佐藤 可士和 さん イ デ ー p
2 p 2 p 2
No.58
2022エデュコ
【連載第3回】
本に込められた著者の思い
【連載第2回】
子どもの学習活動に熱心な著名美術館
知っておきたい教育 NOW p.4
p.10
① GIGAの先の学校の未来
〜子ども主語の学びと現場主語の改革へ〜
② withコロナの舞台裏
GIGAスクール構想における高松市の取組
きょういく見聞録 p.8
地球となかよしトピックス
「ふるさと」の魅力を価値にかえる 観光教育への期待
〜北海道の小中学校で推進される次世代育成の学び〜
北から南から p.12 Information
ほっとな出会い p.16 Front Runner p.15
地球となかよしゼミナール p.14
PROFILE
1965年東京生まれ。多摩美術大学グラフィックデザイン科 卒。株式会社博報堂を経て2000年にクリエイティブスタジオ
「SAMURAI」設立。ブランド戦略のトータルプロデューサー として、コンセプトの構築からコミュニケーション計画の設 計、ビジュアル開発まで一貫して行う。毎日デザイン賞、東京 ADCグランプリ、日本空間デザイン賞金賞ほか多数受賞。京都 大学経営管理大学院特命教授、東京アートディレクターズクラ ブ理事、2017年度文化庁・文化交流使。著書にベストセラー の『佐藤可士和の超整理術』(日本経済新聞社)ほか多数。
Intervi e w
クリエイティブの原点は今、デザインの力をってクリイィブディレクンという仕事をしていますが、そのクリインのとなっているのはをくことです。小さいからをくのが大きで、ほうっておくとそこら中にいてしまう子でした。がてて「待って、待って!」といをし出すと、中でその上にきけるなんてしょっちうで。いはのことを「マッ」という名前のものだと思いこんでいたくらいです。が築で、で設計をするので図板があったり、画や画集もたくさんあったので、的、アートやクリイィブな環境はそろっていました。をくことをはすごく援してくれたし、自にさせてくれました。一度も目だと言われたことはないです。の年長の、線にトをくという課題がありまして。はくできあがってしまいだったので、線とトが重なってが分かれた部分をさまざまなでり分けしてんでいたんです。先生がやってきてを取り上られたので、られるかと思いきやの先生方も集まって「すごい、すごい」とほめられ、そのままにり出されました。自分の思うとおりにけばいいのだと最初に実したきっかけです。小学校年になると、図工は専科の先生から教わるようになりました。「ピカ」というあだ名のその先生は、がったジャジャの長に、をルト代わりにいているようなニークな風で。めったにわないので一見そうに見えるのですが、に対してはとても真で、たまに「うん、すごくいい」とッと一言、をほめてもらったときは、本当にしかったです。そのすでに、自分 にとってをくことは別な行で、とても大切な自表現だと自していたので、ピカにほめられたびは今もにえています。社会に出て突き当たった壁多大学を業後、報に入するのですが、最初の年間くらいは本当にみいた時期でした。告の本質的なことがうまくつかめなくて、もがいていました。やはり、デザインや告という仕事を確に理解できていなかったのがだと思います。当時はまだ大生ので、大きなジネスの仕組みまで思いらず、アート的なしかみられていませんでした。きっかけがつかめたのは、入年めくらいで、ホンダのスップワンの仕事をしたとき。一度自分のを全部てて、本当の意味で品に向き合おうと思ったのです。クライアントからすればそんなことは当たり前ですが、当時のはすごく一生仕事するあまり、かえって自分のがてられなかったのです。すでにニンをり出していたはみんな、荷物がたくさんめるとかラットートになるとか、スペックについてアピールしていましたが、同じことをしても目されないので、「のクルマとは何だろう」とか、「クルマで出かけるとはどういうことか」という本質から考えました。当時はまだイクメンという言もなく、日におさんがサースなんてちょっとかっこいというイメージがあ りました。そのような状況の中、「こどもといっしょにどこいこう。」というキャッチコピーをクレンでいた本のにびこんだようなの告をデザインして、「子どもと一緒にクルマで出かけるのは、とてもなことなんですよ」と体験自体をブランディングするようなアプローチを取ったのです。結、告はすごくになって、の台も年間日本一になり、ずっとれていたデザインのもたくさんいただきました。その仕事を経て、らかに自にすっとれるようになったがありました。それまでは、告とはクリイターが品にイメージを加して、の中に出す仕事だと思っていたんです。でも、実は「だったんだ」と実しました。が何かをすのではなく、クライアントからき出す。がイメージをつける必要は全くない。品の本質をつかんで、それをき出せばいいということがわかったのです。えは最初から目の前にあったのです。目の前にあるのになかなかうまく見えなかったり、うまく伝わっていないので、それを確につかんで、の中に最も効的なかたちでければいい。
それがわかったのだから、もうこれは、何が来ても対できるなと思いました。目の前にいるの中にアイデアがあるのですから。もちろん、すぐに本質を確につかめるようになったわけではなく、経験をむ中で度が上がっていったのですが、大きなをりえたはその仕事で得られました。対象さえ見つめていれば必ずアイデアは出る。これからはアイデアが出ないこともきっとないだろう。方向を見失ったり、えが出ないということもないだろうというように確信しました。好きな「 感覚」 を追求しようはたまたまをくのが大きな子どもで、きなことを生かした仕事を現在させていただいているわけですが、子どものに何かにく頭して、を忘れて集中するという経験はとても大切だと思います。それがスポーでもでもでも何でもいいので。その集中し頭するを知らないと、大人になってからいろいろなことにディープに入りこむのは、なかなかしいのではないかと思います。ただ、中になれるものといっても、そうには見つかりません。んやり待っていても何も来ないので、やはり自分か らしにいかないと見つからない。そのし方がわからない子は多いかもしれません。や学校から「あれだめ、これだめ」と言われているとか、あるいは自分で度してしまって、ドアをったりざしてしまっている子もいるかもしれない。「いやいや、いいんだよ、それで」と、どうチャンネルを開放してあられるのかが、や教師に課せられた重要な役だとはじています。きなことを見つけなさいというのも、はちょっと違うかなと思っていて。きな「こと」や「もの」よりも、きな「」のほうが大事だと思っています。