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(1)

広島大本番レベル模試大問一

問一各2点解答通りa掲載b頻発c悔d画期的e悲惨

問二

■形式上の不備・文末表現については要素D参照・句点の抜けは、1点減点

基準

配点:6点

■模範解答A B C科学者の中でも医師の職業倫理は古代から存在していたことを筆者も知っていることを読 D者に伝えるため。 ■採点方法:各要素単独採点■字数:制限なし

■要素A科学者の中でも:2点 ・同意例:科学者コミュニティにおいて等 ・「科学者→医師」という説明になっていない/「医師」のみの説明に留まる場合、加点なし

■要素B医師の職業倫理は古代から存在していたことを:2点 ・同意例:医師の職業倫理は既に存在していたことを等 ・「医師」に限定していない表現は、1点減点

■要素C筆者も知っていることを読者に伝える:2点 ・同意例:事実を受け入れていることを読者にアピールする等 ・「示している」といった表現のみ/譲歩についての説明がない場合、1点減点

■要素Dため。 ・「意図。」「ため。」等になっていなければ、1点減点 ・※理由を表す「から。」・「ので。」になっている場合は、1点減点

(2)

大問一問三

■形式上の不備・文末表現は要素C参照・句点の抜けは、1点減点

基準

配点:8点

■模範解答A B不正な研究が著しく増加することで科学の発展が妨げられると共に、科学や科学者コミュニテ Cィが、社会からの信頼を大きく損なうという事態を引き起こしたという問題。

■採点方法:各要素単独採点■字数:制限なし

■要素A不正な研究が著しく増加することで:4点 ・「科学者の不正行為によって」「研究不正の著しい増加により」のどちらかの表現が使用されていない場合、2点減点 ・「科学者が不正行為を行うことで」「不正な研究が増えたことによって」等は、許容 ・最後に順接表現を用いていない場合、1点減点 ・「日本国内」に限定していない内容は、2点減点

■要素B科学の発展が妨げられると共に、科学や科学者コミュニティが、社会からの信頼を大きく損なうという事態を引き起こした:4点 ・「科学そのものの発展を妨げるだけでなく、科学や科学者コミュニティの社会からの信頼を大きく損なう」という表現が使用されていない場合、2点減点 ・「そのもの」が省略されている等は、許容 ・「という事態を引き起こした」が省略されている場合、許容

■要素Cという問題。・文末は「という問題を引き起こした。」等も可 ※「問題」の代わりに「こと」等も可 ※理由を表す「から。」・「ため。」・「ので。」になっている場合は、1点減点

(3)

大問一問四1

■形式上の不備・文末表現は要素C参照・句点の抜けは、1点減点

基準

配点:8点

■模範解答A殺人を目的とした毒ガス開発に用いられた、第一次世界大戦当時のアンモニア合成の技術や、B大量殺人をもたらす原爆開発に用いられた、第二次世界大戦当時の原子核分裂の技術Cなどのこと。

■採点方法:各要素単独採点■字数:制限なし

■要素A殺人を目的とした毒ガス開発に用いられた、第一次世界大戦当時のアンモニア合成の技術や、:4点 ・「毒ガス」「アンモニア合成の技術」の明示がない場合、それぞれ2点減点 ・「殺人を目的とした」「第一次世界大戦当時」の明示がない場合、それぞれ1点減点

■要素B大量殺人をもたらす原爆開発に用いられた、第二次世界大戦当時の原子核分裂の技術:4点 ・「原爆開発」「原子核分裂の技術」の明示がない場合、それぞれ2点減点 ・「大量殺人をもたらす」「第二次世界大戦当時」の明示がない場合、それぞれ1点減点 ※「殺人を目的とした(要素A)」、「大量殺人をもたらす(要素B)」を一括し、要素Aの「毒ガス」「アンモニア合成の技術」と要素Bの「原爆開発」「原子核分裂の技術」のそれぞれの修飾語句として表現してあるものは、減点無し

