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Academic year: 2025

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模範解答

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講評

■出題のねらい

 化学反応熱,分子中の結合エネルギー等の高校で学習した化学の基本的な事項を問いま した。

■採点講評

 熱化学方程式は,本学の化学の入試問題としてこれまでもよく出題していますので受験 者も十分に勉強していたようです。非常によくできていました。

 この法則は「ヘスの法則」です。熱総量保存の法則ともいいます。大半は正解でした が,誤答としてさまざまな別の法則がみられました。化学の基本法則には,暗記しておく べきものが多くあります。名称とそれぞれの内容の正確な理解は化学の基本の習得に大切 です。

 誤答といえば(6)の「蒸発」,「凝縮」の漢字間違い,ひらがな表記,よく似た用語との 間違い等が数多くみられました。それぞれの意味とともに,表記も正確に漢字で書けるよ うにしてください。

 各反応式もよく書けていましたが,(9)や(10)は正答の2倍や4倍にしていたものもみら れました。中には,こうしながら反応熱に倍数をかけていないものもありました。生成反 応の場合,生成する目的物質1mol に対して示す式にすることが基本であることを忘れな いでください。

 最も正答率が低かったのは(8)です。この問題は,化学反応の理解度を問いました。化 学反応による別の分子の生成は結合の組み換えです。この意味をエネルギー的に考えられ るようになってください。

■出題のねらい

 硫酸銅(Ⅱ)・五水和物を構成する銅(Ⅱ)イオン,硫酸イオンに関係する反応性と化学量論 に関する基礎的知識を問いました。

■採点講評

 全般的に正答率が高く,基礎知識が身についていると判断しました。ただし,(1)では 化学式を正確に書かねばなりません。錯イオンの名称がわかっているのに,化学式を正確 に表されていない解答が散見されました。(2)の D の化合物を塩化銅(Ⅱ)とした誤答が少 なからずあり,沈殿する物質が銅の化合物であると早とちりをしたのではないかと思いま す。沈殿するのは,難溶性塩の硫酸バリウムで,塩化銅(Ⅱ)は水溶性で沈殿しません。 

講評

(7)

また,同様なケアレスミスが(3)でみられました。B~D でモル質量の最も小さい化合物 は,酸化銅(Ⅱ)とすぐわかるので,解答欄に B と記載された解答が散見されました。問わ れているのは,そのモル質量ですので,80g/mol が正答です。易しい問題であればあるほ ど,落ち着いて問題文を読みましょう。(4)で問われた水酸化銅から酸化銅に変化する化 学反応式および(5)の酸化還元反応,そして(6)の沈殿生成反応についての正答率は,約 80%と高いものでした。なお,(6)ではバリウムイオンの価数を+1とする解答が散見さ れましたが,バリウムは周期表の2族であることを知っていれば,簡単に導けたと思いま す。また,ここで硫酸バリウムと答えながら,(2)で化合物 D を塩化銅とする解答も散見 されました。化学は,暗記による科目と思われがちですが,各々の事項を関連づけると暗 記に頼らずに済む部分もたくさんあります。そのため,考える習慣を身につけましょう。

(7)~(9)では,その問題の順に正答率が低下しました。このような化学量論の計算で は,各々の化合物について物質量で考える習慣をつけてください。質量を用いた比例計算 では,限界がありますので,「質量=物質量×モル質量」,「物質量=モル濃度×体積」の 関係を使って計算するように心がけましょう。

■出題のねらい

 最も基本的な有機化合物であるアルカンに関して,名称,構造式および反応式について 基礎的な知識を問う問題です。

■採点講評

 (1)はアルカンの一般式に関連する基本的な語句を問う問題です。非常によくできてい ましたが,中には漢字を間違えている人がいました。

 (2)は不斉炭素を有するアルカンの構造式を問いました。比較的正答率は高かったです が,水素の数などを間違えている解答が散見されました。(1)の漢字間違いとともに,受 験ではこのようなケアレスミスが命取りになりますので注意してください。

 (3)は最も単純なアルカンであるメタンの置換反応後に生成する化合物について,名称 および化学式を問いました。「メタン」を「エタン」と記述する間違いなどがみられました。

 (4)は基本的な反応の化学反応式を問う問題です。反応式の係数に間違いのある解答や

「矢印(→)」を「イコール(=)」にしている解答がかなりみられました。化学反応式は 正確に記述できるように練習してください。

 (5)および(6)は化学反応式に関連した基本的な計算能力を問う問題ですが,比較的よ くできていました。

 いずれも有機化学の基礎知識があれば解ける問題であり,全般的によくできていまし た。誤答の多くは,不注意に起因すると思われますので,落ち着いて読み返す習慣をつけ てください。

参照

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