に子どもには、自分のきなをすごく大事にしてほしい。は少年時代から、を長年やっていたのですが、がきかと問われるとよくわからなかった。大人になってから整理できたのですが、の的な考え方とか、というまいがすごくきだったのです。でも運動的なというか、はあまりきではなかった。同に、一に「スポーがき」と言っても、そこには多くのがあります。して結を出す、その達成がきな子もいれば、はいだけど試合がきな子もいる。ったりいあうのがきな子もいれば、みんなで楽しく活動するのがきな子もいたり、を研ませていくがきな子もいたりと。一に「スポーがき」だと大すますが、「自分はこのがき」ということがわかれば、その性をスポーじなくても、来仕事に生かせますし、いろいろなことに用できるでしょう。「きなこと」や「きなもの」という切りではなく、違う度で切ったとき、どの「じ」がきなのか、どのがきなのか、ということにーカスできる と、だいぶえ方が変わるのかなと思います。幼いうちからクリエイティブの授業を今年の月から大学の大学の教授として、「クリイィブ人の育成」というーマの授業を担当しています。日本の人はりけている上に、資源もというわけではないので、何らかのイノーンをこさなくてはならない。これからの日本会で必要になってくるのは、クリイィブ人であると確信しています。むしろ大学よりもっと前の段階、や小学校などのいからの科目とは別に、クリイィィを育む授業があればいいなとかてから思っています。クリイィブは新しいを創造していくことなので、をくだけとはりません。の時間にをかされて、がいになってしまう子もいるでしょう。「自分はくよりも見るほうがきなんだけどな」という子が、「自分はが得意だ」と思いこんでしまったりするのはもったいないです。学校の授業だとどうしても「」とか「図画工作」といった型にはまったものになり、クラト的なスキルや知識を教えがちになってしまいますが、もっと義の意味でのクリイィブ、「創造的思考」とでも言うのでしょうか。「つくるび」そのものを教えてあられたらいいです。デザインの力で社会に貢献する年、国立新で「可和」を開催し、この仕事をめてから約
30年分
の活動をりる機会がありました。もともと告からキャリアをスタートしているので、これまでは企業の課題を解決することが多かったのですが、今後はより大きな会課題の解決のになれるように、クリイィィを生かしていきたい です。そうした想いの一環として、現在ブランディングをがけているのが、市機構の活性事業「の来プロジクト」です。日本には設後
40~
50年
経した型のが
50万 ほど存在しますが、そういったを整備、活性化し、全体の活性化や新しいまい方の提を目ざす取組です。デザインの力をって、さまざまなで会にし、の中が少しでもよい方向に進んでいく一となれればとっています。何らかのかたちで人の心がえるようなものをつくれなければ双方向のコュニーンも成立しません。人の心を動かすワーのあるものをつくるのがクリイィブの仕事だと思いますし、そもそもクリイィブとはそういう風にえるものだということが、次代の子どもたちにも伝わればしいです。先生が生徒に与える「生きる力」先生という仕事は本当に大変だろうなと察します。学校全体、クラス全体を見ていかなくてはならない中で、子ども一人一人、それれの性や個性をらせていく環境づくりが本当に重要だと思います。ものときにトのをほめられたことや、小学生のときにピカが「それでいいんだよ」とッと言ってくれた、あの一言がなかったら、今の自分はないかもしれません。先生にとっては日常の中の何気ない一言でも、子どもの心にはずっときけます。そう思うと、先生が一人の児童の人や人生にすは、とてつもなく大きいとじます。でも、びであっても、子ども自が楽しんでやっていく中で、自分の性や個性に気づける子どもが一人でも多くいれば、本当にしく思います。
一 人 一 台 端 末 に つ い て は、 教 師 が 授 業 で 活 用 す る 「 教 具 」 と し て よ り も、 子 ど も が 日 常 的 に 学 び に お い て 活 用 す る 「 文 具 」 と し て 用 い る べ き だ と 言 わ れ る が、 電 子 黒 板 の よ う に、 主 に 教 師 が 情 報 提 に う 具 と し て よ り も、 授 業 支 援 ク ラ ウ ド の よ う に、 主 に 子 ど も た ち が い の 学 び の 共 有 や 情 報 集 に う 具 を 重 視 す る と い っ た、 的 な 問 題 に 小 化 さ れ て い る 状 況 も 見 ら れ る。 し か し、 一 人 一 台 端 末 の 「 文 具 」 と し て の 活 用 で 本 質 的 に 問 わ れ て い る の は、
知っておきたい教育 NOW
ン ト が あ れ ば ど の 端 末 か ら で も 自 に ア ク セ ス で き る ク ラ ウ ド 活 用 で あ っ て、 端 末 の 先 の ウ ブ 上 の 大 な 情 報 や つ な が り に ア ク セ ス す る こ と で、 子 ど も た ち が 自 分 で 学 べ る こ と や で き る こ と の が が り、 教 師 を 学 び 超 え て い く 可 能 性 も が る。 一 方 で、 切 れ す る 物 の よ う に、 保 な く ウ ブ 上 の 会 に さ ら さ れ る こ と の リ ス クも考えておかばならない。 一 を え る の で も 放 で も な く、 子 ど も た ち に 学 び の 主 をゆだてみること、 あるいは、 教 師 に よ る 的 な 管 理 を 学 者 に よ る 自 管 理・ 自 治 へ と 発 的 に 解 消 さ せ る よ う な 場 か け が 重 要 と な る。 一 人 一 台 端 末 と そ の 先 に が る ク ラ ウ ド や ウ ブ 上 の と の わ り を 自 分 で コ ン ト ロ ー ル で き る よ う、 子 ど も た ち を ン ワ メ ン ト す る 具 と し て、 そ し て、 学 ・ 生 活 環 境 と 自 ら の 学 び を 自 ら 創 っ て い く ー ジ ン ー を 育 て る た め の 具 と し て、 一 人 一 台 端 末 を え る こ と が 重 要 で あ る。
①人台端末を方をがででるにく。②人台端末を、のり、の学びにつなる。③教員がの主体性をすることと、教がの主体性をすることはである。 ポイント教育 研
教
G
の の G A の の の
