仙台市環境局震災廃棄物対策室参事

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(1)東日本大震災仙台市の被災状況と復旧に向けて. 人口約105万人市域面積 786k㎡. 仙台市環境局震災廃棄物対策室参事. 仙台・光のﾍﾟｰｼﾞｪﾝﾄ（定禅寺通）. 遠藤守也.

(2) 仙台平野を襲う大津波. 2011/03/11 15:50頃仙台市消防局ヘリから撮影（地震発生：14:46）. 2.

(3) 屋上に避難した児童や地域住民（荒浜小学校） 2011/03/11 仙台市消防局ヘリから撮影. 3.

(4) 津波の被害状況大きな被害を免れた仙台中心市街地. 襲来津波の堤防の役目を果たした東部高速道路海水が流入した水田. 荒浜小学校. 津波で大半の家屋が流失した荒浜地区の住宅地. 2011/03/18 仙台市消防局ヘリから撮影. 太平洋側. 4.

(5) 東北地方太平洋沖地震等の概況津波浸水範囲概況図. 青森. 仙台市秋田. 岩手仙台市役所. 宮城県山形. 宮城. 福島. 仙台市震度：5強~6強. 2011/03/11 14：46 M 9.0. 約４km. 浸水エリア. 太平洋. 5.

(6) 東日本大震災仙台市の震度等 • 平成23年3月11日(金） 14：46頃地震名：平成23（2011年）東北地方太平洋沖地震震源：三陸沖ﾏｸﾞﾆﾁｭｰﾄﾞ：9.0 震度：５強～６強地震後30～40分後：高さ7～15mの津波到来. • 平成23年4月7日（木）２３：３２頃強い余震震源：宮城県沖ﾏｸﾞﾆﾁｭｰﾄﾞ：7.2 震度：５弱～６強（津波やその後の余震による被害を含め「東日本大震災」と4/1に閣議決定）. 6.

(7) 東日本大震災仙台市の被害状況１ • 人的被害：死者 797名行方不明者 32名 • 建物被害：全壊 29,469棟大規模半壊 26,064棟半壊 78,086棟一部損壊 115,949棟（以上は２/26現在の速報値）. • 油漏れ：JX日鉱日石ｴﾈﾙｷﾞｰ仙台製油所，全農ｴﾈﾙｷﾞｰ仙台石油基地のタンクや配管から（仙台港に立地するJX日鉱日石ｺﾝﾋﾞﾅｰﾄLPG出荷設備（多賀城市）で火災発生。仙台市消防局出動→3/15に鎮火。）. • 地震直後，電力，水道，都市ガスの供給ストップ（地震直後は，全市域停電のため，多くの市民が仙台平野を襲う津波の映像をテレビで見ることができなかった。）. • ガソリンや軽油の供給ストップ車が動かせない事態（中心部は３日程で電気復旧し，電気自動車が大活躍！） 7.

(8) 東日本大震災仙台市の被害状況２ • 津波で，市域の70%の下水を処理している施設が壊滅的被害 • 雪がまだちらつく寒さの中，食糧，物資，自動車燃料，灯油等の供給が途絶 → 市ではメーカーやさいたま市などから提供を受けた電気自動車17台（三菱i-MiEV＆日産ﾘｰﾌ）が大活躍. • 津波地域は，まるで爆弾が落とされたような壊滅的被害 1978年の宮城県沖地震以降20数年間，その再来に備えてきたこともあり，仙台中心市街地の被害は比較的少ない. • 法面崩壊や地盤沈下等による被災宅地は4,000箇所以上 4/7の強い余震により，更なる被害が生じたり，3/11には大丈夫であった建物や土地などに新たに被害が生じた所も多い 8.

(9) 津波被災地域（仙台市. 全浸水面積は約50k㎡. 宮城野区・若林区） 9.

(10) 丘陵部の住宅地の被災状況. 10.

(11) 発災初期の市内の状況ライフラインの停止，物資・燃料の供給途絶. 体育館に避難した人々. 数少ない食料品を買うため並ぶ人の列. 臨時給水の様子. ガソリンを買うため何時間も並ぶ車列. 11.

