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矩形貯槽のスロッシング現象抑制方法に関する実験的研究

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Academic year: 2021

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1 -438 土木学会第67由年次学簡講演会{平成24年9月)

矩形貯槽のスロッシング現象抑制方法に関する実験的研究

愛知工業大学 学生会員

O

日比野広之 愛知工業大学 正会員 鈴木森晶 愛知工業大学 学生会員(研究当時) 則武一輝 愛知工業大学 正会員 奥村哲夫 1.序論 2007年に発生した新潟県中越沖地震では,矩形型使用済み核燃料プー ノレにスロッシング現象が発生し,内容液が溢流するという事故が起こっ た.また先の東日本大震災では,マンションなどの給水タンクに亀裂が生 じるなどの被害が報告されている.これまで、,液面揺動を抑えるために, 矩形貯槽に金網を設置する研究などが行われている 1) しかし,矩形貯槽 における液面揺動を抑制する研究は十分に行われているとは言えない.過 去に本学では,矩形貯槽の内壁にフィノレターを設置することにより,最大 波高抑制に効果があることを確認した 2) そこで本研究では,フィノレター を設置し加振方向角 Oを変化させることによって,波高抑制効果に変化 があるのかを検討することを目的としている. 写真一

1

アクリル貯槽 表

-

1

実験パラメータ

2

.

実験概要 フィルター設置面

1

4

面,加振軸方向2面,

2

.

1

貯槽概要 実験に用いる財糟は,写真」に示すようなアクリル製の矩形貯 槽で,幅L=58.8cm,奥行きD=43.7cm,高さ h=45.0cmである.こ のアクリノレ貫廿習の幅と奥行きの寸法比は 1:1.3となる.員廿替の内 壁に設置するフィルターは,厚さ3mmのアクリル板に厚さ25mm のフ。ラスチック品蹴准を接着したもので,低コストで設置が容易な ものとなってしも.これまでの研究では,フィルターが内容j夜に 浸かっていれば,フィノレターを設置する面(設置面),内容液に浸 かっている比率(浸漬比),フィノレターの長さ(フィノレター長)を変化 させても,一定の波高抑制効果を得られている 3) 今回の実験パ ラメータを表幽1に示す. 2.2加振方法 加振実験の模式図と加振方向角。を変化させた例を図-1および図 -2に示す.振動台の上にアクリル貯槽を載せ,油圧サーボ型試験機で 正弦波を入力し,加振方向角8=00~9ぴまで 15。刻みで変化させ ながら実験を行う.水深をH,加振したときの最大波高をLlHとした. また,水深比HIL=0.54で実験を行い,水深hは31.8cmとした.

3

.

実験結果

3

.

1

入力振動数一最大波高の関係 図-3にフィノレターを設置していない場合およびフィノレターを設 置した場合で8=00 ~900 まで 150 刻みで加振方向角 0 を変化さ せた場合の最大波高LlHを示す.1次の圏有振動数の理論値付近で 加振軸直交方向2面, 4つ角(※) 浸漬比

I

1.0, 0札 0,4. 0.2, 0.0 フィルター長 1 100%, 50%, 20% 全50ケース,ただし, 4つ角はフィノレター長20%のみ実施

G ) ロ G )

加振方向 変位言十 油圧サーボ型試験機 国一

1

加振方法の模式図 加振軸直交方向2面

加振方向 図

-

2

加振方向角。 (加振軸直交方向

2

面の例) 加振実験を行った結果,フィノレターが設置されていない場合は 8=00 ~60。において固有振動数の理論値と O.OIHzずれたところに最大波高を観測し, 8 =750では固有振動数の理論値と一致する結果となった.フィルター を設置し,加振実験を行った場合,8 =00 ~450 において最大波高が固有振動数の理論値と一致し, 8=60。およ び8=750では理論値と O.OIHzずれたところで最大波高を観測した.8=90。は幅方向と奥行き方向が完全に逆転 キ ー ワ ー ド ス ロ ッ シ ン グ 矩 形 貯 槽 寸 法 比 加 振 方 向 連絡先:〒 470・0392愛知県豊田市八草町八千草1247 TEL: 0565・48必121,FAX: 0565・48心030 -875

-1

9

3

(2)

土木学会第67由年次学術講演会(平成24年9

月)

入力主主動数例l) (b)フィルターあり 図

-

3

入力振動数一最大波高L1

H

の関係(液深

3

1

.