「 子 ど も 主 語 」 で え ら れ る か ど う か と い う、 教 師 や 学 校 の 教 育 や学である。 た と え ば、 個 人 作 業 で コ ン を 開 い て い て も、 ク ラ ス 全 体 で 話 し 合 う 場 で は じ る と い う ル ー ル が 設 定 さ れ て い る 教 室 を ど う 見 る か。 小 学 校 学 年 で お は じ き な ど を 必 要 な 時 以 は し ま わ せ る の と 同 じ よ う に、 発 達 段 階 に よ っ て ル ー ル が 必 要 な 状 況 も あ る が、 学 年 が 上 が っ て も 具 の 出 し 入 れ を 一 さ れ る の で は な く、 最 終 的 に は 具 を う べ き 場 や い 方 を 自 分 自 で で き る よ う に していくことが重要だろう。 一 人 一 台 端 末 の 心 は、 ア カ ウ 人 台 端 末 の
授 業 の 組 み 立 て や 開 に わ っ て、
C I
T活用で大きく変わるの は、 画 上 で 全 員 の ノ ー ト の や 考 え や 作 品 を 教 師 の み な ら ず 子 ど も ど う し で も 一 で き る こ と で あ る 。 そ の 、日 本 の 教 室 が 「 一 授業 」 のように見えて、 実は、 ( が の た ち に 個 別 に を つ け て 操 っ て い る ) の よ う に、 教 師 と 学 者 の 一 対 一 の の で あ る と い う え が 重 要 で あ る。 ( 図 ) さ ら に、 学 校 で の 題 は、 ド リ ル や ワ ー ク ブ ッ ク と 学 者 が 個 別 に 対 し ッ ー ジ 化 さ れ た 知 識・ 能 に し て い く 個 人 作 業 で あ る。
C I
た 個 人 作 業 が 授 業 に 入 り 込 み、 機 か も し れ な い し、 題 で や っ て い 」 の 構 造 を 化 す る こ と に な る 「 一 対 一 の 間 を 効 化 し、 の 回 が 確 認 し や す く な る の で、 し ま う と、 個 人 端 末 で 子 ど も た ち の 実 現 と い う 発 想 で け め て 教 師 に よ る 一 対 一 の い 個 人 T活 用 を、 の に コ を 通 す こ と、 子 ど きほぐして学び合いを促し、教室 こ れ に 対 し て、 の 構 造 を 解 うかもしれない。 に よ り、 学 び を 立 化 さ せ て し ま る 方 向 で 的 ド リ ル 学 で 効 化 す る こ と も ど う し の 学 び 合 い を 活 性 化 さ せ
C I
ていくのである。 び 合 い や 対 話 が 生 ま れ る よ う 促 し ャ ル に に い る 人 た ち と 自 な 学 た り と、 リ ア ル に あ る い は ー チ て み た い 意 見 を 選 ん で た ず 合 っ 心 持 ち で、 子 ど も た ち 自 が い ず、 間 を 子 ど も に ゆ だ る の 意 見 を 取 り 上 つ な ぐ の み な ら こ と が 要 で あ る。 教 師 が 子 ど も Tを 活 用 し て い く
各 学 校 を さ せ る か 挑 に く か は、 教 育 員 会 の 主 体 性 や 挑 の 有 が を っ て い る。 動 的 で ま さ に 先 行 き が 見 え な い 状 況 に お い て は、 決 め て ろ す 軸 の ク ト ル よ り も、 現 場 の ン ワ メ ン ト と 挑 と 自 を 促 す こ と が重要である。 伝達型の一研修 重視から、 学校現場でいろいろと 試 し て み て そ の 経 験 を 現 場 レ ル で い に 的 に 学 び 合 う ネ ットワークを創出しながら、 現場 か ら 行 が 学 ん で い く 構 造 へ の がめられている。 放課後に
な 役 が 大 事 に な っ て く る だ ろ う 。 ま し 、 そ の 先 を し す 者 的 に 現 場 の に 寄 り い か く 整 備 で の 役 の み な ら ず 、 時 る 。 教 育 員 会 の 、 方 提 や か し て い く た め の 支 援 が 重 要 で あ し て 決 め て 、 学 校 を 自 的 に 動 ど 、 機 動 力 を も っ て 自 分 た ち で 場 を つ く っ て 知 の 共 有 を 促 す な 共 有 し た り 、 学 校 間 で 学 び 合 え る 場 に 必 要 な 情 報 や 知 識 を ち ん と う こ と で は な く 、 当 事 者 の 学 校 現 や を 見 な い と で き な い と い け る 状 況 を 変 え て い く 上 で 、 上 で 動 き が 取 れ な か っ た 機 動 力 に で あ る 。 校 期 間 中 に 多 く の 学 校 の 主 体 性 を 重 す る こ と は 重 す る こ と と 、 教 師 が 子 ど も た ち 教 育 員 会 が 現 場 の 主 体 性 を 場を設けることも有効だろう。 校 を 超 え て タ イ ム リ ー に 共 有 す る に 参 加 で き て、 み や 知 を 学 30分 ず つ で も オ ン ラ イ ン で 気
参考文献石井英真・河田祥司『
GI
GAス
クールのなかで教育の本質を問う』日本標準(
20
22年
4月)
G I G A
の 人 台 端 末 の の
⽣生徒 教材作成者 教材
〈一斉授業〉
知 識
生 徒
生 徒 生 徒
教 材 教材作成者
生 徒 生 徒
知っておきたい教育 NOW ❷
端末)を活用した実践報告で埋め尽くされた。たった一年で、これほど変わるのかという驚きと、従来の
CI
T 活用に甘んじることなくチャレンジした中堅教諭の存在に心揺さぶられた。報告書をさらに分析すると、主語が教師から児童生徒になっているものが多かった。電子黒板を活用した実践の場合、「教師が主語」の報告が多く、児童生徒の存在が薄れる傾向にあった。しかし、1人1台の端末を活用した実践では、児童生徒が活用することを念頭に置くことになり、「子どもが主語」で語られる報告が多くみられるようになった。
GI
GAス
クール構想における1人1台端末は、活用方法だけでなく、教師の意識、見方・考え方を変える可能性があることを改めて教えられた。 先日、中堅教諭等資質向上研修会において、
CI
たが、本年度は1人1台端末( は、電子黒板を活用したものが多かっ 実践報告があった。前年度の同報告で T機器を活用した授業
GI
GA
このような教育環境の劇的な変化は、
