子どもの発達に関する栄養学的研究 一栄養摂取と家族変数一
家政学科 中 澤 き み
(昭和47年10月28日受理)
従来偏食に関する研究は数多くのものがあり,それら と指摘している。幼児期における偏食は,栄養科学的に の研究報告をみるとその内容も広範にわたっている。 も教育心理学的にも常に問題とされてきたところである 松見によれ認偏飢は,特定の食品に対する「好き が,筆者も亦食生活に対する母親の購や態度が,子ど 嫌い」を指すために,日常しばしば用いられる言葉であ もの偏食に大きく影響を及ぼすものと考えている・そこ
るという.S,。,鼠2)も,好き嫌いカ・あること,年令に で,母親の子どもに文寸する鮪態度が問題視され,指摘
されてきたことがらを更に因子的に解明するべく仮説によっては,それがはげしくなることを当然のこととして
D。vi、の実験を引肌ながら記述している.融すなわ 基づいて分析を試みることにした・
ち好き嫌いの立場からすれば,Davisの実験が示すとお
り,食品の供給が豊富であるなら,子どもの自由選択に 目 的
まかせ・好きなもの鹸べ,嫌いなものを残させて痢 子どもの栄養蜘状況から食鎌悪傾向度(D・g・ee
ら弊害はなく・偏食に弊害が伴うかと、 う問黙の鯉 。f di,1ik。、el、d。n。y f。, f。。d、DDTF)を求めるとき,
撫用ということになるであろう・しカ1鰺林・高橋ら このDDTFは親の認矢・レベ・レでの子どもの融の醸 は偏食の矯正についての研究報告をし平井も偏食の矯正 と必ずしも一致しないであろうし,また生物学的レベル を説いており偏食と好き嫌いとを全く同じと考えてはい では発育の程度と一定の関係を示すこともない。むしろ 10)
ネいように思われる。なお松田は「偏食は,子どもの味 DDTFは心理学的レベルでの諸変数と強い関係をもつ 覚に個性があるということで偏食がただちに有害とは云 ものと考えられる。
えない」としながらも,「子どもの食べられる副食の範 したがって,本研究は次のような作業仮説をたて,こ 囲がひろがるにつれて・どの子にもある好き嫌いは・偏 れの検証を行なうことを目的とする。
食という形をとってくる。」と,好き嫌いと偏食との二 仮説1「子どもの栄養摂取状況から求めたDDTFは
1) 5)
ユアンスの差をほのめかせている。更に赤星,飯島らに 生物学的諸変数に関するindexにはならないであろ よれば・偏食児は,非偏食児に比して身長には差がない う。」
が体重や胸囲は僅かに劣ると述べ,また偏食児には,貧 仮説2「子どものDDTFは親の養育態度に合理性を 血の傾向がみられ,下垂体副腎系機能の低下や・副交感 欠くとき増加するであろう。」
6)
̲経緊張の状態が推定されたと報告している。磯部も, 仮説3「DDTFは習癖と正の相関を示すであろう。」
身長,体重,胸囲に関して飯島らと似た所見を得ている
ほか,偏食児は比偏食児に比して呼吸器系の疾患にかか 方 法
る傾向が高いと述べている。しかしこの反証例もあり, 1 13) 16)須藤・山本らは,体重,身長,胸囲,座高とも,偏食群,
調査対象
¥1調査対象
非偏食群の間に有意差はなく,偏食の有無の及ぼす影響 7)
ヘ認め難いと述べている。亦,Kanner, LやBawkin 下 幼稚園 N少児
幼稚園
N艮児
小学校 P年児
小学校 Q年児 計 2)
浮aawkinなど小児神経学者や児童心理学者が,極度 性 (4才児) (5才児 (6才児) (7才児)
の好き嫌いの発生を心因性食欲不振の発生と規を一にす 男 47 67 63 70 247
ると論じていること等は注目しなければならない。それ
@ 15) 女 59 76 62 58 255
に立川は,偏食は,子どもの行動異常のひとつの表現で
計 で06 145 125 128 502
あると述べ,そのゆがみは,親の養育態度に問題がある
表1に示すように4才から7才にいたる502名の幼児, 5調査結果 学童の母親を対象とする。 (1)成育歴
i)生下時の身長体重・Kaup指数2 調査内容
生下時の身長・体重は表3の如くである。次に身長・
@調査の内容は,巻未のappendix I,皿,皿, Wに示
@ 体重より個入的にKaUP指数を算出した。この結果をす如く「フェースシート」「食事時の母親の態度調査」 まとめると表4のようになる。