■要素Cなどのこと。 ・文末が「こと。」「ような科学技術のこと。」等になっていなければ、1点減点 ※理由を表す「から。」「ため。」「ので。」になっている場合、1点減点

(4)

問四2 5点解答通り

負の影響

(5)

大問一問五

■形式上の不備・文末表現は要素C参照・句点の抜けは、1点減点

基準

配点:8点

■模範解答A B科学なしには解決できないが、政治や経済の力を借りて解決を図る必要のあるCトランス・サイエンスのこと。

■採点方法:各要素単独採点■字数:制限なし

■要素A科学なしには解決できないが:2点 ・「科学に問いかけることはできるが」は許容

■要素B政治や経済の力を借りて解決を図る必要のある:3点 ・「科学だけでも解決できない」「科学によって答えることのできない」のみの提示に留まる場合、2点減点 ・「政治や経済の力を借りて解決を図る」等の明示がない場合、2点減点

■要素Cトランス・サイエンスのこと:3点 ・「トランス・サイエンス」の明示がない場合、2点減点 ・文末が「こと。」「トランス・サイエンス。」「問題。」等になっていない場合、1点減点 ※理由を表す「から。」「ため。」「ので。」になっている場合、1点減点

(6)

大問一問六

■形式上の不備・文末表現は要素F参照・句点の抜けは、1点減点

基準配点:15点

■模範解答A B人の健康や環境に深刻かつ不可逆的な被害をもたらす恐れがある場合は、十分な科学的確実 C D性がなくとも、事前に予防措置をとってもよいとする予防原則を、子々孫々まで大きな影 E響を及ぼすことになるゲノム編集には、直ぐにでも当てはめられるようにする必要があるだ Fろう、ということ。

■採点方法:各要素単独採点■字数:制限なし

■要素A人の健康や環境に深刻かつ不可逆的な被害をもたらす恐れがある場合は、:3点 ・「深刻かつ不可逆な」等がなければ、1点減点・「中国の人体実験」等事例の有無は不問

■要素B十分な科学的確実性がなくとも、:3点 ・同意例:不確かな段階であっても等

■要素C事前に予防措置をとってもよいとする予防原則を、:3点 ・「予防措置をとる」の明示がない場合、2点減点・同意例:事前の予防措置として等 ※要素A~Cが「予防原則」の内容であることの明示がない場合、1点減点

■要素D子々孫々まで大きな影響を及ぼすことになるゲノム編集には、:3点 ・同意例:次の世代へと受け継がれていくゲノム編集においては等 ・「子々孫々まで大きな影響を及ぼす」等がなければ、2点減点 ・「ゲノム編集」の限定が無ければ、1点減点

(7)

■要素E直ぐにでも当てはめられるようにする必要があるだろう、:3点 ・同意例:すぐに適用すべきだ/差し迫ったこととして使う等 ・「直ぐにでも」等がなければ、2点減点 ・「必要があるだろう」等筆者の意見であることがわかる表現がない場合、1点減点

■要素Fということ。 ・文末が「こと。」等になっていなない場合、1点減点 ※理由を表す「から。」「ため。」「ので。」になっている場合、1点減点

(8)

大問一問七

■形式上の不備・文末表現は要素F参照・句点の抜けは、1点減点

基準配点:20点

■模範解答A B C科学者は、研究機関や専門学会の一員として守るべき行動規範として職業倫理をもち、D E人々のために専門的知識を通じて予見しうる社会的リスクを防止する職業的義務を負うもの Fとして社会的責任を負うべきだ。

