Ministry of Land, Infrastructure, Transport and Tourism
空き家等の現状について
Ministry of Land, Infrastructure, Transport and Tourism
空き家数の推移と種類別内訳
○ 住宅・土地統計調査(総務省)によれば、空き家の総数は、この20年で1.8倍(448万戸→820万戸)に増加。
○ 空き家の種類別の内訳では、
「賃貸用又は売却用の住宅」等を除いた、「その他の住宅」(いわゆる「その他空き家」)
がこ
の20年で2.1倍(149万戸→318万戸)に増加。
○ なお、「その他の住宅」(318万戸)のうち、「一戸建(木造)」(220万戸)が最も多い。
【出典】:住宅・土地統計調査(総務省)
【空き家の種類別内訳】
【空き家の種類別の空き家数の推移】
22
30
37
42
50
41
41
183
234
262
352
398
448
460
125
131
149
182
212
268
318
8.6%
9.4%
9.8%
11.5%
12.2%
13.1%
13.5%
0.0%
2.0%
4.0%
6.0%
8.0%
10.0%
12.0%
14.0%
0
100
200
300
400
500
600
700
800
900
1983年
1988年
1993年
1998年
2003年
2008年
2013年
その他の住宅
賃貸用又は売却用の住宅
二次的住宅
空き家率
(万戸)330
394
448
576
659
757
820
【出典】:平成25年住宅・土地統計調査(総務省)
空き家総数
8,195,600戸
賃貸用の
住宅
52.4%
(4,291,800)
二次的
住宅
5.0%
(412,000)
その他の
住宅
38.8%
(3,183,600)
長屋建 1.8% (147,100) その他 0.2% (20,400) 共同住宅 (非木造) 7.3% (594,300) 共同住宅 (木造) 1.4% (116,300) 一戸建 (非木造) 1.1% (105,500) 一戸建 (木造) 26.8% (2,199,900)売却用の
住宅
3.8%
(308,200)
[空き家の種類] 二次的住宅:別荘及びその他(たまに寝泊まりする人がいる住宅) 賃貸用又は売却用の住宅:新築・中古を問わず,賃貸又は売却のために空き家になっている住宅 その他の住宅:上記の他に人が住んでいない住宅で,例えば,転勤・入院などのため居住世帯が長期にわたって不在の住宅や建て替えなどのために取り壊すことになっている住宅など1
都道府県別の空き家率
出典:平成25年住宅・土地統計調査 (総務省)
○ 全住宅ストックに占める「その他空き家」(長期不在・取り壊し予定などの住宅)の割合の全国平均は5.3% 。
○ 鹿児島県、高知県、和歌山県は、「その他空き家」の割合が10%を超えている。
2
0.0% 2.0% 4.0% 6.0% 8.0% 10.0% 12.0% 01 北 海 道 02 青 森 県 03 岩 手 県 04 宮 城 県 05 秋 田 県 06 山 形 県 07 福 島 県 08 茨 城 県 09 栃 木 県 10 群 馬 県 11 埼 玉 県 12 千 葉 県 13 東 京 都 14 神 奈 川 県 15 新 潟 県 16 富 山 県 17 石 川 県 18 福 井 県 19 山 梨 県 20 長 野 県 21 岐 阜 県 22 静 岡 県 23 愛 知 県 24 三 重 県 25 滋 賀 県 26 京 都 府 27 大 阪 府 28 兵 庫 県 29 奈 良 県 30 和 歌 山 県 31 鳥 取 県 32 島 根 県 33 岡 山 県 34 広 島 県 35 山 口 県 36 徳 島 県 37 香 川 県 38 愛 媛 県 39 高 知 県 40 福 岡 県 41 佐 賀 県 42 長 崎 県 43 熊 本 県 44 大 分 県 45 宮 崎 県 46 鹿 児 島 県 47 沖 縄 県全住宅ストックに占める「その他空き家」の割合
全国平均:5.3%活用可能な空き家数の推計
3
空き家
その他
空き家
(
約
320
万戸
)
(
約
210
万戸
)
耐震性あり
(約
74
万戸)
~耐震性があり、腐朽/破損のないストック~
最寄り鉄道駅までの距離
駅から1km以内で、
簡易な手入れにより
活用可能なその他空き家
全国で約48万戸
戸建て等
共同住宅
1km
以内
約
29%
その他空き家の駅からの距離別分布
昭和56年以降建築
昭和55年以前建築
(
約
110
万戸
)
腐朽・破損
腐朽・破損
※戸建・長屋の腐朽破損率は、H26空家実態調査に おける(戸建その他空き家データ)を活用 共同住宅の腐朽破損率は、H21空家実態調査 (共同住宅データ)を活用 戸建・長屋の約6割 共同住宅の約8割腐朽・破損なし
(
約
67
万戸
)
戸建・長屋の約1/4 共同住宅の約8割腐朽・破損なし
(
約
36
万戸
)
腐朽破損なし103万戸
耐震性なし
(約
140
万戸)
1km
以内
約
65%
出典 : 住宅・土地統計調査(総務省)、空家実態調査(国土交通省) ※ 建築時期が不詳であるものについては按分して加算している。 ※ 空き家の建築時期は、空家実態調査に基づき推計している。 ※ 建築時期が昭和55年以前の「耐震性なし」とされているストック数については、国交省推計による建て方別の耐震割合をもとに算定を行った。○ 活用可能と考えられる空き家の数(一定の条件(※)の下で試算)は、全国で約48万戸。
(※駅から1㎞以内で、簡易な手入れにより利用可能なその他空き家)
空き家の取得原因等
○ 空き家となった住宅の取得原因は、相続が半数以上を占める。
○ 空き家の所有者の約4分の1が遠隔地(車・電車などで1時間超)に居住。
56.4%
20.5% 16.9% 2.3%3.8% 相続して取得 新築として注文・購 入 中古として購入 無償譲渡 不明 (出典)平成26年空家実態調査■空き家の所有者の居住地からの距離
■空き家となった住宅を取得した経緯
21.4% 16.6% 29.0% 15.7% 11.0% 1.2% 4.9% ほとんどかからない(隣接地など) 徒歩圏内 車・電車などで1時間以内 車・電車などで1時間超~3時間以内 車・電車などで3時間超~日帰りが不可能 不明 無回答■空き家にしておく理由(複数回答)
(出典)平成26年空家実態調査 3.9%5.6% 7.4%10.0% 10.2%13.4% 16.7%20.6% 20.6%23.4% 25.8% 31.9% 32.8%33.0% 36.4%37.7% 39.9%44.9% 中古戸建てを買う人が少ないから 戸建てを借りる人が少ないから 満足できる家賃が取れそうにないから 資産として保有しておきたいから 道路付けや交通の便が悪いから 満足できる価格で売れそうにないから 労力や手間をかけたくないから 他人に貸すことに不安があるから リフォーム費用をかけたくないから 古い、狭いなど住宅の質が低いから 取り壊すと固定資産税が高くなるから さら地にしても使い道がないから 仏壇など捨てられないものがあるから 好きなときに利用や処分ができなくなるから 将来、自分や親族が使うかもしれないから 特に困っていないから 解体費用をかけたくないから 物置として必要だから (出典)平成26年空家実態調査4
(回答数n=2,140)
(回答数n=2,140)
(回答数n=461)
農林地から都市的土地利用への転換面積の推移及び転換後の用途内訳 (出典)土地白書 平成5年 平成25年 空き地 屋外駐車場 その他空地 空き家 (出典)国土交通政策研究所「空地等の発生消滅の要因把握と新たな利活用方策に関する調査研究」 低・未利用地が分散化 して増えている