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中世聖者伝承について

Vol.65 , No.1(2016)039山畑 倫志「聖者伝に拠らない初期ラーソー文献について」

Vol.65 , No.1(2016)039山畑 倫志「聖者伝に拠らない初期ラーソー文献について」

... 聖者伝に拠らない初期ラーソー文献について 山 畑 倫 志 1.はじめに 現在のラージャスターン州やグジャラート州を中心とするインド西部地域では 12 世紀頃からラーソー (rāsa,rāsaka,rāso,rāsau) と名付けられた作品が作られ始 める.このラーソーは主に古グジャラート語や古ラージャスターン語で書かれ, 16 世紀頃までこの地域の文学の主要なジャンルの一つであった.特に 14–15 世紀 ...

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フランス中世財政・租税史料論の動向

フランス中世財政・租税史料論の動向

... 本稿は,筆者の中世後期都市財政・税制史研究の一環として,1 9 9 0年代から 2 0 0 7年までの間に刊行されたフランス中世後期財政・税制に関する膨大な業績 の中で,特に史料論的分析を含む仕事について学界動向整理の観点から紹介を 試みたものである(ただし紙幅の関係上,2 0 0 0年以降の研究動向に比重を置い ている) 。本稿の末尾には基本的な研究文献4 2点を整理している。本稿では紙 ...

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祈念像と想像的祈念―中世末期の私的信心における芸術の場についての覚書

祈念像と想像的祈念―中世末期の私的信心における芸術の場についての覚書

... みの聖母) 》を描いたヘラルト・ダーフィットの三連祭壇画(カリアリ大聖堂蔵)は, 「我らが主イエスと至福なる聖母マリアのピエタの」絵として記述されているのであ る 27) 。 聖女カテリーナは1 4 7 3年に幻視を見て回心した。聴罪司祭のもとから戻った彼女は 部屋にこもり,ため息と涙まじりに祈りを捧げていた。するとキリストが彼女の魂に 顕れるのだが,彼は肩に十字架を背負い,幾筋にも滴る血で覆われており,その血は ...

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HOKUGA: 重源伝承の諸相

HOKUGA: 重源伝承の諸相

... 点で不十分なこの表の欠陥かもしれないが、とりあえずは一つの特徴として指摘しておきたい。 第四は、寺院の宗派を見るなら、浄土・真言が目立つ。宗派は時期により変遷があるので、その評価 は慎重であらねばならない。しかし、この表に限るなら、宗派の傾向は重源自身が身につけていた宗教 要素︵念仏、真言僧︶の反映といった観がある。ただ、宗派に関しては伝承の伝播者も関係するので次 ...

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カネカの生産・技術系人材教育と技術伝承の取り組みについて 「特技懇」誌のページ(特許庁技術懇話会 会員サイト)

カネカの生産・技術系人材教育と技術伝承の取り組みについて 「特技懇」誌のページ(特許庁技術懇話会 会員サイト)

...  海外生産シフトの加速に対応し、新規事業の創製と製造 の競争力を強化していく上で欠かせない重要な施策に、 「人材育成」と「生産・技術力強化」があげられます。 とりわけ、生産現場では、 「安全・安定操業」をベースに、 「製造力」を高めていくための、 「プロセス開発・装置開発」 や「設備管理・設備保全」、あるいは、 「技術伝承」や「人材 育成」といった活動がきわめて重要と考えています。 ...

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中世アイルランドの都市

中世アイルランドの都市

... の加工、櫛作り、革の加工、織物、樽作りなどであった。 ダブリン、ウォーターフォード、リメリックからの長い道のりの交易は国際的 共同体の中に良い品をもたらした。そしてそれらの港町は国外から定期的な輸入 を開始した。その交易よりダブリンとアイルランドにあるスカンディナビア人の 都市は未加工の原料と嗜好品をアイルランド以外の地域から交易で入手し、食料 をアイルランド内で入手する必要が出来た。都市はそれぞれ都市の住民に食料を ...

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これが、未来の技能伝承(PDF)

これが、未来の技能伝承(PDF)

... 本号の巻頭言は中国能開大の塚本校長にお願いしました。塚本先生には、金属加 工の一つである「キサゲ加工」を伝承するためのプロジェクトリーダーになりき った立場で、技能科学が技能伝承に果たす期待を独特なタッチでお書き頂きまし た。以下は、塚本ワールドの技能伝承と技能科学についてです。 ...