(12) 3/16 6:40頃名残雪舞う中，県庁・市役所前で山形行き高速バスを待つ人々（津波で仙台空港は使用できず。山形空港，庄内空港は使用できた。）. 12.

(13) 3/31撮影残ったのは基礎土台のみ。残された額縁の賞状は誰のもの？. 13.

(14) 3/31撮影道路確保のため積み上げられた津波漂着がれき. 14.

(15) 3/31撮影家は何とか残ったが，所有者不明の車が電柱に 15.

(16) 5/15撮影仙台港付近：貨物線路沿いの並木に引かっている津波で流された自動車. 16.

(17) 4/7撮影津波で乗り上げた韓国籍の商船 ⇨ 現場での解体，クレーン等で海に戻すか検討中した結果，現場解体を決めたとのこと. 17.

(18) 3/26撮影海岸防災林の８割以上が津波で根ごと引き抜かれ，３～４kmも流され，田んぼに散乱. 18.

(19) 仙台市の震災廃棄物等の発生量（推計） • がれき等. 約135万トン（堆積土砂を除く。）. （仙台市における一般廃棄物処理量の約４年分に相当）. 市民・事業者からのがれき等公共施設から発生するがれき等津波被災自動車（約9,700台）. • 津波堆積物（土砂・汚泥）. 103万ｔ 31万ｔ 1万ｔ. 約130万トン. 19.

(20) ＜震災廃棄物の発生量＞ • 津波浸水区域の流出家屋の棟数，解体・除去が見込まれる被災家屋の棟数 •地震被害等により解体・除去が見込まれる被災家屋の棟数などから推計内. 発生総量. 約135万トン. 品目等. 発生量. コンクリート・アスファルトくず. 61万トン. 木くず. 24万トン. 金属くず. 2万トン. 瓦・石膏ボード等. 6万トン. その他の可燃物（廃プラ，粗大）. 7万トン. その他の不燃物（粗大）. 3万トン. 小. 計. 公共施設から発生するがれき等被災自動車（約9,700台）その他. 訳. 津波堆積物（土砂など）. 103万トン 31万トン 1万トン 130万トン. 20.

(21) 基本的な考え方 ○ ○. がれき類の収集運搬平成23年度内がれきの処理３年以内（25年度末）. 現場での粗選別後，市内３箇所の搬入場にて，細分別を行い，できるだけ資源化を行う。（資源化率50％以上）がれき類の撤去にあたっては，津波浸水区域の沿岸部を優先して行う。. 21.

(22) 震災廃棄物処理フロー震災廃棄物 135万トン 135万トン市処理 103万トン 103万トン不燃物 72万トン. 可燃物 31万トン. 津波. プラ・粗大. 木くず・流木. 金属. 粗大等. コンクリート等. 瓦・ﾎﾞｰﾄﾞ等. 74千トン. 240千トン. 19千トン. 34千トン. 608千トン. 58千トン. 自動車. 公共施設. 堆積物. １万トン. 31万トン. 130万トン. 分別（可燃物，資源物，不燃物）後搬入搬入場 10種類に細分別後保管，環境対策，安全対策 10種類に細分別後保管，環境対策，安全対策（図）処理フロー破砕焼却. 焼却. （既設）. （仮設）. 37千トン. 搬入場等に一時保管. 保管. 265千トン. 埋立処分（市施設）. 151千トン. 破砕. 12千トン. 514千トン. リサイクル 545千トン. 128千トン. 埋立処分（民間施設）. ﾒｰｶｰ等. 187千トン. ﾘｻｲｸﾙ. 管理者等が処理. 有効活用を検討. ※ 発生量は事前策定のマニュアル（要領）を参考とし推計. 22.

(23) ＜市民自己搬入用仮置き場＆がれき搬入場＞将監公園：7,600 m2. 鶴ヶ谷公園：4,300 m2. 中山台：11,000 m2. 西花苑：5,600 m2. 日の出町：13,000 m2. 蒲生搬入場 331,000 m2 仮設炉90t/日荒浜搬入場 318,000 m2 仮設炉300t/日. ニッペリア：10,000 m2. 井土搬入場 2 385,000 m 今泉：12,000 m2. 仮設炉90t/日. 西中田公園：7,800 m2. 市民自己搬入用仮置き場市内５区に8ヶ所（計7.1ha）. がれき搬入場３ヵ所（計103ha） 3/30蒲生，4/15井土，4/22荒浜開設. 23.