■採点方法:各要素単独採点■字数:百字以内

■要素A科学者は、:1点

■要素B研究機関や専門学会の一員として守るべき:3点 ・同意例:大学、研究所などの機関や個別の専門学会の一員として守るべき等

■要素C行動規範として職業倫理をもち、:3点 ・同意例:科学者内部の行動規範及び職業倫理をもち、等

■要素D人々のために専門的知識を通じて予見しうる社会的リスクを防止する:3点 ・「人々のために」の有無は不問 ・同意例:研究成果が社会に被害を及ぼさないよう等

■要素E職業的義務を負うものとして社会的責任を負う:3点 ・「職業的義務を負う」等がない場合、1点減点 ・同意例:社会的責任があり、その立場にもある等

■要素Fべきだ。:2点 ・同意例:必要がある。/しなければならない。等 ・文末が「科学者の義務」を意味する表現になっていない場合、2点減点 ※理由を表す「から。」「ため。」「ので。」になっている場合、1点減点

(9)

1

2020年度広島大学模試・採点基準(第2問古文)(

70点)

▼採点していただくにあたって

○原則として「加点法」で採点してください(加点法で採点した上で次項の「減点対象項目」に該当するものは、その点

から減点)。

答案の筆跡は、巧拙さまざまかと存じますが、できるだけ温かい視線で採点してあげてください。

○減点対象項目

内容説明の設問では、末尾の句点がないものは1点減点(文法・現代語訳の設問では、句読点は不問)。

誤字・字体の不鮮明なものは減点1点(小問単位で一回のみの減点)。

<等での「挟み込み書き」は減点1点(途中余白等は解答欄及び制限字数範囲内ならば不問)。

解答欄及び制限字数逸脱は減点2点。

要求以外のものが記載されているものに対しては、それが正しいものならば、不問にし、不適切なものならば、減点2

点(小問単位で一回のみの減点)。

表現未熟なもの(文法・語彙・表記法等)は減点1点(「ら抜き言葉」も減点対象といたします)。

▼各小問の採点基準

問一二重傍線部①〜③の「て」について、それぞれ文法的に説明せよ。(3×3点)

例タ行下二段活用の動詞「棄つ」の連用形の活用語尾。

格助詞「にて」の一部。

(模範解答)

①接続助詞「て」。 ②完了の助動詞「つ」の未然形。 ③完了の助動詞「つ」の命令形の一部。(「語幹」

は不可。)

※句読点不問。

※品詞名がないものは2点。活用形がないものは1点。終止形(「て」・「つ」など)がないものは1点。

※例の通りに書いてなくても必要な要素がそれぞれ全てあれば、2点与える。

問二波線部ア「御心ゆくこと多かりなん」、イ「あからさまにもまかで給ふ折」、ウ「平らかにおはさうずるぞ嬉しうな

ん」を、現代語訳せよ。(3×5点)

ア(模範解答)御堪能なさることもきっと多いでしょう。(5点)

A○3点

御堪能なさることも

B○2点

きっと多いでしょう

◆各加点要素の加点の条件【A・Bに関して部分採点】

A「御堪能なさること」(3点)

※「御心|ゆく|こと」の解釈(ここでの「心|ゆく」の意味)

×「御堪能なさること・ご満足なさること」というような記述がなければ×(0点)。

○「御堪能なさること・ご満足なさること」というような記述があれば○(3点)。

B「きっと多いでしょう」(2点)

(10)

2

※「多かり|な|ん」の解釈(この「な」は強意・確述)

×「きっと多いでしょう・きっと多いだろう」というような記述がなければ×(0点)。

○「きっと多いでしょう・きっと多いだろう」というような記述があれば○(2点)。

イ(模範解答)ほんの少しでも退出なさる折、(5点)

A○3点

ほんの少しでも

B○2点

退出なさる折

◆各加点要素の加点の条件【A・Bに関して部分採点】

A「ほんの少しでも」(3点)

※「あからさまに|も」の解釈(ここでの「あからさまに」の意味)

×「ほんの少しでも・ほんの仮にでも・ついちょっとでも」というような記述がなければ×(0点)。

○「ほんの少しでも・ほんの仮にでも・ついちょっとでも」というような記述があれば○(3点)。

B「退出なさる折」(2点)

※「まかで|給ふ|折」の解釈(「まかで」「給ふ」の意味)

