現場急行支援システムに関する検討会
報 告 書
平成 20 年 2 月
はじめに
近年、わが国では、高齢化、核家族家庭の増加、疾病構造の変化等に代表される社会 環境の変化に伴い、救急需要が急速に高まりつつあります。救命率の向上を図るために も安全でかつ迅速な救急車の運用が求められておりますが、その課題解決の手段の一つ として考えられるのが、開発が急速に進む情報技術の活用であります。 一方、内閣は情報技術の活用により世界的規模で生じている急激かつ大幅な社会経済 構造の変化に適確に対応することを目的に、平成13 年1月、「高度情報通信ネットワー ク社会推進戦略本部(IT戦略本部)」を設置し、以来、情報技術の普及を目指した措 置を講じているところであります。 総務省消防庁では、IT戦略本部の重点計画に基づき、警察関係機関が整備する光通 信装置(光ビーコン)による緊急車両に優先信号制御を行う現場急行支援システム (FAST)について、その効果を検証しつつ、主要都市への普及を促進するための検討 を進めて参りました。 結果、既にいくつか消防本部では、現場急行支援システム(FAST)の消防用車両、 救急車両での活用について、警察関係機関と協力して実施しているところでありますが、 今後、本システムをさらに普及させ全国展開を図るためにも、その有効性を確認するこ とで、導入が円滑に推進されるような基盤・制度の整備を図ることが求められておりま す。 そこで、本年度、「現場急行支援システムに関する検討会」を設置し、救命率向上の 観点から、緊急自動車の緊急走行における現場急行支援システム(FAST)の有効性に 関する検討を行い、その活用効果について検証を行うことで、今後の普及拡大をための 基礎資料としての活用を願うものであります。 今後、本システムを普及かつ全国展開していく上で、調査検討結果について、ご活用 していただきますようお願い申し上げます。 平成20 年 2 月現場急行支援システムに関する検討会
委員長 高田 邦道
目 次
はじめに 第1章 総論 ··· 1 1.1 検討の背景と目的 ··· 1 1.2 検討項目 ··· 1 1.3 検討体制 ··· 1 第2章 現場急行支援システムの現状 ··· 3 2.1 現場急行支援システムの概要 ··· 3 2.2 現場急行支援システムの運用状況 ··· 4 第3章 現場急行支援システムの検証 ··· 9 3.1 調査の目的と効果 ··· 9 3.2 調査概要 ··· 14 3.3 プローブカーデータによる現場急行支援システム活用効果の分析 ··· 26 3.4 救急車両の走行挙動分析 ··· 50 3.5 現場急行支援システム検証のまとめ ··· 59 第4章 現場急行支援システムを活用により期待される医学的効果 ··· 63 4.1 期待される効果 ··· 63 4.2 医学的見地からの検証結果の考察 ··· 65 第5章 現場急行支援システムを活用している消防本部救急隊アンケート調査 ···· 71 5.1 アンケート調査の概要 ··· 71 5.2 アンケート調査結果 ··· 72 5.3 アンケート調査のまとめ ··· 77 第6章 まとめ ··· 79 【参考資料】 参考資料1 アンケート自由記入欄の詳細 ··· 81第1章 総論
1.1 検討の背景と目的 近年、全国の救急出場件数は500 万件を越えており、救急需要が高まるなか、救命率 の向上を図るためにも安全でかつ迅速な救急車の運用が求められている。 その課題解決の手段の一つとして開発が急速に進む情報技術の活用が考えられ、IT 基 本法のIT 戦略本部から、重点計画―2007 の中で緊急車両に優先信号制御を行う「現場急行支援システム」(Fast Emergency Vehicle Preemption Systems の略、以下「FAST」
という)の普及促進及び救急車両での検証について示されている。 警察庁及び総務省では、2010 年度までに FAST について、その効果を検証しつつ、 主要都市への普及を促進するための検討を進めており、既にいくつかの消防本部では、 これまで警察関係機関が整備する光通信装置(以下「光ビーコン」という)によるFAST の消防用車両での活用について、警察関係機関と協力して実施している。今後、本シス テムの普及と全国展開を図るためにもその有効性を確認することで、導入が円滑に推進 されるような基盤・制度の整備が求められている。 救急車両については2007 年度にその導入効果について検証を行うために、「現場急行 支援システムに関する検討会」を設置し、救命率向上の観点から、緊急自動車の緊急走 行におけるFAST の有効性に関する検討を行った。 1.2 検討項目 「現場急行支援システムに関する検討会」は、救急業務に対するFAST の有効性を検 証し、FAST により効果的な活用方策等について検討するものである。過去の調査結果 である「消防用車両緊急走行支援システム検討報告書」(平成 15 年度、財団法人日本 消防設備安全センター)等これまでの検証結果に加え、今年度新たに以下に示す事項に ついて調査、検証を実施することで、総合的に検討を行った。 (1)FAST による効果的な活用方策について (2)医学的並びに消防機関(搬送時間、救急隊員の心理的負担)等の総合的見地からみ た救急業務におけるFAST の有効性について (3)救急隊員に対するアンケート調査及び効果検証の実施方法について (4)その他 1.3 検討体制 本検討では、有識者、学識経験者、警察及び消防行政職員等を代表する者からなる「現 場急行支援システムに関する検討会」を設置した。検討会の構成メンバーは、以下のと おりである。検討会の委員長は、委員の互選により選出した。
委員長 高田 邦道 日本大学理工学部社会交通工学科教授 委 員 桑原 雅夫 東京大学 国際・産学共同研究センター教授 赤羽 弘和 千葉工業大学工学部建築都市環境学科教授 益子 邦洋 日本医科大学千葉北総病院救命救急センター教授 稲葉 英夫 金沢大学大学院医学系研究科教授 大泉 淳一 消防庁救急企画室長(平成19 年 9 月 25 日まで) 開出 英之 消防庁救急企画室長(平成19 年 9 月 26 日から) 長尾 一郎 消防庁防災情報室長 関 政彦 東京消防庁参事兼救急管理課長 岡田 基衛 札幌市消防局救急課長 大嶋 文彦 神戸市消防局救急救助課長 福島 薫 金沢市消防局救急救助担当課長 綿貫 照幸 印西地区消防組合消防本部警防課長 西村 邦夫 全国消防長会事業部長 久保田勝明 消防研究センター主任研究官 橋本 晃 警察庁長官官房参事官 茂木 潤 小糸工業㈱システム技術部 課長 鈴木 勇仁 松下電器産業㈱モビリティシステム本部 ワイヤレス&ITS事業グループITSチーム主事 木村 俊次 富士通㈱ パブリックセキュリティソリュウション本部 システムコンストラクション事業本部 平岡 理弘 ㈱モリタ 技術研究所 所長 山根 賢一 ㈱富士通ゼネラル情報通信ネットワーク事業部開発部 部長
第2章 現場急行支援システムの現状
2.1 現場急行支援システムの概要
2.1.1 現場急行支援システムの位置付け
FAST とは、警察庁が中心となり推進している新交通管理システム(Universal Traffic Management Systems、以下「UTMS」という)構想におけるサブシステムの一つであ る。 UTMS とは、光ビーコンと個々の車両との通信により、交通の流れを管理し、道路交 通の安全・円滑・交通公害の防止を図るシステムである。UTMS には信号を制御して緊 急車両を急行させるFAST の他に、路線バスを優先して走行させる公共車両優先システ ム(PTPS)、走行中のクルマに危険を知らせる安全運転支援システム(DSSS)等があ り、それぞれ実用化に向けた取組みが進められている。 2.1.2 現場急行支援システムの構成・運用方法 FAST は、通信指令システム、FAST 関係装置、交通管制システムで構成されており、 その標準的な構成例は図2-1 に示すとおりである。 運用方法としては、緊急走行状態のFAST 車載の緊急車両が光ビーコンの直下を通過 することにより、FAST 車載機と光ビーコンとの間で通信が行われる。 光ビーコンからの緊急車両情報(以下「車両 ID 情報等」という)は、交通管制セン ターを介して信号へ送信される。車両ID 情報等を受信した信号の信号制御機は、緊急 車両の進行方向の信号を 青信号で通過できるよう 信号制御を行うとともに、 進行方向の緊急車両接近 情報装置に緊急車両接近 情報を表示して、一般車 両に注意喚起するだけで なく、信号交差点内では 歩行者等への注意喚起を 行っている。 優先信号制御 緊急車両の進行進路上に おいて青信号の延長、赤信 号の短縮を行う。 図 2-1 FAST の標準システム構成
2.1.3 現場急行支援システムの機能 UTMS のキーインフラである光ビーコンとは、図 2-2 に示すように走行する車両を感 知して交通量や占有率を測定する車両感知機能と、車載機と双方向通信を行うことによ り情報の送受信を行う情報収集提供機能を有する高度な情報通信装置である。 FAST は、光ビーコ ンの機能を活用する ことで、緊急車両に対 する優先信号制御、経 路誘導及び一般車両 への緊急車両の接近 警告等を行い緊急車 両の安全かつ効率的 な走行支援の実現を 図るものである。 参考:警察庁提供資料を基に作成 図 2-2 光ビーコンの機能 2.2 現場急行支援システムの運用状況 FAST は、平成 19 年 12 月末時点で、図 2-3 に 示す全国 11道府県 13 消防本部において既に救 急車両にFAST を導入し ている。 図 2-3 FAST の実用化状況
