大問 一
㈠問 基準 配点
1点× 5
■模 範解 答
※解 答例 通り (漢 字書 き取 り問 題)
⑴ 不穏
⑵ 鉛直
⑶ 透過
⑷ 授受
⑸ 常態
大問 一
㈡問
■形 式上 の不 備
・文 末表 現 要素 C参 照/ 理由 説明 の結 び「
から
」に な てい る場 合は
、要 素C 不可
・句 点の 扱い 1点 減点 基準
配点
11 点
■模 範解 答
※各 要素 同意 表現 可。 ニ アン スが 正し けれ ば許 容 人 A
間が B
飼料 とい う形 でウ シの 共食 いを させ 狂牛 病を 生み 出し
、 C
ウシ を食 べる 人間 自身 も死 の危 険に 晒し たこ と。 50( 字)
■採 点方 法 各要 素単 独採 点
■字 数 五十 字以 内 二十 四字 以下 のも のは 全体 不可 (0 点)
■要 素A 人間 が 3点
・牛 の共 食い は人 間に よ て生 み出 され たこ とを 説明 して いな いも のは
、要 素A 加点 なし
■要 素B 飼料 とい う形 でウ シの 共食 いを させ 狂牛 病を 生み 出し 4点
・牛 の共 食い のあ り方 を説 明し てい ない もの は、 要素 B加 点な し
※牛 と明 記し てい なく ても
、「 共食 いに よ て狂 牛病 が発 生し た」 とわ かれ ば可
。
■要 素C ウシ を食 べる 人間 自身 も死 の危 険に 晒し たこ と 4点
・牛 と人 間の 動物 同士 の共 食い につ いて 説明 して いな いも のは
、要 素C 加点 なし
※「 人間 が牛 を食 べた
」と わか れば 可。
大問 一
㈢問 形式
上の 不備
・文 末表 現 要素 D参 照/ 内容 説明 の結 び「 こと
」に な てい る場 合は
、要 素D 不可
・句 点の 扱い 1点 減点 基準
配点
16 点
■模 範解 答
※各 要素 同意 表現 可。 ニ アン スが 正し けれ ば許 容 他 A
者か らの 物質 を摂 りこ んで 生成
・変 容し
、 B
自己 の一 部を 放出 して 他者 との つな がり をも つと いう 点で
、 C
自己 と他 者と の境 界線 が D
曖昧 にな る存 在だ から
。( 69 字)
■採 点方 法 各要 素単 独採 点
■字 数 七十 字以 内 三十 四字 以下 のも のは 全体 不可 (0 点)
■要 素A 他者 から の物 質を 摂り こん で生 成・ 変容 し 4点
・「 分人
」に つい て、
「他 者か らの 物質 の摂 りこ み」 とい うこ とを 説明 して いな いも のは
、要 素 A加 点な し
■要 素B 自己 の一 部を 放出 して 他者 との つな がり をも つと いう 点で 4点
・「 分人
」に つい て、
「自 己の 放出
」と いう こと を説 明し てい ない もの は、 要素 B加 点な し。
「放 出」 は「 拡張
」で も可
。
■要 素C 自己 と他 者と の境 界線 が 4点
・「 他者 との 境界 線」 の指 摘を して いな いも のは
、要 素C 加点 なし
※「 個人 は境 界線 をも つ」 とし てい るが
、分 人に つい ては 指摘 して いな い場 合は 0点
。
「個 人は 境界 線を もつ が、 分人 は曖 昧で ある
」と して いる 場合 は2 点。
■要 素D 曖昧 にな る存 在だ から 4点
・要 素C が「 曖昧 なも ので ある
」こ とを 説明 して いな いも のは
、要 素D 加点 なし
※「 否定 して いる
」な ど、 曖昧 でな い場 合は 加点 なし
。
大問 一
㈣問 形式
上の 不備
・文 末表 現 要素 C参 照/ 理由 説明 の結 び「 から
」に な てい る場 合は