×「退出なさる折・里下りなさる時」というような記述がなければ×(0点)。

○「退出なさる折・里下りなさる時」というような記述があれば○(2点)。

ウ(模範解答)お元気でいらっしゃることが嬉しいのです。(5点)

A○3点

お元気で(ご無事で)

B○2点

いらっしゃることが嬉しいのです

◆各加点要素の加点の条件【A・Bに関して部分採点】

A「お元気で・ご無事で」(3点)

※「平らかに」の解釈(ここでの「平らかに」の意味)

×「お元気で・ご無事で」というような記述がなければ×(0点)。

○「お元気で・ご無事で」というような記述があれば○(3点)。

B「いらっしゃることが嬉しいのです」(2点)

※「おはさうずる|ぞ|嬉しう|なん(侍る)」の解釈(「おはさうずる」の意味)

×「いらっしゃることが嬉しいのです・いらっしゃるのが嬉しいのです」というような記述がなければ×(0点)。

○「いらっしゃることが嬉しいのです・いらっしゃるのが嬉しいのです」というような記述があれば○(2点)。

(11)

3

問三傍線部A「さる玉の光ことならん水際に、土塊投げ入れたらん様」とある。

1「さる玉の光ことならん水際」とは何の比喩か、簡潔に答えよ。(5点)

(模範解答)

余野子の手紙(書簡・文章)(5点)

2「土塊」とは何の比喩か、簡潔に答えよ。(5点)

(模範解答)

倭文子の手紙(書簡・文章)(5点)

問四空欄 に入る最も適切な語を次のa〜dから選び、記号で答えよ。(4点)

a(4点)

問五傍線部B「もの疎げなる身のほどをさへ思ひ給へ知られ侍めるは」とある。

1「思ひ給へ知られ侍める」を現代語訳せよ。(6点)

(模範解答)思い知られずにはいられませんようです(6点)

A○4点

思い知られずにはいられません

B○2点

ようです

◆各加点要素の加点の条件【A・Bに関して部分採点】

A「思い知られずにはいられません」(4点)

※「思ひ|給へ|知ら|れ」の解釈(下二の「給へ」・「思ひ|知ら」・自発の「れ」の意味)

×「思い知られずにはいられません・自然と思い知られます」というような記述がなければ×(0点)。

○「思い知られずにはいられません・自然と思い知られます」というような記述があれば○(4点)。

B「ようです」(2点)

※「侍(ん)|める」の解釈(丁寧語「侍る」・推定「める」の意味)

×「ようです・ようでございます」というような記述がなければ×(0点)。

○「ようです・ようでございます」というような記述があれば○(2点)。

2誰が、誰のことを、どのように感じているのか、簡潔に説明せよ。(6点)

(模範解答)

倭文子の母が、倭文子のことを、粗略で失礼だと感じていた。(6点)

A○4点

粗略(で失礼)だと感じていた。

B○1点

倭文子の母が、

C○1点

倭文子のことを、

◆各加点要素の加点の条件【A・B・Cに関して部分採点】

A「粗略で失礼だと感じていた」(4点)

※「思ひ|給へ|知ら|れ」の解釈(下二の「給へ」・「思ひ|知ら」・自発の「れ」の意味)

×「粗略な態度だと感じていた・失礼だと感じていた・いい加減な態度だと感じていた」というような記述がなけ

(12)

4

れば×(0点)。

○「粗略な態度だと感じていた・失礼だと感じていた・いい加減な態度だと感じていた」というような記述があれば

○(4点)。

B「倭文子の母が・筆者の母が」(1点)

※主体×「倭文子の母が・筆者の母が」というような記述がなければ×(0点)。

○「倭文子の母が・筆者の母が」というような記述があれば○(1点)。

C「倭文子のことを」

※客体×「倭文子(のこと)を・筆者(のこと)を」というような記述がなければ×(0点)。

○「倭文子(のこと)を・筆者(のこと)を」というような記述があれば○(1点)。

問六傍線部C「星の御陰も祭り侍りつ」とある。体調を崩していた筆者の母はどうして七夕祭を無事祝うことができ

たのか。本文に即して五十字以内で説明せよ。(10点)

