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宗教倫理学会ニュースレター 宗教倫理学会ニュースレター
Japan Association of Religion and Ethics Japan Association of Religion and Ethics
No.1
No.1 (2001.4.1) (2001.4.1)
▼はじめに
▼はじめに
本学会は、
本学会は、20002000 年年 1212 月月 99 日日(土)(土)に設立され、に設立され、同同 日、
日、第第 11 回学術大会が、回学術大会が、同志社大学今出川キャンパ同志社大学今出川キャンパ ス神学館礼拝堂で開催されました。
ス神学館礼拝堂で開催されました。宗教と社会の世宗教と社会の世 俗化が進行している今日、
俗化が進行している今日、過去の伝統を踏まえなが過去の伝統を踏まえなが ら、
ら、異なる宗教が誠実に対話を重ね、異なる宗教が誠実に対話を重ね、協調しあって、協調しあって、
よりよい宗教と倫理の関係を創造していくことが願 よりよい宗教と倫理の関係を創造していくことが願 われます。
われます。科学と宗教の関係についても、科学と宗教の関係についても、早急に考早急に考 察すべき課題が多数あります。
察すべき課題が多数あります。
▼第
▼第 22 回学術大会について 回学術大会について
第
第22回学術大会は回学術大会は「エコロジーと宗教」「エコロジーと宗教」というテーというテー マを掲げ、
マを掲げ、20012001 年年 1111 月月 1111 日日(日)(日)に、に、キャンパスキャンパス プラザ京都
プラザ京都(京都中央郵便局西側、(京都中央郵便局西側、h t t p : / /h t t p : / / www.consortium.or.jp
www.consortium.or.jp))で行われます。で行われます。京都駅から京都駅から 徒歩
徒歩 33 分ほどの交通の便の良い場所です。分ほどの交通の便の良い場所です。ふるってふるって ご参加ください。
ご参加ください。
なお、
なお、今回の日程は、今回の日程は、1111 月月1212日から大津市で開催日から大津市で開催 される第
される第 99 回世界湖沼会議を多少意識しています。回世界湖沼会議を多少意識しています。
この会議には国内および海外から、
この会議には国内および海外から、エコロジー関係エコロジー関係 の研究者が多数参加する予定です。
の研究者が多数参加する予定です。
第
第 22 回学術大会では、回学術大会では、個人研究発表とワーク個人研究発表とワーク ショップ形式の発表を受け付けます。
ショップ形式の発表を受け付けます。プログラムのプログラムの
詳細については、
詳細については、大会実行委員会で今後検討されて大会実行委員会で今後検討されて いくことになります。
いくことになります。大会実行委員長は佐々木恵精大会実行委員長は佐々木恵精 氏
氏(京都女子大学)(京都女子大学)です。です。
▼研究発表の募集
▼研究発表の募集
個人研究発表の場合は発表
個人研究発表の場合は発表 2020 分、分、質疑応答質疑応答 1010 分分 です。
です。ワークショップは、ワークショップは、22〜〜33名を1グループとし、名を1グループとし、
持ち時間は
持ち時間は 6060 分です。分です。また、また、その中で最低その中で最低 2020 分の分の 質疑応答の時間を取ってください。
質疑応答の時間を取ってください。
研究発表を希望する方は、
研究発表を希望する方は、88 月月 3131 日日(金)(金)までに、までに、
発表者名、
発表者名、所属、所属、発表タイトルとその要旨発表タイトルとその要旨((800800 〜〜 1000
1000字)字)を添えて、を添えて、事務局へ申し込んでください事務局へ申し込んでください(申(申 し込みは、
し込みは、できるだけ電子メールを使用してくださできるだけ電子メールを使用してくださ い)。
い)。なお、なお、研究発表の可否については、研究発表の可否については、評議会が決評議会が決 定します。
定します。
研究発表のテーマは、
研究発表のテーマは、本学会の趣旨に沿う限り、本学会の趣旨に沿う限り、
自由に設定していただいて結構ですが、
自由に設定していただいて結構ですが、今回の大会今回の大会 テーマ