2.2.1 北海道札幌市における現場急行支援システムについて (1)運用概要 札幌市消防局では、平成16 年 2 月より、FAST を導入している。 救急車両など緊急車両にFAST 車載機を整備し、北海道警察へ当該車両の情報を申請、 ID 登録することにより救急車両が整備路線を緊急走行する際に、北海道警察交通管制 センターにおいて、赤信号時は青信号への切り替え、青信号時は表示時間を延長する制 御を行うシステムである。初年度である平成15 年度には 6 台に、平成 16 年度には 32 台までFAST 車載車両数を増やしている。 FAST 整備路線は図 2-4 及び表 2-1 のとおりである。 参考:札幌市消防局提供資料を基に作成 図 2-4 FAST 整備路線 表 2-1 FAST 整備路線 整備年度 路線名 距離(km) 交差点数(基) 光ビーコン数(基) 平成15 年 国道36 号 10.0 47 64 国道12 号 6.0 32 44 国道230 号 6.2 15 63 道道札幌環状線 6.0 20 62 市道西5 丁目通 2.3 18 23 平成16 年 市道北1 条通 3.2 17 40 道道北1 条宮の沢線 4.6 13 28 国道231 号 4.6 12 26 市道西5 丁目通 1.4 7 16 市道北8 丁条通 0.8 2 8 国道12 号 5.3 15 36 市道南4 条通 1.0 8 6 北1 条通 地点 12 15 北5 条通 地点 12 16 合 計 51.4 228 447
(2)導入効果 FAST 導入前(平成 15 年 12 月 16 日~平成 16 年 1 月 31 日)と、FAST導入後(平 成16 年 2 月 5 日~4 月 30 日)のデータを比較した結果、移動に要する旅行時間は全路 線平均で16.5%短縮され、平均走行速度も 19.8%(7.2km/h)向上、また赤信号遭遇回 数も46.1%減少と、FAST 導入による効果が確認された。 FAST 導入後の職員の感想については、67%が「走りやすくなった」と回答、また、 路線の拡大についても83%が「他路線整備希望」との回答しており、FAST に対する見 解が概ね良好であることが確認されている。 2.2.2 千葉県印西地区における救急搬送支援システムについて (1)運用概要 千葉県警察本部の主導のもと、印西地区消防組合消防本部は日本医科大学千葉北総病 院と連携し、救急車両が緊急走行する際、信号機制御で交差点を優先的に通過させる「現 場急行支援システム」(FAST)と、救急車両の緊急走行時の通過地点を医療機関に伝え る「車両運行管理システム」(MOCS)を統合した救急搬送支援システム(M-MOCS) を導入した。 システムでは、救急車両にFAST 車載機を搭載し、車両が光ビーコンの下を通過した 場合、光ビーコンは車両の個別ID 等を受信、交通管制センターに送信するもので、交 通管制センターは、救急車両の出向方向の信号機を優先制御するとともに、救急車両の 名称、通過時刻、通過位置等を、搬送病院に送信し、これにより搬送病院で、救急車両 の現在位置と時刻等を把握することができ、効率的な救急患者の受け入れ準備が可能と なるものである。 平成16 年 3 月から、国道 464 号と 296 号、県道佐倉印西線の路線約 27 区間におい て図2-5 及び表 2-2 に示すように運用している他、平成 18 年 3 月には千葉県鴨川地区 にも導入された。
参考:千葉県警察本部提供資料を基に作成 図 2-5 M-MOCS 整備路線 表 2-2 M-MOCS 整備路線 整備年度 路線名 距離(km) 交差点数(基) 光ビーコン数(基) 平成15 年 国道 464 号上下分離区間 15.5 74 143 国道464 号相互通行区間 6.2 国道296 号佐倉市新町~臼井区間 5.8 合 計 27.5 74 143 (2)導入効果 M-MOCS の導入後 1 ヶ月間(平成 16 年 4 月 1 日~4 月 30 日)、国道 464 号線白井 大橋北側から日本医科大学千葉北総病院入口までの約 16kmのデータと運用前 1 ヶ月 のデータを比較した結果、移動に要する旅行時間は全路線平均で運用前の17 分 49 秒か ら運用後は16 分 37 秒へと 1 分 12 秒(6.7%)短縮され、また青信号での通過率は、運 用前の49.3%から運用後は 85.3%と 36%増加と、FAST 導入による効果が確認された。 2.2.3 兵庫県神戸市における現場急行支援システムについて (1)運用概要 神戸市は、阪神大震災の被災中心地であることから、災害等に対する応急対策意識が 高く、また、地形においても、市内中心部は、六甲山を背景に神戸港まで奥行き2㎞の 過密した地域であり、神戸空港の開港にあわせ、第三次救急医療機関を含む市内中心部 の主要幹線道路に図2-6 のようにエリア整備を行った。
県庁 前 加納町 3 二宮橋 元町 駅東 三宮 生田川 生 田署 葺合 署 春日野 岩屋 摩耶 ランプ南 HAT神 戸 中 央突堤 神戸 水上署 税関前 ポートタワー 大 橋南 港島トンネル南 県警本 部前 R2 神 戸 大 橋 ポートアイランド ① ⑥ ⑤ ⑦ ② ④ ③ 中央 市民病院 赤十 字病院 出典:警察庁提供資料 図 2-6 FAST 整備路線 (2)導入効果 緊急自動車の走行が多い7 ルートを選定して 4 ヶ月間計測した結果、14.5%~17.0%の時 間短縮効果が認められた。 表 2-3 FAST 整備路線 ① 2,250 3 分 26 秒 2 分 51 秒 0 分 35 秒 17.0% ② 2,560 3 分 54 秒 3 分 18 秒 0 分 36 秒 15.4% ③ 3,200 4 分 54 秒 4 分 10 秒 0 分 44 秒 15.0% ④ 3,105 4 分 44 秒 4 分 02 秒 0 分 42 秒 14.8% ⑤ 2,750 4 分 12 秒 3 分 35 秒 0 分 37 秒 14.7% ⑥ 2,510 3 分 50 秒 3 分 11 秒 0 分 39 秒 17.0% ⑦ 5,045 7 分 42 秒 6 分 35 秒 1 分 07 秒 14.5% 3,060 計21,420 4 分 40 秒 3 分 57 秒 0 分 43 秒 15.4% 平 均 所要時間 短縮時間 【国道2号→山手幹線ルート】 葺合警察署前→生田川交差点→二宮橋交差点→加納町3丁目交差点→県庁 【国道2号→ポートアイランド方面ルート】 元町ポートタワー北側→神戸水上警察署前→税関前交差点→ ポートアイランド神戸大橋南 【フラワーロードルート】 加納町3丁目交差点→三宮交差点→税関前交差点→ ポートアイランド神戸大橋南 【山手幹線→フラワーロードルート】 県警本部前→生田警察署前→加納町3丁目交差点→三宮交差点→ 税関前交差点 【救急ルート】 元町駅東→三宮交差点→生田川交差点→吾妻通3丁目交差点→ 神戸赤十字病院 【救急ルート】 県庁→加納町3→三宮→税関前→ポートアイランド神戸大橋南→ 神戸中央市民病院 短縮率 導入効果計測ルート 距離 (m) 【中央幹線→国道2号ルート】 元町駅東→三宮交差点→生田川交差点→葺合警察署前→春日野交差点 整備前 (事前) (事後)整備後 事前:平成18 年 3 月 15 日~同 3 月 28 日の 2 週間 (データ数延べ 1,194 台) 事後:平成18 年 4 月 12 日~同 8 月 11 日の 4 ヶ月間(データ数延べ 9,835 台) 出典:警察庁提供資料
第3章 現場急行支援システムの検証
3.1 調査の目的と効果 現在、全国では10 道府県において FAST が導入されているが、本検討会においては FAST を活用している消防本部を対象とし、救急車両の有効活用について走行時間の短 縮及び走行頻度の変化等の直接的な効果の確認を行うとともに、収集データの分析を行 い、FAST 設置路線を運行することによる救急車両の効率的活用について把握する。 北海道及び千葉県において過去に FAST の草創期の検証がされたが、比較的近年に FAST を活用した消防本部のうち、FAST 活用台数が比較的多く、調査の協力が得られ たことを理由に金沢市消防局を選定した。 3.1.1 目的 FAST を救急車両が利用することによる活用効果について、FAST 設置路線における 走行時間の短縮や走行頻度の変化等の直接的な効果の把握に加え、救急救命活動に与え る影響を質・量の両面から多面的かつ科学的に分析を行い、救急救命活動全体に対する 活用効果を把握することを目的とする。 3.1.2 活用効果分析 FAST の活用効果の把握について、データ収集および分析において次の点に留意する。 (1)客観的なデータによる活動実態の把握と科学的な分析による活用効果の把握 救急車両の走行状況とその時の救急活動の内容、および道路、交通状況の実態を客観 的なデータにより把握し、科学的な分析のもと活用効果の把握を行う。 ・GPS 機器を車載したプローブ救急車両による走行実態の把握 ・救急活動内容(救急活動記録)とプローブデータの突き合わせによる救急車両の走 行時の活動内容を把握 ・GIS(地理情報システム)を活用し、道路状況や交通状況とプローブデータを突き 合わせ、救急車両の走行環境を把握 (2)FAST設置交差点や設置路線の活用効果評価現状のFAST 設置交差点や設置路線に対して、FAST 車載車両と FAST 非車載車両の
走行軌跡を比較分析し、活用効果の評価を行う。
・FAST 設置交差点における FAST 車載車両と FAST 非車載車両の走行軌跡より通過