GI
GAス
クール構想の実現に向けた整備があってのことである。令和
4年 令和 2月の国の調査報告では、※1
3年度末までに全自治体等のうち
98.5%
が整備完了予定となっており、全国の自治体(担当部署や担当者)の汗と涙の結晶ともいえる歴史的大事業である。まして、コロナ禍で進めなければならない状況だ。本市であれば、小中
71校、
児童生徒約
34
0
00人
に対して整備を進めてきた。各学校内のネットワーク、学校からインターネットに抜ける環境の構築、1人1台端末と電源保管庫、端末内のアプリや教職員と児童生徒のアカウントの整備など多岐にわたる。一つの整備を取り出しても、予算を獲得し(議会の承認)、入札等を行い、 契約。そして、各学校への搬入、設置、運用サポートとクリアしなければならないことはたくさんある。それを同時並行して大量に行うのだ。全国でノウハウを共有しながら進めることができるよさもあるが、物品の調達や業者の確保など、短期間に集中することによるデメリットも多い。このような舞台裏は、通常表に出にくい。だからこそ、多くの人の尽力によってスタートラインに立っていることを忘れたくない。
整備をすれば終わりではない。どのように教員や児童生徒が学びを拡張していけるようにしていくかが問われている。活用方法に目を奪われがちだが、まず大切なのは理念の共有である。
GI
GAス
クール構想は「そもそも何のためにあり、何を目ざしているのか」 、文部科学大臣メッセージ※2を中心に校長会やメディア担当者会、法定研修などの機会を生かし、共有を図った。次に、活用するためには、基礎的スキル(アカウントの管理、タイピングなど)が必要である。これは、日常的な活用によって少しずつ肉体化していくものである。子どもと一緒に試しながら学び、上達しようとする教員の姿こそ、最良の教育環境と言えるので
高松市総合教育センター 研修係長
河田 祥司
w i h t コ ロ ナ の 舞 台 裏 G I
G Aス
ク ー ル 構 想 に お け る 高 松 市 の 取 組
1人1台端末導入の舞台裏 ① 1 人 1 台 端 末 は、 児 童 生 徒 が主語の学びを生みだす。 ② 理 念 の 共 有 と
C I
同僚性を高める。 つ く り、 教 職 員 の 主 体 性 と ③ 双 方 向 に つ な が る 仕 組 み を とが大切である。 日 常 化 を セ ッ ト で 進 め る こ T活 用 の ポイント
はないか。本市では、
CI
「」 日常化教具から文具へを軸として、 T活用の
「高松市
CI
T教育推進計画
」を改定し、取組を進めているところである。
学校や学級によって抱えている課題は違う。すべてに効く万能薬はない。だからこそ、最前線で向き合う教職員や子どもの情報をキャッチし、支援することができる仕組みづくりと、教職員自らが課題に取り組んでいけるような「主体性と同僚性を発揮できる環境づくり」が重要である。そのための取組を、二つ紹介する。(1)内部ホームページの構築写真は、教職員用端末のブラウザを開くと最初に出てくる教職員専用の内部ホームページである。ここで最新の情報を即時的に提供し、全員で共有することができる。また、操作動画や実践事例、マニュアルなどを掲載し、自分のペースで問題解決を図ることができる環境づくりを目ざしている。電話やメールで寄せられた質問は、即
FA
負荷がかからないようにするための工 うにしている。これは、一部の教員に 発信源(主役)になることができるよ 方向型を加えることで、誰もが情報の 順番に伝達していく従来の方法に、双 Qに反映させ、共有。情報を 教職員を対象とした、放課後 「」(2)放課後ちょいスクールの実施 夫でもある。
30分
のちょっとしたスクールを月2回程度開催。名前には、「Choice,Cool
加することも可能である。 の教室からゆったりとした気持ちで参 ができる。また、同僚を誘い、放課後 主体的な思いをすぐに行動に移すこと で取りまとめて申し込む必要もなく、 ら個人で行うことができるので、学校 申し込みは、内部ホームページか 制約なども解消した。 加できるようにし、移動時間や空間の 「」「」ることで、どこでも誰とでも参 同時双方向のオンラインで実施す ぶことを重視している。 意味もあり、教職員が自ら希望して選 」の ! ず 「」放課後ちょいスクールでは、必
Q&
ともに、次回以降の企画などに柔軟に 生方の困りごとやニーズを察知すると Aの時間を確保し、現場の先 生かすことができるようにしている。
30分でスキルアップすることも大切で
あるが、一緒に参加した教職員が教え合うなど、学校内だけではなく、学校間のつながりを生みだし、
OJ
待している。令和 進するきっかけの時間となることを期 Tを促 3年度は、
34回実施。
参加者はのべ
75
0名を超えた
※3。
経験したことがない課題が次々に生まれる今、従来の伝達型だけに頼ることなく、どこからでも課題解決を図れる仕組みづくりを通して、失敗に寛容で、楽しみながらともに挑んでいける風土を、高松の小中学校全体で醸成しているところである。
主体性と同僚性を育む 「放課後ちょいスクール」 伝達型+双方向型
※
末の整備状況(文部科学省 1義務教育段階における1人1台端
20
22
年
2月)
※
され、創造性を育む教育 2子供たち一人ひとりに個別最適化
CI
T環境の
実現に向けて~令和時代のスタンダードとしての1人1台端末環境~文部科学大臣メッセージ(
20
19年
※ 12月)
3石井英真・河田祥司﹃
GI
GAス
クールのなかで教育の本質を問う﹄日本標準(
20
22年
4月)に詳しい。
5・6 年生対象「おたる案内人ジュニア」の育成に挑む手宮中央小学校
石造りの美しい運河や倉庫群(写真 3)、レトロな建築物で有名な北海道小樽市 にも優れた観光教育の実践校があります。YouTube でも紹介され子ども観光ガイ ド(おたる案内人ジュニア)で知られる小樽市立手宮中央小学校です。年 32 回も の総合的な学習の時間を使ったガイド育成が、実施されています。地元の NPO や ボランティアガイドさんが担当講師になり 5・6 年生全員に小樽市の観光ガイド(小 樽発展史や防波堤を築港した広井勇博士や倉庫群についての解説)ができる資質・
能力の育成を図っています。コロナ禍の中、観光客との対面でのガイドデビュー は不十分でしたが、ユニフォームや養成テキスト(冊子)も準備されています。
観光ガイドを通してふるさとの知識だけでなく対人関係スキルも格段に向上し、
地元の観光振興に自分が貢献できている効力感も味わえることでしょう。
魅力度第一位の北海道でこそ