「子どもの摂食調査」「子どもに対する母親の態度調査」
の4つからなっている。「フェース・シート」には,後
の分析に重要な様々の家族変数をおりこんである。主な 表3生下時の身長・体重の分布
内容は,生下時及び現在の身体状況,乳児期の栄養状 身 長(㎜) 体 重(Kg)
態,病歴,くせ,保育歴,家族構成などである。「食事 男 女 男 女
時の母親の態度調査」は,食事時の母親の態度を服従 調査対象数 247 255 247 255
型,強制型,民主型に分類し各態度類型をあらわす項目 無答者数 46 45 5◎ 36
を2つずつ準備し,さらに「その他」の項目を加え8項 回答者数 201 210 216 219 目を用意した。「子どもの摂食調査」は各食品群より日 分布の巾 59〜62 50r》56 1.5〜47 2.0−44 常的な食品100種を選定し,これらについての好き嫌い 平 均 5α55 4〜し96 a21 511 傾向,嫌いの理由等の回答を求めた。「子どもに対する 標準偏差 4265 4,165 α441 α396
母親の態度調査」は,家庭における母親の態度が子ども の食事時の母親の態度に具体的に反映されることを予想
して実施することにした。ここで使用した調査項目は, 表4生下時のKaup指数の分布
11)
氓フような手続きで中原が試作中のものである。すなわ 対象数 分布の巾 平 均 標準偏差
ち態度を表現する60項目を317名の幼児の母親に5段階 405 a5〜16.5 ↑2487 1,274 評定してもらい主因子法で因子分析を行った結果・暖か
さ,冷たさ,服従,統制,
¥2 母親の態度調査 ii)現在の身長゜体重゜座高・胸囲・Kaup指数 拒否の5因子が求められた の内容 現在の身体状況は・表5に示す如くである。
ので,これらの因子を代表
項目番号 因子名 なお栄養状態を判定するためにKaUP指数を算出し キる項目を選定した。項目
1〜12
P5・}17
P8〜22 Q3〜28
暖かさ
栫@従 掾@制 早@否
た。年令別,性別にKaUP指数の値の分布を示すと表
ヤ号と因子名を対比させる 6のようになる。
ニ表2のようになる。但し iii)離 乳
竄スさの因子を代表する項 離乳の開始,完了についての調査結果は表7のようで
レは,採点を逆転させて暖
あり,分布の巾は・離乳開始期が2ヵ月〜24カ月,亦完
かさの因子とあわせること 了が5ヵ月から36カ月と遅速の巾がかなり広いが,開始 にしたので・4つの因子得点が求められるようになって 期は,5〜6ヵ月,完了は,12ヵ月の者が多くみられ
いるC た。
3調査手続きと期日 iv)乳児期の栄養
幼稚園,小学校の協力を得て担任教師より質問用紙を 乳児期の栄養乳児期における栄養の種類は,表8に示 家庭に配布し,母親に記入を求め1週間後に担任教師を すとおりである。
通して回収した。これらの手続きは昭和47年5月〜6月 v)保育歴
にかけて行なわれた。 保育歴については,幼稚園年少児,幼稚園年長児(1 年保育のみの幼稚園である)共に昭和47年4月に入園し 4集計の方法 た者なので,小学校1年児と2年児のみについて結果を 調査用紙の集計は,項目間の相関関係が,かなり予定 まとめた。表9に示す如くである。
されているので集計能率を考えて日本カードK.K.製の vi)病歴およびくせ
パンチカードを用いた。パンチカードはAp・Vに示し 病歴およびくせの量からみた分布は表10に示すとおり たものである。 である。病名については後述の表30に示してある。
表5年令別・性別の身長・体重・座高・胸囲の平堀直
年 身 長 体 重 座 高 胸 囲
令 男 女 計 男 女 計 男 女 計 男 女 計
調食対象数 47 59 106 47 59 田6 47 59 106 47 59 106
無答者数 0 4 4 0 4 4 0 ア ア 1 7 8
4 回答者数 47 55 102 47 55 102 47 52 99 46 52 98
平 均 葱02β94 105⑪18 102961 1ム44ア 1ム491 16,471 5a596 58,546 5a465 55,022 54,154 54,561