(24) 市民自己搬入用仮置き場の平面図. 24.

(25) ＜仮置き場の分別・リサイクルの徹底＞（市民自己搬入用）. ガラス・陶器等. 金属くず. 家電４品目（エアコン，テレビ，冷蔵庫，洗濯機）. ｿﾌｧｰ・ﾏｯﾄﾚｽ等. 25.

(26) がれき類の処理体制１．不明者捜索に係るがれき類の撤去（人命隊）２．浸水地域の家財類の撤去（濡れごみ隊）３．道路啓開がれき類の撤去（道路隊）４．被災車両の撤去（車両隊）５．流出家屋等の撤去（がれき隊）６．損壊家屋の解体・撤去（解体隊）７．地震動による家財類の撤去（山ごみ隊）８．がれき類の分別，破砕・焼却処理（搬入場隊）９．農地内のがれき類の撤去（農地隊） 26.

(27) がれき等撤去のイメージ図＜丘陵部＞. ＜津波浸水地区＞不明者捜索に係るがれき等の撤去（人命隊）道路啓開がれき等の撤去（道路隊）被災自動車の撤去（車両隊）. 損壊家屋等の解体・撤去（解体隊）建物基礎の解体・撤去（基礎隊）ブロック塀の解体・撤去（ブロック隊）枯死木の伐採・撤去（居久根隊）高齢者世帯等の震災ごみの収集（山ごみ隊）. 浸水した家財等の収集（濡れごみ隊）. ,. 農地内がれき等の撤去（農地隊）. ,. 宅地内がれき等の撤去（がれき隊）. 搬入場の選別破砕焼却等の処理（搬入場隊）. 27.

(28) 濡れごみ隊（宮城野区白鳥地区）. 28.

(29) がれき隊（宮城野区蒲生地区）. 29.

(30) がれき隊（宮城野区）. 4/23撮影津波被災地域の漂着がれき撤去作業→現場で分別し搬入場に運搬（粉塵やアスベスト対策として，現場では防塵マスク着用は必須）. 30.

(31) 3/31撮影蒲生中野地区：がれきにまみれたアルバムやランドセル ⇨ 市職員が回収し，清掃し家族等に返還. 31.

(32) 4/22撮影若林区文化ｾﾝﾀｰ：津波地域で市職員が回収した位牌やｱﾙﾊﾞﾑをﾎﾞﾗﾝﾃｨｱさんが清掃 ⇨ 持ち主やご家族にお返しします. 32.

(33) 損壊家屋の解体･撤去（解体隊）. 8/9撮影津波による損壊家屋を解体・撤去中解体対象損壊家屋は約９千棟と推定. 33.

(34) がれきの処理･リサイクル（品目別）品主にリサイクル. 目. 処. 理. 方. 法. コンクリート・アスファルトくず. 砕石，路盤材等. 木くず. 燃料，合板原料，敷き藁代替材等 ⇒ 当初，塩害によりリサイクル困難と思われたが，概ねリサイクルできる見通し. 金属くず. 売却. 家電４品目. メーカー等リサイクル. 自動車・バイク・ＦＲＰ船. 〃. タイヤ（平成23年10月７日契約）. 金属売却，燃料等. 畳（８月31日契約）. ＲＰＦ燃料等. 主混合可燃物（プラ・紙・繊維くず・木く破砕・焼却処理にず）（平成23年10月１日～焼却） ⇒津波堆積物が混入し，当初より増量する処見込み分石膏ボード，瓦，ガラスくず破砕・最終処分廃石綿・石綿含有廃棄物. 最終処分（二重梱包）. 危険物（消火器，ガスボンベ，塗料缶専門業者等処分，リサイクル（廃油等）等）ＰＣＢ廃棄物. 保管後，保管者へ引渡し. ※ 市民自己搬入用仮置き場のリサイクル・処理（４万４千トン）は平成23年９月終了. 34.