所要時間ならびに通過頻度の差を評価する。
・走行経路上の信号交差点の通過所要時間を相互比較し、現状で相対的に所要時間が
(3)救急救命活動への影響と効率について分析
FAST の設置ルートと FAST の非設置ルートの比較、FAST 車載車両と FAST 非車載
車両の比較を行い、FAST の活用による効果について、救急車両の搬送時間、走行時間、 走行距離等を基準として把握するとともに、現着/搬送内容の変化(走行経路、速度の 変化、活動全体時間の変化等)について次の分析を行う。 の非設置ルートの比較、FAST 車載車両と FAST 非車載 車両の比較を行い、FAST の活用による効果について、救急車両の搬送時間、走行時間、 走行距離等を基準として把握するとともに、現着/搬送内容の変化(走行経路、速度の 変化、活動全体時間の変化等)について次の分析を行う。 ・救急救命活動における各活動行程(現着,現場滞在、搬送)の走行経路、速度、走 行距離、走行時間の変化を分析する。 ・救急救命活動における各活動行程(現着,現場滞在、搬送)の走行経路、速度、走 行距離、走行時間の変化を分析する。 ・また、特に救急救命活動の対象となる傷病者の傷病程度ごとに、上記に示す救急車 両の走行内容の変化を把握する。 ・また、特に救急救命活動の対象となる傷病者の傷病程度ごとに、上記に示す救急車 両の走行内容の変化を把握する。 (4)救急車両の円滑な走行への寄与について分析 (4)救急車両の円滑な走行への寄与について分析 FAST の設置路線による、交差点通過時の救急車両の走行挙動の変化について、FAST 車載車両とFAST 非車載車両のプローブデータ中の水平加速度(前後、左右加速度)の 比較を行うことによりその詳細を把握する。 FAST の設置路線による、交差点通過時の救急車両の走行挙動の変化について、FAST 車載車両とFAST 非車載車両のプローブデータ中の水平加速度(前後、左右加速度)の 比較を行うことによりその詳細を把握する。 ・FAST 設置交差点通過時の車両挙動の変化 ・FAST 設置交差点通過時の車両挙動の変化 ・特に重症患者の搬送時の、車両の円滑な走行による効果の把握 ・特に重症患者の搬送時の、車両の円滑な走行による効果の把握 業務計画 ①救急車両のプローブ カー調査 3.1.3 調査内容 3.1.3 調査内容 業務全体の流れ図を図3-1 に示す。 業務全体の流れ図を図3-1 に示す。 データベース準備 データ収集および、分析用データベー スの作成工程は次の通りである。また、 データ作成のイメージを図3-2、分析方 法のイメージを図3-3 に示す。 データ収集および、分析用データベー スの作成工程は次の通りである。また、 データ作成のイメージを図3-2、分析方 法のイメージを図3-3 に示す。 ①プローブ救急車両(GPS 観測機)によ る車両位置、挙動データ(プローブデ ータ)の収集 ①プローブ救急車両(GPS 観測機)によ る車両位置、挙動データ(プローブデ ータ)の収集 実証車両(FAST 車載車両 6 台,FAST 非車載車両2 台を予定)に GPS 観測機 を車載し、当該車両の位置・速度・加 速度を 1 秒ごとに時刻と供にリアルタ イムに記録を行った。 実証車両(FAST 車載車両 6 台,FAST 非車載車両2 台を予定)に GPS 観測機 を車載し、当該車両の位置・速度・加 速度を 1 秒ごとに時刻と供にリアルタ イムに記録を行った。 調査対象期間は、1 ヶ月間とした。 調査対象期間は、1 ヶ月間とした。 図 3-1 業務全体の流れ 図 3-1 業務全体の流れ ⑤分析作業 ②マップマッチング 同 期 ③救急活動記録データと プローブデータのマッチング 救急活動記録データの 収集 FAST制御データの 収集 ④分析用データベース作成 救急活動への影響と 効率についての分析 救急車両の 円滑走行挙動分析 FAST導入の効果評価 報告書作成
②GIS マッチングによる電子地図とプローブデータの関連付け 座標(緯度、経度)により電子地図と車両位置、挙動データをマッチングする。マッ チングにより、電子地図上の道路の属性データとして別途登録した道路構造等の道路状 況や交通量等の交通状況の情報とプローブデータを関連付けることができる。 ③救急活動記録とプローブデータのマッチングによる救急車両の活動状況の把握 時刻を軸として救急活動記録に記載される各救急活動行程の開始・終了時刻とプロー ブデータを時刻によりマッチングする。これにより、救急車両の走行時の活動状況と内 容を把握することが可能となる。 活動記録は、上記①における救急車両プローブデータと同時期、同車両のデータを収 集する。 ④分析用データベースの作成 上記①~③の工程により、救急車両に関して、走行状況データ(時刻、位置、車両挙 動)、道路状況データや交通状況データ、救急活動状況データを、それぞれを相互に関 連付けたデータベースを作成する。このデータベースをもとに各種の集計分析を行う。 ⑤分析作業 上記④を使い、「FAST 設置路線活用の効果評価」、「救急活動への影響と効率について の分析」、「救急車両の円滑走行挙動分析」について集計・分析を行う。
電子地図・道路属性データ プローブデータ 救急活動データ 時 刻 で関 連付 け 時刻+活動状況 m:s 覚知 ↓ 出動 ↓ 現着 ↓ 現発 ↓ 病院着 ↓ ・ 時 刻 + 座 標 + 車 両 挙 動 ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ・ 座標 で関 連付 け 道路状況や 交通状況のデータ GIS 時間 緯度 経度 KP 速度〔Km/h〕 前後加速度最大〔G〕 横加速度最大〔G〕 15:50:10 N31゚53"05.71 E130゚37"35.54 41.77761641 47.9 -0.0172 0.08 15:50:11 N31゚53"05.76 E130゚37"35.03 41.76423594 46.6 -0.0229 0.1397 15:50:12 N31゚53"05.85 E130゚37"34.57 41.75183486 44.6 -0.0464 0.1534 15:50:13 N31゚53"06.00 E130゚37"34.07 41.73798887 42.5 -0.0033 0.1437 15:50:14 N31゚53"06.16 E130゚37"33.73 41.72752007 41.9 0.0333 0.1673 15:50:15 N31゚53"06.41 E130゚37"33.35 41.71492717 42.3 0.044 0.1919 15:50:16 N31゚53"06.74 E130゚37"33.04 41.7017597 43.3 0.0306 0.2026 15:50:17 N31゚53"07.06 E130゚37"32.86 41.69059937 44.1 0.0498 0.1844 15:50:18 N31゚53"07.49 E130゚37"32.75 41.67692138 46 0.0493 0.1309 15:50:19 N31゚53"07.94 E130゚37"32.72 41.66294925 47.9 0.0488 0.0461 15:50:20 N31゚53"08.38 E130゚37"32.75 41.65031041 50.3 0.0427 0.0109 外部アンテナ設置状況 (マグネットでルーフへ) 【プローブデータのサンプル】 ①プローブ救急車両による車両位置、挙動データの収集 プローブ機器本体 (助手席下等に設置) プローブ機器電源 (シガーソケットより) 救急活動記録の 収集とデータ入力 ②電子地図とプローブデータの関連付け ③救急活動記録とプローブデータの関連付 ④分析用データベースの作成 電子地図の収集,道路構造や交通量等 の道路諸元情報の収集とデータ入力 図 3-2 車両移動データの取得と各種情報間の関連付けによる分析用データベースの作成方法
プローブ データ 電子地図 データ 救急自動車へ 救急車両へ プローブ機器を搭載 プローブデータ変換取込 図 3-3 各種データを関連付けた分析のイメージ 座標マッチング 救急プローブ 分析システム 消防署 移動 救急活動記録 時刻マッチング 救急活動 データ 分析結果・アウトプット事例
3.2 調査概要 3.2.1 プローブカー調査の概要 プローブカー調査の実施概要は次のとおりである。 ①データ収集期間:平成19 年 11 月 5 日から 12 月 5 日の 1 ヶ月間 ②被験救急車両 :FAST 車載車両6台,FAST 非車載車両 2 台の計 8 台 ③救急隊の位置 :図3-4 に示す 8 救急隊
金石救急隊
駅西救急隊
高尾台救急隊
泉野救急隊
中央救急隊
鳴和救急隊
森本救急隊
味噌蔵救急隊
FAST設置区間 図 3-4 救急隊の位置と FAST 設置区間 ④FAST 設置ルート:表 3-1、図 3-5 のとおり ④FAST 設置ルート:表 3-1、図 3-5 のとおり 表 3-1 FAST 設置ルートとルート延長 ルート名 ルート名 経路 経路 延長(km) 延長(km) ルート① 県庁・中央病院前~広岡 上 2.270 下 2.284 ルート② 広岡~泉本町 上 3.719 下 3.700 ルート③ 香林坊~石引 1 丁目 上 2.935 下 2.936 ルート④ 片町~飛梅 上 2.231 下 2.231 ルート⑤ 兼六~武蔵 上 1.422 下 1.422 計 上 12.648 下 12.573ルート① 県庁・中央病院前~広岡 ルート② 鳴和救急隊 広岡~泉本町 ルート⑤ 兼六~武蔵 ルート④ 片町~飛梅 ルート③ 香林坊~石引 1 丁目 駅西救急隊 泉野救急隊 中央救急隊 味噌蔵救急隊 県庁・中央病院前 広岡 泉本町 片町 飛梅 石引 1 丁目 香林坊 武蔵 兼六 図 3-5 FAST 設置ルート