標準偏差 5075 4,154 5697 1,541 1ゐ17 1,582 2512 2928 2654 2456 5195 2864
調査対象数 67 76 145 67 76 145 67 76 145 67 76 145
環答者数 2 4 6 4 4 8 2 4 6 4 4 8
5 回答者数 65 72 157 65 72 155 65 72 157 65 72 155
平 均 10945り 109458 10〜ヒ445 1a415 1a561 1a585 62246 6Z292 6Z270 55,111 54,589 54,726 標準偏差 峨56ア 5598 咤086 2,498 Z567 2535 Z729 211り 2424 5524 五178 五247
調査対象数 65 62 125 65 62 125 65 62 125 65 62 125
無答者数 9 7 16 6 9 15 11 10 21 io 9 19
6 回答者数 54 55 109 57 55 110 52 52 粗4 55 55 106
平 均 115204 115709 115954 22,035 2〔L625 2幡55 64750 64,808 64779 5agO6 5Z642 5a274 標準偏差 5569 4,258 4,951 5464 2,5ア5 Z988 ム751 2955 5557 5915 5619 5770
調査対象数 70 58 128 70 58 128 70 58 128 70 58 128
無答者数 1 0 1 1 0 1 1 0 1 1 0 1
ア 回答者数 69 58 127 69 58 127 69 58 127 69 58 12ア
平 均 12α899 120,862 12a882 25522 2α951 22559 6Z625 6ス451 6ス555 5a785 5aOOO 5a425 標準偏差 へ559 4688 4597 5114 4455 五775 ム056 2,471 2,804 2955 5815 5565
表6年令別。性別によるKaup指数の分布
分 布 の 巾 平 均 標準偏差
年 令 男 女 男 女 男 女
4才児 151剣1a5 151・》1z1 15454 15510 1,002 0,955 5才児 12、9}21.7 125醐227 14784 14157 1,547 1,983 6才児 15、6〜222 11.3・u197 1ム224 1翫475 1,816 1,450 7才児 158}192 140〜227 14061 1ム140 1,206 1,740
表7 年令・性別の離乳始期・離乳完了の分布 表8乳児期の朱養の種類
離 乳 始 期 離 乳 完 了 母乳栄養 人口栄養 混合栄養 無 答 計
男 女 計 男 女 計 f % f % f % f % f %
調査対象数 247 255 502 247 255 502 189 38 117 25 169 54 27 5 502 190 無答者数 42 48 90 55 60 115
回答者数 205 207 412 192 195 587
分布の巾 2・》20 2剣24 2}24 5〜24 6〜36 5rげ36 表9保育歴
中 央 値 548 585 56ア 12206 1a274 12245 1年保育 2年保育 5年保育 4年保 無 答 計 四分領域 生095 1287 1,158 2,127 1,794 1,927 f 彩 f % f % f % f % f %
114 45 91 56 19 Z5 4 15 25 10 255 100
表 10年令別性別による病歴および他の分布
年 病 歴 く せ
令 男 女 計 男 女 計
調査対象数 47 59 106 47 59 106
無答者数 1 5 4 1 5 4
4 回答者数 46 56 102 46 56 102
中 央 値 a29 0.55 0.52 a11 α28 α19
四分領域 0,577 α525 α569 α505 a472 巳380
調査対象数 67 76 145 67 76 145 無答者数 5 8 15 5 8 15
5 回答者数 62 68 130 62 68 150
中 央 値 0.28 α55 巳30 α17 0.31 α24
