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液体クロマトグラフおよび液体クロマトグラフ/質量分析計による水質中の農薬分析

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Academic year: 2021

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(1)

質量分析計による水質中の曲薬分析

AnalysisofContaminated Leve10fPesticidesinWater

byLCandLC/MS(LiquidChromatography/MassSpectrometry)

色.488 阻ヨ 今井一成* 雫石賢一** 松村和美* 石川昌子** ・九‖‖‖ハ ▲ -ln〓〓=H 屯ヨ日医ヨ監督

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さらには,質量分析計を検出器に適用した液体タ

ロマトグラフ/質量分析計を用し、れば,実際の試料[い

共存物の妨害を免れ,農薬成分を選択的に検出でき

る。農薬の種類の特定も,検出される質量数によっ

て容易かつ正確に行うことができる。

(2)

最近では田畑や果樹園だけでなく,ゴルフ場などでも 多種類の農薬が使用されるようになっている。今回の水 質基準の改正では,シマジン,チウラムなど4種類の農 薬が基準項目の対象となった。このうち,抗菌剤チウラ ムの測定を液体タロマトグラフ法で行うこととなった。 対象となる農薬の濃度が低いため,あらかじめ固相抽出 または溶媒抽出によって濃縮した後,液体タロマトグラ フで分離分析される。実際に測定を行ううえで,次の2 項目が大きな課題となる。 (1)多種類の共存成分が高濃度に存在すること。 (2)農薬の種類が多く,類似の成分も多いこと。 ここでは,上記課題を解決するための新しい検出技術 を中心に,水質中農薬の分析法について述べる。

8

液体クロマトグラフ法

2,1固相抽出(農薬の濃縮) 測定すべき農薬の濃度は,非常に低くてpg/1レベルあ るいはそれ以下の量である。そのため,あらかじめ試料 の濃縮が必要である。濃縮処理には,固相抽出(図1参 照)または溶媒抽出を行う。試料水を微細な吸着剤の入 ったカラムを通過させて農薬成分を吸着させ,精製水で 洗浄後,有機溶媒を通す。一般に,農薬は水よりも有機 溶殊に溶けやすいので,吸着剤から脱離されて溶媒中に 溶け出る。多量の試料水に対し,少量の有機溶媒を使用 試 料 ● ▼ ▲○●○ ▲ ▼ 液 浄 洗 精 製 水 溶出液 (少量) アセトニトリル

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固相

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▲ ▲ ○ ▼▼ O +---「√---ハーーーーーY----ノ (1)保 持 (2)洗 浄 斗 誹

仙=仙)

(3)溶 出 注:●(測定対象),○,▲(不純物,妨害物) 図l固相抽出法 濃度の低い農薬でも,多量の試料水を固相 カラムに通して保持させた後,少量の溶媒で溶かし出すことによっ て濃縮できる。 溶離液 ロ ●■ 試料 ● =〇〉 ◇ ● ◆ロ 0試料 注入器 カラム

転塾

記録計 ● ● [] ◇ 溶離液の流れの向き 注:親和性(□<●<■) 図Z 液体クロマトグラフ法 分離カラムでは,農薬のカラ ムに対する親和性の差でしだいに分離される。カラムの出口に検出 器がつながれる。 すれば濃縮ができる。100∼500倍の濃縮を行って測定液 とする。 2.2 液体タロマトグラフ法の原理(分離分析) 抽出が終わった試料は,液体クロマトグラフ法(図2参 照)で分離分析する。試料中の成分のうち,疎水性が強く 相互作用の大きい成分ほどカラムを遅れて通過する。す なわち,各成分が分離して溶出する。溶出時間は,分離 の条件が決まれば成分ごとに固有で常に一定となる。 カラムの出口には検出器が接続される。一般に農薬は 紫外線を吸収するので,その吸収波長に合わせた特定波 長で吸光度をモニタする。 2.3 検出上の課題 上述した単一波長での検出には限界がある。単に信号 強度と溶出時間の情報だけからでは,測定対象のピーク であるか,共存物のピークであるかの判別は困難であ る。特に溶出時間の早い領域で,共存物によるピークが 多数現れる。間違って農薬以外の成分を農薬として検出 する可能性もある。また,多種類の農薬を特定すること も難しい。 一例として,河川水を測定した結果のタロマトグラム を図3に示す。この例では,殺菌剤チウラムの溶出時間 に一致するピークが検出された。ところが,このピーク での吸収スペクトルとチウラム標準物質の吸収スペクト ルとを比較した結果,チウラムでないことが判明した。 このように,それぞれの農薬は固有の吸収スペクトル