3.2.2 現場急行支援システムの作動状況 FAST 設置路線のうち一部(2 路線区間:広岡→県庁・中央病院前、橋場→金沢医大) のFAST データとプローブデータのマッチングを行った結果は表 3-2、図 3-6 のとおり である。緊急走行する救急車両の光ビーコン下通過率は93%に達している。また、実際 に信号のタイミングの変更が行われたのは85%である。これにより、一部区間のデータ ではあるが、緊急走行中の救急車両は、93%の割合で光ビーコンが設置されている通常 走行車線を走行し、7%の割合で対向車線等を走行していることが確認された。
光ビーコン下通過率=(FAST 検知・作動の合計+FAST 検知のみの合計)/FAST 設置区間通過回数の合計 93%=((57+108)+(8+8))/(67+127)
表 3-2 FAST 設置区間通過状況および検知・作動状況
救急隊名 救急活動区分 FAST区間通過回数 FAST検知・作動 FAST検知のみ FAST非検知
味噌蔵救急隊 覚知~現着 65 55 8 2 現発~病院着 98 81 7 10 鳴和救急隊 覚知~現着 2 2 0 0 現発~病院着 19 19 0 0 金石救急隊 覚知~現着 0 0 0 0 現発~病院着 10 8 1 1 合計 覚知~現着 67 57 8 2 現発~病院着 127 108 8 11 ※FAST 検知・作動 :光ビーコンが FAST 車載車両通過を検知し、信号のタイミングを変更した回数 FAST 検知のみ :光ビーコンの FAST 車載車両通過を検知したタイミングが信号を制御するまでもなく 青信号で通過できた回数 FAST 非検知 :FAST 車載車両の通過記録がプローブデータにあるが、光ビーコン下を通過しなかっ た回数 覚知 :119 番通報の受信後、出場命令を受け救急車両が動き出した時間、出場時刻
味噌蔵救急隊 FAST検知・作動状況(n=65)【覚知~現着】 8回, 12.3% 2回, 3.1% 55回, 84.6% FAST検知・作動 FAST検知のみ FAST非検知 味噌蔵救急隊 FAST検知・作動状況(n=98)【現発~病院着】 81回, 82.7% 10回, 10.2% 7回, 7.1% FAST検知・作動 FAST検知のみ FAST非検知 鳴和救急隊 FAST検知・作動状況(n=19)【現発~病院着】 19回, 100.0% FAST検知・作動 FAST検知のみ FAST非検知 鳴和救急隊 FAST検知・作動状況(n=2)【覚知~現着】 2回, 100.0% FAST検知・作動 FAST検知のみ FAST非検知 金石救急隊 FAST検知・作動状況(n=10)【現発~病院着】 8回, 80.0% 1回, 10.0% 1回, 10.0% FAST検知・作動 FAST検知のみ FAST非検知 図 3-6 救急隊別活動状況別の FAST 検知・作動状況
3.2.3 救急活動記録の概要 (1)データ収集期間と対象車両 前述のプローブカー調査期間中の全救急活動記録データを収集した。各救急隊の出動 回数は表3-3 に整理したとおりである。 表 3-3 プローブカー調査期間中の救急隊別の出動回数 救急隊名 出動回数(回) 中央救急隊 195 味噌蔵救急隊 239 泉野救急隊 182 高尾台救急隊 102 駅西救急隊 165 鳴和救急隊 130 森本救急隊 80 金石救急隊 127 合計 1,220 (2)データの概要 救急活動記録データは、金沢市消防局のシステムに入力された情報から、個人情報を 含まない項目を抽出し、エクセル形式の出力ファイルで収集した。データ項目は表 3-4 のとおりである。 表 3-4 収集した救急活動記録データの項目 ※:表中における「覚知」は「119 番通報の受信後の救急車出場命令した時間、出場指令時刻」を示す。
3.2.4 調査期間中の救急救命活動の概要 収集したプローブカーデータについて、救急活動記録データとの関連付けにより、分析対象と なる救急活動中のデータを抽出した。 (1)出動回数と走行距離 救急車両別(救急隊別)の出動回数と活動時の総走行距離は表3-5 のとおりとなっている。 10 中央救急隊 195 2,070.2 236,560 20 味噌蔵救急隊 239 1,680.8 208,197 30 泉野救急隊 182 1,617.9 185,820 40 高尾台救急隊 102 1,175.3 135,880 50 駅西救急隊 165 1,152.6 145,390 60 鳴和救急隊 130 775.5 98,129 70 森本救急隊 80 840.5 82,756 80 金石救急隊 127 1,345.1 147,691 1,220 10,657.8 1,240,423 車両 番号 救急隊名 出動回数 (活動記録) 救急活動の 総走行距離 (Km) プローブデータの 総レコード数 合計 ※FAST非搭載車 ※FAST非搭載車 表 3-5 救急車両別の出動回数と活動時の総走行距離 ※FAST 非車載車両 ※FAST 非車載車両 同じく、出動から現場までと病院までの搬送時の走行内容は表 3-6 のとおりである。なお、覚 知から病院到着における搬送回数の相違は、プローブデータと活動記録のマッチング時に、デー タの欠落やデータのアンマッチにより分析対象から削除したことによる。 表 3-6 出動時と搬送時の走行内容 出動 回数 走行距離 (km) 平均距離 (Km/回) 現着/全活動 走行距離比(%) 搬送 回数 走行距離 (km) 平均距離 (Km/回) 搬送/全活動 走行距離比(%) 10 中央救急隊 167 412.0 2.5 19.9 176 788.7 4.5 38.1 20 味噌蔵救急隊 221 442.8 2.0 26.3 208 593.3 2.9 35.3 30 泉野救急隊 163 429.5 2.6 26.5 165 548.0 3.3 33.9 40 高尾台救急隊 97 178.3 1.8 15.2 96 458.4 4.8 39.0 50 駅西救急隊 132 245.3 1.9 21.3 148 403.2 2.7 35.0 60 鳴和救急隊 40 74.4 2.0 9.6 93 291.5 2.0 37.6 70 森本救急隊 43 74.9 1.7 8.9 70 368.8 5.3 43.9 80 金石救急隊 120 301.6 2.5 22.4 118 463.9 3.9 34.5 983 2,158.8 2.2 20.3 1,074 3,915.8 3.6 36.7 合計 車両 番号 救急隊名 現発~病院着 覚知~現着 (2)活動実態 調査期間(1 ヶ月)における 8 救急隊の救急活動において、各救急車両の緊急走行(サイレン 吹鳴時)の走行経路とその利用回数は図3-7(1)~(8)に示すとおりである。また、図 3-8(1) ~(2)は全 8 救急隊の走行経路と利用回数を合計した図である。
【味噌蔵救急隊】 (覚知~現着) (現発~病着) 【中央救急隊】 (現発~病着) (覚知~現着) 1~5 回 6~15 回 16~25 回 26~35 回 36 回以上 当該救急隊 その他救急隊 病院 1~5 回 6~15 回 16~25 回 26~35 回 36 回以上 当該救急隊 その他救急隊 病院 図 3-7(1) 各救急車両の緊急走行経路と利用回数 図 3-7(2) 各救急車両の緊急走行経路と利用回数
【泉野救急隊】 【高尾台救急隊】 (覚知~現着) 図 3-7(3) 各救急車両の緊急走行経路と利用回数 病院 その他救急隊 当該救急隊 36 回以上 26~35 回 16~25 回 6~15 回 1~5 回 (現発~病着) (現発~病着) (覚知~現着) 1~5 回 6~15 回 16~25 回 26~35 回 36 回以上 当該救急隊 その他救急隊 病院 図 3-7(4) 各救急車両の緊急走行経路と利用回数
図 3-7(5) 各救急車両の緊急走行経路と利用回数 病院 その他救急隊 当該救急隊 36 回以上 26~35 回 16~25 回 6~15 回 1~5 回 (現発~病着) 【鳴和救急隊】 (覚知~現着) (現発~病着) 1~5 回 6~15 回 16~25 回 26~35 回 36 回以上 当該救急隊 その他救急隊 病院 (覚知~現着) 【駅西救急隊】 図 3-7(6) 各救急車両の緊急走行経路と利用回数
(覚知~現着) 病院 その他救急隊 当該救急隊 36 回以上 26~35 回 16~25 回 6~15 回 1~5 回 (現発~病着) (覚知~現着) 【森本救急隊】 【金石救急隊】 図 3-7(7) 各救急車両の緊急走行経路と利用回数 (現発~病着) 病院 36 回以上 当該救急隊 その他救急隊 6~15 回 16~25 回 26~35 回 1~5 回 図 3-7(8) 各救急車両の緊急走行経路と利用回数
(覚知~現着) 1~5 回 6~15 回 16~25 回 26~35 回 36 回以上 その他救急隊 病院 図 3-8(1) 救急車両の緊急走行経路と利用回数(8 救急隊合計)
病院 その他救急隊 36 回以上 26~35 回 16~25 回 6~15 回 1~5 回 (現発~病着) 図 3-8(2) 救急車両の緊急走行経路と利用回数(8 救急隊合計)