四分領域 0,487 α605 α542 0,348 α495 α441
調査対象数 63 62 125 65 62 125
無答者数 2 1 3 2 1 5
6 回答者数 61 61 122 61 61 122
中 央 値 0.30 a40 α55 a18 a24 0.21 四分領域 α558 0,602 α584 巳560 α465 α418
調査対象数 70 58 128 70 58 128
無答者数 3 2 5 3 2 5
7 回答者数 67 56 123 67 56 125
中 央 値 0.52 α30 α40 α20 0.12 α16
四分領域 〔1621 α519 α586 α588 a511 a551
(2)家族構成 iii)職 業
i)家族形態 表13のように父親が勤めに出ている家庭が半数以上を 家族形態は表11に示すように・核家族は58%,拡大家 占め,母親の職業では,家事に専念する者が73%を占め
族は42%となって ている。
表11家族形態 おり,拡大家族の
拡 大 家 族 中で,祖父母とも 表13−1父親の職業 核家族 縷鎌 ッ 居祖父母と 揃っているのがそ 父親の職業
f % f % f % の半数程になって 勤 め 自 営 無 答 292 58 98 20 112 22 いる。 f % f % f % 548 69 125 25 29 6 ii)出生順位
表13−2母親の職業 後の集計の便宜上,出生順位を,一人子,長子,中間
母 親 の 職 芙 子,未子の4種に類別した。表12に示す如く,長子と未
子が多く一人子並びに中間子は少ない。 無 職 勤 め 自 宮 無 答
f % f % f % f %
表12出生順位 366 73 70 14 47 9 19 4
1人子 長 子 中間子 末 子
f % f % f % f % iv)学 歴
99 197 184 366 54 1α8 165 32.9 については,短大以上を「大学」にまとめた。表14に 示すように両親ともに高校卒者が多くなっている。
表14−1父親の学歴 なし,2「きらいなものを無理に食べさせても身につか 父 親 の 学 歴 ないから,子どもが嫌うものは,はじめからさけて献立 中 学 高 校 大 学 無 答 している。」と4「いいきかせても,なかなか食べない
f % f 多 f % f % ので,けっきょく子どもの好むものを与えてしまう。」
149 50 252 46 88 18 55 6 を服従型,3「なんとか偏食をなくそうとして,出した ものを嫌がって食べないときにも,けっして別のものは 表14−2母親の学歴 与えないようにしている・」と5「出したものは必ず食
べるようにしつけているので・いやいやながらも食べて 母 親 の 学 歴
いる。」を強制型,6「嫌うものは,別の調理法によっ 中 学 高 校 大 学 無 答
て食べさせている。」と7「どうしても嫌う食品につい
f % f % f % f %
ては,それと同じ栄養素(成分)を持っている食品を考 156 51 501 60 16 5 29 6
えて,栄養のバランスをとっている。」を民主型とし8
「その他」は無答とみなした。その結果は,表15−2に
(3)食事時の母親の態度 示すとおりである。
食事時の母親の態度については,Ap.皿のように,8 (4)摂食調査
項目の選択肢について回答を求めた。その結果は,表15
@ 子どもの摂食調査表Ap・皿にみられるように,各食一1に示す如くであり「いいきかせてもなかなかたべな 品群より,比較的使用頻度の高いと思われる食品(場合いので,けっきょく子どもの好むものを与えてしまう」 によっては調理法に関しても) 100種類を選択し,各食との回答が多くみられた。更に8項目を分類し,1「ま 品につき,ア「たべさせたことがない」イ「とても好んったくすき,きらいがなくなんでもよく食べる」を偏食 でたべる」ウ「普通にたべる」エ「すすんでたべようと
表・5_1食覇の母親の態度 しな周オ「 やが・てたべな司の5項
目を設定し,これらのうち,どの項目に該
項目
4才児 5才児 6才児 7才児 全 体 当するか回答を求めた。その回答から,
番号
男 女 計 男 女 計 男 女 計 男 計 男 女 計 「無答」と「たべさせたことがない」の回