(35) がれき処理のフロー ○ 仮設焼却施設の設置搬入場名. 委託業者. 処理能力. 蒲生. ＪＦＥ. 荒浜. 川崎重工業. 300ｔ／日. 井土. 日立造船. 90ｔ／日. 処理方法. 試運転開始. 本稼動開始. ９月１日. 10月１日. 〃. 11月１日. 12月１日. ﾁｪｰﾝｽﾄｰｶ. ９月10日. 10月１日. 90ｔ／日ﾛｰﾀﾘｰｷﾙﾝ. ○ 環境への配慮・土壌汚染防止対策･･･アスファルト舗装・遮水シート敷設・アスベスト対策･･･アスベスト含有廃棄物等の密封保管，モニタリング・放射性物質の測定空間放射線量（平成23年７月～） ⇒ 各搬入場の敷地境界の測定値 0.05～0.12μ Sv/h ･･･市街地と大きな違いなし放射能濃度（平成23年10月～） ⇒ 各搬入場の主灰の測定値 133～250Bq/kg，飛灰の測定値 300～800Bq/kg 35.

(36) 4/7撮影流出，倒木した海岸防災林（松）を回収 ⇨ 丸太部分は紙パルプ原料としてリサイクル，塩分濃度が比較的高い抜根部分は，チップ化し，ブランド牛の牛舎用敷きわらとしてリサイクル（福島第一原発事故の影響で，不足する敷きわらの代替品）. 36.

(37) 蒲生搬入場. 37.

(38) 蒲生搬入場. 38.

(39) 蒲生搬入場仮設焼却炉. JFEエンジニアリング株式会社処理能力：９０ｔ／日. 39.

(40) 根や枝を破砕チップ化. ﾄﾗｯｸｽｹｰﾙで搬入がれき等を計量します８／９撮影. 蒲生搬入場の近況. 仮設焼却炉建設中（処理能力 90t/日）. 40.

(41) 荒浜搬入場仮設焼却炉. 川崎重工業株式会社処理能力：３００ｔ／日. 41.

(42) 井土搬入場. 42.

(43) 井土搬入場仮設焼却炉. 日立造船株式会社処理能力：９０ｔ／日. 43.

(44) H23 5/9撮影津波による混合廃棄物 ⇨ 海水の塩分を含むため，ﾀﾞｲｵｷｼﾝ対策をした焼却施設を同敷地内に設置し，安全に処理. H23 5/9撮影タイヤ ⇨ 製紙工場等のボイラー燃料としてリサイクル. 自動車や廃家電品置場は，土壌汚染を防ぐためシートを敷いています. 44.

(45) コンクリートくず ⇨ 民間の処理業者に委託し，土木資材等としてリサイクル. 伐採した丸太 ⇨ 民間の処理業者に委託し，製紙原料や合板の材料としてリサイクル. 45.

(46) 金属くず ⇨. リサイクル（売却）. 廃家電 ⇨ 本市の指定引取所に運んだ後，リサイクル（家電リサイクル法）. 46.

(47) 被災車両 ⇨ HPにて公表した後，所有者確認・処分の意思確認等を経てリサイクル. 畳 ⇨ 製紙工場等のボイラー燃料（RPF）としてリサイクル. 47.

(48) 通常ごみ処理の取り組み経緯 3/12. 指定避難所等※の仮設トイレのし尿収集開始. 3/13 3/14 ごみ・し尿. 指定避難所等※ごみ収集開始清掃工場稼動開始. 3/15. 全清掃工場稼動. 家庭ごみ・し尿収集開始. 3/29. 缶・びん・ペットボトル等収集開始. 4/4 紙類収集開始. 4/25 5/2 5/9. 震災ごみ. ⇨4/24. 3/15. 3/24. 3/11 発災. プラスチック製容器包装収集開始粗大ごみ等受付再開工場・埋立処分場への自己搬入再開. 市民自己搬入用仮置き場開設（全５区１箇所，延べ８箇所）浸水地域の家財等の収集開始. ごみ・し尿処理体制の復旧・正常化. ※ 避難所開設数 288箇所（３月14日最大値） ※ 避難者数 105,947人（３月12日最大値）. 5/10. 閉鎖. 5/23 高齢者世帯等の震災ごみ収集開始. 5/9. 48.