3.3 プローブカーデータによる現場急行支援システム活用効果の分析 3.3.1 現場急行支援システム検知時と非検知時の比較
FAST の活用効果を把握するため、同一の FAST 車載車の緊急走行時における FAST 検知の場
合とFAST 非検知の場合について比較を行った。
(1)車両の速度変化
図3-9 は FAST 設置区間(大手町~尾張町間)において、FAST 車載車両が走行時に FAST 検知
時、FAST 非検知時の各々の車載したプローブ機器の1秒毎の速度の変化を表した図である。 FAST 非検知時における信号交差点直近での速度の低下が顕著である。 (2)区間旅行速度 (1)の結果を基に速度の差を比較する。図 3-10 は同じ FAST 区間において、電子道路地図の リンク(以下「DRM リンク」という。)の両端の通過時刻および FAST 設置交差点の両端の通過 時刻を基に、各々、リンクの区間旅行速度とFAST 設置交差点間の区間旅行速度を算出したもの である。 リンクの区間旅行速度においては、やはり交差点直近のリンクにおける速度差が大きく、 6.2km/h、FAST 検知時の速度が速い。 また、FAST 設置交差点間の区間旅行速度においては、交差点直近リンクの速度差を反映し、 5.7~5.8km/h、FAST 検知時の速度が速い。 FAST作動時・非作動時 GPS速度グラフ【味噌蔵救急隊 大手町→尾張町】 0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 60.0 70.0 80.0 0.0 0.1 0.2 0.3 0.4 0.5 0.6 0.7 (km) (km/h) FAST作動時 FAST非作動時 FAST検知 FAST検知 FAST非検知 大手町 橋場 尾張町 FAST制御区間 図 3-9 FAST 検知時・FAST 非検知時の GPS 速度図【大手町→尾張町】
(3)FAST区間走行時の旅行時間 図3-11 は(2)における FAST 設置交差点間の区間旅行速度を基に、各交差点間の旅行時間を 算出したものである。この結果、対象とした区間0.6km での旅行時間差は、大手町~橋場間で 4.5 秒、橋場~尾張町間で3.8 秒であり、各々FAST 制御により 12.3%、15.0%の時間短縮が図られ ている。対象とした区間全体0.6km では 8.3 秒、13.4%の時間短縮が図られている。 図 3-10 FAST 検知時・FAST 非検知時のリンク間・交差点間旅行速度図【大手町→尾張町】 FAST作動時・非作動時 交差点間平均旅行速度グラフ【味噌蔵救急隊 大手町→尾張町】 0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 0.0 0.1 0.2 0.3 0.4 0.5 0.6 0.7 (km) 50.0 60.0 70.0 80.0 (km/h) FAST作動時 FAST非作動時 FAST制御区間 FAST作動時・非作動時 DRMリンク平均旅行速度グラフ【味噌蔵救急隊 大手町→尾張町】 0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 60.0 70.0 80.0 0.0 0.1 0.2 0.3 0.4 0.5 0.6 0.7 (km) (km/h) 大手町 橋場 尾張町 FAST作動時 FAST非作動時 FAST作動時 FAST非作動時 6.2km 5.7km 5.8km
図 3-11 FAST 検知時・FAST 非検知時の FAST 区間旅行速度図【大手町→尾張町】
FAST作動時・非作動時 時間距離線図【味噌蔵救急隊 大手町→尾張町】 0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 60.0 70.0 80.0 0.0 0.1 0.2 0.3 0.4 0.5 0.6 0.7 (km) (秒) FAST作動時 FAST非作動時 時間距離線図 4.5 秒 8.3 秒 FAST検知 FAST非検知 FAST検知 FAST非検知 FAST検知 FAST非検知 大手町 橋場 尾張町 FAST制御区間
3.3.2 現場急行支援システム車載車両と非車載車走行実態の比較
FAST の活用効果を把握するため、FAST 設置区間を緊急走行した救急車両について、FAST 車 載車両(6 台)と FAST 非車載車両(2 台)の走行頻度と走行速度について分析を行う。図 3-12
はFAST 設置区間をルート別に示したものである。
(1)FAST設置路線の走行頻度
FAST 設置路線の利用状況について、ルート、区間別に FAST 車載車両、FAST 非車載車両別 の平均の走行回数についての比較検討を行う。 ①走行頻度の算出方法 プローブデータより、救急車両がFAST 路線を走行する際、路線全体を走行する車両は大変少 なく、任意の交差点よりFAST 区間へ流入し、任意の交差点より流出する状況にある。 そのため、各FAST 区間の走行頻度の把握にあたっては、交差点区間内の路線をさらに細かい リンク延長(L1、L2、L3 等)で分割し、そのリンク延長毎の通過回数(n1、n2、n3 等) を車両ごとに計測する。例えば、A 車両の L1 通過通回数がn1、L2 通過通回数がn2、L3 通過 通回数がn3 とすると、下記の計算式「L1×n1+ L2×n2+ L3×n3」により、A 車両の交差点 区間内通過延長合計が算出されることとなる。これを、車両毎に算出し、この結果の合計値より 交差点内の区間延長を割った数値が、区間通過回数、すなわち期間内に車両が区間を通過したの べ回数となる。 ① ② ③ ○区間利用頻度の算出方法について ・算出手順 車両別 通過延長合計の算出 区間通過回数の算出 平均利用頻度の算出 リンク延長 通過回数 L1 L2 L3 n1 n2 n3 L1 ○交差点 □交差点 n1 × + L2×n2 + L3×n3 A車両 通過延長合計 m1 m2 m3 A車両 B車両 = L1×m1 + L2×m2 + L3×m3 = B車両 通過延長合計 A車両 通過延長合計 + B車両 通過延長合計 = 区間通過回数 = 区間通過回数 車両数 平均区間利用頻度 区間延長 通過回数
②FAST 活用ルートの利用状況 FAST 設置区間における走行頻度をルート別に確認した結果は、図 3-12~図 3-16 に示すとおり であり、次の事項が確認された。 ・FAST 車載車両が FAST を利用する際、最も利用頻度が多い区間では、調査期間中(1 ヶ月 間)1台当たり15回程度利用されている。 ・FAST 車載車両が配備されている消防署の位置の影響によるものと考えられるが、ほとんど の区間でFAST 車載車両の利用が多い。 ・県立中央病院、金沢医療センター、金沢大学付属病院の直近区間での利用頻度が高い。 ・中央、駅西、味噌蔵消防署の直近区間での利用頻度が高い。 ・調査期間中に利用されていない区間もある。 県庁・中央病院前→広岡 0.0 5.0 10.0 15.0 20.0 (回) FAST車載車 FAST非車載車 広岡←県庁・中央病院前 0.0 5.0 10.0 15.0 20.0 (回) FAST車載車 FAST非車載車 広岡西 駅西本町1 駅西本町3 西念南 西念中 西念 県庁・中央病院前 広岡 300m 307m 415m 364m 186m 309m 403m FAST車載車両 県立中央病院 駅西消防署 図 3-12 FAST 設置区間の走行頻度(ルート①)【県庁・中央病院前~広岡】 FAST非車載車両 FAST車載車両 FAST非車載車両 FAST車載車両 FAST非車載車両 FAST車載車両 FAST非車載車両 FAST車載車 広岡→泉本町 0.0 5.0 10.0 15.0 20.0 (回) FAST非車載車 広岡←泉本町 0.0 5.0 10.0 15.0 20.0 (回) FAST車載車 FAST非車載車 中橋 六牧 三社 元軍 中村町 増泉 広岡 404m 424m 441m 467m 506m 357m 588m 泉本町 513m 増泉3丁目 FAST車載車両 中央消防署 図 3-13 FAST 設置区間の走行頻度(ルート②)【広岡~泉本町】 FAST非車載車両 FAST車載車両 FAST非車載車両 FAST車載車両 FAST非車載車両 FAST車載車両 FAST非車載車両
FAST車載車 香林坊→石引1丁目 30.0 (回) 0.0 5.0 10.0 15.0 20.0 25.0 FAST車載車 兼六→武蔵 0.0 5.0 10.0 15.0 20.0 (回) FAST車載車 FAST非車載車 兼六←武蔵 0.0 5.0 10.0 15.0 20.0 (回) FAST車載車 FAST非車載車 大手町 橋場 尾張町 博労町 武蔵 兼六 373m 330m 212m 245m 262m 味噌蔵消防署 図 3-16 FAST 設置区間の走行頻度(ルート⑤)【兼六~武蔵】 FAST車載車両 FAST非車載車両 FAST車載車両 FAST非車載車両 FAST車載車両 FAST非車載車両 FAST車載車両 FAST非車載車両 FAST車載車 片町→飛梅 0.0 5.0 10.0 15.0 20.0 (回) FAST車載車 FAST非車載車 片町←飛梅 0.0 5.0 10.0 15.0 20.0 (回) FAST車載車 FAST非車載車 大工町 鱗町 観光会館前 広坂 出羽 飛梅 片江 125m 305m 241m 424m 266m 345m 堅町 525m 図 3-15 FAST 設置区間の走行頻度(ルート④)【片町~飛梅】 FAST車載車両 FAST非車載車両 FAST車載車両 FAST非車載車両 FAST車載車両 FAST非車載車両 FAST車載車両 FAST非車載車両 FAST非車載車 香林坊←石引1丁目 0.0 5.0 10.0 15.0 20.0 25.0 30.0 (回) FAST車載車 FAST非車載車 広坂2丁目 広坂 兼六 兼六坂上 北陸学院前 金大病院前 香林坊 316m 210m 578m 615m 285m 560m 石引1丁目 371m FAST車載車両 医療センター 大学病院 図 3-14 FAST 設置区間の走行頻度(ルート③)【香林坊~石引 1 丁目】 FAST非車載車両 FAST車載車両 FAST非車載車両 FAST車載車両 FAST非車載車両 FAST車載車両 FAST非車載車両