(模範解答)

余野子の文面を見て、すばらしい方が娘に指導してくれているのだと嬉しくなり、にわかに病も寛解したから。(50字)(10点)

A○4点

余野子の文面を見て、

B○4点

すばらしい方が娘に指導してくれているのだと嬉しくなり、

C○2点

にわかに病も寛解したから。

◆各加点要素の加点の条件【A・B・Cに関して部分採点】

A「余野子の文面を見て」(4点)

※「おどろか|せ|給ふ|に|ぞ」の解釈(この「せ」は使役、主体は「あなた様」)

×「余野子の文面を見て・余野子の書簡(手紙)を見て」というような記述がなければ×(0点)。

○「余野子の文面を見て・余野子の書簡(手紙)を見て」というような記述があれば○(4点)。

B「すばらしい方が娘に指導してくれているのだと嬉しくなり」(4点)

※「『御教への方』と喜び給へられて」の解釈(この「給へ」も下二、主体は「筆者の母」)

×「すばらしい方が娘に指導してくれているのだと嬉しくなり・娘を指導してくださるのはすばらしい方だと嬉し くなり」というような記述がなければ×(0点)。

○「すばらしい方が娘に指導してくれているのだと嬉しくなり・娘を指導してくださるのはすばらしい方だと嬉し

くなり」というような記述があれば○(4点)。

C「にわかに病も寛解した」

※「早くより母の悩ましうし侍るに」状況が改善された状況

×「にわかに病も寛解した・急に病も良くなった・あっという間に気分も良くなった」というような記述がなけれ ば×(0点)。

○「にわかに病も寛解した・急に病も良くなった・あっという間に気分も良くなった」というような記述があれば○

(2点)。

※文末表現

「…から。・…ので。」となっていないものは減点1点。

(13)

5

問七傍線部D「『外に立て奉らじ』と思ふ心や通ひけん」とある。

これは、「鳰鳥の葛飾早稲を饗すともその愛しきを外に立てめやも(『万葉集』十四・東歌)」による表現である。

この和歌の詠者のどのような心情が、誰の心情と「通ひけん」というのか、六十字以内で説明せよ。(10点)

(模範解答)

詠者の、愛しい人を外に立たせたりしないという相手を思う心情が、余野子のことを思う倭文子の心情と通じるもの

があったという。(60字)(10字)

A○4点

(詠者の)愛しい人を外に立たせたりしないという(相手を思う)心情が、

B○4点

余野子のことを思う倭文子の心情と

C○2点

通じるものがあったという。

◆各加点要素の加点の条件【A・B・Cに関して部分採点】

A「詠者の、愛しい人を外に立たせたりしないという相手を思う心情」(4点)

※「その愛しきを外に立てめやも」という万葉集の詠者の心情

×「愛しい人を外に立たせたりしないという(相手を思う)心情」というような記述がなければ×(0点)。

○「愛しい人を外に立たせたりしないという(相手を思う)心情」というような記述があれば○(4点)。

B「余野子のことを思う倭文子の心情」(4点)

※「『外に立て奉らじ』と思ふ心」の解釈(主体は「筆者(倭文子)」・客体は「あなた様(余野子)」)

×「余野子(のこと)を思う倭文子の心情」というような記述がなければ×(0点)。

○「余野子(のこと)を思う倭文子の心情」というような記述があれば○(4点)。

C「…通じるものがあった(という)。・…似通っていた(という)。・…通い合うものがあった(という)。」

※「心や通ひけんと嬉しうて」の解釈

×「…通じるものがあった(という)。・…似通っていた(という)。・…通い合うものがあった(という)。」という ような記述がなければ×(0点)。

○「…通じるものがあった(という)。・…似通っていた(という)。・…通い合うものがあった(という)。」という

ような記述があれば○(2点)。

(14)