(3)

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寸トト< 0〇.〇「 ∽.〇 ド ±0 l l l l l l l l l の 時 間(min) (a) ト叩‖Or m竺NN\ト00の∽++○ 叩トト< 0〇.〇N Sd 「 0 0 ±02 チウラム添加 河川水 250 300 350 波 長(nm) 軍門L m里NN\ト00のSヒ○め[<0〇・〇N S・0∵〓02 (b) 0 .-0 河川水 250 300 350 波 長(nm) Normaljzed 1.00 0.80 0.60 0.40 0,20 0.00 1.00 0.80 0.60 0.40 0.20 0.00 チウラム オキシン銅 アシュラム rTヒム;こここ.〝 200 225 250 275 300 325 350 375 400nm

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S S llll (CH3)2N-C-S-S-C-N(CH3)2

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200 225 250 275 300 325 350 375 400nm を持っているので(図4参月別,検出されたピークごとに 吸収スペクトルを比較して確認することが有効である。 2.4 多波長同時検出器の適用 上述した課題を解決するためには,吸収スペクトルの 確認が容易に行える多波長同時検出器の適用が正に有効 になる。この検出器では,フォトダイオードアレーを用 いて常時スペクトル情報が収集される。D-6500形三次元 タロマトグラフシステムは,512素子のダイオードで波 長190∼800nmの範囲を同時に検知する(図5参照)。特 に,紫外領域での分解能,感度に優れているので農薬分 析に最適である。測定中の結果は,溶出時間を横軸に検 出波長を縦軸とした,吸光度が色表示された等高線図で 0 11 SO2NH-C-OCH3 CONHCH(CH3)2

梱.■

CI CN

C一党・

〔(CH3)2CHO〕2喜s(CH2)2NHSO2留

図3 河川水の分析例 殺菌剤チウラムの溶出時 間にピークが検出された (a)。ピークでの吸収スペク トルを標準物質の吸収スペ クトルと比較したところ一 致せず,チウラムでないこ とが確認された(b)。 図4 各種農薬の吸収ス ペクトル 農薬の化学 構造に依存し,それぞれ固 有の吸収スペクトルを持っ ている。この吸収スペクト ルを利用し成分の確認がで きる。 リアルタイム表示される。任意の時間のスペクトルや任 意の波長のタロマトグラムも自由に得ることができる (図6参月削。同図では,チウラムなど農薬9成分を分離 した例を示す。それぞれのピークで波長に対する分布が 異なることがよくわかる。 多波長同時検出器では,自動的に吸収スペクトルの比 較を行う機能が準備されている個7参照)。殺菌剤オキ シン銅と同定された未知試料の吸収スペクトルと,あら かじめ測定・登録しておいた標準試料のオキシン銅の吸 収スペクトルを比較した例を同図に示す。両者のピーク の成分が同一であれば吸収スペクトルが重なり,相関係数 はほぼ1となる。注目しているすべてのピークについて,

(4)