テーマ「エコロジーと宗教」「エコロジーと宗教」に関連したものを歓迎に関連したものを歓迎 いたします。
いたします。
第2回学術大会のご案内 第2回学術大会のご案内
テーマ
テーマ: :エコロジーと宗教 エコロジーと宗教 日 時
日 時: :2001年11月11日 2001年11月11日(日) (日)
会 場
会 場: :キャンパスプラザ京都 キャンパスプラザ京都(京都市下京区西洞院通塩小路下る) (京都市下京区西洞院通塩小路下る)
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第2回学術大会のご案内
第2回学術大会のご案内 ... 11 メッセージ
メッセージ・・ボード、ボード、事務局より事務局より ... 22 宗教倫理学会活動報告
宗教倫理学会活動報告 ... 33 新入会員紹介、
新入会員紹介、会員の業績紹介会員の業績紹介 ... 55
「宗教倫理学会」
「宗教倫理学会」設立の趣旨、設立の趣旨、規約規約 ... 66 エッセイ
エッセイ ... 88
宗教倫理学会事務局 宗教倫理学会事務局
〒〒 602‑8580602‑8580 京都市上京区今出川通烏丸東入 京都市上京区今出川通烏丸東入 同志社大学神学部 小原研究室
同志社大学神学部 小原研究室
Tel: 075‑251‑3343, Fax: 075‑251‑3088Tel: 075‑251‑3343, Fax: 075‑251‑3088
Homepage: http://www.kohara.ac/jareHomepage: http://www.kohara.ac/jare
E‑mail: [email protected]‑mail: [email protected] 郵便振替
郵便振替 00930‑4‑3849900930‑4‑38499
8 8 宗教倫理学会
宗教倫理学会( (Japan Association of Religion and Ethics Japan Association of Religion and Ethics) )
評議員
評議員::瓜生津隆真瓜生津隆真(会長)(会長)、、シュペネマンシュペネマン・・クラウスクラウス(副会長)(副会長)、、花岡永子、花岡永子、神田健次、神田健次、小原克博、小原克博、宮下晴輝、宮下晴輝、
鍋島直樹、
鍋島直樹、中村信博、中村信博、小田淑子、小田淑子、澤井義次、澤井義次、高田信良、高田信良、徳永道雄、徳永道雄、和田幹男、和田幹男、頼富本宏頼富本宏 事務局
事務局::小原克博小原克博(事務局長)(事務局長)、、高田信良高田信良(会計)(会計)、、鍋島直樹、鍋島直樹、中村信博中村信博 日本語の中に
日本語の中に「ご縁」「ご縁」という言葉があって、という言葉があって、しかしか もそれに
もそれに「不思議の」「不思議の」という句がつくことが多い。という句がつくことが多い。決決 して
して「不思議な」「不思議な」ではないのである。ではないのである。「不思議のご縁」「不思議のご縁」
という場合、
という場合、「不思議」「不思議」はは
「ご縁」
「ご縁」の形容句ではなの形容句ではな く、
く、同格的に用いられて同格的に用いられて いると考えていただきた いると考えていただきた い。
い。つまり、つまり、「ご縁」「ご縁」そのものがそのものが「不思議」「不思議」、、すなわすなわ ち人知を超えているということである。
ち人知を超えているということである。言うまでも言うまでも なく、
なく、このこの「ご縁」「ご縁」は仏教の出発点であるは仏教の出発点である「縁起」「縁起」がが 日常語に翻訳されて定着したもの
日常語に翻訳されて定着したもの だが、
だが、この語が日本人の思考方法この語が日本人の思考方法 に与えた影響ははかりしれない。
に与えた影響ははかりしれない。
さて、
さて、私がここで仏教の根本思私がここで仏教の根本思 想の
想の「縁起」「縁起」を解説しようとしてを解説しようとして いるのでないことはお断わりする いるのでないことはお断わりする までもない。
までもない。宗教倫理学会が成立宗教倫理学会が成立 した経緯は、
した経緯は、まさしくこのまさしくこの「ご縁」「ご縁」
という言葉によってしか説明でき という言葉によってしか説明でき ないということを申し上げたかっ ないということを申し上げたかっ ただけなのである。