1

広島大本番レベル模試第3問漢文採点基準(50点)

※要素別に採点する場合、各要素の最低点は0点とする(減点の結果、ある要素が0点以下になってもその要素は0点)。

問一

基 準

配点:5点(1点×5)

■模範解答aあざなは bごとにcともにdすなは(わ)ちeすこぶる

■採点方法・a・b・c・d・eそれぞれ別々に採点。・aは「あざな」のみも可とする。・他は解答例のみ正解。一字でも間違っている場合は不可。

(15)

2

問二

■形式上の不備

基 準

配点:8点

■形式上の不備・句点の有無は不問。・文末表現は不問

■模範解答 A4点二羽の鶴が鳴いて哭臨の時刻を知らせたり、B4点祥練の夜に多くの雁が集まってきたりしたこと。

■採点方法:各要素単独採点 要素A鶴が鳴いて哭臨の時刻を知らせた4点・「鶴が鳴く」の要素を欠くものは要素A2点減点。・「二羽の」の有無は不問。 ・「鶴が哭臨の時刻(哭臨があること)を知らせた」ことが説明できていないものは要素A2点減点。・「哭臨」は「(泣き声を上げる)葬礼」「葬儀」なども可。・「時刻」は「時」「時間」なども可。・また「哭臨があることを知らせた」のような表現も可。・まあ「哭臨の日に時間を知らせた」のような表現も可。・「哭鈴の時刻を知らせる太鼓を鳴らす人を雇えない呉隠之の代わりに鶴が鳴いた」という意味の表現でも減点なしとする。ただしを鳴らす人を雇えない呉隠之のために」という要素があってもよい。・ただし傍線部の要素を欠き、「太鼓を鳴らす人を雇えない呉隠之の代わりに鶴が鳴いた」という答案では、何のために鳴いているのか不明確なので要素A2点減点。 要素B祥連の夜に多くの雁が集まってきた4点・「祥連の夜に(祥連の日に)」を欠いているものは要素B2点減点。・「祥連」は「(母の)一周忌(の行事)」も可。・「夜」は「夕べ」「夕」「時」「日」なども可とする。・「雁が集まってきた」要素を欠くものは要素B2点減点。・「多くの」の有無は不問。

(16)

3

問三

■形式上の不備・句点の有無は不問

基 準

配点:7点

■模範解答

A3点嶺南に赴任する官吏が、B4点無欲さを失って私腹を肥やすようになること

■各要素単独採点

要素A「誰が」=嶺南に赴任する官吏が…3点・「嶺を越(ゆ)」=「嶺南(広州)に行く」ことが表現できていないものは要素A加点なし(要素A=0点)。たとえば「南嶺山脈を越える人が」は要素A0点。・「嶺南」は「広州」も可。・「広州(嶺南)の刺史(長官)となる人」も可とする。・嶺南に行く目的が、「官吏に赴任すること」が表現できていないものは要素A2点減点。たとえば「嶺南に行く人が」は、要素A1点。・「官吏」という語はあっても、「赴任する」に相当する表現がないものは要素A1点減点。たとえば「嶺南に行く官吏が」は要素A2点。

要素B「どうなることか」=無欲さを失って私腹を肥やすようになる…4点・「無欲さ(清廉さ)を失う」または「貪欲になる」のいずれかが表現できていれば可(「不正な蓄財を行い私腹を肥やす」要素はなくてもよい)。・「無欲さ(清廉さ)を失う」または「貪欲になる」のいずれかが表現できておらず、「不正な蓄財を行う」「私腹を肥やす」内容のみの場合は要素B2点減点。・ここでの「欲」とは、個人の物質的・経済的な利益に対するものであるので、「欲」を他の欲望、たとえば「自分の思い通りに政治を行うこと」のように解釈しているものは要素B2点減点。