答を全回答数から減じ,この値を100とし
1 6 7 15 毛2 15 27 15 11 26 18 8 26 5↑ 41 92
2 1 ↑ 2 1 4 5 2 1 5 1 1 2 5 7 12 てパーセント化した。その結果が表16であ 5 5 5 8 8 15 21 6 8 14 9 6 15 26 52 58 る。更に「とても好んで食べる」に1,
4 9 15 22 電9 17 56 14 16 50 呈7 12 29 59 58 117 「普通にたべる」に2「すすんで食べよう 5 7 8 15 9 7 16 6 10 16 7 8 15 29 55 62 としない」に3「いやがってたべない」に 6 10 19 29 15 10 25 12 4 16 712 19 44 45 89 4を重みづけとして与え,年令別に,各食 7 7 4 11 2 5 7 5 9 14 4 7 11 18 25 45 品毎,各食品群別毎に嫌悪度を算出し,摂 8 2 1 5 1 1 2 2 4 取状況をみると,表17及び図1にみられる 無 2 1 5 1 4 5 5 5 6 7 4 1で 15 12 25 ように食品群別では,果実類が最も好ま 計 47 59 106 67 ア6 145 65 62 125 70 58 128 247 255 50 れ,緑黄色野菜が最も嫌われる食品群とな っている。また個々の食品についての嫌悪 表15−2 食事時の母親の態度 傾向を上位,下位のそれぞれ10食品につい てみると表18の如くであり,ピーマン,つ
4才児 5才児 6才児 7才児 全 体 くだ煮,ねぎ,やまいも,にんじん等が嫌 態 度 男 女 計 男 女 計 男 女 計 男 女 計 男 女 計 われる傾向の多い食品として挙げられ,一
服従型 10 14 24 20 21 41 16 17 55 18 15 31 64 65 129 方好まれる傾向の多い食品としては,ジュ
強制型 10 13 25 17 20 37 12 18 30 16 14 30 55 65 120 一ス・すいか,ぶどう,いちご,みかん等
民主型 17 25 40 17 唱5 52 17 15 30 11 19 30 62 70 132 が目立っている。なお,「エ」,「オ」に 偏食なし 6 7 15 12 15 27 15 11 26 18 8 26 51 41 92 回答したものについては,どうして嫌がる
4L 2 6 1 5 6 5 5 6 7 4 11 15 14 29 のか,嫌いの理由についても「味をいやが る」「臭いをいやがる」「形をいやがる」
表16 各食品群の好嫌度
年令 4 才 児 5 才 児 6 才 児 7 才 児 食品群 イ ウ 工 オ イ ウ 工 オ イ ウ 工 オ イ ウ 工 オ
穀 類 3Z6 5ZO 45 1.1 48.2 550 54 α8 41ゐ 558 56 1.1 42」 553 52 1.4 い も 類 2妬 654 臓8 55 26.1 5a1 1α0 臥8 269 5ZO 1α2 59 2ム7 5% 9で 4.6 菓 子 類 40.0 4♀7 92 1.2 4α1 51.2 69 1β 5ag 528 ZO 1.5 5a8 48.8 96 28 油 脂 類 41.9 487 55 58 48.0 4五8 50 22 425 528 22 2.4 451 5α0 50 2.0 豆 類 250 5a5 150 57 266 597 98 59 2ム7 5駐5 aO 59 3α2 545 12n 55 緑黄色野菜 125 55.9 21.4 1〔L2 14.8 58.7 14.6 113 16』 556 1〜U 11.2 1Z5 545 16.9 11.1 その他の野菜 18.6 592 150 Z5 1a8 658 でα5 z1 250 548 1a1 a2 24B 595 1α8 54 果 実 類 71.6 256 2.4 α5 71.6 25ア 22 α6 727 194 a6 a5 8α2 18.4 α7 α7 海 草 類 34.7 520 92 4.1 36.0 555 Z2 53 58.5 4ス9 Z7 5.9 441 456 Z1 52 嗜子・飲料類 495 40.2 &1 22 5ス4 355 55 1.8 4ao 452 5.8 1.0 544 3a2 55 1.4 魚 介 類 195 5ag 1Z4 4.2 21.5 60.5 152 5.1 255 5a7 15.9 59 197 5a7 16.4 5.2