毎年、株式会社ブランド総合研究所が公表している都道 府県魅力度ランキングで長年第一位を獲得し続けているの は北海道です。都市ランキングでも道内の都市が 10 位以 内に複数入っていて、観光や移住に熱いまなざしが注がれ ています。一方で、道内の児童生徒自身が北海道の魅力を 紋切型でしか捉えておらず、案外語れない実態もあります。
観光客という他者から北海道がどのようにみられている か、地元で当たり前となっている事柄(例えば、畑の風景 やホタテ漁、雪や流氷、寿司や豚丼)に観光客が興味を抱 いて訪れている理由を類推する学びは、次世代にとり大事 な視点です。単に「ふるさと」の事象に詳しくなる、誇り や愛着を培うだけで満足せず、地域の魅力を価値にかえる 多角的な思考力と提案力が求められます。道教育委員会義 務教育課では、公的機関では初の『観光教育ガイドブック』
(カラー 8 頁、写真 4)を作成し、指定校へ啓発資料として 配布し始めました。実に画期的な試みです。コロナ禍で傷 ついた観光地ですが、それを救うのも観光という交流です。
さらに、SDGs(持続可能な開発目標)教育が求められる 時代にあって、観光題材は探究的な学びにぴったりです。
探究の学びに変革する教育旅行
今や、教育旅行(修学旅行)にも変革の波が押し寄せています。思い出づくりの物見遊山的な見学だけでは 教育効果が薄いと指摘されています。事前学習で「問い」を明確化した上で旅行先に出向き、現地で探究的な 調査を行い、事後、レポート作成や発表会で振り返る「探究の学び」が推賞されています。北海道内の小中学 校では札幌や小樽、ニセコ、白老、函館、青森等が修学旅行先として選ばれていますが、単に観光名所めぐり を楽しむだけでなく、地元と旅行先との産業や文化、観光開発などを題材にした比較研究や訪問先で地元の魅 力紹介を試みるなどの学習型旅行も模索されています。北海道の小中学校で推進されている「ふるさと教育・
観光教育」の動向に今後とも注目したいと考えています。
「ふるさと」の魅力を
価値にかえる観光教育への期待 〜北海道の小中学校で推進される次世代育成の学び〜
業
「 」
「 」 「 」 「 」
成 教 教
世界自然遺産「知床」における持続可能な観光を考え合う学習
「知床五湖」(写真 1)や「フレべの滝」
「ヒグマやエゾシカ」で著名な知床半島の 観光地ウトロにある小中一貫の斜里町立知 床ウトロ義務教育学校では、3 ~ 9 学年で 毎年「知床学習」と呼ばれる体験的な総合 学習が展開されています。知床の生活・歴 史、産業から見た知床、観光地としての知 床、ヒグマとの共生、半島東側にある羅臼 小との交流、産業とキャリア教育、知床の 未来などをテーマに多彩で実践的なプログ ラム(各学年 70 時間程度)が開発されて います。私は、2 年にわたり当校を訪問し、
環境と観光を題材にした出前授業を実施さ せていただきました。各学年の学級規模は
10 名前後ですが、実に多角的で実感的な発言が子どもたちの口から飛び出してきました(写真 2)。知床の観 光の魅力を分類する「観光の花びら」や知床観光の「強み」と「弱み」「チャンス」「怖れ」の 4 つのアングル から考え合う SWOT 分析などの思考ツールを用いて学習のグレードを上げていくお手伝いをしました。児童 生徒は地元で漁師やホテル、土産物店で働いている親からも聞いているのでしょう。持続可能な観光の振興に は強い関心を示しました。また、知床 自然センターによるユニークな環境教 育も受けているため、環境との調和に 関しても敏感です。その意味で、当校 において、今後の学校教育で大事とな る「持続可能な開発のための教育」や
「責任ある観光」を自分に引き寄せて
考え合う学びが実現できています。詳
しくは当校のホームページや『玉川大
学教師教育リサーチセンター年報』第
11 号(2021)に書いた拙論を検索し
ていただけたら幸いです。
ス ク ー ル コ ラ ボ フ ァ ン ド の 願 い
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課題解決型学習(PB
L)、
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プログラミング…激しい時代の変化の中、社会の要請に応えた教育の実現と、現実にあるリソースとの間で板挟みになり、多くの学校が苦しんでいるのではないでしょうか。新しい学習指導要領が謳 うたう「社会に開かれた教育課程」を実現したいけれど、よりよい社会づくりに向けた教育課程を編成しようとすればするほど、知恵やリソースの不足に直面します。鎌倉市では、このリソース不足を解消し「社会に開かれた教育課程」を持続可能な形で実現するべく、「鎌倉スクールコラボファンド」を立ち上げました。
の フ と一 に を構 フードロスグループ
として日本に と学 グループ
地球となかよし トピックス
「社会に開かれた教育課程」 を持続可能に 神奈川県鎌倉市 教育長 岩岡 寛人
学生 プラグループ
ライフイズテックと し プログラミング教
と ョイスの でクラ ドフ ンディング
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開 始 初 年 度 か ら さ ま ざ ま な教育実践が実現
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本園では、中国の故事 珠磨かざれば光なし、人 学ばざれば道を知らず」 のごとく、限りない可能性 を秘めた小さい石、すなわち子どもたちが、学び磨 かれていくことにより、自ら光を放ち巡らせること を願い、また、小さい石も集まれば岩となり、大き な力を発揮することが可能になるという協調の意味 を込め、建学の精神としています。
特色ある取組として、音楽活動を通した表現活動 による、豊かな感性と知性の育成があげられます。
園内研究では、「子どもたちの豊かな感性を育む〜
教師や友達と音楽にかかわる活動を通して〜」 を研 究主題とし、歌やリトミック、楽器を用いた活動を 意図的・継続的に実践し、音楽への興味関心や表現 力を高め、教師や友達とのかかわりを通して、共同 的、言葉で伝え合う力、豊かな感性と表現を育んで まいりました。年少では、リトミック活動を取り入 れ、楽器にもふれる機会を多くしております。年中 では、メロディオン演奏に取り組み、年長組から刺 激を受けさまざまな演奏活動を進めております。年 長では、運動会でのマーチングを行いみんなで合わ せる経験から、協調性や最後までやり遂げる根気強 さを身につけることができたと感じています。クリ スマスお遊戯会のベル合奏を披露することで、達成 感や充実感を味わい、演奏の楽しさを感じたのでは ないかと思っています。