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Vol.66 , No.2(2018)076川尻 洋平「『主宰神の再認識詳注』の伝承について」

Vol.66 , No.2(2018)076川尻 洋平「『主宰神の再認識詳注』の伝承について」

... 一方で,シヴァ教再認識派写本の欄外 に残されている ĪPViv が,アビナヴァ グプタ ( ca. 975–1025 ) の『主宰神の再認識反省的考察』 ( Īśvarapratyabhijñāvimarśinī ,以 下 ĪPV ) に対する二つの注釈,すなわちカシュミールでバースカラカンタ ( 17 世紀 末) によって著された『バースカリー』 ( Bhāskarī ,以下 Bh ) と 12 世紀以降の南イン ...

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Vol.67 , No.2(2019)082石田 一裕「西方諸師の『発智論』―有部の聖典伝承についての一考察―」

Vol.67 , No.2(2019)082石田 一裕「西方諸師の『発智論』―有部の聖典伝承についての一考察―」

... 部の伝承と考えることができ,現存する諸涅槃経の部派帰属を考察するための重 要な資料となりうるものである.有部では同一名の経典や論書が様々な地域で伝 承され,それらには異同があった.しかし『大毘婆沙論』はそのような文言の相 違を他地域の伝承として認めていた.また,本稿が考察した引用では,『大毘婆 沙論』編纂者がそのような違いを承知しつつ,文言を統一しようしていないこと がわかる. ...

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国教と国教会 貨幣経済が三位一体化し 版図内の民衆を支配した 中世帝国の他に 広義の中世 の支配的要素がひとつある 亜周辺である 広義の中世 の出現期は中世帝国の版図外に他の中世帝国と亜周辺が外在する時代である 他の中世帝国も独自の国教を保有し 独自の財貨を発行する 異なる国教と異なる財貨の下で異な

国教と国教会 貨幣経済が三位一体化し 版図内の民衆を支配した 中世帝国の他に 広義の中世 の支配的要素がひとつある 亜周辺である 広義の中世 の出現期は中世帝国の版図外に他の中世帝国と亜周辺が外在する時代である 他の中世帝国も独自の国教を保有し 独自の財貨を発行する 異なる国教と異なる財貨の下で異な

... する。さらに村落共同体=農村が誕生し、中世都市=商工業都市が誕生した。封建制と村落共同体=農村、 中世都市=商工業都市が共存する共和的社会が「封建社会」である。 ちなみに、封建社会の贈与と返礼の関係を狩猟採集社会の供託関係や氏族社会の互酬関係と同様に考える 文化人類学者等がいるようだが、まちがっている。封建社会は計画経済の下で贈与を行う。そして返礼を強 ...

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1 はじめに 日本中世における在俗出家について 平 雅 行 1 かつて黒田俊雄氏は 中世の寺院世界を もうひとつの中世社会 と呼び その解明を日本中世史研究の重要な課題として掲げた こ の提言をきっかけにして寺院史研究は飛躍的な発展をとげたが その一方で新たな課題も浮上してきた 在俗出家である 日本

1 はじめに 日本中世における在俗出家について 平 雅 行 1 かつて黒田俊雄氏は 中世の寺院世界を もうひとつの中世社会 と呼び その解明を日本中世史研究の重要な課題として掲げた こ の提言をきっかけにして寺院史研究は飛躍的な発展をとげたが その一方で新たな課題も浮上してきた 在俗出家である 日本

... に往生は希有なことと考えられていた。一蓮托生の願いがあったとしても、浄土往生そのものが稀である以上、半座の願いは実現性の不 確かな願望でしかなかった。そういう中にあっては、殉死では一蓮托生の想いを叶えることができない。むしろ死者の菩提を弔い、みず からの往生を祈る方が、一蓮托生を実現する、より確かな道であった。しかも中世では、夫や主人の死を契機に出家してその菩提を弔う ...

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鉄器時代と中世前期のアイルランド

鉄器時代と中世前期のアイルランド

... していない。紀元6世紀であるという 伝承もあるが、文献として確かなもの は824年の年代記の記載である。発掘調 査によっても確実な年代を示す資料は 出土していないが、放射性炭素年代測 定法によると、確実な活動の痕跡が残 るのは7世紀後葉をさかのぼらないと いうことで、現状では7世紀末・8世 紀初頭以降と考えるのが妥当というこ とである(Bourke, Hayden and Lynch ...