(2)FAST設置路線の通過所要時間
FAST 設置路線走行時の所要時間について、ルート区間別に FAST 車載車両、FAST 非車載車 両の各々の、平均所要時間についての比較検討を行う。 ①通過所要時間の算出方法 FAST 路線の通過所要時間を算出するにあたり、路線を連続的に通過する車両の抽出を試みた が、該当するデータが少なかった。よって、通過所要時間の算出においても、走行頻度の算出方 法と同様に、交差点区間内をさらに細かいリンク走行延長(AL1、AL2、AL3 等)で分割し、 そのリンク走行延長毎の所要時間(As1、As2、As3 等)を車両ごとに計測する。例えば、A 車
両のAL1 走行所要時間が As1、AL2 走行所要時間が As2、AL3 走行所要時間が As3 とすると、
A 車両区間走行距離合計(AL1+AL2+AL3)を A 車両区間所要時間合計(As1+ As2+ As3)で、
割った数値がA 車両区間平均旅行速度となる。 ○区間平均旅行速度の算出方法について ・算出手順 ①車両別 区間走行距離合計の算出 ②車両別 区間所要時間合計の算出 ③車両別 区間平均旅行速度の算出 ④区間平均旅行速度の算出 ⑤区間平均所要時間の算出 リンク走行延長 所要時間
AL1 AL2 AL3
As1 AL1 ○交差点 □交差点 Bs1 A車両 B車両 = 区間平均旅行速度 BL1 BL2 BL3 As2 As3 Bs2 Bs3
+ AL2 + AL3 = A車両 区間走行距離合計
リンク走行延長 所要時間
BL1 + BL2 + BL3 = B車両 区間走行距離合計
As1 + As2 + As3 = A車両 区間所要時間合計
Bs1 + Bs2 + Bs3 = B車両 区間所要時間合計 = A車両 区間走行距離合計 A車両 区間平均旅行速度 A車両 区間所要時間合計 = B車両 区間走行距離合計 B車両 区間平均旅行速度 B車両 区間所要時間合計 A車両 区間走行距離合計 + B車両 区間走行距離合計 A車両 区間所要時間合計 + B車両 区間所要時間合計 = 区間平均所要時間 区間距離合計 区間平均旅行速度
上記の手法により算出を行った通過所要時間の比較は、FAST 車載車両と FAST 非車載車両の ドライバーの特性が反映された値となっている可能性がある。表 3-7 は、県道以上の幹線道路 (FAST 設置区間を除く)を走行時の全走行データから各救急車両の平均旅行速度を算定したも のである。 この表から明らかなように、各救急車両の旅行時間には差異があり、最も高速の車両と遅い車 両では平均速度で9.5km/h の相違があることが分かった。特に FAST 非車載車両の平均速度は いずれも速い傾向にある。そこで、ドライバーの運転特性を補正した上で、再度、通過所要時間 の比較を行うものとする。 ②補正方法 前述した通過所要時間の算出手順において、表 3-7 に示す全車両の平均速度と各車両の平均速 度差を基に、DRM リンク毎の延べ所要時間の補正を行う。算出方法は次に示すとおりである。 ・算出手順 ①車両別 区間走行距離合計の算出 ②車両別 区間所要時間合計の算出 ①車両別区間平均旅行速度(車両間速度差考慮後)の算出 ③車両別 区間平均旅行速度の算出 ②車両間速度差考慮後区間所要時間の算出 ※車両間速度差を考慮 ④'区間平均旅行速度の算出 ⑤'区間平均所要時間の算出
AL1 + AL2 + AL3 = A車両 区間走行距離合計
BL1 + BL2 + BL3 = B車両 区間走行距離合計
As1 + As2 + As3 = A車両 区間所要時間合計
Bs1 + Bs2 + Bs3 = B車両 区間所要時間合計 = A車両 区間走行距離合計 A車両 区間平均旅行速度 A車両 区間所要時間合計 = B車両 区間走行距離合計 B車両 区間平均旅行速度 B車両 区間所要時間合計 A車両 区間平均旅行速度 + 車両間旅行速度差 = A車両 区間平均旅行速度(速度差考慮後) B車両 区間平均旅行速度 + 車両間旅行速度差 = B車両 区間平均旅行速度 (速度差考慮後) = A車両 区間走行距離合計 A車両 区間平均所要時間 (速度差考慮後) A車両 区間平均旅行速度 (速度差考慮後) = B車両 区間走行距離合計 B車両 区間平均所要時間 (速度差考慮後) B車両 区間平均旅行速度 (速度差考慮後) = 区間平均旅行速度(速度差考慮後) A車両 区間走行距離合計 + B車両 区間走行距離合計 A車両 区間平均所要時間 (速度差考慮後) + B車両 区間平均所要時間 (速度差考慮後) = 区間平均所要時間(速度差考慮後) 区間距離合計 区間平均旅行速度 (速度差考慮後) 表 3-7 救急隊別車両平均速度 車両 番号 救急隊名 車両別 総走行距離(km) 車両別 総所要時間(分) 車両別 平均旅行速度(km/h) 平均速度差 (km/h) 10 中央救急隊 478.7 667.7 43.0 -0.6 20 味噌蔵救急隊 304.9 478.7 38.2 4.2 30 泉野救急隊 422.2 587.5 43.1 -0.7 40 高尾台救急隊 220.3 314.4 42.0 0.4 50 駅西救急隊 196.4 305.6 38.6 3.9 60 鳴和救急隊 157.6 246.6 38.3 4.1 70 森本救急隊 290.4 364.8 47.8 -5.3 80 金石救急隊 493.8 661.8 44.8 -2.4 2564.4 3627.2 42.4 合計
③FAST 設置路線との通過所要時間 FAST 設置区間における交差転換平均所要時間をルート別に確認した結果は、図 3-17~図 3-26 に示すとおりであり、次の事項が確認された。 ・ほとんどのFAST 設置区間で FAST 車載車両の通過所要時間は短い結果となった。 ・最も所要時間差が大きい区間は、北陸学院前から金沢大学病院前の区間で、FAST 非車載車両 に比べ、40%程度 FAST 車載車両の所要時間が短くなっている。 ・両方の車両の比較データが揃っている区間、14.95km の区間では、平均 14.3%FAST 車載車両 の所要時間が短縮されている。 ・ 比較データが揃っている区間の合計所要時間の差は約 3.6 分(215.6 秒)であり、この差は FAST 設置区間の総延長 25.6km に換算すると、車両一台あたり 6.2 分の時間短縮が図られて いることを意味している。 いることを意味している。 FAST車載車・非車載車別 時間距離線図【県庁・中央病院前→広岡】 0.0 0.5 1.0 1.5 2.0 2.5 3.0 3.5 4.0 0.0 0.5 1.0 1.5 2.0 2.5( km) ( 分 ) FAST車 載 車 FAST非 車 載 車 FAST車載車・非車載車別 時間距離線図【県庁・中央病院前←広岡】 0.0 0.5 1.0 1.5 2.0 2.5 3.0 3.5 4.0 0.0 0.5 1.0 1.5 2.0 2.5( km) ( 分 ) FAST車 載 車 FAST非 車 載 車 広岡西 駅西 本町1 駅西本町 3 西 念南 西 念中 西念 県 庁・中央病 院前 広岡 300m 307m 415m 364m 186m 309m 403m 1.6km, 15秒差 県立中央病院 駅西消防署 図 3-18 時間距離線図[補正値](ルート①)【県庁・中央病院前~広岡】 FAST車載車両 FAST非車載車両 FAST車載車両 FAST非車載車両 FAST車載車両 FAST非車載車両 FAST車載車両 FAST非車載車両 FAST車載車・非車載車別 交差点間平均所要時間【県庁・中央病院前→広岡】 0.0 0.5 1.0 1.5 2.0 2.5( km) (秒 ) 0 10 20 30 40 50 60 FAST非車 載 車 FAST車載車・非車載車別 交差点間平均所要時間【県庁・中央病院前←広岡】 0 10 20 30 40 50 60 0.0 0.5 1.0 1.5 2.0 2.5( km) (秒 ) FAST車載 車 FAST非車 載 車 広岡西 駅西本町1 駅西本町3 西念南 西念中 西念 県庁・中央病院前 広岡 300m 307m 415m 364m 186m 309m 403m FAST車載車両 県立中央病院 駅西消防署 図 3-17 交差点間平均所要時間[補正値](ルート①)【県庁・中央病院前~広岡】 FAST非車載車両 FAST車載車両 FAST非車載車両 FAST車載車両 FAST非車載車両 FAST車載車両 FAST非車載車両