◆「人が、嶺南に官吏として赴任すると無欲さを失うこと」のような書き方も可。

(17)

4

問四(1)

基 準

配点:6点

■形式上の不備・句読点の有無は不問

■模範解答A2点つひ(い)にB2点+C2点まさにこころをかへ(え)ざるべし ■採点方法各要素単独採点 要素A「終」の読み方つひ(い)に2点・解答例のみ正解。 一字でも誤りがあれば要素A加点なし(要素A=0点)。

要素B「当」の読み方まさに~べし2点・解答例のみ正解。 一字でも誤りがあれば要素B加点なし(要素B=0点)。

要素C「不易心」の読み方こころをかへ(え)ざる2点・解答例のみ正解。 一字でも誤りがあれば要素C加点なし(要素C=0点)。

(18)

5

問四(2)

基 準

配点:6点

■形式上の不備・句読点の有無は不問

■模範解答

A2点最後までB2点心を変えることはないC2点であろう。

■採点方法各要素単独採点 要素A「終 に」の訳最後まで2点・「結局」「いつまでも」なども可。・「絶対に」「決して」などは要素A1点減点。

要素B「心を易へざる」の訳2点・「心を変えない」の意であれば可。・「心が変わらない」は要素B1点減点。・「心」は「無欲さ」「清廉さ」のように具体化していても可とする。・「易」が「変える」の意味であることを表現できていないものは要素B加点なし(要素B=0点)。

要素C「当に~べし」の訳であろう2点・「~だろう」「~にちがいない」も可。・「~であったろう」「~だったろう」「~たに違いない」のように過去形にしたものも可。・「~てはならない」は要素C加点なし(要素C=0点)。

(19)

6

問五

基 準

配点:5点

■形式上の不備・( )を付けても可。

■模範解答 エ ■採点方法・解答例のみ正解。

(20)

7

問六

基 準

配点:8点

■形式上の不備・句読点の有無は不問

■模範解答 呉隠之は、A4点まだ貪泉の水を飲んでいないときから、B4点もともと清廉であった。 ■採点方法各要素単独採点

・主語「呉隠之は」の有無は問わない。ただし他の主語を補っている場合は全体から1点減点。

要素A「未だ泉を酌まざる時より」の解釈4点・「まだ」の有無は問わない。・「泉」を「貪泉」と具体化せず、単に「泉」としているものは要素A1点減点。・「貪泉の水」の「水」がないものは要素A1点減点。・「酌」を、「酌む(汲む・くむ)」または「飲む」以外の意味で解釈しているものは要素A加点なし(要素A=0点)。・「飲んで」は、「汲んで(酌んで・くんで)」・「酌み(汲み・くみ)、飲んで」としても可。・「ときから」は「ときより」も可。・「とき(時)」は「頃(ころ)」なども可。・「より」を、「から」「より」「以来」以外の意味で解釈しているものは要素A加点なし(要素A=0点)。・「飲んでいない(酌んでいない)」の時制は問わない。「飲まなかった(酌まなかった)時から」も可。・「飲んでいない時から」を「飲む前から」の意で解釈しているものも許容する。このどちらかの意で解釈していないものは要素A加点なし(要素A=0点)

要素B「本自ら清し」の解釈4点・「もともと」は「元来」「はじめから」なども可。・「自」の訳は、解答例のように省略してもよいが、「自ら」「みずから」「自分自身」「彼自身」「自

(21)

8

然のままで」「ありのままで」「おのずから」などとしてもよい。「自然に」は要素B1点減点。・「清」の解釈は、「無欲」「高潔」「汚れがない」なども可。・「清」の解釈の時制は、過去形・現在形どちらでも可。ただし他の文末表現(推量・打消・意志・希望など)を付けているものは要素B加点なし(要素B=0点)・「清い」のままにしているものは要素B2点減点。

(22)

9

問七

基 準

配点:5点

■形式上の不備・( )を付けても可。

■模範解答 エ ■採点方法・解答例のみ正解。

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