、要 素C 不可
・句 点の 扱い 1点 減点 基準
配点
12 点
■模 範解 答
※各 要素 同意 表現 可。 ニ アン スが 正し けれ ば許 容 西 A
洋社 会の あり 方を 基準 とし て、 B
それ に当 ては まら ない C
一部 の非 西洋 社会 にお ける 独特 な文 化を もつ 人々
。( 48 字)
■採 点方 法 各要 素単 独採 点
■字 数 五十 字以 内 二十 四字 以下 のも のは 全体 不可 (0 点)
■要 素A 西洋 社会 のあ り方 を基 準と して 4点
・「 遠い 異文 化に 生き る人 びと
」が
「西 洋社 会」 であ るこ とを 説明 して いな いも のは
、要 素A 加点 なし
※「 西洋 社会
」「 西洋 文化
」に 言及 でき てい れば 4点
■要 素B それ に当 ては まら ない 4点
・要 素A に関 わる 人々 とは 異な る存 在で ある こと につ いて 説明 して いな いも のは
、要 素B 加点 なし
■要 素C 一部 の非 西洋 社会 にお ける 独特 な文 化を もつ 人々 4点
・「 西洋 社会 の人 々の 想像 の産 物」 が「 非西 洋の 人々 のあ り方
」で ある こと につ いて の説 明し てい ない もの は、 要素 C加 点な し
※「 非西 洋社 会」 につ いて 説明 でき てい れば 4点
「非 西洋 社会
」の 説明 はで きて いる が「 非西 洋社 会」 自体 に言 及で きて いな い場 合は 2点
※
「境 界を もつ
」「 分け られ ない
」の は個 人で ある のに
、そ れを 非西 洋と して いる など 全体 とし て 内容 が誤 てい る場 合は 加点 なし
大問 一
㈤問 形式
上の 不備
・文 末表 現 要素 D参 照/ 内容 説明 の結 び「 こと
」に な てい る場 合は
、要 素D 不可
。
・句 点の 扱い 1点 減点 基準
配点
16 点
■模 範解 答
※各 要素 同意 表現 可。 ニ アン スが 正し けれ ば許 容 A
危険 を回 避す るた めの 各人 の行 動の 把握 やそ の制 御が
、 B
確固 たる 境界 をも つは ずの 個人 の C
断片 や軌 跡、 拡散 の様 子を D
露わ にす るこ とに な てい るか ら。 (68 字)
■採 点方 法 各要 素単 独採 点
■字 数 七十 字以 内 三十 四字 以下 のも のは 全体 不可 (0 点)
■要 素A 危険 を回 避す るた めの 各人 の行 動の 把握 やそ の制 御が 4点
・こ こで の「 個人 情報
」は 本来
「危 険回 避」 に必 要な もの であ るこ とを 説明 して いな いも のは
、 要素 A加 点な し
※「 ウイ ルス
・感 染」 など 具体 化さ れて いる もの は2 点減 点
■要 素B 確固 たる 境界 をも つは ずの 個人 の 4点
・「 個人 情報
」の
「個 人」 には
「明 確な 境界
」が ある はず だと いう こと を説 明し てい ない もの は、 要素 B加 点な し
※「 保護 され るべ き個 人情 報」
「明 確な 区別 を前 提と する 個人 情報
」で も可
。
■要 素C 断片 や軌 跡、 拡散 の様 子を 4点
・「 個人 情報
」の 内容 につ いて 説明 して いな いも のは
、要 素C 加点 なし
※「 ウイ ルス
・感 染」 など 一般 化さ れて いな いも のは 2点 減点
。「 情報 が伝 播し
、個 人の 在 り方 が」
「情 報が 拡散 し、 個人 のあ り方 が」 など
「他 に知 られ てし まう 状況
」を 説明 して い るも のも 可。