獣鳥肉類 526 561 92 21 4へ0 46.2 ム9 29 4乙2 468 Z6 2.4 4Z1 40.5 8.1 4.4
卵 類 カ 乳 禔@ 製 品
5Z6 S95 U27
5Z4
Sα4
Q8B 51 Q1
T.5
54.9 T6.0 U巳4
429 Ra1 R27
1.5
S5
S.5 0.8
P.5
Q.5
62る U三4 U0.3
558
R1.ア
R22
2.4
T5
T.9
01.656 5.0
F1 蝋
表17 食品群別嫌悪傾向度 「舌ざわりをいやがる」「めんどうくさがる」
たことがある」「きたながる」「その他」の8項目の中 年令 4才児 5才児 6才児 7才児 から一つを選び記入を求めた。その結果から嫌われる食 食品群 品の理由をみてみると, 臭いをいやがる。ピーマンは,
穀 類 169し5 重622 1644 1659
つくだ煮は味をいやがる。ねぎは臭いをいやがる。やま い も 類 19臭0 195.5 1951 191.6
いもは舌ざわりをいやがる。にんじんは味をいやがる,
菓 子 類 171£ 17巳4 17α7 176.4 が主な理由となっている。
油 子 類 171.0 1594 1645 166.1
豆 類 1954 191.0 19ろ」5 18&8 ㈲ 母親の態度
緑黄色野菜 22黛5 2256 2254 221.6 502名の回答に基づいて,それぞれ因子得点の算出を その他の野紫 211.2 2057 2057 196.6 行った。34名の無答者を除く468名の因子別得点の分布 果 実 類 152.0 1320 13ス7 121.9 をみると表19のようになる。なお,各因子得点の巾は暖 海 草 類 1827 17Z8 181.0 1694 かさ(Warmth)÷24〜−24,服従(Submissio11)5〜25
嗜好・飲料 1650 151.5 1598 1550 制限(Contro1)5〜25,拒否(Rejection)6〜30である
魚 介 類 20ム5 202.5 19&2 20Z1 が,実際に得られた分布の巾はWarmth−6〜+24,
Submission 5〜23, Control 5〜25, Rejection 6〜21
獣鳥肉類 18α8 16a7 1692 17α0 であり,W・S, C・の3つの因子得点は正規型を示し 卵 類 14ア7 146.7 141.4 1454 たが,Rについては約27%の者が最小点である 生 乳 161.6 151.7 1451 15&9
していた。
乳 製 品 14a8 148.7 15α8 151.1
図1食品群別嫌悪傾向
穀 顛 ・星33:3:・鵯lw. ♂鵠 ・ξ:°も 畠:…2・・菖雛:亀
い も 類 :°、、㌔、㌔、、、㌔㌦塾・、㌔、、葛;鵠?・.、、、、3・臨・盟,・ …吊㌔、・、、、、、.:
さ と う 、°、、、・°∴∴∵・、、、ち・㌔・・∴、。、・.、、㌦、・33:.
菓 子 頬
1
油 脂 類 亀鞠3あ唱二・みu。・8,・.・・罵・㍉・・ご・、・、・3、・..・
豆 類 ・曾 ♂・∴、°・亀㌔㌔・φ・齢申ち・・・・・、%・:・.・,9・ち・..・.、..・
緑黄色野菜 ℃
A3 ^、% ・ ・ξ・ ・ ・°・°・・曹・・へ㍉1・… ・㌔・・°・ …㍉…㍉ ・ ボ」.㌦㌔、∵.・ .∵.、・.
その他の野菜 乳ザ ・ξ・ 3 ・ ・ 呂・°・、・ ・ ・♂・・言・・亀・ち:・ …:・畠集・。∵・.・イ書・.・.・.・,
茸 類
果 実 類 ・智・° ・ ・°。㌔・…°.°.、、も.
海 草 頻 ・、%ち、Φ・・・・°・・・璽・°・・°名・覧・㌔・3・・・ち・・.・ ・〜・.・.・亀・
嗜 好 品 ㌔ ・ ・ ・ ・㌔ε . 。、・.・、・・い.・♂ε:
飲 料
魚 介 類 圏擢 :・ 甜・…、ξ… ・ε%㌔ ・ ・ い㌦・ ・・… ・・… ;・・・… ∴㌦…3
獣鳥肉類 、、、%客呂㌔㌦㌔ ・;・∵・・…3・亀・。.・.・;・・・乳・。・鳩
:昌も゜.曙。㌦゜∴・、・ち・。・.・.・,8.