特に、学年としてベル合奏をどのように発表した いのかを話し合う場面を設定し、子どもの意見を聞 いたり共感したりすることで、子どもたち自身で方 向性を見つけだし、それに進もうとする姿がみられ るようになりました。実際の演奏も、観客に大きな 感動と音楽の力を伝え、幼稚園での音楽の可能性を 高めました。今後も音楽活動に力を入れ、子どもた ちの豊かな感性を育
んでいきたいと思い ます。
子どもたちの豊かな感性を育む
〜教師や友達と音楽にかかわる活動を 通して〜
私たちは学期末、子ども一人一人に思いを込めて 所見欄を書き、膨大な時間をかけて通知表を作成し てきた。しかし、保護者に真意が伝わらないばかりか、
子どもの育ちへうまくつながっていない現状がある と感じていた。
そこで、本校では、「これまでの総括的評価を表し た通知表は、本当に子どものためになっているのか。
保護者に伝える子どもの情報としてわかりやすいも のなのか。」 ということを考え、教育評価の仕方や伝 え方を抜本的に改革することとした。そのためには、
教員全員が納得いくところまで対話を重ねることが 大切であると考え、学習評価勉強会を何度も行い、同 僚との対話を積み重ねた。結果、本校では、「学期末 の通知表(観点別 3 段階)ではない形で、保護者に 子どもの教育評価を伝えていくこと」 を決めた。
通知表がなくなることで、今まで以上に、授業で 生き生きと活躍する子どもの姿を評価して認め、励 ますようになってきている。また、成績処理に左右 されることなく、学期末であっても、柔軟に学習や 行事を編成することができるようになった。評価の ための授業やテストがなくなり、子どもが学ぶ文脈 の中に評価活動を入れるようになってきた。
子どもたちは、他者の評価ではなく、以前の自分 と比べてどうだったかを振り返ることで、自己肯定 感を高めている。以前よく聞かれた 「このテストは、
成績に関係ありますか」 という声は聞かれなくなっ た。学級数 32、児童数 1,000 名を超える過大規模校 の本校であるが、学習に対する意識改革は進んでい る。
本実践は、単なる通知表廃止にとどまらない。教 育課程全体が、「子どもを主語とした教育活動」 へと 原点回帰することにつながっていると考える。
通知表のない教育評価への挑戦
〜子どもを主語にした学校への 原点回帰〜
「楽しもう・楽しんでもらおう・そしてみんなで楽しんじゃお う」と取り組んだ香小祭の一場面
全国各地のさまざまな取組を紹介します。
池坊短期大学の 「国際経営情報コース」 につい てご紹介します。華道を基軸とした 「和と美」 を 建学の精神とする本学は、今年創立 70 周年を迎え ました。地球規模の環境変化やさまざまな分断へ の危機感から、その意義があらためて注目される 建学の志をベースに、グローバル化する社会で創 造的に活躍する人材を輩出するべく 「国際経営情 報コース」 を開設いたしました。
大学としての教養教育と職業に結びつく専門教 育の双方が求められる短期大学にあって、①ビジ ネス(経営学)②情報(ICT)③地域文化創生④実 践英語を中心として、社会人基礎力を高め、多様 な地域や職場で個々の力を発揮し協働できる人材 を育成することを目ざしています。
本コースは主に次のような特徴をもち、ビジネ ス界や地域活性化や起業など、多彩な将来を描く 学生の可能性を拡げます。①企業での実務経験豊 富な講師陣(日立製作所、電通など)による臨場 感あふれる指導。②全員が PC を保有し ICT の基 礎を修得、プログラミング演習やオンライン授業 を実施。③プレゼンテーションや意思疎通を有効 にする実践的な英語学習。④産学連携による企業 におけるインターンシップ(単位認定)。⑤池坊な らではのホスピタリティ(共感・共創)マインド の醸成と華道・茶道の資格取得。
その他に、観光論や日本三大祭の一つである祇 園祭への参加など、京都で学ぶ価値を最大化する カリキュラムとなっています。また、TOEIC や簿 記検定などの資格取得をサポートする科目もあり、
自信と実績をもって社会に出られるよう学生を支 援してまいります。
2022 年4月、海外からの留学生を含む意欲に満 ちた学生が集い、初年度をスタートしました。将 来的には、ICT など汎用的な分野について学内の他 学科・コースの学生へも提供し、大学全体のレベ ル向上を図ることも見据えています。
本校は、平成 13 年度に文部科学省 「英語教育」 研究開発学校の指定を受けて以来これまで、継続し て小学校英語の研究に取り組んでいます。子ども たちが、将来、世界中のさまざまな国の方々と交流 し合い、国際社会の中で活躍する人になってほし いとの願いを込めて、研究のキャッチフレーズを
「はばたけ平佐から! 未来の国際人」としています。
また、3つのC「Challenge(挑戦)、Confi dence(自 信)、Communication Strategy(伝達方略)」 を 大事にしており、毎年、小学校英語の研究公開を 実施しています。令和 3 年度は、「自分の思いや考え を伝え、進んでコミュニケーションを図ろうとする 子どもの育成〜コミュニケーション能力の基礎を 養う小学校英語の授業づくり〜」 を研究テーマに 研究実践しました。研究内容は主に次の2点です。
① CS(コミュニケーション・ストラテジー)
を意識したコミュニケーション能力の育成 を目ざした系統的な指導
② 学校生活の中で英語にふれる機会を意図 的・計画的に設定した英語の日常化
「CS」 とは、英語でのコミュニケーションを継 続させたり、活性化させたりするための方略・手 段のことです。聞き返しや確認、繰り返し、相づち、
身振りなど 10 のCSについて、活用する場面ごと に整理し、学年に応じて重点となるCSを意識した 授業をしています。
英語の日常化では、毎週金曜日をイングリッ シ ュ デ ー と し、 登 校 時 の 朝 の 挨 拶 か ら 「Good morning」 で始まり、学級でも朝の会などを英語 で行っています。子どもの校内放送や給食時間も 英語を使い、英語の曲をかけ、自然と英語にふれ 合えるようにしています。
このように、英語によるコミュニケーションへ の積極性や主体性を身につけさせるために、英語 が楽しくなる授業づくり、英語を身近に感じる環 境づくりを行っています。
グローバルに活躍する
ビジネスパーソンを京都から
「はばたけ平佐から!