8

c

m

)

するため,スロッシング波形は見られなかった.以上より 最大波高を観測した入力振動数と固有振動数の理論値は必 ず し も 一 致 す る と は 限 ら ず , 固 有 振 動 数 の 理 論 値 か ら

O

.

O

I

H

z

程度ずれたところにも最大波高が出ることが確認で きた.またフィノレターを設置することによって最大波高を 半分程度にできることが確認できた. 3.2加振方向角の違いによる波高抑制効果の関係 図・4に加振方向角Oの違いによる最大波高L1Hの関係 を示す.図4 よりフィルターの有無にかかわらず,加振 方向角Oが大きくなるにつれて,最大波高L1Hも小さく なっていることがわかる.フィノレターを設置していない 場合は加振方向角が

B=0

0 ~60。の間では最大波高L1H がおよそ 7cm~8cm を観測したが , B

=

6

0

。以降になると 最大波高L1

H

が急激に下がっていることがわかる. ルターを設置した場合,加振方向角

B

=

0

0 ~450 では最 大波高L1H がおよそ 3cm~5cm の間となった. 図δ は加振方向角。を変化させた場合において,フィ ノレターを設置することによる波高抑制効果の変化を示し たものである.縦軸はフィノレターを設置した場合の波高 をフィノレターがない場合の波高で徐した値をとってある.この図 より,フィルターを設置することにより加振方向角。の大きさに よらず,波高を半分程度以下に抑制することができることがわか る.また,加振方向角 0が大きくなるにつれ,フィルターありの 場合とフィルターなしの場合の波高の比が小さくなり,波高抑制 効果が大きくなることがわかる. 4.結論 本研究では,矩形貯槽の内壁部分にフィノレターを設置し,加 振方向角を変化させ,最大波高がどのように変化するかを調査 し,その抑制効果について検討した.本研究の結果を下に示す. (1)固有振動数の理論値付近で実験を行ったが,フィノレターの有 無に関わらず,理論値から

O

.

O

l

H

z

ずれたところに最大波高が 出ることが確認できた. (2)今回のサイズのフィノレターを設置した場合,最大波高をおよ そ半分以下にすることができる. (3)フィルターを設置した場合,加振方向角 0を変化させても波 高抑制効果は大きく変化しない.すなわち, どの加振方向角 。においても一定の高波抑制効果を期待することができる. 謝辞:本研究は科学研究費(基盤研究 (C)22560486代表:平野慶和)の研究助成により行った.ここに感謝の意を表する. 参考文献 1) 池田逮哉,平野康平日,井田剛史,佐藤尚次:矩形断面容器におけるスロッシング、対策に関する一提案,土木学会第64回年次学 術講演会, 1・269,pp.537-538,平成21年9月 鈴木森品,奥村哲夫:加振方向角を変えた矩形型財糟のスロツシング現象に関する基礎的実験,土木学会第65四年次学術講演 会, 1幽646,pp1291-1292,平成22年9月 則竹一輝,鈴木森晶,奥野裕朗,奥村哲夫:矩形貯槽のスロッシング、現象抑制方法に関する実験的研究,土木学会中部支部研究発 表会,講演概要集, 1-6,平成23年3月 1.16 1.14 1.14 入力霊動数 ~H!} (a)フィルターなし 1.C自 1.08 10 2 8 M Z 否

何 5 樹 4 -1< 曜 d 1.06 フィ 1 -438 最大波高L1

H

と加振方向角。の関係 15' 8((' 90' 750 75' 図

-

5

波高抑制効果の割合 30'" 4500> 600 加 撞 方 向 角 。 30~ 45'" 60" 加援方向角。 150 1リリラU 90';~ εû~ち 『り〉ミ 6ü:'~ SO%. 40る 3Q♂>;, 三口弓 10ら (I?~ 作 。 u ( E Q ) 工 ﹃ 国一

4

工 、 ﹂ M M j q t v h ¥ 工 、 2 暗 j q A Z h -876

-1

9

4

2) 3)

参照

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