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日本中世の母性と穢れ観

日本中世の母性と穢れ観

... どに求め論じた。しかし多くの場合、キリスト者の信仰は日本的宗教観に沿ったものであ ったことをも指摘した。 さらにもう一歩踏み込み、中世の女性たちが、何故にキリスト教に惹かれていったのか を、聖母信仰に注目し、今に残る民俗、特に女座・女講などをも視野に入れ論じたのが、第 2 章 付論「民間信仰の脈絡からみたキリシタン像」である。ここでは、女座・女講がとも ...

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中世哲学から学んだこと

中世哲学から学んだこと

... 宗教改革と同じ頃に始まった近世あるいは近代という時代そのものも,中世 を否定することによって成立したと言うことができます。中世の迷信を払拭し て,合理的な理性によって国家・社会を運営していくべきだ,というのが,近 代の啓蒙主義の主張のひとつであります。中世は迷信の時代であって,自然科 学なども発達していなかったし,自然科学者は非常に迫害されていた,という ...

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Vol.58 , No.3(2010)236Drakakis Anthanasios「中世日本陰陽道における神仏習合について : 『〓〓内伝』を中心に」

Vol.58 , No.3(2010)236Drakakis Anthanasios「中世日本陰陽道における神仏習合について : 『〓〓内伝』を中心に」

... The Japanese Association of Indian and Buddhist Studies.. NII-Electronic Library Service..[r] ...

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Vol.57 , No.2(2009)155渡辺 研二「Dasaveyaliya-suttaの本文について : 現存ジャイナ教白衣派古聖典本文の伝承」

Vol.57 , No.2(2009)155渡辺 研二「Dasaveyaliya-suttaの本文について : 現存ジャイナ教白衣派古聖典本文の伝承」

... The Japanese Association of Indian and Buddhist Studies.. NII-Electronic Library Service..[r] ...

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第 1 章 歌舞伎化粧の伝承について

第 1 章 歌舞伎化粧の伝承について

... 1.2-4. 調査結果考察 役者への取材結果から得られた、役者の化粧における「わざ」について、 (表 1.2-1)に示す。 本調査によって得られた役者の「わざ」は、「役者の顔形状に合わせたわざ」と、「舞台・ 照明環境に合わせたわざ」に大別できる。役者の顔形状に合わせた「わざ」は、役柄によっ て決まった化粧のパターンを役者の顔形状に合わせておこなうもので、 「地色」、 「目」、 「唇」、 ...

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HOKUGA: 近現代アイヌ民族における、生活文化の中での伝承に対する伝承者の意識の変遷 : 特に植物利用に関する伝承について、時代や生活環境が伝承者の意識に与えたもの

HOKUGA: 近現代アイヌ民族における、生活文化の中での伝承に対する伝承者の意識の変遷 : 特に植物利用に関する伝承について、時代や生活環境が伝承者の意識に与えたもの

... 持つ、アイヌの信仰文化に対する強い思いが日常生活に色濃く残り、またそれを信じることで自分のこ れまでの人生を乗り切ることができたという気持ちが強く現れている。この様に、インフォーマントに よってその人の背景から受ける伝承の特徴を読みとる義務が研究者には課せられており、少なくても自 分のインフォーマントとなってくれる伝承者に対して十分に相手の立場をよく知るための時間をかける ...

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古代・中世の教理史における死と葬儀

古代・中世の教理史における死と葬儀

... いうのが,信仰深い人々の習慣になりつつあったのだと思われます。 これは古代から中世の葬儀に共通しているのですが,死者を葬る儀式の中 心は,その人の生前の罪の贖いということでした。いかにして人は,この世 から天国へと行くのか,そのための手段として,主の晩餐式が行われたので す。この主の晩餐式には,死者も共に参加していると考えられていました。 人々は求めて,自分の墓を殉教者のそばに作ろうと望みました。これは殉 ...

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HOKUGA: 壱演をめぐる伝承について

HOKUGA: 壱演をめぐる伝承について

... ったが、裏を返せばそれ以前は寺院の創建者が壱演であることを語ってもその宣伝効果は希薄であった ということになろう。壱演伝承成立の時期的な意義に関しては現在のところ定見を示し得ないが、伝承 の成立時期を十二世紀としておきたい。 ただ、伝承成立の背景の一つとして、前章で述べたように薬師寺側の寺勢興隆の動きがあったことが ...

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