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第60回(平成22年度)国際会議出席費補助金受領者出席報告

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Academic year: 2023

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60 回(平成 22 年度)国際会議出席費補助金受領者出席報告

BITʼs  2nd  Annual  World  Congress  of  Catalytic  Asymmetric  Synthesis-2011(第2回触媒的不斉合成会議 年会2011

東北大学大学院農学研究科 清田洋正

2011年8月8~11日 に 中 国 の 首 都 北 京 で 開 催 さ れ た

「BIT’s 2nd Annual World Congress of Catalytic Asym- metric Synthesis-2011」に出席して参りました.BIT とは,

情報交換や知的財産の蓄積を通じての人材育成を目指す,

海外在住の中国人科学者により設立された会社で,年間 29 もの生命科学関連の国際会議を主宰しています.私が 現地に到着した日にも同じく生化学の国際会議が開かれて いました.

さて,本会の副題は「Toward Low Carbon Green Chemistry」で,地球環境の悪化と資源の枯渇が叫ばれる 中,有機合成化学において,低炭素にもっとも貢献できる 触媒化学の目指すべき道を探る重要な課題です.会議は X.

Zhang 教授(米)の挨拶の後,4名のスピーカーの基調講演 で始まりました.I. Ojima教授(米)は新規なキラルビフェ ノール誘導体を用いた触媒的不斉合成,P. A. Evans 教授

(英)は Rh 触媒[3+2+2]環化付加反応を,M. Lautens 教 授は Pd, Rh 触媒によりメソ化合物を巧みに不斉化した結 果について講演されました.最後に L. R. MacGillivray 教 授(米)は,無溶媒下での超分子触媒について述べられ,い ずれも熱意溢れる素晴らしい講演でした.

統合前の第4-1部会副座長として私が参画いたしました

「Applications of Catalytic Asymmetric Synthesis」の中 の「Synthesis of Chiral Drugs and Catalytic Asymmetric Alkylation」では,不斉触媒合成の様々な方面への応用の 8演題について活発に討論されました.私は「Asymmetric Total Synthesis of Phytotoxins」として,植物毒素 tab- toxinine-β-lactam(タバコ野火病)と pyricuol 類(イネいも ち病)の不斉全合成を発表いたしました.いもち病菌が培 養条件によって異なる毒素を生産するだけでなく,一方は 光学活性体,他方はラセミ体であること,また電磁波照射 Stille カップリング反応に関する新しい知見と手法を示す ことが出来ました.本部会は世界での位置を反映して日本 からの報告が多く,特に N. Shibata 博士の不斉トリフル オロメチル化や Y. Yoshimura 博士の RCM と酵素分割を 組み合わせた手法,S. Higashibayashi 博士のバッキーボー ルの不斉化などが興味深いものでした.

写真上:集合写真 左:バンケットにて 右:国際竹籐連絡中心にて

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「鳥の巣」に隣接するホテルは会議場と連絡しており,

朝昼晩の三食を中華料理で楽しみました.運営も人選も 2 回目とは思えない充実した内容で,中国として BIT 関連 国際会議にかける意気込みを感じました.

フリータイムには,国際竹籐連絡中心の天然物化学研究 室を訪ね,竹籐抽出成分の有効利用に関して意見交換をい たしました.

北京市内はとにかく広くて人が多く,人々の熱気を感じ

る場所でした.目にする車(運転は信じられないほど荒い)

の殆どは高級車で,高級品の物価は日本より高く,貧富の 差を実感しました.スモッグもひどく雨天より視界が悪い 状態で,社会の成熟と「Green Chemistry」の必要性も感 じました.今回の滞在では,研究交流の他に,中国を肌で 実感することが出来ました.ご支援いただいた貴財団に感 謝申し上げます.

11回アジア栄養学会議(XI Asian Congress of Nutri- tion 2011, ACN2011)に参加して

神戸大学 自然科学系先端融合研究環 保田倫子

シンガポールのSuntec Singapore International Conven- tion & Exhibition Centre にて,2011年7月13日から 16 日まで開催された,第11回アジア栄養学会議(XI Asian Congress of Nutrition 2011, ACN2011)に参加した.本学

会は Federation of Asian Societies of Nutrition (FANS)

主催の国際学会であり,学位取得後,国内の栄養学分野の 学会に積極的に出席するようになった報告者にとっては,

本学会が栄養学に関する国際会議での初めての発表であっ た.発表演題は「Metabolism and function of enzymati- cally synthesized glycogen in intestine」で,酵素を用い て人工的に合成したグリコーゲンの腸管における作用につ いて発表した.

報告者にとって初めての海外であり(この年でめずらし

写真1 マーライオン・パーク

写真3 学会会場近くの富の泉 写真4 街中

写真2 ポスターセッションにて

参照

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