ただけなのである。この学会を立この学会を立 ち上げようとした発起人の中の、
ち上げようとした発起人の中の、
さらに片手の指で数えられるほど さらに片手の指で数えられるほど の数名の、
の数名の、しかも異なる宗教の学しかも異なる宗教の学 問にたずさわっている人間が、
問にたずさわっている人間が、たた またま邂逅したことがそもそもの またま邂逅したことがそもそもの 発端だった。
発端だった。しかし、しかし、その邂逅の必その邂逅の必 然性を理路整然と説明することな 然性を理路整然と説明することな ど、
ど、とうてい不可能だと言わざるをえない。とうてい不可能だと言わざるをえない。それは、それは、
われわれ個々の人生が説明できないのと同じであ われわれ個々の人生が説明できないのと同じであ る。
る。
かつて米国のハーヴァード大学神学部にゴード かつて米国のハーヴァード大学神学部にゴード
ン
ン・・カウフマンという教授がおられて、カウフマンという教授がおられて、大学で講義大学で講義 をされている時も、
をされている時も、個人的に話をしている時も、個人的に話をしている時も、
"circle of faith"
"circle of faith" とかとか "circle of theology""circle of theology" とと いう言葉がさかんにに飛び出して、
いう言葉がさかんにに飛び出して、初めは何のこと初めは何のこと かよくわからずにいた。
かよくわからずにいた。しばらくして彼の思想に慣しばらくして彼の思想に慣 れてくると、
れてくると、それが批判的に用いられていること、それが批判的に用いられていること、
また彼の神学がそれを乗り越えようとしていること また彼の神学がそれを乗り越えようとしていること がわかってきた。
がわかってきた。その後、その後、教授の著作の一つを翻訳教授の著作の一つを翻訳 することになって、
することになって、私はそれらの表現を私はそれらの表現を「信仰サー「信仰サー クル」
クル」「神学サークル」「神学サークル」と和訳した。と和訳した。
実は、
実は、それまでの私は、それまでの私は、宗教というのは宗教というのは「一人一「一人一 人の人生のしのぎ」
人の人生のしのぎ」のの 問題であると思い込 問題であると思い込 んでいたのだが、
んでいたのだが、教授教授 の思想を知るに及ん の思想を知るに及ん で、
で、もはや現代の宗教者が特定のサークルつまり信もはや現代の宗教者が特定のサークルつまり信 仰同好会や神学同好会のようなものに自らを閉じこ 仰同好会や神学同好会のようなものに自らを閉じこ めておくことはできないのではないかと考えるよう めておくことはできないのではないかと考えるよう
になった。
になった。それは、それは、現代世界に生現代世界に生 きる人間の一人一人が、
きる人間の一人一人が、過去には過去には 想像することさえなかったよう 想像することさえなかったよう な、
な、いわば地球規模の問題を背いわば地球規模の問題を背 負って生きなければならない状況 負って生きなければならない状況 にあるからである。
にあるからである。
そこで、
そこで、現代の人間が負わされ現代の人間が負わされ ている地球規模の問題とは何かを ている地球規模の問題とは何かを まず検討することから始め、
まず検討することから始め、そのその 一々について個々の宗教がどのよ 一々について個々の宗教がどのよ うに対処できるかを共に考えてい うに対処できるかを共に考えてい こうというのが、
こうというのが、大方の同意を得大方の同意を得 たこの学会の趣旨となった。
たこの学会の趣旨となった。およおよ そ宗教人ほど独善的な存在はない そ宗教人ほど独善的な存在はない と言えるが、
と言えるが、その独善性をまず克その独善性をまず克 服して、
服して、一緒になって現代の人間一緒になって現代の人間 の問題に正面から取り組んでみた の問題に正面から取り組んでみた い。
い。それでこそ、それでこそ、これまで赤の他これまで赤の他 人同然であった者同士が
人同然であった者同士が「不思議のご縁」「不思議のご縁」によってによって 出遇うことができた甲斐というものであろう。
出遇うことができた甲斐というものであろう。
信仰同好会からの脱出 信仰同好会からの脱出
徳永
徳永 道雄 道雄
京都女子大学教授 京都女子大学教授 専門は仏教学
専門は仏教学・・真宗学真宗学