式の数値から見嵐した1群 とII群との閥に,部分主体の形式の数値から見ても明らかな線引 きを行うことができそうである。まず,jfなし」の数値が,1 群は35%以下と低いのに対して,Ii群は45〜70%程度と高いこ
とが指摘でき,部分主体を表す語句を要求する度合いは,1群に より強くII群により弱い。また, a「主格梢当の体言」の数値を 見ると,1群は15%を超えるのに対して,Il群は,15%以下と 低くなっており,部分主体を主格に取り立てる度合いが,1群に
122 [第2部 活用]玉語彙
や ◇ ← φ ← や や や ← や 肇 ゆ や ← , や 十 , ◇ ←
漢語ヂ優秀」の定着と語彙形成
表2 部分主体の形式 (上段:頻度,下段:比率)
至群 玉目群
語
̀式
すぐ
黷 車越 卓.絶 絶倫 抜群 .卓抜 優秀 ひい
ナる 出色 傑出 樽数 鈴々 89 10 11 17 i王 8 22 17 2 5 1 2 a 空格相当
フ体需
3L4
}8.9 42.3 85.0 31.4 29.6 15.4 35.4 8.3 14.3L2
5.7 62 27 4 3 19 17 53 7 5 945
7 b 被修飾語フ体需
2L9
50.9 15.4 15.0 54.3 63.0 37.王 14.6 20.8 25.7 52.9 20.014 4 4 0 1 0 16 14 0 3 0 0
C 与格粗嘉
フ体言 4.9
75
15.4 0.0 2.9 0.0 lL2 29.2 0.0 8.6 0.0 0.04 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 d 三註格層悩
フ旬
1.4 0.0 0.0 0.0 2.9 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.018 0 2 0 0 0 0 王 0 0 0 0
e 被修嫡語
フ用欝 6.4 0.0 7.7 0.0 0.0 0.0 0.0 2.1 0.0 0.0 0.0 0.0
5 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 o
f 与格相当
フ句
1.8 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.01王 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 o
9
三}三格穣当の
フ言と被修
?語の用言 3.9 0.0 0.0 0.0 2.9 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0
3 2 1 0 0 玉 2 0 2 1 1 0
h 全体主体に
gみ込み L1 3.8 3.8 0.0 0.0 3.7
L4
0.0 8.3 2.9L2
0.01 2 0 0 0 0 0 0 0 0 0
︹﹀
玉 闘擾的な
ハ罵
0.4 3.8 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 α0 0.0 0.0 0.0 0.0 76 8 4 0 2 1 50 9 15 1738
26﹂ なし
26.9 15.1 15.4 0.0 5.7 3.7 35.0 18.8 62.5 48.6 44.7
743 283 49
2620
35 27 14348
24 35 85 35 合 計100.0 100.0 100.0 100.0 100.0 100.0 100.1 100.1 100.0 100.0 100.0 100.0
より強くII群により弱い。この1とaとの二つの数値の特徴は,
部分主体との緊密度がより強い1群とより弱いII群という二大別 ができることを示している。
3.4 〈優秀〉語彙の分類
3.2,3.3における統語的な位遣や一三の分析の結果,全体主 体・部分主体との統語的な丁丁や形式から,12語は表3のよう に分類することができた。以下,「優秀」と類似性の高い1群の
8語を〈優秀〉語彙と扱い,これら8語についてさらに考察を進
◇ φ ◎ φ ゆ や ← ■ や ゆ ◇ φ 夢 o ◇ ← 争 ◎ φ 命
[第2都 活用]玉語彙 123
めていくことにしたい。
表3 全体主体・部分主体との緊密度から見た〈優秀〉語彙の類別
魍共起語の鯉による意味分析
4.1 全体主体の整理
3で絞り込んだ〈優秀〉語彙8語について,まず全体主体とし て表現される語句の内容を整理することを通して,語の意味分析 を行う。全体主体として表現されている語句について,その形式 が3.2で見たD(聞接的な位置)であるものを除いたA・B・C の場合について(淫9),その内容を見わたすと,{人間}〔組織〕
干物〕〔自然}〔文化/の五つの意味分野に分けることができる。
絹例における実線は全体主体,点線は部分空体である。
〔人間}
すぐれた人闘にたいする尊敬は失なはないのだ。G917年5 号「雑感」武者小路実篤P130B21)
〔組織〕
鐘の優れた整色の…と数へる事が出來る。(1925年1号 「王子製紙会社の事業と社員待遇法」天外散史P254AO 7)
こ生物〕
シオンの市の優れた牝牛は,ヴァイオレットと糊ふために蒐 められた。(1925年13号〈雑学>Z136DO7>
〔ls然〕
私は社殿に詣で〉後の二三十分をそのすぐれた海のどよみに 見入った。(1917年9号「日向の海摩」田山花袋P126B18>