卵
生 乳 ・㌔・㌔・ ・ . ・°.・8・8・・・δ・:・♂・㌧も㌦
∈≡iヨ4才児
團5才児
乳 製 品 静亀ゐ・3・ ・い、飼ず ・㍗㌔・二・;・ [::コ 6才児
田工uア才児
100 150 200 250
表18食品嫌悪傾向
4 才 児 5 才 児 6 才 児 7 才 児 順位 食 品 名 嫌悪度 食 品 名 嫌悪度 食 品 名 嫌悪度 食 品 名 嫌悪度
1 ピ・一マン 2826 ピーマソ 2755 ピーマ ン 26ス7 ピーマ ソ 265.6 2 つくだ煮 2652 つくだ煮 2520 ね ぎ 25ZO つくだ煮 2559 5 ね ぎ 2527 ね ぎ 245.4 ひ じ き 252.8 ようかん 2556
4 やまいも 24ε2 やまいも 24α7 つくだ煮 24a8 まんじゅう 251.1 5 はんぺん 241.0 にんじん 252B やまいも 1422 やまいも 2508
6 レ タ ス 2590 ひ じ き 2250 かんひょう 2519 にんじん 22ス5
7 かんぴよう 23生5 かんぴょう 2218 にんじん 226.6 はんぺん 224.6
8 も や し 25Z7 しいたけ 22α9 こんにやく 224.ア 魚の罐詰 224.5
9 さつまあげ 22駐1 も や し 22α5 しいたけ 224.4 しいたけ 22り.7
10 魚の罐詰 22a8 魚の罐詰 21Z4 レ タ ス 224.1 あ ず き 22α8 91 カレーライス 14t2 とうもろこし 15ム5 り ん ご 154.1 わ か め 150.2 92 ヨ ー ク 14α5 な し 1556 の り 13α9 カレーライス 121≧2 95 バ ナ ナ 156.5 カレーライス 1558 とうもろこし 15a4 の り 12a5 94 な し 154.5 中華そば 15〔L6 な し 12a5 ぶ ど う 121.6 95 チョコレート 12a1 み か ん 12曳1 バ ナ ナ 1254 な し 12〔L8 96 み か ん 1242 バ ナ ナ 12Z6 み か ん 11〜し5 バ ナ ナ 116.6 97 ぶ ど う 121.2 い ち ご 126.5 ジュース 1¶56 み か ん 1155 98 い ち ご 11a1 ぶ ど う 11〜し2 い ち ご 1158 い ち ご 1124
99 す い か 11二1 す い か 116.4 ぶ ど う 111.4 す い か 11α6 100 ジ昌一ス 1112 ジュース 11〔騎 す い か 10ム5 ジュース 11α0
表19 母親の養育態度の因子得点
母親の養育態度の因子
Wa rm th Submigsion Control RejectiOn 全調査対象数 502 502 502 502
無答者者 54 34 54 54
回答者数 468 468 468 468
中 央 値 10,682 12,774 14,977 驚154 四 分領域 4,051 2526 1,760 ξ308
結果の処理と考察 「無答」について集計を行ない。 各食品毎に(のと「無 答」の合計を476名から減じ・476名に対する割合を求め 1 仮説1「子どもの栄養摂取状況から求めたDDTF た。
は生物学的諸変数に関するindexにはならないであろ この結果,29食品に100%のものが見られ,最も低い う」の検証について。 値を示した食品は,「強化米」の53.2%であった。そこ
(1)DDTFの算出 でこの割合と,食品について再検討を加え,表20のよう 本研究では,新らしい試みとして.食品嫌悪傾向度 な7食品を「子どもの食品として日常的ではない」とし
(DDTF)ともいうべき値の算出を工夫し,これを中心 て除外し,残る93食品を以下の分析対象とすることに決 として他の変数との関係を分析することにしたので,ま 定した。
ず,DDTFの算出方法の説明を行なうことにする。 ii)個入別DDTFの算出
i)食品の検討 各食品について「とても好んでたべる」,「普通にた 子どもの摂食調査表Ap・皿に対する476名の回答か べる」,「すすんでたべようとしない」,「いやがって ら100食品のうち,「たべさせたことがない」(カ,及び たべない」のいずれかに回答を求めているので,嫌う方
表20子どもの食品として日常的でない食品 まず年令差については,表21に示されているように,