■要 素D 露わ にす るこ とに な てい るか ら 4点
・「 皮肉
」と は「 個人 情報
」が
「露 わに なる
」こ とで ある とい うこ とを 説明 して いな いも のは
、 要素 D加 点な し
大問 二 問㈠ 基準
配点
2点× 3
■模 範解 答
※解 答例 に準 じる (辞 書の 意味 に当 ては まれ ばよ い)
⑴ 目を きら きら とさ せた
。 表情 を生 き生 きと させ た。
⑵ 主役 を演 じ切 れる
。 主役 に選 ばれ る。
⑶ くじ けて しま た。 弱く な てし ま た。
大問 二 問㈡
■形 式上 の不 備
・文 末表 現 要素 D参 照/ 内容 説明 の結 び「
こと
」に な てい る場 合は
、要 素D 不可
・句 点の 扱い
1点 減点 基準
配点
14 点
■模 範解 答
※各 要素 同意 表現 可。 ニ アン スが 正し けれ ば許 容 A
バレ エを やめ た理 由を B
適当 にと りつ くろ
て話 すか
、 C
本当 のこ とを 話す かで D
迷 たか ら。 40( 字)
■採 点方 法 各要 素単 独採 点
■字 数 四十 字以 内 十九 字以 下の もの は全 体不 可( 0点 )
■要 素A
バレ エを やめ た理 由を 2点
・「 首を 傾げ た」 のは
「バ レエ をや めた 理由
」を どう 話す かに つい ての こと であ るこ とを 説明 して いな いも のは
、要 素A 加点 なし
■要 素B
適当 にと りつ くろ
て話 すか 4点
・「 今ま で」 のあ り方 につ いて 説明 して いな いも のは
、要 素B 加点 なし
・同 意例
今ま での よう に簡 単な こと ばで ごま かす か
・同 意例
才能 のな さや 練習 のき つさ など とい
たご まか しを する か
■要 素C
本当 のこ とを 話す かで 4点
・「 今」 のあ り方 につ いて 説明 して いな いも のは
、要 素C 加点 なし
■要 素D
迷 たか ら 4点
・「 首を 傾げ た」 がど うい う気 持ち の表 れで ある か説 明し てい ない もの は、 要素 D加 点な し
大問 二 問㈢
■形 式上 の不 備
・文 末表 現 要素 D参 照/ 理由 説明 の結 び「
から
」に な てい る場 合は
、要 素D 不可
・句 点の 扱い
1点 減点 基準
配点
16 点
■模 範解 答
※各 要素 同意 表現 可。 ニ アン スが 正し けれ ば許 容 A
平凡 でも 自分 なり に努 力す れば いい はず なの に、 B
才能 の際 だつ 妹と の比 較か ら、 C
自分 自身 の気 持ち を維 持で きな くな
たこ とに 対し て D
絶望 する 思い
。( 67 字)
■採 点方 法 各要 素単 独採 点
■字 数 七十 字以 内 三十 四字 以下 のも のは 全体 不可 (0 点)
■要 素A
平凡 でも 自分 なり に努 力す れば いい はず なの に 4点
・「 努力 すれ ばそ れな りの 結果 にな る」 とい うこ とを 説明 して いな いも のは
、要 素A 加点 なし 同意 例 教室 の中 では それ なに うま い方 であ
たが
」で も可
■要 素B
才能 の際 だつ 妹と の比 較か ら 4点
・「 妹の 才能 と比 較」 につ いて 説明 して いな いも のは
、要 素B 加点 なし
■要 素C
自分 自身 の気 持ち を維 持で きな くな
たこ とに 対し て 4点
・要 素B によ
て「 わた し」 の気 持ち が「 折れ た」 とい うこ とを 説明 して いな いも のは
、要 素 C加 点な し 同意 例 バレ エを 続け られ なく な たこ とに 対し て」 でも 可