FAST車載車・非車載車別 交差点間平均所要時間【広岡→泉本町】 km) ( 秒 ) 0 10 20 30 40 50 60 70 80 0.0 0.5 1.0 1.5 2.0 2.5 3.0 3.5 4.0( FAST車 載 車 FAST車載車・非車載車別 交差点間平均所要時間【香林坊→石引1丁目】 0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100 0.0 0.5 1.0 1.5 2.0 2.5 3.0( km) ( 秒 ) FAST車 載 車 FAST非 車 載 車 FAST車載車・非車載車別 交差点間平均所要時間【香林坊←石引1丁目】 0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100 0.0 0.5 1.0 1.5 2.0 2.5 3.0( km) ( 秒 ) FAST車 載 車 FAST非 車 載 車 広 坂 2丁 目 広 坂 兼 六 兼 六 坂 上 北 陸 学 院 前 金 大 病 院 前 香 林 坊 316m 210m 578m 615m 285m 560m 石 引1丁 目 371m 医療センター 大学病院 図 3-21 交差点間平均所要時間[補正値](ルート③)【香林坊~石引 1 丁目】 FAST車載車両 FAST非車載車両 FAST車載車両 FAST非車載車両 FAST車載車両 FAST非車載車両 FAST車載車両 FAST非車載車両 FAST車載車・非車載車別 時間距離線図【広岡→泉本町】 ( 分 ) 0.0 1.0 2.0 3.0 4.0 5.0 6.0 7.0 8.0 0.0 0.5 1.0 1.5 2.0 2.5 3.0 3.5 4.0( km) FAST車 載 車 FAST非 車 載 車 FAST車載車・非車載車別 時間距離線図【広岡←泉本町】 0.0 1.0 2.0 3.0 4.0 5.0 6.0 7.0 0.0 0.5 1.0 1.5 2.0 2.5 3.0 3.5 4.0( km) ( 分 ) FAST車 載 車 FAST非 車 載 車 中橋 六牧 三社 元軍 増泉 広岡 404m 424m 441m 467m 506m 357m 588m 増泉3丁目 泉本町 513m 中村町 2.9km,64.5秒差 1.0km,17.1秒差 0.6km,13.0秒差 中央消防署 図 3-20 時間距離線図[補正値](ルート②)【広岡~泉本町】 FAST車載車両 FAST非車載車両 FAST車載車両 FAST非車載車両 FAST車載車両 FAST非車載車両 FAST車載車両 FAST非車載車両 FAST非 車 載 車 FAST車載車・非車載車別 交差点間平均所要時間【広岡←泉本町】 0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 0.0 0.5 1.0 1.5 2.0 2.5 3.0 3.5 4.0( ( 秒 ) km) FAST車 載 車 FAST非 車 載 車 中 橋 六牧 三社 元軍 中村町 増泉 広岡 404m 424m 441m 467m 506m 357m 588m 泉本町 513m 増泉3丁目 中央消防署 FAST車載車両 図 3-19 交差点間平均所要時間[補正値](ルート②)【広岡~泉本町】 FAST非車載車両 FAST車載車両 FAST非車載車両 FAST車載車両 FAST非車載車両 FAST車載車両 FAST非車載車両
FAST車載車・非車載車別 時間距離線図【片町→飛梅】 0.0 0.5 1.0 1.5 2.0 2.5 3.0 3.5 4.0 4.5 5.0 0.0 0.5 1.0 1.5 2.0 2.5( km) ( 分 ) FAST車 載 車 FAST非 車 載 車 FAST車載車・非車載車別 時間距離線図【片町←飛梅】 0.0 0.5 1.0 1.5 2.0 2.5 3.0 3.5 4.0 4.5 0.0 0.5 1.0 1.5 2.0 2.5( km) ( 分 ) FAST車 載 車 FAST非 車 載 車 大工 町 鱗 町 観光 会館前 広 坂 出 羽 飛梅 片江 125m 305m 241m 424m 266m 345m 堅町 525m 2.1km, 19.1秒 差 0.5km, 1.2秒差 FAST車載車両 FAST非車載車両 FAST車載車両 FAST非車載車両 FAST車載車両 FAST非車載車両 FAST車載車両 FAST非車載車両 FAST車載車・非車載車別 交差点間平均所要時間【片町→飛梅】 0 10 20 30 40 50 60 70 80 0.0 0.5 1.0 1.5 2.0 2.5( km) ( 秒 ) FAST車 載 車 FAST非 車 載 車 FAST車載車・非車載車別 交差点間平均所要時間【片町←飛梅】 0 10 20 30 40 50 60 70 80 0.0 0.5 1.0 1.5 2.0 2.5( km) ( 秒 ) FAST車 載 車 FAST非 車 載 車 大 工 町 鱗 町 観 光 会 館 前 広 坂 出 羽 飛 梅 片 江 125m 305m 241m 424m 266m 345m 堅 町 525m 図 3-23 交差点間平均所要時間[補正値](ルート④)【片町~飛梅】 FAST車載車両 FAST非車載車両 FAST車載車両 FAST非車載車両 FAST車載車両 FAST非車載車両 FAST車載車両 FAST非車載車両 FAST車載車・非車載車別 時間距離線図【香林坊→石引1丁目】 0.0 1.0 2.0 3.0 4.0 5.0 6.0 0.0 0.5 1.0 1.5 2.0 2.5 3.0( km) ( 分 ) FAST車 載 車 FAST非 車 載 車 FAST車載車・非車載車別 時間距離線図【香林坊←石引1丁目】 0.0 1.0 2.0 3.0 4.0 5.0 6.0 0.0 0.5 1.0 1.5 2.0 2.5 3.0( km) ( 分 ) FAST車 載 車 FAST非 車 載 車 広 坂 2丁 目 広 坂 兼 六 兼 六 坂 上 北 陸 学 院 前 金 大 病 院 前 香 林 坊 316m 210m 578m 615m 285m 560m 石 引 1丁 目 371m 2.9km, 62.1秒 差 1.2km, 4.9秒 差 0.5km, 5.6秒 差 医療センター 大学病院 FAST車載車両 図 3-22 時間距離線図[補正値](ルート③)【香林坊~石引 1 丁目】 FAST非車載車両 FAST車載車両 FAST非車載車両 FAST車載車両 FAST非車載車両 FAST車載車両 FAST非車載車両
FAST車載車・非車載車別 交差点間平均所要時間【兼六→武蔵】 0 10 20 30 40 50 60 70 0.0 0.5 1.0 1.5( km) ( 秒 ) FAST車 載 車 FAST非 車 載 車 FAST車載車・非車載車別 交差点間平均所要時間【兼六←武蔵】 0 10 20 30 40 50 60 0.0 0.5 1.0 1.5( km) ( 秒 ) FAST車 載 車 FAST非 車 載 車 大手 町 橋 場 尾張 町 博労 町 武 蔵 兼 六 373m 330m 212m 245m 262m (3)時間帯別交差点間平均所要時間の比較 (2)で検討を行った補正後の FAST 設置路線の通過所要時間を基に、さらに交通集中時の状況を 明らかにするため、時間帯別の通過所要時間について検討を行うものとする。なお、検討を行う 時間帯は次のとおりである。 ・朝ピーク時間帯・・・7:00~9:00 の 2 時間 ・昼間時間帯・・・・・9:00~17:00 の 8 時間 ・夕ピーク時間帯・・・17:00~19:00 の 2 時間 ・夜間時間帯・・・・・19:00~7:00 の 12 時間 味噌蔵消防署 FAST車載車両 図 3-25 交差点間平均所要時間[補正値](ルート⑤)【兼六~武蔵】 FAST非車載車両 FAST車載車両 FAST非車載車両 FAST車載車両 FAST非車載車両 FAST車載車両 FAST非車載車両 FAST車載車・非車載車別 時間距離線図【兼六→武蔵】 0.0 0.5 1.0 1.5 2.0 2.5 3.0 0.0 0.5 1.0 1.5( km) ( 分 ) FAST車 載 車 FAST非 車 載 車 FAST車載車・非車載車別 時間距離線図【兼六←武蔵】 0.0 0.5 1.0 1.5 2.0 2.5 3.0 0.0 0.5 1.0 1.5( km) ( 分 ) FAST車 載 車 FAST非 車 載 車 大手町 橋場 尾張町 博労 町 武蔵 兼六 373m 330m 212m 245m 262m FAST車載車両 0.7km,7.5秒差 0.7km,7.9秒差 味噌蔵消防署 図 3-26 時間距離線図[補正値](ルート⑤)【兼六~武蔵】 FAST非車載車両 FAST車載車両 FAST非車載車両 FAST車載車両 FAST非車載車両 FAST車載車両 FAST非車載車両