4才児の平均が184.541で最も高く,7才児の平均は 食 品 476−oの十無答} 476−oGり撫答渇6 178.375で最も低いので,この両群間の平均の差の検定 tを用いて行った結果,t=1.770(df=216)で5%
強 化 米 255 552% レペルでの有意差を認めえなかった。
魚のム昌エル 594 82.8
次に男女差について,同じくt検定を試みた結果,t 牛 肉 410 86.1
=1・152・(df=473)で年令差と同様に差を認めること
コ ソフ1/一ク 416 8Z4 はできなかった。
コ ー ヒ 『 429 90.1 以上の結果から,年令,性を無視して,全体について
うなぎのかば焼 435 91.4 基準を求めることにした。
ヨ ー ク 444 93.5 まずDDTFの475名の度数分布から累積度数を求め,
その百分率によって曲線を描き,カーブの修正を行って 向に重みづけを行ない,重みづけられた得点の93食品に DDTFのパーセンタイル値換算表を作成した。これを ついての合計を求めた。 用いて・67%ile以上のDDTFを上位群,33%ile以 重みづけは,「とても好んでたべる」を1とし順次, 下のDDTFを下位群,中間のDDTFを中位群とし,
2,3,4と嫌う度合の大きい方向に加重した。したが ほぼ等分に3分割した。表22はこの分類基準を示したも 、
って,全食品について「とても好んでたべる」に回答の のである。なお,換算スケールは巻未のAp. Wに示し あるものは,93であり,すべてに「いやがってたべな てある。
い」に回答のあるものは372となる。
次に・このようにして重みづけられた全食品の合計点 表22 DDTFの分類基準
を,全食品数93(無回答の食品がある場合は,93から無 DDTFの段階 %ile DDTFの値 回答食品数を減じた値)で除し,これを100倍して個人 上 67以上 189以上 のDDTFとした。したがってこのDDTFは100〜400 中 54剣66 168麹188
の範囲に分布する。 下 55以下 167以下
(2)DDTFの分布
年令別,性別にDDTFの値の分布を示すと表21のよ このようにしてDDTFの3群が求められたが・上位 うになる。いずれも平均が170〜180のあたりにあり, 群(嫌悪傾向度の高い群)のDDTFは189以上であり,
「とてもこのんでたべる」と「普通にたべる」との中間 かりにこの値が200だとしても93食品についての回答が に回答がおちていることが知られよう。 平均して「普通にたべる」によせられていることにな
る。したがって,DDTFが上位群だからといって嫌う 表21年令別・性別のの分布 食品が好む食品より多い子どもであるとはいえない。こ
対象児 人数 分右の巾 平 均 標準偏差 こでは,あくまでDDTFの分布上から便宜的に3群に 4才児 98 156噌242 壌84,541 22,990 分類したわけで食品嫌悪傾向の絶体的分類ではない。
5才児 154 105旬260 17a685 25,098 (4>DDTFと親の訴える偏食との関係
6才児 125 100噸266 172821 26727 (3>において求められたDDTFの程度は,個々の食品 7才児 120 1〔B噌265 17a575 2Z529 についての好みの程度から求められているので,親が自
男児
落
255 Q42
100噌265 P05剛266
17a749
P81,419
2向981 Q嵩3ア6
己の経験から形成している偏食の基準にくらべると,客 マ的な値であると思われる。そこで,このようなDDTF ニ,親が自己の基準にてらして判断する偏食度との関係
全体 475 100剣266 180,109 25,517
を明らかにしておくことにする。まず「食事時の母親の 態度調査」Ap.皿に用意された選択肢のうち,1「ま
(3)DDTFの基準の決定 ったくすき,きらいがなくなんでもよく食べる」に回答 DDTFの基準を年令別,性別にそれぞれ作成するか, したものを」親の基準から偏食なしのケースとみなし,
或は全体で作成するかを決定するため,年令別,性別の DDTFと関係づけることにした。「偏食なし」の回答 有意差検定を試みることにした。 数は,502名のうち92名(18.3%)あり,DDTFのデー