〔文化〕
たとひ其:俊如何にすぐれたるも(1901年5号「文芸時評」大 町桂月PO54A14)
124 [第2部 活期]玉語彙
漢語「優秀]の定着と語彙形成
これら五つの分野別の頻度と比率を語別にまとめると表4のよ うになる。諮の霊廟は,数値の特徴が見えやすいように並べ替え
た。
表4 全体盛三体の内容分類 (左:頻度,右:比率)
すぐれる 優秀 ひいでる 卓絶 卓越 抜群 卓抜 絶倫
人岡 112 56.3 48 48.5 16 53.3 14 77.8 32 84.2 16 88.9 18 100.0 II 10 紐織 8 4.0 22 22.2 5 16.7 2 1LI 5 13.2 1 5.5 0 0.0 0
︵︸
生物 7 3.5 1 1.0 0 0.0 1 5.6 0 0.0 1 5.5 0 o.o 0 G 自然 8 4.0 0 0.0 8 26.7 0 α0 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0 文化 64 32.2 28 28.3 1 3.3 墨
5.6 1 2.6 0 0.0 0 0.0 0 o 計 199 100.0 99 100.0 30 100.0 18 里00.1 38 100.0 18 99.9 至8 100.0
ll
茎0
100.O e.o e.o o.o o.o
}oo.o
表4によると,まず「卓絶」から「絶倫」までの5語は〔人閲}
がほとんどである点で共通しているが,これら5語はあまり絹法 の広がりは見せておらず,用例数も多くないaこれに対して,
fすぐれる∬優秀」「ひいでる」はそれぞれ特徴のある数値が出 ている。この3語のうち「すぐれる」「優秀」は100〜200の用 例があるのに対して,「ひいでる」は30の用例数にとどまる。頻 度の高低は絹例から帰納する分析の質にも影響すると思われ,
「ひいでるjは男聾に扱う方がよいだろう。したがって,以下の考 察は,「すぐれる」と「優秀」との比較検討を重点的に行い,1ひ いでる」を含めた他の6語については後でまとめて記述する形を
とることにする。
さて,「すぐれる」と「優秀」は,こ人問〕が半数程度,〔文化〕
が3舗程度を占める点でよく似ているが,「優秀」が〔紐織〕に も比較的多いのに翻して,「すぐれる」は〔組織〕に多いわけで はなく,〔生物/〔自然〕などにも広がっているという相違も指摘 できる。U,tA秀」が〔人為}〔組織〕〔文化}といった人間活動に 関わる分野に限定されるのに対して,「すぐれる」は〔生物〕〔艶 然〕といった人間活動以外の分野にも広がっているのである。
fすぐれる」ジ優秀」がともに多い〔人置〕〔文化〕についてさ らに詳しく比較してみよう。表4で/人間〕を全体主体とする例 とした,「すぐれる」112例,「優秀」48例について,全体主体に 相当する〔人間}を表す語句を,種類別に整理すると表5・表6 のようになる。語句を一覧する表5では,語句に添えられていた 助辞前当の部分は取り去った形で示す。表5・表6からわかる通
り,「すぐれる」は,一一般名,個人名,代名詞・親族名,職位・
礫2部 活用]王語彙 125
◇ ←一や ◎ や 9 ゆ ◎ ← ← ← ゆ ゆ や → ◇ ゆ ← や ◇
属性名(職業や墨焼分野,居住地など人物の属性をもとに付けら れた呼び名)のいずれにも多く,入間を表す三旬を広く主体にと る。これに対して,「優秀」は,職鍾・属性名に集中する傾向が 強く,個人名や代名詞・親族名を主体にとる場合はきわめて少な い。個人名に配した「康煕帝自身」「安保清種少将」も「帝」沙 門」の部分に着眼すれば,職位・属性名に分類することも可能で ある。職位・属性名は「すぐれる」にもある程度見られるが,比 率はさほど高くない。また,9優秀」の方には,属性のうち畏族 を表す語旬が多いのも特徴である。
表5 全体主体〔人間}の語句の種類←一覧) 阿字は頻度,数字のないものは頻度1}
すぐれる 優秀
入12,人々2,人ども,人閲2,人物,者3, 人3,野々,考6,もの4,岡潜,個人,婦 一般名 もの3,男2,君,岡雛,氏3,此二氏,古 人
人,今代人
重吉,海勇,秀吉,諭吉,忠貞,高杉,齋藤 康煕帝自身,安保清種少将 個入名 隆夫氏,藥鴻銘氏,奨龍,金龍,韓愈,コッ
Nス,マクヴェー氏,片山廣子,政子,お里,
娘お村
余,妾,おの,二分2,各々,i舞身,我々, 私 代名詞 御邉,あなた,汝,君,こいつ,彼5,口入,
の
親族名 罎2,母:君,良人,娘2,令嬢,第一子,誰 が家の子女
御公達,君子,卿,侯,侯欝,右大慌,薩摩 葡熱身,侯,活動蕾,科畢者・文學者,教育 守,三の君,作家,新作家,教授,岡教授, 考,畢士等,験師,技術家と経蕾家,勢働者,
職位・ 探偵,俳優2,田家,彫師,技術者,閣災, 我國職工,標輝三職工,職二1二,海陸將世,生徒 何省書詑富正三位,侍,犯人,人傑,花形, 3,卒業生,糊代,佛國人民,獅逸入,闇闇 属性名 焼入,上灘ども,臼の大鷲,上に謝る人,仏 渓族,E{本人,國民,民族3,一民族2
蘭西の友人,仏瀾藤人,英幽々民,i三i本入,
我が斑族
表6 全体主体〔人間〕の語句の種類(頻度と比率)/左:頻度 右 比率3
すぐれる 優秀
…般名
34
30.4 i7 35.4燗人名 17 15.2 2 4.2
代名詞・親族名
28
25.0 1 2.1 職位・属性名 33 29.528
58.3計 112 100.1
48
100.0豆26 [第2都 活用] 玉語彙