■要 素D
絶望 する 思い 4点
・「 失 た」
「負 けた
」こ とに よ て生 じる
「思 い」 を説 明し てい ない もの は、 要素 D加 点な し
・同 意例
「失 意」
「失 望」
「悲 しさ
」「 つら さ」
「嘆 き」 など も可 (「 絶望
」よ り弱 めの 表現 でよ い。 )
大問 二 問㈣
■形 式上 の不 備
・文 末表 現 要素 B参 照/ 理由 説明 の結 び「
から
」に な てい る場 合は
、要 素B 不可
・句 点の 扱い
1点 減点 基準
配点 8点
■模 範解 答
※各 要素 同意 表現 可。 ニ アン スが 正し けれ ば許 容 A
平凡 な力 しか もた ない B
数多 くの 子供 たち
。( 19 字)
■採 点方 法 各要 素単 独採 点
■字 数 二十 字以 内 九字 以下 のも のは 全体 不可 (0 点)
■要 素A
平凡 な力 しか もた ない 4点
・「 砂金
」で はな い「 ただ の砂
」と いう 比喩 の具 体的 な内 容を 説明 して いな いも のは
、要 素A 加点 なし
・同 意例
才能 のな い
※「 才能 を見 つけ るた めの
」な ど、
「才 能の ない
・平 凡な
」と 言及 され てい ない もの は△ 2 点。
■要 素B
数多 くの 子供 たち 4点
・「 一握 り」 では ない
「多 くの
」「 子供 たち
」を 説明 して いな いも のは
、要 素B 加点 なし
大問 二 問㈤
■形 式上 の不 備
・文 末表 現 要素 D参 照/ 理由 説明 の結 び「
から
」に な てい る場 合は
、要 素D 不可
・句 点の 扱い
1点 減点 基準
配点
16 点
■模 範解 答
※各 要素 同意 表現 可。 ニ アン スが 正し けれ ば許 容 A
努力 した のに 何も 得ら れな か たと 嘆く 夕に 対し て、 B
その 努力 はけ
して 無駄 なも ので はな く、 C
むし ろバ レエ を支 える 重要 な役 割で ある と D
夕を 称え る思 い。 70( 字)
■採 点方 法 各要 素単 独採 点
■字 数 七十 字以 内 三十 四字 以下 のも のは 全体 不可 (0 点)
■要 素A
努力 した のに 何も 得ら れな か たと 嘆く 夕に 対し て 4点
・夕 の嘆 きに 対す るア ンナ の言 葉で ある こと につ いて の説 明し てい ない もの は、 要素 A加 点な し(
「夕 がバ レエ を諦 めた
」こ とが わか れば 可)
■要 素B
その 努力 はけ
して 無駄 なも ので はな く 4点
・夕 の努 力が
「無 駄で はな い」 と評 価し てい るこ とを 説明 して いな いも のは
、要 素B 加点 なし
※「 それ によ
てバ レエ が成 立す る」 等で も可
■要 素C
むし ろバ レエ を支 える 重要 な役 割で ある と 4点
・夕 の努 力が
「価 値あ るも ので ある
」と 評価 して いる こと を説 明し てい ない もの は、 要素 C加 点な し
■要 素D
夕を 称え る思 い 4点
・要 素B
・C から 導き 出さ れる アン ナの 思い を説 明し てい ない もの は、 要素 D加 点な し 同意 例
「励 まし
」「 (夕 のあ り方 を) 受け 止め よう とす る」 など も可 (「 称え る」 まで の表 現は しな くて よい
。)
大 問 三 ( 小 敦 盛 )
問㈠ 配点
各4 点
■現 代語 訳の 問題
■模 範解 答
*各 要素 同意 表現 可。 ニ アン スが 正し けれ ば許 容。
■採 点方 法 各要 素単 独採 点
■字 数制 限無 し
■形 式上 の不 備
・文 末表 現・ 句読 点は 不問