未来の国際人」 の育成
〜 CS を活用したコミュニケーション能力の育 成と英語の日常化を通して〜
子どもと美術館 [連載第 1 回]
̶ 半世紀前アメリカの美術館で見た衝撃 ̶
建築家 原田敬美
子どもと美術館 [連載第 1 回]
̶ 半世紀前アメリカの美術館で見た衝撃 ̶
̶ 半世紀前アメリカの美術館で見た衝撃 ̶
建築家 原田 原田 敬美
(Harada Keimi)学() 19 74
学学学
19 80
SE C画 19 83
からのく画ーンなを
20 05
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建築家 原田敬美
子どもの学習活動に熱心な 著名美術館 [連載第 2 回]
世 界 の 著 名 な 美 術 館︵ 博 物 館 ︶ を 調 べ る と 市 民 学 習︑ と り わ け 子 ど も の た め の 美術教室︑そして出前学習が盛んです︒ パ リ の ル ー ヴ ル 美 術 館 は︑ 筆 者 の 東 京 都 港 区 長 時 代︑ 区 内 の 廃 校 を 活 用 し ル ー ヴ ル 美 術 館 方 式 の 絵 画 学 習 を 開 催 し ま し た︒ 本 物 の 絵 を 見 な が ら 正 確 な 複 写 を す る と い う 学 習 方 法 で す︒ 世 界 の ル ー ヴ ル 美 術 館 が 日 本︑ 港 区 に ま で 出 前 学 習 を す る の か と い う 驚 き と︑ 一 方 で︑ さ す が と い う 気 持 ち で し た︒
20
す︒ エ ジ プ ト の 美 術 な ど が ア ニ メ の テ ー マ で 提 供 し て い ま す︒ モ ナ リ ザ︑ ヴ ィ ー ナ ス︑ も つ き っ か け と し︑ 美 術 の 学 び の 機 会 を 解 説 を ア ニ メ に し 子 ど も が 美 術 に 関 心 を 習 を ネ ッ ト で 見 る と︑ 著 名 な 美 術 作 品 の 最 近 の ル ー ヴ ル 美 術 館 の 子 ど も 向 け 学 術館の積極的な姿勢に敬意を表しました︒ ロ ワ レ ッ ト 氏 を 表 敬 訪 問 し︑ ル ー ヴ ル 美 訪 問 し た 際︑ ル ー ヴ ル 美 術 館 館 長 ア ン リ・ 設 計 者 選 定 の 審 査 員 を 仰 せ つ か り パ リ を 外 務 大 臣 か ら 港 区 に あ る フ ラ ン ス 大 使 館 歌 い 楽 し み ま す︒
02年 フ ラ ン ス 物 語 を 語 り 合 い︑ ス ケ ッ チ し︑ 皆 で 歌 を た ち は︑ 美 術 品 を 眺 め︑ そ の 背 景 に あ る て い ま す︒ し か も 入 場 無 料 で す︒ 子 ど も ど 子 ど も が ワ ク ワ ク す る 内 容 が 用 意 さ れ 易 し い 解 説︑ さ ら に︑ 美 術 館 内 の 探 検 な 理 屈 抜 き で の 美 術 の 鑑 賞 を し て も ら い︑ が い る 家 族 が 対 象 で︑ 平 日 の 午 前 を 使 い︑ 習 に 特 徴 が あ り ま す︒ 6 歳 以 下 の 子 ど も て い る 美 術 館 の 一 つ で︑ 子 ど も の 美 術 学 が あ り ま す︒ 世 界 の 指 導 的 役 割 を 果 た し ニ ュ ー ヨ ー ク に メ ト ロ ポ リ タ ン 美 術 館
12
歳 か ら
置 い て い ま す︒ が で き ま す︒ 特 に 子 ど も の 学 習 に 力 点 を 術 の 発 展 史 に つ い て さ ま ざ ま な 体 験 学 習 科 学 技 術 博 物 館 で は︑ フ ラ ン ス の 科 学 技 パ リ の ラ ヴ ィ レ ッ ト 公 園 内 に あ る シ テ プも用意されています︒ 高 校 生 向 け に 美 術 館 で の イ ン タ ー ン シ ッ 美 術 を 専 攻 す る よ う 激 励 し ま す︒ ま た︑ 自 信 が 湧 き 出 た 生 徒 に 対 し 高 校 や 大 学 で に 対 し て は︑ 週 末 ス ケ ッ チ 教 室 を 開 催 し︑
1歳 の 中 高 生
MI Aシ ア タ ー︑ プ ラ ネタリウムもあります︒ 同 様︑ オ ラ ン ダ︑ ア ム ス テ ル ダ ム に は 科 学 技 術 博 物 館 が あ り ま す︒ 市 内 中 心 部 の 運 河 に 面 し︑ 出 帆 す る 大 型 船 の よ う な フ ォ ル ム で す︒ 設 計 は 関 西 空 港 を 設 計 し た イ タ リ ア 人 建 築 家 レ ン ゾ・ ピ ア ノ︒ 科 学 技 術 を 体 験 し な が ら 学 習 す る と い う 考 え 方 の 展 示 で す︒ 1 階 は
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は 子 ど も が 参 加 す る 実 験 室︑ 4 階 は 空 間 水 の サ イ ク ル︑ 電 気︑ 金 属︑ 建 物︑ 3 階
A︑ 2 階 は 参考にすべきと思います︒ え る 努 力 を し て い ま す︒ 日 本 で も 大 い に ン と し て 美 術 館 の 運 営 に 接 す る 機 会 も 与 会 を 積 極 的 に 用 意 し︑ さ ら に︑ イ ン タ ー ど も た ち に 美 術 と 接 す る 機 会︑ 学 び の 機 世 界 の 著 名 な 美 術 館︵ 博 物 館 ︶ は︑ 子 ます︒ や 美 術 を ど う 認 識 す る か の 心 理 学 を 学 び
ア ステル 科学 術博 のスケッ ルー ル美術 と
本に込められた著者の 思い
元筑波大学学長
新潟産業大学名誉学長
北原 保雄
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【連載第 3 回】
改めたい文法の非常識
主語の解体と文の構造
北原保雄 著 発行:教育出版 四六判・上製・184 頁 定価:1,980 円(本体 1,800 円+税)
「私がプリンが食べられます。」 この文の 主語 " は?