ランプ

フ。_セル/飾

スリット プリズム 球面ミラー

敵レンズ

ダイオードアレー (ペルチェ素子付き) 図5 多波長検出器の光学系 D-6500形の光学系を示す。光 源からの光は,フローセル通過後プリズムで分光され,波長ごとに ダイオードアレーの各素子で光検知される。フローセル中には分離 カラムで分離された試料が通され,多波長にわたる情報が同時に収 集される。 測定と同時に吸収スペクトルの比較が行われ,相関係数 が表ホされる。この機能を利用すれば,結果の信頼性は 大幅に向上する。 抑Il7Kや排7Kなど複雑な共存物を含む試料の分析に は,吸収スペクトルでの確認が不可欠となっている。今 後,三次元クロマトシステムへの依存度が急速に高まる ものと予想している。

質量分析計の適用

3.1質量分析の原理 化学構造の類似した農薬間では,吸収スペクトル間の 1.00 0.80 0.60 0.40 0.20 0.00 未知試料 標準試料 (オキシン銅) 相関係数 200 250 300 350 400nm SpectralCompariso=Co「「CoeffisO・9957 図7 吸収スペクトルの自動比重交 多波長検出器を組み込ん だ三次元クロマトシステムでは,試料分析時の各ピークと標準試料 分析時の標準ピークとの問で吸収スペクトルを自動的に比較し,成 分の確認ができる。二れにより,信頼性の高い分析結果を得ること ができる。 差も小さい。より共存物の妨害が多い試料の分析では, さらに確度の高い判別能力が必要となる場合がある。こ れには,質量分析計が検出器として威力を発揮する。 質量分析計では,各成分をイオン化し,イオンの質量ご とに検知する。各成分は,固有の分子量と化学構造を持 っているので,生成するイオンの質量も成分固有となる。 それぞれの成分で桧山される質量数の情事馴ま,マススペ クトル(図8参照)と呼ばれ,あたかも物質のバーコード のようである。物質の識別は,マススペクトルを用いて 止確に行われる。シマジンおよびチウラムを正イオンと して桧山する場合でほ,それぞれ質量数202,241で区別 吸 ril中三X01I血211a4.D由D 】Ilank; Ti肘:占.?8 HL:2之4.1 光度の

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■ スペクトル 波長 等高線図 図6 多波長検出器によ る測定例 収集された情 報は,等高線図の形で表示さ れる。縦軸は検出波長,横軸 は溶出時間である。信号値 (吸光度)は,高さに応じて色 表示される。等高線図の左側 に吸収スペクトルが,上方に クロマトグラム情報が抽出 される。農薬9成分の分離 例を示している。

(5)

質量分析計 APClインタフェース 液体クロマトグラフから

⇒吋も!

100 50 0 脱溶媒・イオン化

==⇒(斗①●+◎

溶媒分子 ===〇> 質量数ごとに検出 ㊥ シマジン 202 シマジン(MW.201) 202(M+H)+ 124 C2H5NH\ァN、√NHC2H5 NヤN Cl 100 200 300 注:略語説明 APC=AtmosphericPressureChemicallonizat加; 大気圧化学イオン化) 40 30 20 10 0 チウラム(MW.240) 400100一「-・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・_ 50