⑴ a何 のb さし つか えが あろ cう dか
■要 素a 何の 1点
・「 何の (何 が)
・ど うし て」 のど ちら かに 相当 する 語。
■要 素b
さし つか えが あろ 1点
・「 さし つか えが ある
・不 都合 だ」 に相 当す る語
。
「苦 しい
」の まま は×
。
※「 問題 があ る」 でも 可
■要 素c
う 1点
・推 量「 だろ う」
当然
「は ずだ
」も 可。
■要 素d
か 1点
・反 語「
か(
、い や ない )・ はず があ ろう か」
明ら かな 疑問 文は×
(曖 昧な もの は可 )。
・反 語の 解決 文「 何の 差支 えも ない
・何 の不 都合 もな い」 のみ だけ でも 可。 (そ の場 合は 推量 が なく ても 可)
■そ の他
真逆 の意 味に な てい なけ れば
、余 計な 言葉 があ
ても 不問
⑵ a普 通で はな い身 重の 身b であ た
■要 素a
普通 では ない 身重 の身 2点
・妊 娠し てい たこ とが わか れば 可。
「普 通で はな い・ 並で はな い」 のみ では 不可
。
■要 素b であ
た 2点
・過 去「 た」
■そ の他
真逆 の意 味に な てい なけ れば
、余 計な 言葉 があ ても 不問
問㈡ 配点 6点
■内 容説 明の 問題
■採 点方 法 各要 素単 独採 点
■字 数制 限 三十 字 以上 は採 点対 象外
■形 式上 の不 備
・文 末表 現要 素e 参照
「 こと
」
・句 読点 は不 問
■模 範解 答
*各 要素 同意 表現 可。 ニ アン スが 正し けれ ば許 容。 a若 君の 両親 が誰 なの かb 知る 手が かり とな りそ うな c不 審な 出来 事。
■要 素a
若君 の両 親が 誰な のか 2点
・「 若君 の」
①点
「親
・両 親・ 素性
・生 い立 ち」 など
①点
■要 素b
知る 手が かり とな りそ うな 2点
・「 手が かり にな る・ 知る き かけ にな る・ 証拠
」な ど② 点
・ま たは
「存 在が わか る・ 親ら しい 人物 を見 る」 など の内 容で も可
。
※「 存在 や面 影」 など
、両 親の よう に見 える 人物 の存 在が わか る記 述が あれ ば可
。
■要 素c
不審 な出 来事 2点
・「 不審 な・ 変わ
た・ 不思 議な
・不 可解 な」 など
①点
・「 こと
・で きご と」 など
①点
■そ の他
真逆 の意 味に な てい なけ れば
、余 計な 言葉 があ ても 不問
問㈢ 配点 8点
■口 語訳 の問 題
■採 点方 法 各要 素単 独採 点
■字 数制 限な し
■形 式上 の不 備
・文 末表 現・ 句読 点は 不問
■模 範解 答
*各 要素 同意 表現 可。 ニ アン スが 正し けれ ば許 容。 a人
目が 多か
たの で、 bさ りげ なく ふる ま て、 cお 帰り にな
たの を、 d拝 見い たし まし た。
■要 素a
人目 が多 か たの で 2点
・「 人目 が多 い・ 目立 つ」 など
。① 点
・原 因・ 理由
「の で・ から
・た め」 など
。① 点
※「 人目 が気 にな る」 など
、「 しげ し」 から 離れ るも のは 不可
。
■要 素b
さり げな くふ るま
て 2点
・「 さり げな く・ 何事 もな い・ なん でも ない
・ど うと いう こと もな い」 など
①点
・「 ふる まう
・行 動す る」 など
①点
・「 もて なす
」は 現代 では 意味 が異 なる ので 不可
・「 扱う
」は 相手 への 対応 であ
て自 分の ふる まい では ない ので 不可
。
■要 素c