……主語と述語、文の構造、連用修飾語の問題を取り上げ、学校で教えられて多く の人たちが信じている文法の「非常識」について考える。
⦿書籍のご紹介
ごみゼロゲームで
楽しく学ぶ 坂
さ か野
の晶
あきらさんほ ・ っ ・ と ・ な ・ 出 ・ 会 ・ い
行動の枠組みをデザイン我々ゼロ・ウェイスト・ジャパンが主軸とする活動は︑地域や自治体と一緒に︑ごみを減らすための仕組みを作ることです︒仕組みができると︑環境への意識がそれほど高くなくても︑参加しやすくなります︒レジ袋の有料化がよい例ですね︒いかにして皆さんが行動変容できる仕組みを作るかが大事だと思っています︒一般廃棄物と呼ばれる家庭ごみや事業所のごみ処理の責任は︑県や国ではなく基礎自治体にあり︑分別の種類や予算も自治体ごとに違います︒どうすればもっとごみを減らす方向にもって行けるか︑
17 あったら 00の自治体が 17 かず︑自分ごとにならないまま﹁3 に︑学校では教科間の分野横断がうまくい なテーマに広げ直せるトピックのはずなの 本来︑ごみ問題は日常に密接して︑いろん 画期的なカードゲーム教材 るので︑とてもおもしろいですね︒ いけません︒大変ですが創意工夫の余地もあ その土地にあった形をカスタマイズしないと 00通りのやり方があるので︑
の﹂をいかに子どもも多いので︑そこは数年やってきて︑ 常で使う﹁もいですね︒前提となる現状を信じて疑わない これは︑日こまで発想できるようになってくれれば嬉し ムです︒なる可能性があるかもしれない︒最終的にそ うカードゲー定︑あるいはもう少し制度が変われば何とか ンシップ事業を展開する国際的な学生ゲーム﹂といもう一歩進んで考えてほしい︒素材や製品設 兵庫県西宮市生まれ。関西学院大卒。海外インター が﹁ごみゼロフューズできない﹂とあきらめるのではなく︑ 坂野晶(さかのあきら) 制作した教材そうなものも出てきます︒そこですぐ﹁リ たいと思ってか︑紙オムツとか︑どうしても助けられなさ ります︒もっと日常生活での実践につなげお題となるカードには︑タバコの吸い殻とすね︒ 楽しく学んで行動変容につなげる知識だけ学んで終わってしまうことがままあ作っていくので︑地道でも続けていきたいで デュース・リユース・リサイクル︶﹂というえて正解がないよう作りました︒どんな教育をしていくかが今後の社会制度を R︵リムです︒正解がある学びが多すぎるので︑ある若手を育成することはまさに急務です︒今 ろみがある︑ディスカッションがミソのゲーがありますが︑包括的な制度作りを推進でき め︑がんばって方法を考えるところにおもし効果が見えづらく︑短期成果が出にくい側面 ればいいし︑逆に﹁いい﹂と言ってもらうた専門家が非常に必要とされています︒教育は もらいます︒みんなが﹁いい﹂と言ってくれね︒その仕組みをカスタマイズして導入する わずにやっていけるのか︑互いにつっこんでざした仕組みを作らないと定着しないんです されても困るので︑本当に使わないのか︑買で︑地域に住んでいる一人一人の暮らしに根 単純に﹁これ買わない﹂と全部リフューズごみは暮らしの延長線上にあることなの る時事ネタも組み込んでいます︒人材育成の取組 クルカードが使えない︑など実際起こってい教育機会になればいいなと思っています︒ け入れを停止したから︑このターンはリサイんです︒ごみゼロゲームが︑家庭に波及する でリサイクル資源を受け入れてくれた国が受えるだけで︑家庭全体の行動変容につながる また﹁イベントカード﹂といって︑これまゲームで学んだことを家に帰って話してもら するとマイナスになる︒ミュニケーションが生まれます︒ごみゼロ かります︒さらに︑燃やしたり埋め立てたりみについて家族と会話することになり︑コ すればいいわけじゃない︑と優先度合いがわを見つけるという宿題を出すと︑必然的にご が最も点が低いんですよ︒何でもリサイクル家のごみ箱からリフューズできそうなもの ス﹂︑﹁リペア﹂と続きます︒﹁リサイクル﹂考える力が養えるのではないでしょうか︒ フューズ﹂が最もポイントが高くて︑﹁リユーど︑発想を広げていくとより学びも深まり︑ い︶方法はないのか︑とことん考えます︒﹁リ店がないか︑調べ学習とセットにしてみるな る︵ごみになりそうなものをそもそも使わなたものを救えるよう取り組んでいる企業やお いあうゲームです︒基本的に︑リフューズす実際に地域の中で︑みんなが難しいと思っ ごみにしないよう救えるか︑ポイント制で競難しいと感じている点です︒
NP
セックのモンゴル代表などを経て、 Oアイ
20
15年
に特定非営利活動法人ゼロ・ウェイストアカデミー理事長に就任。
20
12年
世界経済フォーラムのGlobal Shapers に選出され、
20
19年
世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)では共同議長を務めた。現在は、一般社団法人ゼロ・ウェイスト・ジャパン代表理事として活動する。
◆巻頭の土井善晴さんの言葉。365 日、早朝からぬか床をかきまぜ、たまに怠けようとする私 にとって大きな励みに。振り返ればやり始めてから 20 年、風邪一つひいていない。「食=生き る原点」。嬉しいエールをいただいた。(大阪府 N.N)
◆「地域とともにある学校づくりの推進」の取組には感銘しました。地域・保護者・学校・行政 が連携・協働して子どもたちを育むことが今まさに重要であると存じます。(千葉県 Y.H)
◆ほっとな出会い「東日本大震災から 10 年」に共感した。私も平成 16 年、水害を経験した。
自宅は 90cm の床上浸水。友人や同僚などの支えのありがたさ、普通の生活が幸せなこと。自 然の力の計り知れない恐ろしさを痛感し、それを乗り越える力が人にあることも同時に感じた。
災害の裏にある自然の恩恵、人の強さも伝えたい。(新潟県 K.M)
前号について寄せられたご感想です。
わたしたちをとりまく自然や社会は、科学技術の進展 や国際化、情報化、高齢化などによって、今、大きく変 わろうとしています。このような社会の変化の中で、人 間や地球上のあらゆる命がのびのびと生きていくために は、人や自然を大切にしながら、共に生きていこうとす る優しく大きな心をもつことが求められています。
わたしたちは、この理念を「地球となかよし」という コンセプトワードに込め、社会のさまざまな場面で人間 の成長に貢献していきます。
52022年0日発行 にて0557965505579657にて055796560557965 発行教株式会社発行東15006東京都東10ビル
一般社団法人ゼロ・ウェイスト・ジャパン 代表理事