6 で,予後不良を暗示するように思われる。 2)小!腎炎の蛋白分筆について 急性期の糸球体腎炎においては,Alが減少し,γ一Gが 増量するが恢復するに伴ってAIもGlも正常に近ずく。 しかし細尿管障害を梓って屈性化したものはγLGが正常 以下に低下することを認めた。 26.腎炎に於けるAntistreptolysin O価について (小児科)℃笠』井 和 (至誠会第二病院小児科) (演)安 岡 孝 子 Tddd・がA群溶連菌より溶連菌溶血毒素Haemolysin O及びSの2種を分離し,此A群溶連菌〔0〕溶血素Hae・ molysin Oによって作られる抗体Antistreptolysin O はA群以外の溶連菌の作るHaemo!ysi nに対しても;中 和作用のあることを証明した。 これを利用しAntistreptolysin O Titerを測定するこ とにより’,溶連菌感染を疑わせる諸疾患の診断的補助と している。 欧米諸国では溶連菌感染症の診断法として,盛に実施 されているが,我国では未だその域に達していないよう である。 Antistreptolysin O Titerの上昇は溶連菌感染の有力 な根拠には違いないといわれ,伝染性腎炎についても, 諸家により,その溶連菌との関係がいわれ,Antistrep“ tolysin,その他の抗体価の上昇がi報告されている。 我々は1956年11月より,’1957年7月の間における30例 の腎炎患者及び本邦健康小児100例につい℃Antistrep・ tolysin・0価を測定した。測定方法はRanty等の血清 稀釈法にしたがい,使用STL−0はDifco製を用いた。 測定成績としては,急性腎炎に撃て,殆ど全例にASレ 0価の上昇を認め,亜急性,慢性腎炎では,ASL一・O価 は共に低値を示し,本邦健康小児のASL−0価も,概ね 諸家の成績と一致する結果を得たので,ここにその成績 を報告する。 27.膣トリコモナス症の治療上におけるトリコモナス の培養に関する研究(第H内報)’ (産婦人科)(演)大内広子 成 瀬 保 子 岩 崎 初 美 吉‘岡 晴 子 婦人科外来を訪れる患者の過半数をしめる膣トリコモ ナス症の診療にあたり如何に難治であるかを痛感し,従 来膣トリコモナスの培養を行い,その発現治癒に完全 .を期し,またその治療剤についても比較研究し,すでに 本学会に発表した。 今回は膣トリコモナス症の再発の問題につき膣の近接 臓器の寄生が大いに関係があるといわれるので,我々は 膣内分泌物を培養すると同時に外陰,子宮頸管内分泌 物,膀胱内寄生をうたがい尿の培養を行い,いさきか知 見を得た。:又治療剤についてもトリコマイシン膣錠の外 にトリコマ4シンK錠,アクロマイシンなどを試みたの で,その結果を報告する。 28.類赤血病反応を呈した若年性胃癌による骨髄癌 腫症の一剖検例 (三神内科)村田みどり 患者は22才の男子,学生,激しい腰痛を主訴として入 院,入院時全身倦怠感強し,38。C前後の発熱を伴い, 貧血は著明で函麟出血,. 絈Wに出.血斑を認めた。‘』血液検 査の結果,末棺血液像では,白血球減少及び赤芽細胞を 多数認め,急性赤」血病或は悪性貧血を疑わしめる所見を 呈していた。胃液検査では制酸症を示し,糞便の潜血反 応は強陽性であったが,重症のため胃X線検査を行うこ とは不可能であった。骨髄穿刺は甚だ困難で,胸骨,肋 骨,腸骨等で再度施行し,辛うじて得られた小片の組織 学的検査の結果は,腫瘍細胞と思われる大型細胞め集団 を認め,悪性腫瘍の骨髄転移による類赤血病反応と診断 した。患者は入院風位1ヵ月で死の転帰をとったが,剖 検により胃癌による骨髄転移症であることを確認した。 29。最近経験した子宮肉腫の二例について (第二病院産婦人科)(演)坂井ミヨ子 峰=川 洋 子 門 松 利 子 子宮肉腫は稀であるが私共は昭和21年より昭和32年6 月迄に於て手術を行った子宮腫瘍43回目,組織学的に筋 細胞肉腫及び多形細胞肉腫と思われる2例を経験したの で報告する。 第1例,55才4回経産婦。主訴は不正II生器出血,臨床 診断子宮筋腫の下に昭和30年11月1日開腹手術を行っ た。手術所見は子宮体は小小児頭大にて子宮の前壁は後 壁の二倍位厚く前壁の略中央部に魚卵大の血腫あり,そ の部に該当して軟化し子宮腔内に口を開く,型の如く膣 上部切断術を行う6術後経過は良好にて11月18日退院。 翌年5月7目下腿の激痛及び腫脹にて再入院。以来高熱 持続し悪液質に陥り6月26日不幸の転帰をとった。・腫瘍 は鏡検の結=果筋細胞肉腫と判明した。 第2例,28才未婚。『主訴6ヵ月前より下腹部に腫瘤を 認めた。臨床診断右卵巣嚢腫の下に昭和30年12月15貝開 腹手術を行った。手術所見は卵巣嚢腫と思われたものは 子宮体そのものであった。表面は平滑なるも硬度はあた かも妊娠子宮を触知する感あり,腔上部の部分に横切開 を加えるに羊水様の旧約500cc流出のため大入頭大の子 宮体は小小児頭大となる。以上のため膣上部切断術を行 う。組織検査の結果多形細胞肉腫と判明した。 子宮肉腫の頻度は甚だ稀であって諸家の統計よりみる に全子宮腫瘍に対して1%に過ぎず,子宮癌に対しては 5%の割合どされている。当科に於て全子宮腫瘍43例中 2例を組織学的検査により肉腫を証明したので報告す
腎炎に於けるAntistreptolysin O価について
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