①ルート①(県庁・中央病院前~広岡) 図3-27 はルート①における平均の通過所要時間を示している。図 3-28、図 3-29、図 3-30、図 3-31 はそれぞれの時間帯別の通過所要時間を示している。 FAST 車載車と FAST 非車載車の比較ができる路線は昼間時間帯、夕ピーク時間帯、夜間時間 帯の広岡から県庁・中央病院前方向のみである。 FAST車載車 FAST非車載車 FAST車載車・非 FAST車載車・非車載車別 時間距離線図【県庁・中央病院前→広岡】 7~9時 0.0 0.5 1.0 1.5 2.0 2.5 3.0 3.5 4.0 0.0 0.5 1.0 1.5 2.0 (分) 2.5(km) FAST車載車 FAST非車載車 FAST車載車・非車 】 7~9時 0.0 0.5 1.0 1.5 2.0 2.5 3.0 3.5 4.0 0.0 0.5 1.0 1.5 2.0 2.5(km) (分) 載車別 時間距離線図【県庁・中央病院前←広岡 FAST車載車 FAST非車載車 広岡西 駅西本町1 駅西本町3 西念南 西念中 西念 県庁・中央病院前 広岡 300m 307m 415m 364m 186m 309m 403m 県立中央病院 駅西消防署 【県庁・中央病院前→広岡】 【県庁・中央病院前←広岡】 FAST車載車・非車載車別 時間距離線図【県庁・中央病院前→広岡】 17~19時 0.0 0.5 1.0 1.5 2.0 2.5 3.0 3.5 4.0 4.5 5.0 0.0 0.5 1.0 1.5 2.0 2. (分) 5(km) FAST車載車 FAST非車載車 FAST車載車・非車載車別 岡】 17~19時 0.0 0.5 1.0 1.5 2.0 2.5 3.0 3.5 4.0 4.5 5.0 0.0 0.5 1.0 1.5 2.0 2.5(km) (分) 時間距離線図【県庁・中央病院前←広 FAST車載車 FAST非車載車 広岡西 駅西本町1 駅西本町3 西念南 西念中 西念 県庁・中央病院前 広岡 300m 307m 415m 364m 186m 309m 403m 県立中央病院 駅西消防署 403m,14.0秒差 【県庁・中央病院前→広岡】 【県庁・中央病院前←広岡】 FAST車載車・非車載 岡】 7~17時 0.0 0.5 1.0 1.5 2.0 2.5 3.0 3.5 4.0 4.5 5.0 0.0 0.5 1.0 1.5 2.0 2.5(km) (分) 車別 時間距離線図【県庁・中央病院前→広 FAST車載車 FAST非車載車 FAST車載車・非車載 岡】 7~17時 0.0 0.5 1.0 1.5 2.0 2.5 3.0 3.5 4.0 4.5 5.0 0.0 0.5 1.0 1.5 2.0 2.5(km) (分) 車別 時間距離線図【県庁・中央病院前←広 FAST車載車 FAST非車載車 広岡西 駅西本町1 駅西本町3 西念南 西念中 西念 県庁・中央病院前 広岡 300m 307m 415m 364m 186m 309m 403m 県立中央病院 駅西消防署 1677m,12.2秒差 【県庁・中央病院前→広岡】 【県庁・中央病院前←広岡】 FAST車載車・非車載 広岡】 19~7時 0.0 0.5 1.0 1.5 2.0 2.5 3.0 3.5 4.0 4.5 5.0 0.0 0.5 1.0 1.5 2.0 2.5(km) (分) 車別 時間距離線図【県庁・中央病院前→ FAST車載車 FAST非車載車 FAST車載車・非車載車別 】 19~7時 0.0 0.5 1.0 1.5 2.0 2.5 3.0 3.5 4.0 4.5 5.0 0.0 0.5 2.0 2.5(km) (分) 時間距離線図【県庁・中央病院前←広岡 1.0 1.5 FAST車 載車 FAST非 車載車 広岡西 駅西本町1 駅西本町3 西念南 西念中 西念 県庁・中央病院前 広岡 300m 307m 415m 364m 186m 309m 403m 県立中央病院 駅西消防署 1677m,21.9秒差 【県庁・中央病院前→広岡】 【県庁・中央病院前←広岡】 図 3-28 ルート① 朝ピーク時間帯(7~9 時) 図 3-29 ルート① 昼間時間帯(9~17 時) 図 3-27 交差点間の平均通過所要時間(ルート①) 車載車別 時間距離線図【県庁・中央病院前→広岡】 0.0 0.5 1.0 1.5 2.0 2.5 3.0 3.5 4.0 0.0 0.5 1.0 1.5 2.0 2.5(km) (分) FAST非車載車 FAST車載車・非車載車別 病院前←広岡】 0.0 0.5 1.0 1.5 2.0 2.5 3.0 3.5 4.0 0.0 0.5 1.0 1.5 2.0 2.5(km) (分) 時間距離線図【県庁・中央 FAST車載車 FAST非車載車 広岡西 駅西本町1 駅西本町3 西念南 西念中 西念 県庁・中央病院前 広岡 403m 309m 186m 364m 415m 307m 300m 1677m,15.1秒差 【県庁・中央病院前→広岡】 【県庁・中央病院前←広岡】
②ルート②(広岡~泉本町) 図3-32 はルート②における平均の通過所要時間を示している。図 3-33、図 3-34、図 3-35、図 3-36 はそれぞれの時間帯別の通過所要時間を示している。 FAST 車載車と FAST 非車載車の比較ができる路線は、泉本町から広岡方向の朝ピーク時間帯、 昼間時間帯、夕ピーク時間帯、および広岡から泉本町方向の昼間時間帯である。 FAST車載車・非車載車別 時間距離線図【広岡→泉本町】 7~9時 0.0 1.0 2.0 3.0 4.0 5.0 6.0 7.0 8.0 9.0 0.0 0.5 1.0 1.5 2.0 2.5 3.0 3.5 4.0 (分 ) (km) FAST車載車 FAST非車載 車 FAST車載車・非車載車別 時間距離線図【広岡←泉本町】 7~9時 0.0 1.0 2.0 3.0 4.0 5.0 6.0 7.0 8.0 9.0 0.0 0.5 1.0 1.5 2.0 2.5 3.0 3.5 4.0(km) (分 ) FAST車載 車 FAST非車 載車 中橋 六牧 三社 元軍 増泉 広岡 404m 424m 441m 467m 506m 357m 588m 増泉3丁目 泉本町 513m 中村町 中央消防署 2872m,143.2秒差 【広岡→泉本町】朝ピーク(7~9 時) 【広岡←泉本町】朝ピーク(7~9 時) FAST車載車・非車載車別 時間距離線図【広岡→泉本町】 17~19時 0.0 1.0 2.0 3.0 4.0 5.0 6.0 7.0 8.0 0.0 0.5 1.0 1.5 2.0 2.5 3.0 3.5 4.0 (分) (km) FAST車載車 FAST非車載車 FAST車載 0.0 1.0 2.0 3.0 4.0 5.0 6.0 7.0 8.0 0.0 0.5 1.0 1.5 2.0 2.5 3.0 3.5 4.0(km) (分) 車・非車載車別 時間距離線図【広岡←泉本町】 17~19時 FAST車載車 FAST非車載車 中橋 六牧 三社 元軍 増泉 広岡 404m 424m 441m 467m 506m 357m 588m 増泉3丁目 泉本町 513m 中村町 中央消防署 441m,14.5秒差 357m,-19.1秒差 FAST 時 0.0 1.0 2.0 3.0 4.0 5.0 6.0 7.0 8.0 0.0 0.5 1.0 1.5 2.0 2.5 3.0 3.5 4.0(km) ( 分) 車載車・非車載車別 時間距離線図【広岡→泉本町】 9~17 FAST車載 車 FAST非車 載車 FAST車載車 0.0 1.0 2.0 3.0 4.0 5.0 6.0 7.0 8.0 0.0 0.5 1.0 1.5 2.0 2.5 3.0 3.5 4.0(km) ( 分) ・非車載車別 時間距離線図【広岡←泉本町】 9~17時 FAST車 載車 FAST非 車載 車 中橋 六牧 三社 元軍 増泉 広岡 404m 424m 441m 467m 506m 357m 588m 増泉3丁目 泉本町 513m 中村町 中央消防署 441m,37.8秒差 2872m,120.6秒差 588m,10.5秒差 【広岡→泉本町】ピーク外昼間(9~17 時) 【広岡←泉本町】ピーク外昼間(9~17 時) FAS 7時 0.0 1.0 2.0 3.0 4.0 5.0 6.0 7.0 8.0 0.0 0.5 1.0 1.5 2.0 2.5 3.0 3.5 4.0(km) ( 分) T車載車・非車載車別 時間距離線図【広岡→泉本町】 19~ FAST車載車 FAST非車載車 FAS 7時 0.0 1.0 2.0 3.0 4.0 5.0 6.0 7.0 8.0 0.0 0.5 1.0 1.5 2.0 2.5 3.0 3.5 4.0(km) ( 分) T車載車・非車載車別 時間距離線図【広岡←泉本町】 19~ FAST車載車FAST非車載車 中橋 六牧 三社 元軍 増泉 広岡 404m 424m 441m 467m 506m 357m 588m 増泉3丁目 泉本町 513m 中村町 中央消防署 【広岡→泉本町】ピーク外夜間(19~7 時) 【広岡←泉本町】ピーク外夜間(19~7 時) FAST車載車・非車載車別 時間距離線図【広岡→泉本町】 0.0 1.0 2.0 3.0 4.0 5.0 6.0 7.0 8.0 0.0 0.5 1.0 1.5 2.0 2.5 3.0 3.5 4.0(km) ( 分) FAST車載 車 FAST非車 載車 FAST車載車・非車 岡←泉本町】 0.0 1.0 2.0 3.0 4.0 5.0 6.0 7.0 0.0 0.5 1.0 1.5 2.0 2.5 3.0 3.5 4.0(km) (分 ) 載車別 時間距離線図【広 FAST車載車 FAST非車載 車 中橋 六牧 三社 元軍 増泉 広岡 404m 424m 441m 467m 506m 357m 588m 増泉3丁目 泉本町 513m 中村町 2872m,64.5秒差 954m,17.1秒差 588m,13.0秒差 【広岡→泉本町】 【広岡←泉本町】 図 3-33 ルート② 朝ピーク時間帯(7~9 時) 【広岡→泉本町】夕ピーク(17~19 時) 【広岡←泉本町】夕ピーク(17~19 時) 図 3-35 ルート② 夕ピーク時間帯(17~19 時) 図 3-34 ルート② 昼間時間帯(9~17 時) 図 3-36 ルート② ピーク外夜間(19~7 時)前~広岡】 図 3-32 交差点間の平均通過所要時間(ルート②) FAST車載車 FAST非車載車