お帰 りに な たの を 2点
・「 帰る
」① 点
・尊 敬語
①点
■要 素d
拝見 いた しま した 2点
・「 見る
」の 謙譲 語「 拝見 する
・見 申し 上げ る」
①点
・丁 寧語
「で す・ ます
」① 点
・文 脈上 は過 去だ が、 過去 の助 動詞 はな いの で、 過去 の有 無は 不問 とす る。
■そ の他
真逆 の意 味に な てい なけ れば
、余 計な 言葉 があ ても 不問
問㈣ 配点
10 点
■心 情説 明の 問題
■採 点方 法 各要 素単 独採 点
■字 数制 限 六十 字以 内 以上 は採 点対 象外
■形 式上 の不 備
・文 末表 現「
気持 ち。 心情
」な ど
・句 読点 は不 問
■模 範解 答
*各 要素 同意 表現 可。 ニ アン スが 正し けれ ば許 容。 aた
とえ 殺さ れる こと にな
ても
、b 若君 のc 願い をか なえ てb 両親 の行 方を c教 えた いと いう d 上人 の思 いに 感じ 入り e、 同情 する 気持 ち。
■要 素a
たと え殺 され るこ とに な ても 2点
・若 君が 殺さ れる 可能 性が ある とい う前 提が 了承 済で ある こと にふ れら れて いる こと
。
※「 上人 が」 とな
てい る場 合は
△1 点
■要 素b
若君 の/ 両親 の行 方を (知 りた い )2 点
・若 君の 願い
・嘆 き「 若君 が両 親を 知り たい
・会 いた いと 思う 気持 ち」 がわ かれ ば可
■要 素c
願い をか なえ て/ 両親 の行 方を 教え たい とい う 2点
・上 人の 願い
「若 君の 願い を叶 えた い、 両親 の素 性を 知ら せた い・ 教え たい
・会 わせ たい
」
■要 素d
上人 の思 いに 2点
・「 上人 に/ 上人 の心 情に
・思 いに
・決 意に
・愛 情に
」な ど。
■要 素e
感じ 入り 同情 する 気持 ち 2点
・上 人と 同じ 気持 ち( 同情
・感 動・ 同感 )で ある こと がわ かれ ば① 点
・文 末「 気持 ち・ 心情
」な ど。
■そ の他
真逆 の意 味に な てい なけ れば
、余 計な 言葉 があ ても 不問
問㈤ 配点 8点
■心 情説 明の 問題
■採 点方 法 各要 素単 独採 点
■字 数制 限 四十 字以 内 以上 は採 点対 象外
■形 式上 の不 備
・文 末表 現「
こと
」
・句 読点 は不 問
・「 嘆き
」と
「 喜び
」の 内容 を説 明す るが
、同 様の 言葉 があ
て説 明で きて いれ ば可 とす る。
■模 範解 答
*各 要素 同意 表現 可。 ニ アン スが 正し けれ ば許 容。 a夫 に先 立た れ、 bや むを 得ず 若君 を手 離し た悲 しみ と、 c生 きて 母親 とし て再 会で きた 喜び
。
■要 素a
夫に 先立 たれ 2点
・夫 と死 別し たこ とが わか れば 可
■要 素b
やむ を得 ず若 君を 手離 した 悲し みと 3点
・「 若君 を手 離し たこ と・ 下が り松 の下 に捨 てた こと
」(
②点 )→ 悲し み(
①点 )
*た だし
「悲 しみ
」は 若君 を捨 てた こと がで きて
①点
なけ れば 悲し みが あ ても 要素 b は⓪ 点。
「悲 しみ
」の 対象 が若 君を 手放 した こと では なく
、平 家滅 亡な どに な てい る場 合 は不 可
■要 素c
生き て母 親と して 再会 でき た喜 び。 3点
・「 若君 との 再会
」「 母と 名乗 り出 られ た」 など (② 点)→
喜び (① 点)
・「 生き てい た」 のみ は① 点と する
。(
+喜 びが あれ ば要 素c は② 点と なる )