(49) 震災廃棄物処理の経緯 3/12 搬入場の用地の選定・確保着手 3/26 搬入場の造成・整備着手. 搬入場整備. 3/30 搬入場受入開始 4/22 全搬入場受入開始. がれき等. 3/30. 4/1. 10/1 蒲生・井土搬入場稼動 12/1 荒浜搬入場稼動. 人命救助に係るがれき等撤去開始⇒6月終了. 4/22 宅地内がれき等撤去開始⇒7月終了. 7/1. 農地内がれき等撤去開始⇒12月終了. 5/23 損壊家屋等解体・撤去申請受付開始⇒6/10着手. 損壊家屋等. 3/11. 仮設焼却施設の設置決定 5/16 仮設焼却施設の賃貸借契約締結. 8/22 損壊ブロック塀の解体・撤去申請受付開始⇒9/26着手. 12/1 枯死木の伐採・撤去申請受付開始 ⇒12/19着手. 3/30. 4/22 がれき等撤去開始. 10/1 本格的な処理開始 49.

(50) 震災廃棄物の処理の特徴 ① 『自己完結型』の処理･･･仙台市域内で処理完結 ② 一次・二次仮置き場を一元化した『搬入場』（中間処理場）を整備 ○ がれき等発生場所近傍に搬入場を整備 ⇨ がれき等撤去・運搬の効率化，渋滞の回避 ○ がれき等撤去現場から分別徹底，搬入場にて細分別 ⇨ リサイクルの推進・処理量の低減，焼却等処理期間の短縮 ○ 搬入場内にて焼却等処理 ⇨ がれき等の早期の安定化. ◎迅速処理 ◎生活環境の保全 ◎処理費用の低減. ③ 地元業者への発注 ⇒ 地域の復旧を地域経済の復興へ繋げる. 50.

(51) 震災廃棄物の処理（初動）発災直後に自己完結型の処理の仕組みを作る. 事業着手のための予算の確保・発災直後の３月18日に５億円，４月１日に100億円確保震災廃棄物の処理方針を決定・施行. 迅速な意思決定の仕組みの構築・企画・調整的な業務を実務に精通した職員に任せ，管理的な業務は組織により対応. 地元業者の効率的な実施体制の構築・地元業界（建設業協会，解体工事業協同組合，産業廃棄物処理協会等）による施工等管理直営体制不足による他都市支援の調整・実施体制の構築. 国（環境省現地災害対策本部等）との連携 51.

(52) 地元業界による処理各会員会社. がれき等の撤去建設業界. 仙台市. 各会員会社施工等管理. 協定・契約締結. 搬入場の運転･管理県産廃協会指導・協議・報告. 参入業者等把握. ･･･. ○. 指導・報告. 各会員会社各会員会社･･･. 地元雇用の状況（平成23年12月）事. 業. 等. 損壊家屋等の解体・撤去がれき等撤去（農地・ブロック塀・がれき）搬入場・仮設焼却炉の運営管理. 管理センター・コールセンター計 ※ 搬入場造成時の１日当たりの雇用人数は220人. 雇. 用. 人. 数. 実施主体. 370班 2,500人環境局 90班 800人経済局・環境局 180人環境局. 60人環境局約3,500人. 52.

(53) がれき処理のフローと役割分担撤去（環境局・所管部署対応）処理（環境局対応）. 津波漂着物不明者捜索. 道路. 宅地. 損壊家屋等農地. 消防局（指揮）. 区. 環境局. 建設部. （運搬）. 環境局. 経済局. 個人等. 事業所. 区. 経済局. （受付）. （受付）. 環境局. 環境局. （実施）. （実施）. 浸水ごみ. 震災ごみ. 環境局. 被災自動車等宅地農地. 環境局. 道路等. 建設局. ★ 分別（可燃物・不燃物・資源物）後搬入 ★. 搬入場. ★ 10種類に細分別後保管及び処分 ★. 一時移動場所に保管. 53.