チウラム 120 152 184 241 (M+H)+ ̄ S S llll (CH:j)2N-C-S-S-C-N(CH3)2 392 100 200 15 10 5 0 300 400 図8 質量分析による検出 液体クロマトグラフで分離された試料の各成分は,導入部(APClインタフェース)でイオンになり,質量分析器 に入る。質量分析器で質量数ニーとに区別されて検出される。各農薬は,それぞれ固有の分子量と化学構造を持つため,検出される質量数も固有 のものとなる。これをマススペクトルと言う。二の図では,二つの農薬成分のマススペクトルを示す。 して検出できる。 さらに,化学的な性質の差に基づく液体クロマトグラ フ法による分離と質量分析による物理的判別を組み合わ せることにより,判別の確度は飛躍的にIh山二する。これ が液体タロマトグラフ/質量分析計である。 3.2 液体タロマトグラフ/質量分析計 技術的には,液体タロマトグラフと質量分析計をいか に結ぶかが重要になる。液体タロマトグラフ側は大気k にあるが,質量分析計は高真空巾で動作する。インタフ ェースと呼ばれる結合部では,圧力を段階的にFげ,質 罷分析計へ試料(イオン)を導く。試料はここでイオン化 される。 M-1200H形液体クロマトグラフ/質量分析計システム は,大気圧化学イオン化(APCI:AtmosphericPressure ChemicalIonization)インタフェースを備え,通常の液 体タロマトグラフの流量(∼1ml/min)に対応した試料 導人が行えるのが特長である。特に,APCIでは,極性の 低い成分に対してイオン化効率が良く,農薬の分析には 好適である。液体クロマトグラフ/質量分析計を適用する ことにより,以下の効果が得られる。 (1)個々の農薬成分ごとの特定質量で検知するので,類 似の成分もほぼ完全に分離できる。すなわち,妨害成分 の影響を′受けない。 (2)物質同有の質量数で識別するので,定性能ノJに優れ, 誤りが少ない。 実際に,抑Il水にシマジンなどの標準試料15種を添加 した試料を測定した統一果を図9に示す。二つの検出モー ドでの結果の差に注目したい。すべてのイオンを検知す るモード(TIC:TotalIollCurrelュt)では,抽体クロマト グラフ分析と同様に+ち存物を検知し,ほとんど農薬のピ ークを識別できない。一方,特定質量だけ検知するモー ド(SIM:SelectedIon Monitoring)では共存物の影響 を一夏けずに農薬のピークを識別することができる。禎体 クロマトグラフで分離が不十分な対象も,成分ごとに`完 全に分離できる。例えば,フルトラニル(質量数:324)と イソプロチオラン(質最数:291)やビリダフェンチオン (質量数:341)とメチルダイムロン(質量数:269)などで ある。これは,多成分一斉分析にも有効な手段となる。 以上のように,液体クロマトグラフ/質素分析計での識 別能力は,実使用条什での利用価値が高い。

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信 号 強 度 10 15 20 25 時 間(min) (a)sIMモード AGRIC61T】C 10 15 20 25 時 間(min) (b)TICモード 農 薬 名 分子量 (⊃ペンシクロン 329 ○イソキサチオン 313 (⊃ダイアジノン 304 ○ペンスリド 397 ○ナプロパミド 271 ○メチルダイムロン 268 ○ビリダフェンチオン 340 070ロビサミド 255 ○イソプロチオラン 290 ○フルトラニル 323 ○シュテロン 232 ○シマジン 201 (⊃チウラム 240 (⊃ベノミル 290 ○アシュラム 230 ○弄安虫剤 ○寿安菌剤 ○除草剤 注:略語説明 SIM(SelectedlonMo【itoring;特定イオンを選択的に 検出する。) TIC(Total加Current;すべてのイオンを検出する。) 図9 液体クロマトグラフ/質量分析計による分析例 河J】1水に15成分の農薬を添加,固相抽出して分析した。個々の農薬に固有な質量 数で検出することにより,共存成分の影響を受けないで,それぞれの成分を選択的に検出できる。 日立製作所は,すでに200種を超える農薬の質量スペク トルライブラリーを構築している。ライブラリデータを 参照することにより,未知成分の同定も容易に行うこと ができる。 実際,使用される農薬の種類も著しく増加の方向にあ り,化学的性質だけでの選択的抽出や分離には限界があ ることは明らかである。識別能力に優れる液体タロマト グラフ/質量分析計に対する期待と必要性は,今後ます ます高まると思われる。 巴 おわりに ここでは,公定法に採用されていない液体タロマトグ ラフ/質量分析計を含め,新しい検出技術を利用した水 質中農薬の分析法について述べた。今後は,ここで述べ たような新技術がさらに実績を積み重ね,ルーチン分析 用としても広く活躍するものと期待できる。

参照

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