*た だし
「喜 び」 は再 会と いう 内容 がで きて
①点
なけ れば
「喜 び」 があ
ても 要素 cは
⓪点
■そ の他
真逆 の意 味に な てい なけ れば
、余 計な 言葉 があ
ても 不問
、文 のつ なが りも 多少 の不 具合 は可 とす る。
四 漢 文
四 十 点
問一
各2 点× 2 計4 点
⑴ た ま た ま
⑵ こ れ を も
て / こ れ を も つ て
▼現 代仮 名づ かい でも
、歴 史的 仮名 づか いで も、 どち らも 可。 問二
6点 また
/か くの ごと し
●以 下の よう に、 二分 割し て採 点し ます
。
① また
2点
② かく のご とし
4点
▼①→
②の 順序 にな
てい ない 場合 は全 体と して 加点 なし
。
▼句 点「
。」 の有 無は 不問
。
問三
各4 点× 2 計8 点
ア
友 人
ほか「知 人」
「親 友」
「知 己」
「知 り合 い」
「心 を許 し合
た友
」な ど。
イ
王 の 意 見 に 従 た
「従 う」
「従
た」 でも 可。
「他 の意 見に 従 て少 しも 逆ら わな いさ ま」 とい う「 唯々
」の もと もと の意 味か ら大 きく 外れ なけ れば 可。
問四
6点
瑞 祥
で あ る 二 股 の 蓮 を 見 て
、 /
造 物 者 が 王 の 善 政 の 証 と し て 下 し た も の だ と 考 え た か ら
●
。
以下 のよ うに、二 分割 して 採点 しま す。
① 瑞祥 であ る二 股の 蓮を 見て
、
3点
② 造物 者が 王の 善政 の証 とし て下 した もの だと 考え たか ら。 3点
※①
・② の順 序は 不問
。
※① は「 瑞祥 とさ れる 二股 の蓮 が池 に咲 いて いた から
」を 表現 でき てい れば 3点
。
▼ポ イン トは 以下 の二 つ。
⑴
「瑞 祥」
「吉 兆」
「め でた いし るし
」と され る蓮 が生 じた こと
。
⑵ めで たい 蓮〈
嘉蓮
〉と は、
「二 股の 蓮」
「一 茎多 花の 蓮」
「花 二つ の蓮
」「 一本 にい く つも の花 を咲 かせ る蓮
」な どで ある こと
。
→
両方 そろ
て3 点/ 一つ 欠け たら 1点
。
※② は「 (嘉 蓮と いう 瑞祥 は) 造物 者が 王の 善政 を嘉 して 下し たも のだ と考 えた から
」「 王の 善政 に 対し て造 物者 が( 瑞祥 とし て嘉 蓮を )咲 かせ たと 考え たか ら」 を表 現で きて いれ ば3 点。
▼ポ イン トは 以下 の二 つ。
⑴
「造 物者
」「 造物 主」
「天 地の 主宰 者」
「神
」の 仕業 だと 考え たこ と。
⑵ 造物 者が
「王
」「 秦王
」「 簡王
」「 朱誠 泳」 の善 政に 応え て( を嘉 して
・に 対し て) 瑞祥 を下 した と考 えた こと
。
※「……
と考 えた から
」「……
と思
たか ら」 は必 須。 欠け た場 合は 1点 減点
。
→
両方 そろ
て3 点/ 一つ 欠け たら 1点
。
問 五
各8 点× 2 計 16 点
【 1
】 万 物 は 気 の 変 化 し た も の だ が
、 気 に は 通 常 の 気 と 、 常 と 異 な る 気 が あ り 、 二 股 の 蓮 は 後 者 の 気 に 過 ぎ な い
。
●以 下の よう に、 三分 割し て採 点し ます
。
① 万物 は気 の変 化し たも のだ が、
2点
② 気に は通 常の 気と
、常 と異 なる 気が あり
、
2点
③ 二股 の蓮 は後 者の 気に 過ぎ ない
4点
※①
・②
・③ の順 序は 不問
。
※① の要 素が ない 場合 2は 点 減点
。▲