(54) 業務執行体制事. 業. 業務執行体制市. 委託業者等. 搬入場造成・運営管理，中間処理施設の設置・運転管理. 【環境局】各区との業務調整，（造成以外）業者発注・指導. 造成以外の業務. 【各区】（造成）業者発注・指導. 造成. 浸水ごみ等の収集. 【環境局】直営収集，他都市・直営収集・搬入調整，業者発注・指導. 後方輸送. 【他都市】収集，後方輸送. －. 【環境局】制度設計，各局区との業務調整，（道路，農地以外）業者発注・指導，撤去・搬入調整. コールセンター運営撤去. 【消防局】人命捜索に係るがれき等撤去指揮. －. 【各区】（道路）制度設計，業者発注・指導. 撤去. 【経済局】（農地）制度設計，業者発注・指導. 〃. がれき等撤去. 被災自動車の一時移動. 【環境局】（道路等以外）制度設計，業者発注・指導，コールセンター運営一時移動・搬入調整一時移動（ボランティア）【建設局】（道路等）コールセンター業者発注・指導以外は上と同じ. 損壊家屋等の解体・撤去. 【環境局】制度設計，区・経済局との協議・調整，地元業者発注・指導，解体・撤去，搬入調整【各区】個人等の申請受付【経済局】中小企業者の申請受付. 一時移動（ボランティア）コールセンター運営，システム設計，契約書作成，立会い等，解体・撤去. 54.

(55) 3/25撮影. 横浜市の支援部隊の車. 3/25撮影. 京都市の支援部隊の車. 東京都，札幌，新潟，横浜，相模原，静岡，浜松，京都，堺，神戸，岡山，広島，北九州等の各都市や，全国都市清掃会議，廃棄物資源循環学会，国立環境研，廃棄物業界・建設・解体業団体その他数多くの都市・団体・企業から多くの支援をいただき感謝です! 55.

(56) 神戸市職員と廃棄物資源循環学会員仙台市環境局への常駐支援神戸市 ⇨ 阪神淡路大震災の対応経験を有する職員の派遣・常駐 ○震災廃棄物仮置場での分別手法など設置・運営ノウハウ ○アスベスト対策計画づくり ○問い合わせ対応ノウハウ ○損壊家屋解体システム構築へのアドバイスなど経験者ならではの実務レベルの豊富な助言. 廃棄物資源循環学会⇨「震災廃棄物分別・処理戦略ﾏﾆｭｱﾙ」災害廃棄物対策・復興タスクチーム（主に京大，東北大，国環研の専門家）が常駐. ※学会長の酒井教授（京都大）から協力申し出 → 仙台市環境局長 56.

(57) 8/9撮影津波漂着がれき等撤去完了後の荒浜小学校とその近辺.

(58) 今後の取り組み等 • 現在までの災害廃棄物の撤去・処理状況（津波堆積物含む。）１．撤去約185万ｔ（うち３搬入場177万ｔ）宅地周り７月末撤去完了農地 12月撤去完了２．処理約27万ｔ（約20％） • 仮設焼却炉（480ｔ／日）蒲生，井土（ 90ｔ／日）10月１日から稼動荒浜（300ｔ／日）12月１日から稼動 • リサイクル金属，廃家電，たたみ，廃タイヤ，木くず，車両，ｺﾝｸﾘｰﾄがら，アスファルトがら • 今後１．県内他市町村がれきの受け入れ（７月から石巻ブロックからの木くず最大10万ｔ）２．津波堆積物のリサイクル 58.

(59) ＜. 復. 興. に. 向. け. て. ＞. 皆さんにお越しいただくことが仙台の力に！昨年開催された７月の「東北六魂祭（とうほくろっこんさい）」や８月の「仙台七夕まつり」など，大きな祭りが仙台で開催され，多くの人の感動を集めました。皆さんに仙台にお越しいただくことが私たちの大きな力となります。皆様のお越しを心よりお待ちしております。東北六魂祭（平成23年7月16，17日：東北６県の祭が仙台に集結）. 仙台七夕まつり（8月6日～8日）観光客等入込数：200万人以上.

(60) 活力ある杜の都を取り戻すために. ともに，前へ. Send ai. 仙台. ご清聴ありがとうございました.

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仙台市環境局 震災廃棄物対策室 参 事

仙台市環境局震災廃棄物対策室参事