加点 要素 では あり ませ ん
。
※② の要 素が ない 場合 は2 点 減点
。▲
加点 要素 では あり ませ ん。
※③ の要 素が ない 場合 全は 体 0点
。
▼① は「 万物 は気 でで きて いる
」に 触れ てい れば 可。
▼② は「 気に は常 の気 と変 の気 があ る」 に触 れて いれ ば可
。「 通常 の気
」は
「常 の気
」
「普 通の 気」 など でも よい
。ま た「 常と 異な る気
」は
「変 の気
」「 変わ
た気
」「 変な 気」
「異 常な 気」 など でも よい
。
▼③
「二 股の 蓮は 変の 気で でき たも のに 過ぎ ない
」に 触れ てい れば 4点
。「 二股 の蓮
」 は「 一茎 多花 の蓮
」「 花二 つの 蓮」
「変 わ た蓮
」「 異常 な蓮
」な どで もよ い。 また
「変 の気
」は
「異 常な 気」
「変 わ た気
」な どで もよ い。
※二 股の 蓮が 生え るこ とは
「よ くあ るこ と」
「普 通の こと
」「 不思 議は ない
」な どの ニ アン スが 必要
。
【 2
】 善 を 為 す 者 は 多 く 、 逐 一 瑞 祥 を 下 し て い た ら 造 物 者 も 忙 し い か ら
、 二 股 の 蓮 は
人 間
の 為
す こ
と と
関 係
は な
い 。
●以 下の よう に、 二分 割し て採 点し ます
。
① 善を 為す もの は多 く、 逐一 瑞祥 を下 して いた ら造 物者 も忙 しい から
、 4点
②二 股の 蓮は 人間 の為 すこ とと 関係 はな い。
4点
※①
・② の順 序は 不問
。
※① は「 善行 は多 く、 いち いち 瑞祥 を下 して いた ら、 造物 者も 忙し い」 に触 れて いた ら4 点。
▼「 善行 をす る人 は多 い」
「善 行に は必 ず福 で報 いる
」「 その たび に物 に前 兆( 瑞祥
・吉 兆) を刻 んで いた ら、 造物 者( 造物 主・ 天地 の主 催者
・神 )も 忙し い」 の三 点が ポイ ント
。全 部に 触れ なく ても
「善 行す る者 にい ちい ち瑞 祥を 下し てい たら 神も や てら れな い」 とい
た内 容に な てい れば よい
。
▼
①部 分に つい て、
○4 点で はな いが
、× 0点 にす るほ どで もな い場 合は
、△ 2 点 加 点。
※② は「 二股 の蓮 が生 えた から とい
て人 間の する こと とは 関係 ない
」に 触れ てい たら 4 点。
▼「 二股 の蓮
」は
「一 茎多 花の 蓮」
「花 二つ の蓮
」「 変わ
た蓮
」「 異常 な蓮
」「 嘉蓮
」「 め でた い蓮
」な どで もよ い。 ただ し「 蓮」 のみ は2 点 減 点。
▼「 人事
」は
「人 のす るこ と」
「人 の為 すこ と」
「人 間世 界の 出来 事」 など
。ま た「 王の 善政
」「 簡王 の善 行」 など でも よい
。た だし
「人 事」 その まま は2 点 減 点。
▼「 関係 はな い」 は「 関わ らな い」 など
。「 あず から ない
」そ のま まは 2 点 減点
。
※「 変わ
た蓮 が生 えた から とい
て、 人間 の為 すこ とと は関 係な い」 とい う内 容に な て いる こと
。な お「
①善 にい ちい ち応 えて いた ら忙 しい ので
、② 変わ
た蓮 が生 えて も人 事 とは 関係 ない
」と い た解 答の 場合
、① 部分 では 加点 なし (説 明不 十分
。造 物者 にも 瑞祥 にも 触れ てい ない
)、
②部 分で は加 点あ りだ が、
「人 事」 その まま なの で2 点減 点で
、計 2点 とな る。